■スポンサードリンク
火喰鳥を、喰う
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
火喰鳥を、喰うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一通り読んで見てホラー要素が鍵であり、ミステリ部分が物語の本質となる作品に感じました。 まるで映画のワンシーンのように描写されているホラー部分、 謎が起きる度にアイスのように解けてく感じと それを瞬時に理解する登場人物には爽快感すら感じました。 しかし終わりはホラーの王道とも言える後味でした。 横溝正史ミステリともホラーとも 言えない不思議な読み感でした。 しかし この作品が最後まで残ったという点には 納得です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
横溝正史ミステリー&ホラー大賞受賞作という肩書き、選者の書評、ストーリーの概要、すべてにおいて期待できそうと思い講読しましたが、読後感は最低でした。 まずストーリーの展開が全く意味不明でついていけず、誰が主人公なのかが最後まで分からず誰の視点で話が進んで行っているのかが非常に分かり難く、読んでいて非常に疲れました。(展開も妙に遅いし) 起きていることの描写が曖昧で、ホラーと言いながら何が怖いのかすらよくわかりませんでした。(それが一番怖い?)例えば”リング”のように、現象が手に取るようにわかり描写から光景が容易に目に浮かぶからこそ背筋が凍る恐怖が味わえるのであって、本作は全く光景が目に浮かばず、”ん?”と言ううちに次の場面に飛んでしまいます。場面の飛び方も唐突かつ強引で、何の脈絡もないご都合主義のためさらに疲れます。最後のオチも結局よく分からず、作者のみ納得しているとしか思えない結末でした。(ホラーならぬホラ話にもなっていない) 選評もよく読むとまあ仕方なく推挙、と言う選者がいますが、こんなことをしていると選者自身の評価も下がりますね。所詮自身の作品だじゃないから売るためなら作家としての信念を曲げても平気なのかな?(某大賞受賞作にも同じようなレヴューを書きましたが‥) 個人的な趣味ももちろんありますが、はっきり言って時間のムダ!金返せ!の1作でした。 (どうしても読みたい、というのであれば、文庫化後さらにブ○○クオフでどうぞ) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まあまあ面白かった。ただ、これが「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」と云われると、ちょっと得心し難い。私は、本文より先に巻末の選評を読む質なのだが、どうも皆いまいち歯切れが悪い。「大賞なしでは盛り上がらないし、出版社も困るだろうから、まぁこれでいいよね」という感じなのだ。大賞をあげるのは大甘で、期待料込みかな? なんというか、鈴木光司の『エッジ』を読んだときの印象に近い。面白ければジャンル分けなどどうでもよいわけだけれども、本作は勿論ミステリではない。ホラーと呼ぶには怖さがない。パラレルワールド物の変種じゃないだろうか。要は、SFだ。 第二次大戦末期に南方で戦死した伯父の遺品(日記帳)がひょんなことからはるばる日本に里帰りしたのに前後して起こる怪異……。さて、何者の仕業? 確かに火喰鳥という夢魔の化身のような存在が物語にホラー風味をまぶしているものの、実はこの火喰鳥、いなくても物語には全然影響ない。大雑把に本作を纏めると、並行世界の狭間に足を踏み入れてしまった主人公や周囲の人々が、過去から現在を改変するかのような説明不能な出来事に翻弄される話である。ある世界から別の世界に踏み込んでしまえば、その人の主観では現実世界が何者かに侵食されているように見える。そこに在るのは悪意ではなく、異なるタイムラインだけだ。 エンディングで世界は綺麗に反転し、戦死者のはずの伯父の “あり得たかもしれない未来” が顕現しているというオチなのだが、なんでこの2人が夫婦になってるの? という疑問は残る。それが必然の結果であるような伏線はなかったと思う。説明不足なんじゃないだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ホラーファンしては、まず「火喰鳥」に飛びついてしまう。なんとも魅力的な字面と響き。うまいことやられた感じだ。 読み始めると、止まらなかった。何が起きたのは知りたい一心で読み進めたが、私の頭が悪いのか、何が起きたのかがよくわからないまま、気持ち悪く終わってしまった。 ホラーものに、「法則」や「ルール」などという言葉を使うのは野暮だと思う。でも、これはやはりルール違反じゃない?などとなんとなく思ってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少しネタバレあるかも知れません ホラーの悪いところと作者の力量不足が目立っていた気がしました。 「理由や原理の分からない超常的な現象」を扱えるのがホラー作品の特長だと思うのですが、今作ではその「現実的でなく、科学や何かで説明できない恐ろしさ」よりも「深く考えられていないので説明できない」というような印象を受けました。 また、ホラーの要素は漠然としていても、登場人物の掘り下げ具合や立ち具合が良ければのめり込めたかと感じました。しかし、動機付けや性格などに違和感を覚えました。いわゆる「話を進めるためだけの舞台設定」であるような感さえありました。各人物のそういった心理的要素が、物語の根幹に大いに関与しているだけに、この点も非常に残念でした。 最後に、読了した方々が最も感想を溢したいのは最後ではないかと思います。最終的な評価は、ラストで大きく分かれると思います。 私は、書き方さえ良ければ、何かじんわりとした満足感を得られる結末になり得たとは感じました。 薄々察せられるところではあったので、心にバリアを張っておいたため無事でいられました。好みじゃないんですがね! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Kindleで一気に読みました。 空気感や情景の描写は生々しく気持ちの悪さが終始まとわりつくようでよかったです。 物語も緻密に構成されており、後半はあえて読者の想像で読ませるようになっていますが、十分に理解できるよう描かれていると思います。 ただ登場人物の心情描写があまり得意ではないのかな、とも感じました。もっと主人公の心理を巧みに操ってほしかった気がします。 自分のホラー小説の好みとして、怖さが物足りなかったため☆-1にしました。 ただあらゆるオカルトが詰まった一冊だという点では、オカルト好きには楽しめると思います。 ミステリー主体だと思って読むとむちゃくちゃだという評価になるでしょう。巻末の寸評に、物語を理解していないな、という方がいらっしゃるのもそのせいかと…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
呪いの原因に関するアイデアは良いが、起きることにロジックがなく、ただ荒唐無稽なので、はっきり言えばつまらないし、現実感がないので怖さも感じられない。これが受賞作というのは正直がっかり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あらすじから面白そうで、また何より賞が合併してから初の大賞なので期待大、事前にキンドルで予約しすぐに読み明日 ズバリ読ませる力はあると思います、一気に読みました ・長野の風景なども質感がっていいですね ・とにかく続きを読ませる臨場感があります ただ・・・・・・ ・落ちや黒幕が読める:この人黒幕だろうな、こうおなるだろうな・・・そのまんまでした ・日記に関するオカルトの内容はまあトンデモです・・・ →で、よくわからない箇所も多いです(あえてあいまいな描写にしているのかもしれませんが・・・) そして角川ほーらーが大好きな後味の悪いバッドエンド・・・ 「生きる力」というのを今のコロナの時代にテーマに据えた点が評価されたように感じるが・・・なんか違うんじゃないかなあ・・・ コロナでオンライン開催となった選評が割れたとあったが これ,白熱したわけではなく「2回目なので大賞出さないと,でもいいのがない」的な感じだった様子,本書を読むとそれも納得だ | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!