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はなれわざ



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はなれわざの評価: 4.11/5点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

Sensational but unlikely

If you haven’t read this novel yet, please skip this review for your enjoyment of it. Many qualified people rank this novel as one of the greatest mystery novels ever written. Indeed the story is filled with twists and turns sensational enough to capture and hold the reader’s attention, but it is just a little too convoluted, isn’t it? I was a little fed up with too many twists and turns(Think of Sherlock Holms. There are only one or two twists and turns at most).
One of the tour members is found stabbed to death in the room, on an afternoon when everyone is inconsiderate enough to have an alibi. Alibis which are collaborated by none other than Inspector Cockrill himself. Cockrill spent the afternoon of the murder perched on a terrace, comfortably ensconced in a deck chair, overlooking the beach where the rest of the tour group was arranged in various spots on the sand or in the water. One of the group was even inconsiderate enough to remain sleeping, practically at Cockrill's feet during the whole afternoon.
The author is considerate enough to include a little map of the area so we can see just how impossible the crime actually is. It's a 'locked room' sort of mystery puzzle without an actual locked room.
But to my mind, the solution is so unnatural that the reader is asked to accept improbabilities that he cannot swallow, namely, in order to succeed in committing the crime under such circumstances, the culprit behaves in a manner that outrages probability. I think that the culprit’s extraordinary behavior requires a good deal more explanation than the author has given it.
はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)Amazon書評・レビュー:はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)より
4150004749
No.3:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

古典過ぎて拍子抜け

古典ミステリーを今読み直すということは案外難しい。
パイオニアの宿命でもあり気の毒ではあるが、その後数十年間に渡り、古畑任三郎を始め様々な場面で、このトリックが流用され普及してしまった為、今読むにはストレート過ぎて正直辛いものがある。
例えば21世紀の読者に「犯人は双子が入れ替わっていました(※この話とは無関係です)」というオチが絶対に通用しないのと同様に、このオチもメイントリックとしては古典過ぎて肩すかし感が否めない。
古くはクリスティの「火曜クラブ」にこれと似た短編があるが、そちらの方がずっと新鮮で秀逸である。

また犯人を紐解く設定(その事実を知らされないと絶対に犯人を特定できない)が物語後半まで明かされないということも興醒めである。
逆にその設定が明かされた時点で犯人が推定できてしまうことも興醒めである。

大きく行数を割かれる人物描写に関しても、心模様を描くことこそ達者なものの(メロドラマが過ぎるが)、それぞれの登場人物のキャラクターや年齢設定がスコンと落ちてこないことが気になった。
例えば「フェルナンド君」の描写はどう読んでも20代にしか思えないのは自分だけであろうか?
日焼けした逞しい上半身を持ち、ホラ吹きだが感動するとすぐに涙を流すという、若者特有のジゴロなキャラクターを与えられているにも関わらず、実際には痩せこけた腰付きの丸顔の中年である・・・という必然性のわからないチグハグさ。
この辺の筆力はクリスティーには遠く及ばないように思えた。

それでもまだ犯人を特定するメインのトリックは(想定内とはいえ)楽しめるが、実際の殺人方法に関しては、これはミステリーといえる程のトリックは用いられていない。
小細工はあるものの、要は「皆が寝入ったり違う方向を向いている隙に目を盗んで移動した」というだけである。
衆人環視の前でどのように移動したかということが、このミステリーの見せ場だと思い込んで読んでしまった為、これには非常に拍子抜けした。
偶然に頼らずにもう少し方法を捻ってほしかった。

旅行ものという設定は楽しいので、映画で観てみたい作品だと感じた。
はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)Amazon書評・レビュー:はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)より
4150004749
No.2:
(3pt)

トリック、忘れてました

大胆なトリックと評判の高い、本格ミステリですが・・・。
名探偵、コックリル警部は、
休暇を利用し、地中海のツアーに参加します。
サン・ホアン・エル・ラピータ島に到着した一行でしたが、
ホテルの一室でツアー客の一人が
刺殺死体で発見されます。
ツアー客のうち6人が容疑者となりますが、
彼らは、犯行時刻には、
ホテルの外で海水浴を楽しんでいたのでした。
砂浜に寝そべったり、
ボートで波間に揺られたりと状況は様々でしたが、
いずれも、その姿はやはり砂浜にいた
コックリル警部の眼の届く範囲にあり、
犯行は不可能と考えられるのでした・・・。
不可能状況をテーマにしたミステリ。
謎の提示はなかなかのもので、期待は高まります。
・・・しかし、私には一抹の不安がありました。
じつはこの作品、2003年以来の再読なのですが・・・
以前読んだにも関わらず、
何と、肝心のトリックについて
全く記憶に残っていなかったのです。
でも、相変わらず評判が高かったので、
読み直してみたのでした。
そして、読み終えた今・・・。不安は的中してしまいました。
この作品、1955年発表と、
ミステリの黄金時代以後の作品ですが、
古典的トリックの焼き直しのような古めかしさ・・・
としか、思えませんでした。
斬新さや目新しさは全く感じられません。
トリックの使い方が巧妙、との評判も聞きますが、
さて、どうでしょう。
残念ながら、記憶に残らないトリック・・・
大方の評判とは違う印象を持った作品でした。
はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)Amazon書評・レビュー:はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)より
4150004749
No.1:
(3pt)

トリック、忘れてました

大胆なトリックと評判の高い、本格ミステリですが・・・。

名探偵、コックリル警部は、
休暇を利用し、地中海のツアーに参加します。
サン・ホアン・エル・ラピータ島に到着した一行でしたが、
ホテルの一室でツアー客の一人が
刺殺死体で発見されます。
ツアー客のうち6人が容疑者となりますが、
彼らは、犯行時刻には、
ホテルの外で海水浴を楽しんでいたのでした。
砂浜に寝そべったり、
ボートで波間に揺られたりと状況は様々でしたが、
いずれも、その姿はやはり砂浜にいた
コックリル警部の眼の届く範囲にあり、
犯行は不可能と考えられるのでした・・・。

不可能状況をテーマにしたミステリ。
謎の提示はなかなかのもので、期待は高まります。
・・・しかし、私には一抹の不安がありました。
じつはこの作品、2003年以来の再読なのですが・・・
以前読んだにも関わらず、
何と、肝心のトリックについて
全く記憶に残っていなかったのです。
でも、相変わらず評判が高かったので、
読み直してみたのでした。

そして、読み終えた今・・・。不安は的中してしまいました。

この作品、1955年発表と、
ミステリの黄金時代以後の作品ですが、
古典的トリックの焼き直しのような古めかしさ・・・
としか、思えませんでした。
斬新さや目新しさは全く感じられません。
トリックの使い方が巧妙、との評判も聞きますが、
さて、どうでしょう。

残念ながら、記憶に残らないトリック・・・
大方の評判とは違う印象を持った作品でした。
はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)Amazon書評・レビュー:はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ 474)より
4150004749

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