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元彼の遺言状
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【この小説が収録されている参考書籍】
元彼の遺言状の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全284件 261~280 14/15ページ
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宝島社が力を入れてセールスしているようだがそれも納得。かなり面白かった。 冒頭、プロポーズをされた女主人公が、渡された婚約指輪のショボさに激怒し「内蔵を売ってこい!」とキレるシーンから始まる。 この時点で「おっ、この女イカれてやがりますね」とわかるのだが、この銭ゲバ主人公が遊ぶ金欲しさ(かどうかは知らんが)に、殺人事件とか犯人選考会とか暴力団との対決とかに怯まず立ち向かう展開は愉快痛快。 死んだ元カレが「僕を殺した犯人に財産を譲る」という遺言状を残したので、その遺産をかすめ取るために偽の犯人を仕立てあげて「犯人選考会」に参加するとことか、カイジが始まるのかと思ったわ。 多分この主人公は金は命よりも重い……!という帝愛グループの価値観に賛同するし、ビルとビルに渡した鉄骨も金のためなら渡りそう。 そんな感じのマンガみたいな展開が続いて、リアリティがあるとはとても言えない。 だがそれでも読み応えがあるのは、設定や展開が警察や法曹界の知識にきちんと裏付けされているからだろう。 たとえば、「住居侵入罪ですよ」と注意してくる警察官に向かって全く怯むことなく、「うるさいわね! こっちこそ任務懈怠で国家賠償請求してやるわ!」と反撃するとことか超面白いし、任務懈怠という語彙が出てくるのが「はえー」ってなる。 株式譲渡とか遺言状の有効性とか難しそうなトピックが出てくる一方、文章にもジョークがちょいちょい混ざるので、全然堅苦しくなく、笑いながら読めた。 アガサクリスティが書く相続争いのミステリに、往年の名作ドラマ「やまとなでしこ」の神野桜子を登場させ、専門知識も駆使して書いたみたいな、大人でも十分に楽しめるインテリユーモアミステリに仕上がっている。 そして私が一番驚いたのは、物語を読み終える頃には、なんだかこの女主人公がかわいく思えていたことだ。 ただの守銭奴かと思いきや、悩むこともあれば、人助けを優先することもある。 自分がわりとピンチな状況にあっても、「まっ、運が悪かっただけじゃない」と、ある女性を励ますシーンとか、なんかキュンとしたわ。 ヤンキーが雨の中の小犬を助けている姿に惚れるのと同じ。これが恋……? というわけで強気な女性が好きなMな紳士にもおすすめ。 面白かったので、ぜひこの主人公でシリーズ化してほしい。 | ||||
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この世に、スリラー小説は多けれど、このスリラーほど、凄い女主人公は見たことない。小説は九転十起なれど、主人公剣持は、女シェークスピアか?。 | ||||
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主人公が絵に描いたような高飛車美人でしかも超拝金主義者。おまけに知力・体力にも秀でているーーそんな嫌な嫌な女を、ワカル読者は読後好きにならずにはいられない。何と素晴らしい超キャラ立ち! 嫌われキャラをここまで魅力的に描き切ったのは、かのラファエル・サバチニの不滅の名作『海の鷹』を彷彿とさせます。しかも三人称ではなく一人称視点でそんな主人公を描き切る至難の業を為し遂げた筆力は、まさに圧倒的! 正直言って、基本設定やいくつもの謎解きは強引さが否めないと思うのですが、奇抜な作品世界を破綻なく(正確には破綻を気づかせず)構築しているのですから、そんな強引さもOK! 極論すればミステリーなんてほぼすべてが強引さを含むものですし、強引さを完全否定したらドストエフスキーの全長編だって否定しなければなりますまい。何度でも強調したい。超キャラ立ち主人公が魅力のすべて! 剣持麗子の生みの親、新川帆立さんに乾杯! 「職業が共通」という一点を以て主人公のモデルは作者、と仰るレビュアーもいらっしゃいますが、失礼ながら「創作とはどういうことか」をご存知ないのではありませんか? | ||||
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主人公は行き当たりばったりでなにも考えてないことばかり。 お勉強だけできる自意識過剰なあほとしか言いようがない。 すべての登場人物の行動もいまいち弱い。 魅力的な人物が一人もいないって言うのは致命的かな。 文章力もなんだかなぁ。 この人小説読んだことないんじゃないだろうかとさえ思う。 私は○○した 私は××した 私は 私は これの繰り返し。 語彙増やしてください。 久しぶりに「途中で読むのをやめてもなんの後悔も無い文字の塊」でした。 | ||||
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新聞の広告を見て気になって購入。 一気に読んでしまいました。 主人公が私とは真逆の人間なので なるほど、こういう考え方もあるのだな、と 色々勉強にもなりました。 堂々としていてとにかくカッコいい! 犯人は最後まで全然分からなかったです。 おすすめです。 | ||||
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世の中はお金がすべてではない、と言われながらほとんどの人がお金を巡って動き回る。本音と建て前を使い分けるのが日本人の特徴だが、ヒロインの剣持麗子はお金が一番大切だと言ってはばからない。冒頭の、彼氏にプロポーズされる場面では、指輪の値段が安すぎると言ってレストランの席を立つ。大手の弁護士事務所で働く彼女は、ダイヤが0.25カラットもないようなカルティエのリングに価値を認めることができなかった。 筆者が東大卒の弁護士であるので、おそらくこのヒロインは本人をモデルにしたのだろう。高学歴で美人で高収入。そんな、恵まれた環境にある人がどういう価値観を持つのかは知らない。しかし、お金が一番大切だと言ってその通りの行動をするヒロインは、すがすがしいほど本音で生きる。 「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞しただけあって、面白く読めた。傲慢ともいえるヒロイン像も面白い。激怒した今の彼氏の前の前の彼氏の死に巻き込まれ、資産家一族の実態を目にすることで麗子の考えが少しずつ変化していくのも面白い。あとは、どんどん作品を発表して細かな日本語表現に上達することを願う。 | ||||
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登場人物は相応に多いが、描写が的確なので、頭で迷わずに読める。主人公のキャラクターも愛せる。 | ||||
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あっという間に引き込まれて、すぐに読み終えてしまいました。読後感が良い作品でした。 | ||||
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女性弁護士が元彼の遺言状で大金を得たいクライアントのために動き回るが、登場人物の思惑に振り回される設定。 お金がすべてというわりきった弁護士のキャラは立っており、その後の交渉も普通の弁護士らしくないのも痛快。 ただもっと振り切って立ち振る舞わないと中途半端に法律が絡んできて、展開的にはキャラの面白さで行くのか法律に沿った展開に行くのかどちらも中途半端になってしまった部分はある。 ラストの謎解き部分はちょっと弱く動機も含めてしっくりこない。 主人公も最後はまとも過ぎてスケールが小さくなった感じがする。 それでも今後も読んでみたいと思わせる作家であった。 | ||||
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全て物語の中の事が繋がるのは当たり前なのですが、ほほー!なるほどと綺麗に繋げてもらえて、納得できました。 | ||||
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初めてミステリーを読んでみましたが、気の強い主人公目線の文章表現でコミカルに描かれており、とても読みやすい本でした。 私は主人公のような力強い女性には程遠いですが、元気をもらいました! | ||||
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満場一致で“このミス大賞“に選ばれたというので早速予約購入。 単行本が届くまで待ちきれず、発売日の0時を待ってKindleにDLして、明け方までに一気に読み終わりました。 文章が軽妙でテンポが良いので、大変読みやすい! 現役の弁護士でもある新川帆立さん...弁護士としての知識を駆使してさすが! 弁護士の仕事内容や、遺産相続、企業買収など、法律に詳しくない理系の私にも興味深く読めました。 様々な伏線も全て明らかになり、爽快なラストへと繋がるのですが、挫折を知らない”自分が1番”のお金大好き主人公剣持麗子が、物語が進むにつれ少しずつ変化していく姿も垣間見えるので、 これからの彼女の成長物語も読みたくなります。 と、いうことで続編も大いに期待したい。 Kindleでの初見ではストーリーが知りたくて一気読みでしたが、届いた単行本での2度目では、それぞれの登場人物と背景を丹念に楽しみました。 小説(特にミステリー)を読む時、人物相関図を書きながら読むとスムーズに読む事ができますが、登場人物の多いこのお話でも有効でした。 おうち時間のお供にぴったりのミステリーだと思います。 また、映像も頭に浮かびやすい文章なので、映像化への夢が膨らみます。 | ||||
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伏線の回収などしっかりしたつくり込みがされている作品だった。他のレビューアーがいうように、終盤の展開や一部の登場人物にもうひとつ描写の厚みがあれば大傑作となっていたような感じもするけれど、デビュー作として十分すぎる出来ではないか。次回作にも期待大! | ||||
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最初はストーリーを楽しみ、2度目は弁護士麗子の言動に共感したり、驚いたりと、そのキャラをあじわいながら読みました。麗子が小説の中で弁護士の世界や株式などが絡む法律のことをわかりやすく解説してくれていて勉強になり面白かったです。色々な角度から読むと何度も楽しめるミステリー小説ですね。 | ||||
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まず始めに、この作品は歴史あるこのミスを受賞する程の価値はありません。 全体的に文章力が無いと感じる部分が多く 物語に引きこまれる以前にかなり読みにくいです。 過大評価されていると思います。 | ||||
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いちいち財産だの何だのの蘊蓄を延々と説明されながら読んでいくのはしんどすぎる。頭の良すぎる作者さんであるのは十二分も承知ですが登場人物も個性がない(魅力を感じられない)人ばかりだし、名前も特徴ない。いざ犯人が判明してもその人の出番も少なすぎるのでこれといった驚きもない。 読むのが苦痛な疲れる小説としか。 | ||||
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読み始めたら一気に読んでしまい朝4時に読み終わりました。 色々語りたいところはありますが、とにかく読後は雲が晴れたような爽快な気分になりました。 このミス大賞といえば、チームバチスタの栄光の海堂尊さんなど、有名作家となるための登竜門ですが、満場一致で大賞受賞も納得です。 新川帆立さんの今後の作品が楽しみです。 | ||||
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宣伝につられて購入しましたが、共感出来ませんでした。 冒頭、軽妙な文体に期待が膨らみましたが、お金大好きで強気の主人公のキャラ立ちが途中から中途半端に感じ、また他の人物も筋書きにあわせたコマのようで、誰にも感情移入出来ず、途中から読むのが苦痛になりました。 法律専門家のロジカルな解決を期待して、最後までなんとか読みましたが、怒涛のようにまとめた解決運びは筋書きのようで、読後に何も残らないといいますか。 好みの問題もあるでしょうが、どうも宣伝文句が過剰で、期待が大き過ぎたのか? 不満が募りました。 | ||||
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デビュー作とは思えないスケールとスピード感。閉塞感に覆われた現実を忘れ一気に読みました。ドラマか映画で見たい。作者のプロフィールを見て、天は二物を与えずと言いますがそれ以上の才能を持つ女性もいるんだなー、と感心しました。これからの作品にも期待します。 | ||||
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出だし数ページのカラッとして勢いのある文章に惹かれて購入。 しかし、意外にも読み終えるのに手こずった。主人公のキャラクターはよいと思うが、登場人物が多すぎて「あれこれ誰だっけ」と何度もページを遡る。 謎解きシーンに期待してなんとか読み進めるも、犯人の究明も犯行動機もまったくすっきりせず、一体何を読んだのだろう…。残念ながら自分の好みには合わなかった。帯に書かれた感想が煽りすぎで、ハードルを上げてしまっているようにも感じた。 | ||||
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