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六人の嘘つきな大学生
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六人の嘘つきな大学生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 1~20 1/3ページ
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みなさん大変評価が高いようですが、私には、凝ったストーリーのエンタテイメント作品としか映りませんでした。一気に読める面白さはあるのですが、心に響くものがなかったのが残念です。 | ||||
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不可能犯罪とか多重解決とか特殊設定、ロジックといったのとは異なる種類のいわゆる人間の心の謎といった話で同じ物を見ていても感情や予備知識といったものが一種のフィルターのように作用して違った見え方をするという事実を積み重ねて意外性を演出している。 | ||||
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作品前半の、就活生の葛藤や独特の空気感はよく描写されていて、こちらもソワソワさせられる感じがあり、秀逸でした。 ただ、本作のメインである「グループディスカッション」が始まった辺りから、設定に現実味が無くなり、荒唐無稽な展開に、読み手が置いてけぼりになる印象を受けました。 また、諸々の「事件」が終わってから種明かしに至るまでの説明が長く、展開が無駄にコロコロ変わる印象で、いい加減飽きてくる感じはありました。 よく考えて書いたのだろうとは思いますが、著者が気を衒ったのがわかっちゃう感じがあって、作品全体としては稚拙な印象です。 映画として観たら面白いんだろうけど、活字として読むには流れが悪い感じがしました。 あくまで「エンタメ」として消費される商業作品の一つであり、中学〜高校生向けの暇つぶし小説としては、よい作品だと思います。 | ||||
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人の二面性を感じられ本当の姿とはどこにあるのか考えさせられる作品でした。 | ||||
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第1部 スピラリンクスへの最終選考へ勝ち抜いた6人:波多野(主人公)、嶌、九賀、矢代、袴田、森久保。 急遽、選考方法がグループ・ディスカッションで誰が内定者にふさわしいかを選ぶことになる。 2時間30分の選考時間の間、30分毎に誰が内定にふさわしいか他者を投票することにする。 と同時に、怪しい封筒が発見され、それは6人各自に1封筒ずつ割り当てられていた。 中を開けると、他者についての告発がなされていた。6人全員が動揺し、投票行動に影響する。 状況からして、こんな封筒を準備したのはこの6人の内の誰かしか居ない。 30分毎に誰かが封筒を開け、その後投票という流れで最終的に嶌が勝ち、内定を得る。 それまでの経緯や推論で波多野がハメられ犯人扱いされてしまう。 小説的には嶌が真犯人のように映る。 第2部 最終選考から8年後、スピラリンクスで働く嶌の元へ波多野の妹から波多野が死んだと連絡が来たことで、最終選考時の事件の真相を解明する流れ。 色々調べた結果、久賀が真犯人だと分かり、九賀も自供する。 動機は、同期の超優秀な友人が2次試験で落とされたから。最終選考に残った6人が本来は残るべきではないクズであることを証明しようと思った。 その他完全ネタバレ 封筒の中身 1:九賀の封筒=袴田暴露(いじめ) 2:森久保の封筒=九賀暴露(中絶強要) 3:袴田の封筒=矢代暴露(キャバクラ勤務) 4:嶌の封筒=森久保暴露(詐欺) 5:矢代の封筒=波多野暴露(未成年飲酒) 6:波多野の封筒=嶌暴露(嶌の兄・相楽ハルキは薬物使用) 波多野→_4^6嶌→_2^4森久保→_1^2九賀→^1_3袴田→^3_5矢代→^5_6波多野 (^は暴露の方向。_は'※なお'で暴露されてる方向) グループ・ディスカッションの最後に ・波多野は九賀が犯人だと気づいた。 ・森久保は嶌が犯人だと思っていたし、今も思っている。 ・袴田、矢代は波多野が犯人だ思ったし、今も思っている。 ・嶌は波多野が犯人だと思った。 嶌が受け取った遺品のZIPファイルのパスワードはfair ========== 俺の感想としては、そこそこ面白かったけど、もう2度は要らんって感じ ・終始メモを取りながら読んだから、1周で理解できた。 ・伏線は大量に張ってて、後々、見事に回収してる。 ・見事に騙される。が、九賀が犯人ってのは後付け感が強く、嶌が犯人の方がまだ面白かったかなって感じ。 | ||||
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途中までは面白くて夢中で読んだが、最後の持って行き方が無理があってしらけてしまった。 高校生や大学生は、憧れの大学とか企業に対して幻想を持って、合格するために自分を必死に取り繕う。だが企業側では、入ってくる学生に対して、毎年のことなので実態はある程度わかっており幻想は持ってないと思う。 | ||||
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ある人気企業への新卒の就職活動の話です。 5000名の希望者の中から6人の候補者が選ばれ、はじめのうちは6人全員採用ということで集団面接は和気藹々と進むのですが、途中大震災の影響でたった一人しか採用されなくなります。本音とは裏腹の誉め殺しのなか、一枚の封筒が置いてあってその中に各メンバーの知られてはならない秘密が暴露されます。その結果幾人かの生徒は就職を諦めざるをえなくなります。これ以上書くと折角の作品が台無しになるので、おしまい。 | ||||
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(じゃあ、なんで星3つなの?) と、思われるかもしれません。 (あぁ、これ面白くないな、やめちゃおう)となる本も多い中で、この小説は最後まで読ませてくれた。 そういう意味では、面白かったです。 ただ、読み進めていくうちに出てくる事実が多すぎて、作者がドンデン返しを虎視眈々と狙っている姿勢が垣間見えすぎた点が、少し評価を下げてしまいました。 私はこの著者より年齢は上ですが、割と近いです。 それ故に、社会に対して見ている、感じている世界観が共通していて、そこは親近感を覚えました。 よく「名作は時を超えて、受け継がれる」とか美辞麗句を目にします。 しかし年代や国、言語、文化の違いって、小説を読んでいてもあって、その違いを埋めるには、読者である僕と小説が「相当、相性よくないと」埋められない、という持論があります。 個人的には、今の人は今の本を読んだほうが良いと思う派です。 映画や漫画なら、作品の映像のパワーで乗り切れるでしょうが、活字だけだと厳しく感じます。 小説全体を通して、グラグラゆれる船に乗っているかのような「不安定さ」を感じました。 その「不安定さ」は(これ、最終的にどうなるんだろう?)という高揚感でした。 しかし、キャラの身体のことや行動が、後から分かったりする展開は(あぁ、結局そういう所に落ち着くのね…)という思いはありました。 特に面白く感じたのは中盤でした。 その熱さが、後半でしぼんでいきました。 この作家の本はunlimitedでもう一冊読めるので、それも読んでみたいです。 そこで今後も読むかどうか判断させて頂きたいです。 楽しい小説、ありがとうございました。 | ||||
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話題の小説だったので遺体して読んだが…人を選ぶことは難しい。人間の価値なんてどうやって決めるものなのか、決めれないものなのか、やっぱり合う、合わない、縁がある、ない、ということなんだと思う。 | ||||
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読了後の第一印象は、本格系のミステリが昔から言われている「人間が描けていない」の典型だな、というもの。 これ、おそらくプロット先行型だと思います。 展開とかメインのトリック(という程のシロモノではありませんが)とかを考え、それに都合の良い人間像(キャラ設定)を6体のマネキンにテクスチャ的に貼り付けていった感じ。 だから登場人物がことごとく、それこそ編集者の徹底指導を受けて生み出されたマンガのキャラクターのように記号化されており、それ故にめちゃくちゃに分かりやすく、用意されたシナリオの枠組みにピタリと誤差なく収まっている。 しかしその作為丸見えのキャラ造形は、人間としてみると非常に不自然でプログラム的な不気味さすら漂わせています。 道を歩いていたらビー玉くらい完璧に近い球体の石に6回連続で遭遇したかのような心境。 お前のような石があるか、とイタズラの仕掛け手を探して思わず周囲をキョロキョロしたくなるのもやむなしといったところ。 そういう意味で恐ろしく感情移入しにくく、割と身近な題材を扱いつつまったくリアリティを感じない、どこかゲームめいた白々しさを感じる作品だったと言わざるを得ない。 ただ、そういった副作用を抱えるに値する構成の妙、プロットの面白さは確かにあったと思う。 後半入ってからしばらく、ちょっとしたツイスト展開に入るまではなかなか面白かった。 自分の中の特別に至らなかった原因は色々あるが、終盤の真犯人の暴露やら動機がパンチに欠けていたこと、オチにかけての心理描写みたいなのが前述したキャラ造形のわざとらしさに足を引っ張られる形で退屈だったことなどがパッと思いつく。 悪くはないし読んで損したとは思わないものの、傑作という域にあるとは個人的には思えない。 序盤で「あ、これ書いたの100%男だわ」と感じたか、この作家はそう思われるような匂いを消していった方が良い作品を書けそうな気がする。 多分、それは作品通してどことなく幼稚さを感じた理由と無関係ではない。 | ||||
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採用試験の最終選考であるグループディスカッションを舞台にした斬新な設定と疾走感のある展開で1部は非常にハラハラ感がありました。 (※以下はネタバレを含みます。) 2部は1部で暴かれた悪事に二面性があったことが分かっていきます。 人間や物事を一面だけでとらえるのは良くないという作者の思いには共感しますが、個人的に久賀くんの彼女が堕胎せざるをえなかったことは正当化できないと思います。しかも、親友の復讐のためにその彼女を利用したことや波多野くんを陥れたことに対して謝罪がないことについても久賀くんの人間性に疑問を感じました。久賀くんに謝罪させるためにも波多野くんにはずっと生きていて欲しかったです。 また、写真撮影のアリバイやウェルチ&スミノフの件については、ストーリーの進め方が強引に感じました。百歩譲ってお酒を飲まないからスミノフを知らないは理由付けになりますが、あちこちで売られているジュースのウェルチを知らない理由付けがありません。この辺りは残念でした。 なお、嶌さんの障害について後出しとの感想を見掛けましたが、ところどころに足が悪いことを匂わせる文章が登場していましたので(「座布団が苦手」「タクシーはセダンタイプよりスライドドアタイプ」など)、驚きは少なかったです。 | ||||
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就活=新卒一斉採用で人事部が直感で判断する愚かしさと 人間をある面の切り取りだけでは判断できないでしょう、という話。 ただそれをいうために、話が二転三転しすぎだった。 小説なんだから、一人の人間のある面しか描写できないのは当たり前… 犯人の動機も弱い。推理ものは、犯人の動機の説得力が大事だと思うが。 文章は読みやすく、面白かった。 | ||||
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最後の最後に強いメッセージ性が出てくるミステリーで印象に強く残った。 面白いけれど、伏線回収が予想できてしまい…高校~20代前半に読んでいたら、もっと刺さってすごくハマったと思う。 | ||||
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ひとを判断すること難しさと、就活の駆け引きを思い出した。就職したての社会人により響く内容とも思った。 | ||||
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小説自体は二転三転して面白いのですが、表紙の絵は作者もOKしているのでしょうか。 全員似たような美男美女なのは内容からしておかしいでしょ…文字からビジュアルを想像したいのに引っ張られちゃうし。 それとも「就活生なんて企業から見たら判で押したような顔」と暗喩しているのでしょうか。 | ||||
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途中までは面白いが真相はいったい何言ってんだこいつと思ってしまった。 あとそもそもそんな簡単に採用人数かわらないのでは 大手ならともかくそんな理由で採用人数が変わる経営状態のベンチャーには就活生 いかないだろと思ってしまう。 そんなとこにそんな入りたい理由が最後まで不明だった。 就活ウリにしては就活にリアリティがなさすぎる | ||||
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前半までは100点満点、でも後半からは徐々に怪しくなり、誠に残念。人には裏と表があるのは良い主題だが、その裏をひっくり返しては主題にそぐわない。本当に残念な展開。 | ||||
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ロジックモンスターといわれる作者は、就職活動を(失敗?)した経験から、就活生も募集企業も自分をよく見せるための嘘ばかり、就職活動は何十年も続けられている悪しき年間イベント、面接官は就活生のことは何も判断できない、ということをストーリーを通して頑張って伝えようとしている。 お話の最後で企業のパンフに面接で疑義を申し出た就活生が不採用から一転し内定になる。就活時の事件や8年間の社会経験を経て、選ばれる側から選ぶ側になった自分が、自信を持って判断したというストーリーの象徴的なシーンだが、非常に違和感があった。あそこは白票にすべきところではないかな? | ||||
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読み応えはそんなになく、暇潰しに読むのには最適な読み物だった | ||||
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就活という舞台設定が面白く、気になる展開で一気に読まされた。その意味では読み物としては面白かったと思う。ただ、「少し引っ掛かった部分あったでしょ?実は文章に書いていないところではこんなことが起きてました!驚いたでしょ⁈」という展開はいかがなものか。どんでん返しではなく後出しジャンケンかな。読みやすいミステリー風ラノベ。 | ||||
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