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ハイヒールの死



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ハイヒールの死の評価: 3.78/5点 レビュー 9件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

ソーセージ一つだって

疑わしい事件関係者を"十人のくろんぼの子"とクリスティの有名作になぞらえて茶化している。
作中、これら怪しき者たちを、毒薬(蓚酸)の入手の機会、投与の機会、殺害の動機にわけてリスト化しているが、
ききこみ、洗い出し、各人の偽証を含めた自白などでかならずしも正確ではないことが判ってくる。
まずは、足を使った捜査で推理の材料を集めようとするのが狙いである。途中でチャールズワース警部の思索が
何度かみられるものの、どれも決定打とはならない。
容疑多大なミス・ハリスとミスター・べヴァンがほとんど調べ上げられないのはなぜか、真犯人が店の近所の薬局で
ひそかに蓚酸を購入していたなんてちょっとアンフェアだろう、とツッコミどころもなくはない。
しかし「ソーセージ一つだって」をレッドヘリングにしてしまうひねくれたユーモア感覚には脱帽した。
ハイヒールの死 (ハヤカワ・ミステリ 470)Amazon書評・レビュー:ハイヒールの死 (ハヤカワ・ミステリ 470)より
4150004706
No.1:
(3pt)

イギリス推理小説界大家の長編デビュー作

老舗ブティックで新しい支店を開業するにあたり誰が長に収まるかを巡って事件が起こり・・・という推理小説。
この著者のブランドは複雑巧緻なプロットで読者を翻弄するものが多いですが、この処女長編から既にその片鱗が覗われていて、この人の小説の要諦は複雑なプロットだったんだな、と思いました。ただ、この後の作品に見られる薄気味悪い悪意がまだなくてまだまだ習作の段階だったったのかなとも思いました。
こののちに書かれる大傑作「はなれわざ」や「疑惑の霧」に比較するとやや物足りなさも感じますが、読んで損はないと思います。
多分、私の読解力の低さのせいでしょうが、登場人物が多く話も錯綜するのでイマイチよく判らない所もありましたが、二回三回読んでみようと思います。
ハイヒールの死 (ハヤカワ・ミステリ 470)Amazon書評・レビュー:ハイヒールの死 (ハヤカワ・ミステリ 470)より
4150004706

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