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六人の嘘つきな大学生
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六人の嘘つきな大学生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全537件 361~380 19/27ページ
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「教室がひとりになるまで」が割と楽しめたのでこちらも読了。 時間を忘れて次が気になる本でした。誰がやったのか、なんのためにやったのかという点を次が気になるような仕掛けがあることで、気になってしまいどんどん読み進めてしまいます。 以下、ネタバレあり注意!! ↓ 伏線については、読み飛ばしてしまえばちょっとの違和感かもしれませんが、自分は「いや、さすがにそれはありえなくない・・?」って思う箇所があって、ああここが伏線になってくるのかなってわかってしまったりはしました。ただ全体としてうまくまとめているのでマイナスというほどではないです。 またこの小説全体を通じて著者の主張が一応ちゃんとあるので安い叙述トリックものにはない完成度があります。(ちょっと後出しっぽいのは多いですが・・) 他作品DISって申し訳ないですが、我孫子なんとか等の叙述オナニー本読むよりこっち読んだほうが まだだいぶ楽しめますよ。 逆にイマイチだなと思ったのは、①波多野がアリバイがないだけで犯人扱いされてしまった点と、②最後の最後の面接がちょっと浅いかなとは感じました。①はアリバイがないだけで本人が撮影しなくてもいくらでも他人に頼めるだろと思いました。まあでも、ああなってしまうと集団心理で誰も波多野に投票しなくなるのかもしれませんが・・。②の最後の面接は大丈夫の根拠が昔の自分みたいだったからですよね。。今までなんとなく最低点とかつけててそんなんで良いのかこの会社って思いましたが、企業の面接自体がどこもそんなもんっていう皮肉にもなっているのかもしれません・・。 | ||||
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とても面白かったです!! | ||||
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一般的な大学生の就職活動を舞台として、そこにミステリー要素を詰め込んだ興味深い作品でした。最終選考に残った6人のなかで、犯人捜しみたいな駆け引きあり、証拠も色々と出てきて、謎解きが進む。みんなに見える悪い一面と、みんなに見えにく良い一面が人にはあることを巧みに表現することで、物語の展開には、当然騙されます。 | ||||
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伏線の組み込みや、登場人物の人柄の演出が秀逸! | ||||
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就職活動に焦点を当てたミステリー。 前半は十二人の怒れる男を彷彿とさせるようなディベート劇、後半は顛末の謎解きと良質な作品でした。 善悪が単純な話ではなく、作者は登場人物を優しく描きいています。 読後感がよかったです。 | ||||
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高校受験や大学受験の思い出については、多くの人々が数々のドラマを語っている。予備校はもちろんのこと、受験対策の書籍も枚挙にいとまがない。しかし就職活動となると、その思い出について語る人はあまりいない。就職活動対策の予備校や書籍なども、探せばあるのかも知れないがさほど見かけない。就職した会社で過ごすことになる年月は、たかだか数年の学生時代よりもはるかに長く、また就職活動もそれなりに――少なくとも本人にとっては――ドラマチックなものであるはずなのに、それについてはだれも多くを語ろうとしないのはなぜなのか。 それはおそらく就職活動が、ある意味「出来レース」に過ぎないからであろう。むろん会社によっては試験もあるし面接もある。実力が全くの無意味であるわけではないし、努力が全く実らないということもない。しかし就職活動の成否は、本人がそれまでに歩んできた経歴――コネも含む――でほとんど決まってしまう。すでに戦いは終わっており、大逆転はありえない。就職活動がドラマチックに語られることがほとんどないのは、そもそもドラマが起こらないからではないだろうか。 あるいはその逆で「戦いはこれから」だからなのかも知れない。大学入試の場合は希望の大学に合格した時点で勝敗は決している。どのような大学生活を送ろうと学歴には影響しない。しかし会社は違う。どの会社に就職するかは大した問題ではない。問題はその後である。社長にまで上り詰めるのか、平社員のまま終わるのか、あるいはリストラされるのか。会社そのものが零細企業から大企業に成長する可能性もあれば、倒産する危険性だっていくらでもある。そしてそのことによって自分の人生は大きく左右される。ドラマは就職活動の後に待っているのであって、それに較べれば就職活動なんて序曲に過ぎない。 いずれにせよ就職活動が熱く語られる機会は少ない。本作はその就職活動が舞台となっている。その時点ですでに面白い。登場人物は、成長著しいIT企業「スピラリンクス」の最終選考に残った六人の大学生。超難関企業の最終選考に残った六人だけあって、いずれも優秀な強者ぞろいである。六人の中で最も内定にふさわしいのはだれかを本人たちに議論させるというトリッキーな最終選考会の部屋で、六通の封筒が発見される。そこには六人それぞれの「罪」が告発されていた。仕掛け人はだれなのか。犯人の目的は――。 ところどころに事後のインタビューが挿入されたり、次から次へと目まぐるしい展開があって、最後まで気を抜くことができない。リアリティーに関しては疑問符がつくものの、犯人および動機の意外性は秀逸であり、読後感は悪くなかった。この事件および本作そのものが就職活動批判になっているのも面白い。読んで損はないミステリーだと思う。 | ||||
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よかった | ||||
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面白い作品でしたが、読者の視点でカットされてるシーンが多数あり、主人公対犯人というより作者対読者、といった構図となっています。感情移入はあまりできませんが、推理を楽しむという意味ではオススメできます。 | ||||
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なかなか最後まで犯人わかりませんでした。自身就活は体験として参加するも真剣では無かったので 通常は非常に大変なことなのだなぁと 今時事情もわかり面白かった、そして当時の自分に反省。 | ||||
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自分が大事にしてきたことをより大事にしたいと思わせてくれた本。 昨今の世の中は悪いことをしたら叩く、悪いことをしたんだから叩かれて当然だという風潮がある。私はそれが嫌いだ。どんなに悪いことをした人がいたとしても、それはある一部分を切り取ったものであることが多い。物事の全容がわからず一部分を見て悪く言ってしまう人が多い。だからこそ私自信、「でもわからないよね」と言って一部分だけを見て評価をすることを避けてきた。 この本も読みながら「犯人」や仲間に対し「でもわからないよね」と思いながら読み進めた。そして最後には気持ちいいくらい「でも、わからないよね」と信じて良かったと思える結末になった。現実は全てこのようにはいかないと思うが、そう信じることが大切なのかもしれないと思った。 これからもどんな人と出会っても、一部分だけを見て良い人、悪い人と決めず、「でもわからないよね」と考えられる人でありたい。 | ||||
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続きが気になりあっという間に読みました。ミステリはよく読んでいるので、序盤からこのインタビューは‥等色々思う箇所はありました。自分自身職場が今をときめくIT企業なので、共感する部分も共感しない部分もあり。 題材はよかったと思いますが、登場人物が美男美女、体育会系、ネクラ君と、ともするとマンガやラノベのようです。一人一人掘り下げて書き分ける頁数をさけなかったのはわかりますが。「売れている本=読みやすい本」の法則に則った、普段あまり本を読んでない人や若い方向けの内容でした。 (犯人のことが好きだったんですね‥) | ||||
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就職活動グループディスカッションで事件が発生するという面白い切り口。 …就職活動って異様だったな〜…。 最終選考に残った六人が一緒に活動しているときにはそれぞれ優秀でいい人に思えたのに、 グループディスカッション中に開けられる封筒の告発文を受け、一気にイメージが変わり、表面的には良くみえても、全員嘘付きで悪い人のよう。 が、伏線回収を経て、 また最後にはよく見えてくる。 人にはいろいろな面があるけど、 ひとつを取って全部が良い悪いではないと思え、気持ちのよい読後感。 | ||||
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どんな人間にも表も裏もある。 完全に良い人間も完全に悪い人間もいない。 当たり前のことですが、刺さるエピソードでした。 就職活動の問題点も色々と書かれており、同意できる内容が多かったです。 (自己PRとか強み弱みとかそんな曖昧なもので採用不採用決めるのどうなん、という) 噂で期待していた〇〇トリックについては、そこまで驚くものではなかったですが 最初からトリックの種類を知ってる時点で「フェア」じゃなかったですね。 | ||||
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内容云々の前に、文章自体に倒置法や形容詞の繰り返しの多用が目立った。 おそらくは著者の文語のクセだろう。 だが、現代のライトノベルでは良いのかもしれないが、トラディショナルな文体を好む私には合わなかった。 | ||||
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人間のいい所も悪い所も感じる | ||||
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無数に置かれた伏線を、一つずつ回収していくので飽きずにあっという間に読める。やや強引な回収もあるが、全体のテンポの良さの中で、その強引さに気を取られるよりは早く先を読みたいと思わせてくれる。文章表現も凝りすぎず適度な工夫で、心地良い。 オーディブルで聞いたが楽しめた。ナレーターの息継ぎ音が気になるとのレビューが多いが、確かに息継ぎ音ははっきり入っている。自分はそれが逆にテンポの良さと勢いにつながると感じ、プラス評価点になった。読み手は男性だが、女性のセリフまですべて一人でこなしていて、そこも逆に新鮮で面白く聞けた。 | ||||
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密室はミステリーの定番であるが、本作の密室は、就職活動のグループ面接の会議室。就職活動だから、学生も人事も小さな嘘を重ね、本当の自分を装飾する。誰が悪いのか。みんな悪いのか。 会議室を舞台にした事件は前半で終わる。そのスピード感のまま、真犯人探しが始まる後半。最後は綺麗に終わるので物足りない所もあるが、シューカツってミステリーだなぁ、と感慨に耽る一冊。 | ||||
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どんでん返しのあるようなミステリ小説を読むとき、読者はどのようなことを期待するだろうか? 10人の読者がいれば10通りの理想があろうとは思うが、例えばノックスの十戒やヴァン・ダインの二十則など(注)が口を揃えて言うのは、読者に推理する機会を誠実に与えることである。 推敲されたストーリーに緻密な伏線が張られ、注意深く読んでいれば気がつき得たであろう素材をもとに予想外の展開になり、見事に一本を取られるというような体験を期待するのである。 著者のこのような挑戦を受けて立つ想いで、ミステリ小説を手に取るのではないだろうか。 さて、本作は読者の予想を裏切る大どんでん返し!などのように評されており、Amazonのレビューも賞賛の声であふれている。 著者は、伏線の狙撃手との異名を持つそうだ。 1)その本作にはフェアというキーワードが随所にでてくるが結論から言うと著者のマインドはフェアとはほど遠い。 本作の大きなどんでん返しの基礎になっているものの一つに、いわゆる叙述トリックがある。 叙述トリック自体は小説の楽しみの一つであるが、本作のそれは酷いと言わざるを得ない。 誘導がひどいのだ。読者の不注意で騙されるのであれば仕方がない。 しかしこんなふうに誘導されては、どんなに注意深く読んでいても騙されてしまうだろう。 力ずくでスプーンを曲げるようなものである。これは、もはやトリックではない。 もう一つの大きなどんでん返しの基礎になっているものに至っては、ネタバレしないように書くのが難しいので 伝えにくいのが歯がゆいところだが、素材の提示もなければ(スミノフのくだり)、上とは別に絡んでくる叙述トリックもひどい(ウェルチのくだり(笑))。 著者の匙加減で後からどのようにでもできるレベルである。 2)なお、著者は功名心からか、背伸びをして独創的な比喩を使いたいように見受けられる。しかしそれがマトを得ておらず非常に痛々しい。 例えば、 >酸素濃度が急激に低下したように、会議室はいつからか尋常ではなく息苦しい空間に変貌していた。 →酸素濃度が急激に低下したら、息苦しくなるのは、いつしか、ではない。急激に低下した瞬間であろう。 >ただで譲り受けた債権が不良化して借金を背負わされるような気分にいい加減嫌気が差し →債権の不良化の構造を理解しているとはとても思えない。 など、枚挙にいとまがない。 3)また、登場人物のキャラ設定のステレオタイプの酷いこと。 大柄の体育会系は怒ったら、就活で訪れている会社の会議室の机を思い切り叩きそう!?(笑) 4)伏線の狙撃手 >僕もまさか、●さんがあんなことをする人だとは想像もしてなかったからね。 ●さんが一体なにをしたというのか??狙撃手、ちゃんと的を狙って!! >本当は■だって裏でとんでもない非道を働いていた。 ■はいったいどんな非道を??狙撃手、、、撃ち漏らし、、、 5)最後に、本作のことをいろいろと酷評したが、ミステリ小説と思わず肩肘を張らず、絵のないマンガだと思えば充分に楽しめるのではないだろうか? (注) ノックスの十戒 08 探偵は、読者に提示していない手がかりによって解決してはならない ヴァン・ダインの二十則 15 事件の真相を説く手がかりは、最後の章で探偵が犯人を指摘する前に、作者がスポーツマンシップと誠実さをもって、全て読者に提示しておかなければならない | ||||
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試し読みから一気に購入!そのままラストまで読走してしまいました!そしてラスト後、再度読み返し、、、、怒涛のミステリー!久々に読書が楽しかった! | ||||
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ミステリとしても勿論ですが、メッセージ性のある小説としても上手く、読後感が良い。何かに偏った描写、ストーリーでもなく、バランス感覚がすごく気持ちよかったです。 | ||||
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