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泥棒は哲学で解決する
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泥棒は哲学で解決するの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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かなり前にふたつのシリーズを1冊ずつ読んで、それっきりになっていたブロック。久しぶりに手に取ってみた。 タイトルでわかるように泥棒が主人公で探偵役なのだけど、ルパンのような雰囲気では全くない。主人公バーニイは、なんというかそれほどたいした悪党でもないし、義賊なんかではもちろんない。だいたい、泥棒をやる動機をちょっと語っていたりするんだけど、それが腹立たしくなるような動機だったりする。ただ、なんというか、憎めないのである。 事件そのものは典型的な巻き込まれ方。やましいところのある仕事をしているのだから、そういう展開になるのはわかる。泥棒がぱっと探偵役になる展開を期待して読んでいるとちょっと拍子抜けした。解決しようと宣言した時には、どうやら彼の頭の中では解決していたらしい。が、そもそも職業が泥棒だから、どうやって班員をやっつける買って問題が残るから、その辺りの手順がおもしろい。おもしろいというか、「?」な気持ちのままバーニイの行動につきあわされて、さいごに、ああそういうことねって思う。その過程は犯人捜しよりもおもしろかった。 泥棒をやるってことへの倫理的な感覚はどうなのかなっていうのが気になるところ。っていうのは、案外さばさばと、告白をしてしまったりするから。泥棒でなければ巻き込まれない事件、泥棒でなければ見つけられない手がかり、泥棒でなければできない解決方法、なんてうまく組み立てられている物語だから、カミングアウトしなくてもかまわない、すっきりとした結末が欲しかった気がする。 | ||||
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かなり前にふたつのシリーズを1冊ずつ読んで、それっきりになっていたブロック。久しぶりに手に取ってみた。 タイトルでわかるように泥棒が主人公で探偵役なのだけど、ルパンのような雰囲気では全くない。主人公バーニイは、なんというかそれほどたいした悪党でもないし、義賊なんかではもちろんない。だいたい、泥棒をやる動機をちょっと語っていたりするんだけど、それが腹立たしくなるような動機だったりする。ただ、なんというか、憎めないのである。 事件そのものは典型的な巻き込まれ方。やましいところのある仕事をしているのだから、そういう展開になるのはわかる。泥棒がぱっと探偵役になる展開を期待して読んでいるとちょっと拍子抜けした。解決しようと宣言した時には、どうやら彼の頭の中では解決していたらしい。が、そもそも職業が泥棒だから、どうやって班員をやっつける買って問題が残るから、その辺りの手順がおもしろい。おもしろいというか、「?」な気持ちのままバーニイの行動につきあわされて、さいごに、ああそういうことねって思う。その過程は犯人捜しよりもおもしろかった。 泥棒をやるってことへの倫理的な感覚はどうなのかなっていうのが気になるところ。っていうのは、案外さばさばと、告白をしてしまったりするから。 | ||||
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