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六人の嘘つきな大学生



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【この小説が収録されている参考書籍】
六人の嘘つきな大学生
六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)

六人の嘘つきな大学生の評価: 4.25/5点 レビュー 537件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全537件 501~520 26/27ページ
No.37:
(5pt)

就職活動もテーマ

IT企業の最終選考のグループディスカッション中に事件がおきる。
第一章では、その最終試験の様子が、第二章では、それから8年後その時に採用された人物が、あるきっかけから事件を振り返っていくさまが語られます。

特に、第一章での密室劇ともいうような男女6人の大学生によるグループディスカッションが心理サスペンスとして良く練られていて、且つ迫力があります。

そして第二章で明らかにされる事実で物語が二転三転し、最後に見える風景は青春群像劇のような全く違うものになりました。
六人の嘘つきな大学生Amazon書評・レビュー:六人の嘘つきな大学生より
4041098793
No.36:
(5pt)

就活を題材としたミステリー,とても面白かった

ミステリーとして,就職活動の環境がこれほど映えるとは思わなかった.
事件のトリックはもちろん,就職活動に関わる人の心理描写にも読んでいてなんども騙された.
現実でも就職活動は辟易としたけど,この作品を読んでまさしくミステリーだと思えるようになった.
この本に出会えてよかった.とても面白かったです.
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4041098793
No.35:
(3pt)

文庫待ちでも...

とても読みやすかったです。
自分は30代前半で作者の方と同世代なので当時の事を思い出しながら読めました。
ダラダラとページだけ使ったり余計な心理描写が多い作品が多い中これぐらいがベストかなと思います。
ただ何点か無理矢理な所やペラペラ感を感じてしまったのは残念でした。
まとめると、文庫まちでいいかと...
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4041098793
No.34:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

ネタバレあり

読みやすくさっと読めて面白かったが
ネタバレだが 下戸だが超ハンサムなイケメンで飲み会にも飲まずとも参加するような人が
ウェルチをワインと思ったり スミノフをジュースと思ったりするのはいくらなんでもあり得ないと思いました
しかもこれが物語の謎を解く重要なピースなので
それはないやろ!いくらなんでもとちょっと興醒めはしました まあ面白かったけどね
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No.33:
(5pt)

そう来たか!!

二転三転と変わっていく展開に終始ハラハラさせられました。おすすめです。
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No.32:
(1pt)

評価が良かったので購入しましたが…

全く面白くなかったです。まず、こんな就活、採用面接はありえない。ま、小説なのでそこは目を瞑っておくにしても、とにかく内容が酷すぎます。この手の書籍はあまり見かけないので、斬新さを求めているのかもしれませんが、良さもなければ、はっきり言って期待外れもいいところ。申し訳ないですが、この作品は他者にはおすすめできませんね。
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No.31:
(1pt)

つまらなかったです

ここまで、高評価が多いことに疑問を抱きました。
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No.30:
(4pt)

前半で心を抉られた。後半は淡々と進む

就活をする意欲を削がれるような、現実を突きつけられた作品だ。前半は特に目を見張るものがあり、就活という網の目にはまり込んでいく大学生六人の機微を捉え、説得力かつ臨場感あふれる描写となっている。構成が秀逸で久々にすらすらと読めました。
 後半は事情説明的で役割にちなんだ描写であぁと感じた。しかしながら、彼の他の著作を読んでみたいと思うほどの出来栄えだ。読んで頂きたい。
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No.29:
(5pt)

多重な伏線を回収した手際の良さは見事

著者の作品は初めて読んだが大変読み応えがあった
ミスリード、多重な伏線、捨てキャラや無駄な展開がない
何気ないセリフや展開ですら伏線につながっている
終盤はこれまで貼った伏線をどんどん回収
その心地よさに久しぶりにページをめくる手が止まらなかった
 2周目は曖昧な部分が明瞭になる
嶌(しま)に歩調を合わせる、が彼女が小柄なんだな、と思いきや…
 2周目をすぐ読んだ作品は久しぶりです

「企業の基準で学生らの今後10年の人生が決定する」
いや、ないない。決めるのはあくまで自分(採用される側)よ。
ただ、御縁があっただけ
(作中では漢字一字で表現してます)

 採用される基準はいずれわかる
漠然とだが。それで正解でしょう
 みな、優秀「で」嘘つきなのだ
いや、ならざるを得ないのだろう
いつまでもキレイなままではいられない
システムが不完全と理解しつつ、それを飲み込んで生きていくしかない
そうやって矛盾を抱えながら「大人」「立派な社会人」になっていく。すぐになる
ともすれば、人との付き合い方「も」学ぶことにつながるのだろう、仕事を通じて。
理想と現実の齟齬が縮まったとき、
また一皮剥けるのだろう
それまで悩めばいい
(恋愛もそうだろうね。仕事と恋愛は似たようなもの、の意味がわかりかけてきた)
それらが最後の一行に集約されている

 この作品、ネタバレしないレビューは難しいね

 しかしなぁ、真面目すぎるよね
力抜けよ、と言いたくなる
特に後半の人物たちに。
それを知ってて黙っているのも大変だね。
(仮に「正論」を言ったとして、理解してくれても納得してくれないだろう)
自分で答えを出さないと意味がない

 今の私なら「次(の仕事)があるからいいや、明日死ぬわけじゃないし」で終わってしまう
だからこそ、今日ちょっと頑張ろうか、という気になる
割り切れるまで時間がかかったけど。
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No.28:
(4pt)

一気読み

すごく読みやすく、先が気になりどんどん読み進めてしまう。本読むの遅い方なんですが、半日で読んでしまいました。
楽しみが減ってしまうので内容には触れずにおきますが、こんな入社試験とかあるハズないと思いつつ、人生を大きく変えてしまう就職試験って怖いなと思ってしまった。。。
日本の就活に対する警鐘でもあると思える。
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No.27:
(5pt)

人間なんてみんなが嘘つきだけどむろんそれだけではない

この作者の名前は存じ上げませんでした。オススメに出てきて評価が高かったのでkindleで購入して読んでみました。叙述トリックにはじまり、主役が途中で交代します。犯人はこの人だろうと思わせておいて、どんでん返しあります。就活や人事面接の幻想を破って終わりかと思ったらその後もまだ話は続いていきました。色々な伏線が見事に回収されたのは気持ちよかったです。たくさん欲張ってあれもこれも詰め込んだ感じはしますが、読み始めからノンストップで最後までいきました。面白かったです。
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No.26:
(5pt)

お見事。

『漫画は見せるのが得意、小説は隠すのが得意』と言われてきましたが、まさにこの小説は、月の裏側のように鮮やかに物語の核心を隠し切りました。
内容はコッテコテのクローズドサークルで、仕掛け自体も古典的な叙述トリックなのですが、そこへ至るまでの伏線がお見事。
私も見事に騙されました。
読後感もよく、良作のミステリーです。
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No.25:
(5pt)

フラグ外出の気持ちよさ

何度も何度も何度もいい意味で裏切られる作品でした。久しぶりに本を読みましたが楽しかったです。同じ作者さんの他の作品も読んでみたいです。
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No.24:
(4pt)

絶海の孤島も洋館も使わず「そして誰もいなくなった」の状況を作り出す!

絶海の孤島も洋館も使わず「そして誰もいなくなった」の状況を作り出す!カイジ的生き残り投票もあって飽きない!
洗練された書き分けと文章濃度で没入感が深い。
不安や戸惑いや残酷を具体的に丁寧に描く。
300ページ書ききる作者の構想力には唸る!うーっ!
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No.23:
(4pt)

今までにない感じ。

ストーリーの展開ががすごいスピードで一気に読めました。
これかなと予測すると違ったり。
面白かった。
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No.22:
(5pt)

無駄のないスリリングな展開

面白い。中だるみもなく一気読みしてしまった。
まず、アイディアが面白い。就活というほとんどの大学生が経験しており、そして人生で最もクレイジーになる状況下でバトルロワイヤルをさせるというこの設定。狂気が容易に想像つく環境を物語の根幹としたことが素晴らしい。
次に構成も面白い。面接の前日譚から狂気が加速していく面接中の描写の合間に、10年後に参加者それぞれが振り返りを混ぜていくという構成。回顧が一人ずつ行われていくので、あれこいつ犯人じゃないんか、、ていくことは、、というように、読者を没入されるギミックが施されている。
更に読みすすめていくと、途中で語りてが変わるというギミックが用意されており、え、なにないどうなってんの?とどんどん引き込まれてしまった。

あえてケチをつけると(これは割とレビューでも言われてくることだが)
-企業に魅力が感じられない。
就活生がどうしても内定を取りたいという企業ならGoogleのようなシェアもプロダクト価値も絶対的なものであってほしい。スピラはせいぜいMixiのような2010年前後にSNSを主体として隆盛した、一部の層に人kな新興IT企業のイメージが強く、狂気に陥る程の素晴らしい企業のイメージが沸かない。
-最後のエピソード集がいらない。
人間の多面性を描くための要素だろうが、少年マンガによくある”あいつは悪いやつだったけど、こんな悲しい過去が....”みたいなチープな展開でやや興ざめだった。
-はたのの闇がよくわからない。
みんな最低だったという割には、はたのについての闇エピソードはなかったし、せいぜい最後の人事への手紙くらいだが、あれは登場人物の一人しか知り得ない情報だったし、事件後で狂っていたといえば十分に理解できるので、最低エピソードとしては弱くないだろうか。
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4041098793
No.21:
(5pt)

いい意味で裏切られました

そんなに面白いのか?と疑問を呈しつつ読書。数ある伏線に、あっという間に引き込まれ2日で読了。就活から数年経った人にオススメです。あの時のリアル感を思い出しながら、人間の本質のようなところを炙り出す描写、、最後のオチの巧さに思わず笑ってしまいました。
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No.20:
(5pt)

本質を貫く『絶対裏切られる』本格ミステリー小説

最終選考まで勝ち上がった六人の優秀な大学生が内定を得るために心理戦を繰り広げる
波乱のミステリー小説、、、と思いきや後半に展開が大きく変わり、サスペンス要素から
全てが疑心暗鬼になる。
その人間不信状態&着地点予測不能状態から、最終的にはオールクリアに伏線を回収した
爽快ストーリーとなっている。(いい意味で)何度も裏切られます。間違いなく。

全作拝読してきたが、本作は登場人物の特殊能力や奇抜なファンタジー設定はなしに
就職活動を通したリアルな心理戦、人間味が描かれており、今まで以上に訴えかける
本質がダイレクトに響いてくる作品であった。

「誰もが胸に封筒を隠している。それを悟られないよう、上手く振る舞っているだけ」
この一文には誰もがハッとすると思います。
表層だけで汲み取り判断する愚かさ、社会構造の単純さ・脆弱さ、人間の虚栄。
読みながら自分自身に自問自答して、自身を見つめる小説となっている。

そして、全作そうだが、映像化を強く期待している!!
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No.19:
(5pt)

(2021年―第58冊) 謎解きの果てに姿を現すのは、まだまだ人間は捨てたものではないということ

2011年、急速に成長するSNS企業「スピラリンクス」は就活生のあこがれの的だった。新卒採用の最終選考に残ったのは6人の在京学生たち。彼らに課せられたのはグループディスカッションで、最大全員の採用もあるとスピラリンクス社はいう。6人はディスカッションに備えて皆で予行練習を繰り返しながら親睦を深めていくが、本番直前にスピラリンクスから、「震災の影響のため、1人だけしか採用できない」と通知が来る。しかもディスカッションでは「誰を採用すべきか」を討議せよという。討議を始めた途端、部屋の片隅に封筒が置かれていることに気づく6人。中身は各自の醜聞報告書だった……。
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 浅倉秋成氏の最新書き下ろしミステリーです。今年2月に浅倉氏の青春ミステリー『 九度目の十八歳を迎えた君と 』を読み、その味わい深い文章に感銘を受けました。そこでこの最新作がどのような筋立てであるのかもまったく知識を持たぬまま頁を繰り始めましたが、わずか一日で読み終えてしまいました。

 これはすごい小説です。

 まずもって、就活生たちの知られざる側面を謎の封筒がひとつひとつ明らかにしていく展開に目が離せません。一体、だれが何の目的でこのような所業を仕掛けたのか。アガサ・クリスティー『 そして誰もいなくなった 』のように、各自が互いを犯人視していく疑心暗鬼の物語に息が詰まります。
 その一方、この最終選考ディスカッションから8年を経た現在、当時の関係者を訪ね歩く人物の取材記がところどころに差し挟まれます。取材する者は最終的にスピラリンクスに採用された人物。そして取材される側の語りによって、封筒の仕掛け人が誰であるかがすでに明らかになっていることがほの見えてきます。彼らの証言から読者は犯人とその動機をなんとか探ろうとするでしょうが、物語は後半、大きくねじれていきます。

 読者を欺く小説といえます。そしてまた、日本の学生たちが就職活動において、まだ足を踏み入れていない世間という名の怪物に大きく欺かれていることを明らかにする苦い小説でもあります。はるか40年近く前に就職活動をしていた私自身にもあのときの不快な思いがよみがえり、日本社会があの時も今も変わらぬことの哀しさを味わいました。

 しかしそこで物語が終わらないところがこの小説のすごいところです。
 さらに最終段階で、この小説は畳みかけるようにいくつもの驚きを用意してくれています。読者を二重三重に、そしてなおかつ鮮やかに、爽やかに、欺いてくれるのです。伏線の回収も完璧。ミステリーとしては一級。ほれぼれします。
 そしてまた、世間の苦さだけを突きつけることに終わらず、まだまだ人間は捨てたものではない、そのことに気づかずに人生を終えることほどもったいないことはない、と強く感じさせてくれるのです。身震いしました。
 読み手の心をこれほど大きく左右に振り回して、なおかつ心地よくしてくれる小説は久しぶりに読みました。
 まことに凄味をもった傑作小説です。

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六人の嘘つきな大学生Amazon書評・レビュー:六人の嘘つきな大学生より
4041098793
No.18:
(5pt)

ページをめくる手を止められません。

もの凄くハマりました。伏線の回収が秀逸!レビューなど蛇足でしょう。読んでご自身でこの感覚を体験して下さい。
六人の嘘つきな大学生Amazon書評・レビュー:六人の嘘つきな大学生より
4041098793

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