■スポンサードリンク
インドラネット
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
インドラネットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
劣等感の塊の冴えない男が東南アジアに行ってどんな風に変わるのが、どんなオチがまってきるのかと期待したが、後半政治の匂いがしてからはワクワク感がなった。 オチも微妙。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一種の冒険小説なのだろうか。八目晃(やつめあきら)が失踪した親友の野々宮空知(ののみやそらち)を探しにカンボジアへと飛ぶ。空知と同時期に行方不明となっている姉(橙子)と妹(藍)も探しに行く。晃は初めての海外で、しかもヤクザなどに騙されながら空知を探す。いいかげんな晃がカンボジアで心身ともにどんどん逞しくなっていく。そして空知ら兄弟がなぜ失踪したのか事実が明らかになり、晃と空知に衝撃的なことが起こる。読了後の後味は決して良くないが、カンボジアでのある種の冒険は楽しめる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これをカンボジアでクメール語で発刊したら、結構まずいことになる内容では? と恐々読んだ。 カンボジアの雰囲気をなんとなく味わえる作品。設定としては前回の選挙からコロナ前だと思うが、微妙に生活の描写がズレているところがあるような気がしてすこし集中が削がれる。 アンコールワットなど有名な観光地以外も、あの辺りかなと分かる感じで描写されてるのが在住者としてはちょっと楽しい。 非常に頼りない主人公に苛立ちを感じる一方で、今の20代はこれが普通か? 社会人でも100万円をスゴイ大金と感じるものか? と少し感慨深くなった。 空知の家族の設定は現実の誰と対応しているのか考えながら読んでしまった。 今日はカンボジアの地方選挙投票日である。二週間前から一昨日まで盛大だった(与党の)選挙活動は昨日から収まり、いつもの日曜より静かなプノンペンでは学校で投票が行われている。 来年の総選挙に向けてまた政治の季節がやってきた。この国の将来はどうなるのであろうか。 面白く感じた部分もあるけれど、物語の中くらい幸せになってほしいので、星3つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
グロテスクの百合子の時はそうまで思わなかったけど今、壮絶な美貌とか美しいとか美とか書かれるとルッキズムで残念な価値観と思ってしまう。でもって、美貌な人を地に落とすのも好きよね。 晃が、空知の希望を叶えるわけだケト゛、卑怯でずるい晃のままだったら実行できないだろう。カンボジア旅行が晃を強くしたということかしら。木村のこわさがもう一歩伝わってこなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人は神様になることには耐えられないのではないかなあ…読了して思いました。 ありえないほどの美貌の少年野々村空知、その正体というか、彼が考えていたこと、求めていたものを、空知の少年時代、親友だった八目晃(やつめ・あきら)が探し求めていく、という表面上の展開がありますが、これは神がかって美しいものに魅入られた凡人が、ロールプレイングゲームのようにカンボジアをダンジョンとしてクリアしていったら、‥‥(ネタバレを避けるために急に曖昧になりますが)神様は凡人の期待というか、圧力を受け止めることのできない存在であり、その神秘的な美しさの代償に、恐ろしいほどの犠牲が必要になる、とでもいうか…そういうギリシア神話のような恐ろしい、とても恐ろしい教訓を秘めた物語として読みました。 なんかそうなると美の化身のような空知も、それに魅入られて熱帯雨林の彼方までさまよわされた晃も、それこそインドラの神か、なにかどこの神とも知れない神の使わしめとして操られ、それが今、桐野夏生という巫女さんの手を借りて読者たちの前に届けられたような… すみません。なんかヤクをキメたジャンキーのハルシネーションのような感想ですが、2時間で読み切ってしまったので、ジェットコースターに乗せられて宇宙の果てまでもすっ飛ばされるような疾走感でした! 「グロテスク」でもそうですが、桐野夏生さんはこの世ならぬ美が人を狂わせる話を書かせると、なんかタガが外れたような凄絶な壊れた魅力のあるお話を書かれますね。 ラストは私には「これは別の展開もありえたのではないかな」と思って、私には「バッドトリップ」でしたので★は3つになりました。すみません・・・でもすごかったです。 ところでこのお話は「メタボラ」の別の形での語り直しであり、「メタボラ」はロードノヴェルでしたが、「インドラネット」は少年が戦士になる冒険小説だったのかな、という印象がしています。 今も意識はふらふらしています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
カンボジアにまったく知識がない人はそれ故面白くないと評価していたし、逆にカンボジアに興味・知識のある人はそれ故高評価。 正直カンボジアが舞台だが、カンボジア知識はあればより楽しめるがなくてもまったく問題はない。むしろ知らなくてもこの本を読むことで知ったり興味を持ったり新たに調べたり、読書ってそーゆーものだからそこで低評価は不当。 本題。展開が気になり夢中で読み進めました。そーゆー意味ではなかなか読ませる本ですね。 ただ、展開は気になるけど内容はない。 主人公は最初から最後までコンプレックスの塊で卑屈で偏見が凄まじく、自分本意の決めつけや独りよがりの思考が激しく、そのくせどこのボンボンかというレベルにあり得ないくらい世間知らずであらゆる知識に乏しく気持ち悪い。本当にいるのか?こんなクズ?ってくらいまったく主人公には気持ちが入らない。最後まで精神的には成長しない。 だからミッションコンプリートの意味がない。 舞台もまったく歴史を深堀してないから似たような背景ならカンボジアでなくてもよさそうだし、架空の国でも良いね。 つまらないとは言わないし、続きが知りたくて一気読みさせる文章だけど、内容が浅くて結末まで辿り着いても、あぁ、はい。みたいな。 微妙です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昔、東南アジアでバックパッカーしてたので懐かしく、また、スマホがある時代はバックパッカーも楽だなーなどと旅行本のように読み進みました。 読みやすく、終盤までは面白かったです。 ただ、オチが期待外れで残念でした。 感動系お涙頂戴を期待していた訳ではないですが、もうちょっとマシなオチはなかったのか。一気に安もんくさいエンタメ本になってしまった感がありました。後味が悪かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以前旅行したカンボジアが舞台なのが読む動機でした。なので紀行文では無いにしろ、カンボジア特有の土地柄とか遺跡とのからみがもっとあっても良かったかな。ドロドロした内容は東南アジアらしいですが。そうは言っても話の展開は緩みなく面白い。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!