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リボルバー
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リボルバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 21~40 2/3ページ
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なんか自分に酔ったようなレビューが多いですが、基本的にはライトな小説ですので、読むのに身構える必要はないですよ。 | ||||
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結構ミステリアスで一気に読んだ | ||||
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「たゆたえども沈まず」で原田マハさんの本が好きになり、美術史にも興味を持ちました。もちろん史実を基にしたフィクションではありますが、自分の中でただの歴史の偉人たちが、本の中で感情や思いを持って動く一人の人間として、よく知る絵画の向こう側の感情や情景を感じられるのは凄く面白い体験でした。 今作は、ゴッホとゴーギャンが互いをどう捉えていて、また自分というものとどう向き合い足掻き続けてきたか…。また彼らの作品の見方が深くなりそうな物語でした。今度彼らの作品の前に立つ時は、色んな思いを反芻出来そうです。 | ||||
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MoMAのキュレーターだったというキャリアに惹かれて ペンネームがいいッ!!【マハ】着衣の…? | ||||
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ゴッホの自殺に、ついては、撃った箇所が「腹部」というのが大きな謎だが、それを見事に納得させてくれた想像に脱帽! | ||||
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前に「たゆたえども沈まず」を読んでいて良かったと思いました。絵画に全然詳しくない自分にも、勉強にもなるし、楽しめるし、また、原田マハさんの本を読みたいと思いました。 | ||||
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緩やかに周辺の話から始まり、後半は渦のように引き込まれる。ミステリー的な要素も良いスパイスです | ||||
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書店で見て表紙が気になりつつも買わずにいたら、kindleでセール。 史実に基づいたフィクションながら、久しぶりに作品に没頭できました、あたかも目の前で展開されているような感じで吸い込まれる感じがありました。ゴッホもゴーギャンも気になって調べたら偶然に9月18日から東京都美術館で『ゴッホ展――響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』が開催されるとのこと。見に行ってまた読んだら違った味が出るかな。 | ||||
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マハさんの作品を読んだのは『楽園のカンヴァス』に続いて二作目ですが、今回も予想外かつ満足感のある物語でした。 ただ、登場人物が多すぎて少し頭が混乱しました。 | ||||
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まずはいつも通りの原田マハさんらしい読みやすく且つ素晴らしい小説でした。一般的には知られていないゴッホやゴーギャンの人柄などにも触れていてとても興味深いです。また、結末もこの本が真実だと信じたくなります。今までもゴッホが好きでしたが、この本を読んだらゴッホが最後に過ごしたお部屋やお墓などにも一度訪ねてみたくなりました。 | ||||
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ゴッホとゴーギャンにまつわる新事実がよくあらわされいたと思います。物語そのものは 納得のいかない部分もありますが、ゴッホとゴーガンについて絵画そのものをフィクションの材料にすることには問題もあるでしょうから。作家の創意の現れでしょう。 | ||||
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安田くん主演の舞台。 最高です! | ||||
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原田マハの作品には当たり外れがある。 もちろん、ぼくにとってということなのだが、当たりは『太陽の棘』『楽園のキャンバス』『風のマジム』等々であり、はずれは『翼をください』『暗幕のゲルニカ』等々である。 はずれだと思うのは、過剰なまでのロマンスに流し込んでしまう傾向が感じられるときと、あまりに無理筋な荒唐無稽な展開にいたるときだ。 彼女にはファンタジーに属する秀逸な作品も多くあるが、ファンタジーでないのにファンタジーになってしまう作品や、実在の「バスク祖国と自由(ETA)」がとんでもない描き方をされたりするのは、どうしても馴染めない。 前置きが長かったが、本書はあたりである。 ゴッホとゴーギャンの研究者であり、パリの小さなオークション会社に勤める主人公の女性のもとに、ある女性の画家によって錆びた回転式拳銃が持ち込まれる。 女性画家は、これはゴッホの死をもたらしたリボルバーだという。 そこから、このリボルバーについての調査が始まり、ゴッホとゴーギャンの真実を追っていくストーリーが展開していく。 ゴッホとゴーギャンという、友情と同時に相反する感情で結ばれた二人の画家のことが活きいきと描かれている。 ゴッホやゴーギャンについての啓蒙量も圧倒的である。 そしてリボルバーに隠された「秘密」にも、思わず引き込まれる。 それに何といっても、本作にはハーレクインロマンスのような、過剰なロマンスがない。 一つだけ難を上げるなら、オークショニアならこのリボルバーを持ち込まれたら、まず最初にその来歴、どうしてあなたが所持しているのかを質問することから始めるだろう。 ところが、それが一切なくて、そこから自分たちで調べるのである。 その方がミステリーとしては書きやすいとは思うものの、他に手はなかったのかと、そこだけが残念だった。 | ||||
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詠みやすい内容でした!ゴッホやゴーギャンの生い立ちを知らなくても、作品の中で丁寧に解説してくれます!彼らの濃厚な画家人生をギュッとしたような作品。かつて生きていた2人の画家たちの命のやり取りや細かな心理描写、フィクションなのにまるでノンフィクションのような思いに駆られます。そこにさらにロマンを感じました。 おもしろかったです! | ||||
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ミステリーとしては、やや傷が大きすぎると感じました。拳銃を手にした人ならまず絶対にするであろう行為をしていない点に関するエクスキューズがあまりに弱い。 もうひとつのミステリーであるゴーギャンの絵については、喪失時以降の経過をもっと明かしてもらいたかった。 ミステリーとしてではなく、二人の画家の心理ドラマとして読むならば、大変に面白かった。 | ||||
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毎度のことながら上手いなあというのが感想です。 『たゆたえども沈まず 』を既に読んでいたので興味深く読み進めました。 ゴッホは手紙をたくさん書いているので想像力を膨らませる余地が少ないがゴッホが弟と同居していたパリ時代は手紙が書かれていないないので作家の入り込む余地がるという意味のことを原田さんは書かれていますが、確かにそうだなと思います。 本作ではゴッホとゴーギャンの物語なのですが、実際に一昨年オークションにかけられた、ゴッホが自殺に使った(とされる)拳銃が登場しますが、もう一丁の同じ拳銃を登場させるところが原田さんの真骨頂ですね。 毎度のことですが「本当はそうだったかもしれない」と思わせるのは作者の力量です。次はゴーギャンかなと期待させるものがあります。 巻末の協力者のリストを見ると作者の人脈や行動力に羨ましさを思えます。 参考文献も数多く膨大で、読むだけでも大変な時間がかかるはずです。 ゴーギャンの子孫をたどる件は作者の実際の作業を表しているのだろうと想像します。 盗まれたとされる作品は作者の想像力が生み出したものでしょうが、あったらどうだろうと思わせます。 ゴッホが切り落とした左耳の範囲については五年前に資料が発見されて、一部ではなくてほぼ全部だったということが判明していますが、本書でも当然ながらそう記述されています。 ちょっと気になった箇所を一つだけ。 登場人物のフランス人がラジオから流れるクラシックの曲名(チャイコフスキー交響曲第一番ト短調・オーパス13)を口にする場面があります(P136)が、日本語で曲名を言ったり書いたりする場合は普通は「作品13」とします。書く場合は Op. を使う場合もあります。”・”は使いません。 同様に P147の「ベートーヴェン交響曲第五番ハ短調・オーパス67」は「ベートーヴェン. 交響曲第五番 ハ短調 作品67」です。 | ||||
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「月と6ペンス」以来のゴーギャンとゴッホの緊迫したやりとりに息が詰まりそうになりました。「月と6ペンス」には16才で「リボルバー」は55才で出逢えてよかったです。 | ||||
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原田マハ本人がいかにゴッホを愛して止まないかが伺える。ゴッホとゴーギャンと同じ空気を吸っていたのではないかと思うような錯覚さえ覚える。ストーリーの展開にも磨きがかかってますます面白くなってきたと思う。 | ||||
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ゴッホはかわいそうな人なんかじゃない、という著者のゴッホへの尊敬がひしひしと伝わってきました。ラストのゴッホの叫びがいまだにリフレインします。 | ||||
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ゴッホとゴーギャンはかつてアルルで生活を共にし、互いに作品への影響を与え合ったが、ゴーギャンは二か月で立ち去り、ゴッホは抗議して自分の左耳を切り取る。その一年後、ゴッホはオーヴェールでピストル自殺をはかる。 本書の軸になっているのは上のような極めて異常な状況として語り伝えられているゴッホとゴーギャンの歴史である。 二人の共通点がいくつかある。二人ともゴッホの弟テオによる資金援助を受けていたこと。しかしそれにも関わらず、二人とも生前に作品を認められることはなかった。経済的にも自立はしていなかった。 本書では二人の極度に個性の強い有名画家を主軸に据えた奇妙な自殺事件の現代版謎解きミステリーである。主人公になるのは、小さなパリのオークション会社の社員である高遠冴。彼女にミステリーの核となるものを持ち込んだのは、やはりパリ在住の謎の女性サラ。 オークションに出品されようとする品物はゴッホが自殺に使用したという錆びたリボルバーである。オークション会社に勤めつつゴッホとゴーギャンの関係に関する研究論文を仕上げにかかっている主人公・冴は、このリボルバーの存在に色めき立つ。本作の面白さは、芸術家たちの歴史と現在の証拠となるリボルバーを繋ぐ探偵活動にあるのである。そして歴史を繋ぐ証言者たちとの出会いやインタビュー。重ねられる推理。 本書のようなアート・ミステリーも、原田マハを特徴づける美術小説というものも、まったく読んだ経験が無いぼくがこの本を手にしたのは、ゴッホは個人的に何かしらのインスピレーションを感じさせる存在であったからだ。 50代になって経験した初のフランス旅行の際、アルルに二泊の機会を得たこと。夜のアルルをソロで散策して現地の店で酒を呑んだりしたという小さな冒険譚に加えて、昼も夜も見ずにはいられなかったアルルの公園にある、片耳のないゴッホの胸像から伝わった強烈な印象。さらに札幌の美術館で開かれたゴッホ展などなど、ゴッホと耳にするだけで強い好奇心が心に浮き上がってくるのである。無論ゴッホの作品は、数ある美術作品のなかで、それと識別できるだけの個性があるせいか見分けることができる。ゴッホが浮世絵他、日本への憧憬を強く示していたということも印象に強いのかもしれない。 そんなゴッホに対し、放浪の画家ゴーギャン。この人の絵も、個性が強いのでまず他の画家の絵とは明確に区別できる。ふたつの個性と二人の作品群に対する強烈な好奇心がなければ、この本を手にすることはなかったと思う。 さてさらに一つの大きな特徴がこの本にはある。この7月から本作品が舞台作品として公演されるのである。本書はその脚本ありきで小説化されることとなったようなのである。いわゆるこれまでの作品とはプロセスが違うのだ。戯曲も原田マハさんの手になり、この本はそれを逆に小説化したものと理解したほうが良さそうなのである。 どおりでと思われるページがとりわけ後半に続く。関連する重要キャラクターによる独白シーン。舞台装置が似合いそうな個性が登場する。そして本書は本書なりの真相結論に辿り着く。さらに最後に現実のオークションのことが小さく数行。現実と創造とを重ね合わせ、現在も残る本の表紙でもあるゴッホの『ひまわり』のタブローへと辿り着く。洒落たことをやる一冊である。それとともにゴッホとゴーギャンのイメージが強烈に心に住み着くようになると思える作品でもある。 小説と絵画と現実とが立体的に絡み合う不思議時間を、あなたも是非体験してみませんか? | ||||
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