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ハイヒールの死
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ハイヒールの死の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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老舗ブティックで新しい支店を開業するにあたり誰が長に収まるかを巡って事件が起こり・・・という推理小説。 この著者のブランドは複雑巧緻なプロットで読者を翻弄するものが多いですが、この処女長編から既にその片鱗が覗われていて、この人の小説の要諦は複雑なプロットだったんだな、と思いました。ただ、この後の作品に見られる薄気味悪い悪意がまだなくてまだまだ習作の段階だったったのかなとも思いました。 こののちに書かれる大傑作「はなれわざ」や「疑惑の霧」に比較するとやや物足りなさも感じますが、読んで損はないと思います。 多分、私の読解力の低さのせいでしょうが、登場人物が多く話も錯綜するのでイマイチよく判らない所もありましたが、二回三回読んでみようと思います。 | ||||
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あるブティックが支店を海外に出すことになり、そこを誰がまかされるかで論議が起こりやがて・・・というお話。 ブランドの長編第一作はまだ、この後でる名作、傑作群と比較するとオーソドックスな展開の本格ミステリで、解説にも触れられているように超絶技巧を駆使したのちの作品には及ばないと言わざるを得ませんが、ブティックの内部での人間関係や人間ドラマはとても面白く、この時点で複雑な人間ドラマの中に超絶技巧を織り込むのちの諸作の萌芽は垣間見られ、読ませます。のちの作品に顕著になる冷酷な視点もこの時点ではまだ見えませんが、その分ブランド入門編としては打ってつけの作品とも思えます。 どうしても読まないといけない作品というわけではないですが、本格ミステリとしては及第点をあげられる佳作。機会があったらどうぞ。 | ||||
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ポケミスの文庫化。 本書はブランドのデビュー作(1941)で、チャールズワース警部の登場作としても知られる。後年の鬼気迫る作風とはまるで違い、読者にも親しみやすい推理ものに仕上がっている。 舞台は華やかな一流婦人服店。店員やモデルは美女ぞろいで、新規に開店するフランス支店長の座を巡って熾烈な競争が行われている。ところが殺されたのは支店長に落選した女性で…。 オーナーをからめた愛憎関係が事件の鍵で、このあたりの人間関係を緻密に描き出す筆致は、ブランドの力を感じさせる。ブランドらしさを期待するとがっかりするが、推理小説としては上々の作品だろう。 毒薬として蓚酸が使われるのもいい。 | ||||
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ポケミスの文庫化。 本書はブランドのデビュー作(1941)で、チャールズワース警部の登場作としても知られる。後年の鬼気迫る作風とはまるで違い、読者にも親しみやすい推理ものに仕上がっている。 舞台は華やかな一流婦人服店。店員やモデルは美女ぞろいで、新規に開店するフランス支店長の座を巡って熾烈な競争が行われている。ところが殺されたのは支店長に落選した女性で…。 オーナーをからめた愛憎関係が事件の鍵で、このあたりの人間関係を緻密に描き出す筆致は、ブランドの力を感じさせる。ブランドらしさを期待するとがっかりするが、推理小説としては上々の作品だろう。 毒薬として蓚酸が使われるのもいい。 | ||||
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クリスチアナ・ブランドのデビュー作。「緑は危険」や「はなれわざ」など、張り詰めた緊張感の漂う後からの作品と比べると、まるで別人のミステリかと思うほど作風が違っています。訳文や、舞台となる衣裳店、モデルや販売員など出てくる女性はみんな美女という華やかさきらびやかさなどの影響もあるのでしょうが、後期の作品のほうがミステリの名作として通っいているので、作者名を見ないで読んでクリスチアナ・ブランドの作品だと当てられる人はいないのではないでしょうか。同じ女流ミステリ作家、マーロン弁護士シリーズを書いたクレイグ・ライスのユーモア・軽妙さに似たものを感じます。謎やトリックなどはそれほどのものでもないのですが、探偵役をちょっと頼りない刑事にすることで推理を二転三転させ、最後まで犯人あての興味を失わずにいます。後の作品のような鬼気迫る凄み、ハッと息をのむような迫力には欠けますが、デビュー作にして作者の才能の片鱗をのぞかせた、ちょっと小粋なユーモアミステリといったところでしょうか。 | ||||
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クリスチアナ・ブランドのデビュー作。 「緑は危険」や「はなれわざ」など、張り詰めた緊張感の漂う後からの作品と比べると、まるで別人のミステリかと思うほど作風が違っています。訳文や、舞台となる衣裳店、モデルや販売員など出てくる女性はみんな美女という華やかさきらびやかさなどの影響もあるのでしょうが、後期の作品のほうがミステリの名作として通っいているので、作者名を見ないで読んでクリスチアナ・ブランドの作品だと当てられる人はいないのではないでしょうか。同じ女流ミステリ作家、マーロン弁護士シリーズを書いたクレイグ・ライスのユーモア・軽妙さに似たものを感じます。 謎やトリックなどはそれほどのものでもないのですが、探偵役をちょっと頼りない刑事にすることで推理を二転三転させ、最後まで犯人あての興味を失わずにいます。 後の作品のような鬼気迫る凄み、ハッと息をのむような迫力には欠けますが、デビュー作にして作者の才能の片鱗をのぞかせた、ちょっと小粋なユーモアミステリといったところでしょうか。 | ||||
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フランス支店長のポストを美しい社員たちが争う洋品店で、候補の一人が無残にも毒殺された!やってきたのは若き警部チャールズワース。そよ風に花がなびくように、恋におちやすい多感な警部は、店長や男性社員をめぐる女の情念の中で苦しみながらも真相にたどりつく・・・今読んでもちっとも古臭くない設定。女同士の情念を描かせたらやはりブランドは天下一品。 | ||||
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フランス支店長のポストを美しい社員たちが争う洋品店で、候補の一人が無残にも毒殺された! やってきたのは若き警部チャールズワース。そよ風に花がなびくように、恋におちやすい多感な警部は、店長や男性社員をめぐる女の情念の中で苦しみながらも真相にたどりつく・・・ 今読んでもちっとも古臭くない設定。女同士の情念を描かせたらやはりブランドは天下一品。 | ||||
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