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火喰鳥を、喰う
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火喰鳥を、喰うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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戦争で亡くなった大叔父の日記が発見され、読んだ途端に主人公の周囲で異常事態が起こっていく、という話です。 戦争中食べた肉が実は…という話のオチは大体同じものだと思うのですが、本作はそっちに行くのかとみせかけて別方向へと突き進んでいきます。 現実的に考えてありえない事態に対し、何やらスピリチュアルな専門家があまりに突拍子もない解釈をして、「ホラーとはいえ流石にそれはどうなの?」とか思っているうちに本当に突拍子もない方向へといってしまう、という内容なわけですね。 正直、かなりファンタジーというか何でもありというか、こういう作品は好みが分かれるところなのではないかと思いました。 このノリに乗れるか乗れないかで言えば僕はちょっと乗れませんでした。 ただ、主人公の奥さんの描写は可愛かったですね。 年上で一見冷たい感じなんだけど実は優しい心の持ち主というね。 | ||||
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↓ネタバレあります。未読の方はスルー推奨。 まず新聞記者とかカメラマンとか亮とか何で死ななきゃいけないの。全然関係なくないか。血縁じゃないんだから。復員した軍曹2人が亡くなるのはわかるけど。 貞市(兄)が生還したからって保(弟)が死なないといけない訳じゃないのに何でどんどん周りの人が死んじゃうのか。不条理。 2人が殺し合ったなら、どちらが生き残るかで世界がかわっちゃうのは分かるけど。 結局動機は夕里子さんの取り合で、こんなにたくさん巻き添えにしてそこかよ!ってモヤモヤしました。 | ||||
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商品は帯も付いていて状態もよく新品同様で良かった。しかし、配達は予定よりも1日遅れで残念… | ||||
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今回はホラーでしたが私には合わないようです。廃刊になっている本が有るのですが、本体と同じ位の送料が掛かるので困ってます。 | ||||
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じわりじわりと日常を蝕んでくる気配に読みながらドキドキさせられたしスピード感もあった分だけ結末の虚脱感が凄まじく…。 | ||||
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本筋とは少しずれるかもしれないが、幾つか気になった事があった。主人公の妻・夕里子はなぜ夫に丁寧語を使っているのだろうか。現代の話で歳の差もないのに…何か事情が明かされるのかと思ったが特になにもなかった。祖父の保の喋る言葉、方言なのかと思ったらそうでもない、いわゆる「老人語」みたいな感じ。一方藤村ゆきはざーますまではいかないが、マダム言葉みたいな言葉を喋っている。役割で言葉を分けているのかもしれないが、何となく浅い感じ。そして戦前に一般庶民が黒革の手帳を持つことができたのだろうか。色々細部が気になって本筋に入りこめなかった。戦時中の描写なら大岡昇平『野火』が極め付けだと思うのでそちらを読んで欲しい。 | ||||
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ホラーは今まであまり読まなかったけどこの作家の作品はまた読みたいと思った。文章が上手で読みやすいです。 | ||||
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ミステリとホラーの両立 それでは出来れば素晴らしいけど、この作品はどちらも半端になってしまっている 作品のどこにフォーカスして何を大事にしたいのか、良くわからないまま終わります | ||||
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最初は展開が遅い気がするが、徐々に異世界が現実を侵食していくスリルが出てくる。この浮遊感のさじ加減が肝となるが、そこはあと一歩というところか。 | ||||
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読後、結末がショックすぎて暫く気分が落ち込みました笑 人間について、色々と考えさせられる物語です。 内容は面白かったのですが、主人公達が怪異に巻き込まれる理由が今ひとつ腑に落ちませんでした。 | ||||
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横溝正史ミステリ&ホラー大賞、大賞受賞作。なのですが、これは二つの賞が近年に統合されたもの。 ホラー好きとしてはミステリの賞と統合されてしまったことで、怪奇色がミスリードのためにあるに過ぎないような作品だったらどうしようかと不安でしたが、まったくの杞憂でした。 かといって、ミステリがおろそかにされているわけではありません。 何が起きているのか? 果たして原因に関わっているのは……という謎とサスペンスに引き込まれますし、それが明かされていくのに痺れながら最後まで読むと、「あれって、そうだったのか!」と騙し絵のようにクルっと、ここまで読んできたものの見え方が変わってしまう驚愕を味わえます。 ホラーとしても素晴らしいのですが、ネタバレなしには語りにくいので、確固たるものだったはずの現実世界が(超自然的な要因で)崩壊していく話が好きな人ならたまらないだろうとだけ。 ディックのようなある種のSFが好きな人にもオススメですよ。 | ||||
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ジャンル的にはホラーとSFの中間といった感じですが 入りがミステリテイストなのでとてもとっつきやすかったです。 おそらく、映像化からの逆算で書いたと思われる内容で 最後まで、気の抜けない展開が素晴らしいなと思いました。 でもって、書かれていない裏設定や行間を暗示している部分も多く それを想像することでさらに恐怖が深まりました。 | ||||
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●タイトルのおどろおどろしさに惹かれて購読。結論は、恐くない混沌としたパラレルワールドもの ホラー小説といったところ。残酷シーンもあり不穏な雰囲気も匂わせているが、何故か恐ろしさが伝 わってこない。 そんな不安定な状態が長々と続くが、恐怖の根源となっている久喜貞市の姿がほとんど登場しない。 それにタイトルにもある「火喰鳥」の役割は一体何か?現地での不気味な伝説が描かれている訳でも ないし、重要なキーワードにも感じられない。 巻末に選考委員の評価が載っているが、黒川博行氏の書評に最も賛同できた。なんとも後味の悪い 読後感だった。 | ||||
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冒頭から3分の1くらいまでの怖さは半端ではない。まず、題名と導入部。「火喰い鳥」って何? それを「喰う」ってどういうこと? その、「火喰い鳥」を「喰う」過去の状況が、徐々に明らかになり、墓石の名前が消されるという謎とあいまって、怖さはピークに達する。(やはり、本当の怖さは人間の行動)その後、異常な現象が何度も起きるが、それが起伏に乏しく、徐々に怖さはなくなって行ってしまう。さらに中盤から物語は雰囲気を変え、SF的な展開になってしまうのである。これはこれで、人によっては面白いと感じるのかもしれないが、カレーライスを食べ始めたら、途中からハヤシライスの味になってしまった感じ。その後に、作者も意図したらしいSF的「混沌」の状態になる。ハヤシライスにより、こちらの味覚が混沌としている中にさらに「混沌」が登場するので精神状態は「イライラ」である。ラストで、当然のことながらきちんと着地し「混沌」は消える。終わりよければ全て良しと考える読者はこれで納得するのかもしれないが、途中からの「ハヤシライス」と「イライラ」は(冒頭の魅力が強烈でホラー的展開にあまりに期待しすぎたためかもしれないが)、私としては減点要因である。 | ||||
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ネタバレ気にせず書きますので、読もうと思っている方は以下のレビューを読まない方が良いかもしれません。 内容に関してですが、他のレビューで、「ホラーじゃなくてSFだろ」と仰っている方のご意見が非常にまとまっているうえ、正鵠を射ていると思うので、あまりクドクド書きません。 ちなみに、私は「SF」ではなく、「ホラー」として本作を楽しめました。 言われれば確かに「SF」とも読めるのですが、SFに精通している方じゃないと、明確には思わないかもしれません。 信州の田舎、戦時中の過酷な過去の出来事、じわじわと迫ってくる怪異。 そのように、はじめは真っ当なホラーとして進みますが、中盤にある人物が出てきてから、話の角度が変わり、確かに「SF」じみます。 このジャンルの脱臼を受け入れられるかが、もしかしたら本書の好悪の分かれ目になるかもしれません。 ちなみに、私は多少面食らいましたが、わりとすんなり受け入れました。 おかげで、その後の展開は、どうオトすんだろうと先が気になり、一気に読めました。 作者さん、面白い小説をありがとうございました。 ただ、物足りなかったところをあげると、妻の夕里子さんのキャラが魅力的だったのに、あまり活躍しなかったのは、残念でした。もう少し、動かせそうなキャラに見えました。 それと、やはり全体的にというか、パンチ力がいまいち足りないという印象は拭えないと思いました。 確かで、地盤がしっかりしているのですが、地味……そんな印象です。 本好きに勧めることのできる品の良いホラーとも言えます。 あと文章についてです。選評で、黒川博行氏が、「文章がいたずらに大仰で表現が幼く」とありますが、私はまったく、そんな印象はありませんでした。むしろ、逆。非常に確かで、適確だが、少々面白みに欠ける、そんな印象です。 ただ、一番のホラーはこんなに実力がある作者さんの上、歴史ある賞の大賞を受賞されているのに、いまだに次回作が出ていないことです。どうやら出版業界を覆う闇は混迷を極めているようです。 | ||||
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最後まで、引き込まれて、また、どんでん返し。この展開は、見事。 楽しませてもらいました。 | ||||
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謎がなかなか明らかにならないのでイライラしながらもおもしろく読ませてもらいました。戦時中のかなり大変な様子を学べるのが貴重です。物語もおもしろいのですが,教養を高めるためにも是非。人物の気持ちの描写がとても長い箇所があり,いきなり物語が停滞するので,そこだけ読み飛ばしてもOKです。 | ||||
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面白かったのですが、結末まで読むとなんだか人間臭さがプンプン こんなたいそうな事しなくても・・・。と思ってしまいました。 | ||||
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ミステリー・ホラーの賞だったから、ミステリーの部分もあるかな?と思ったけど、ガッツリホラーだった!この本はゾワゾワする感じがして、2回くらい鳥肌が立った!面白いです!オススメしますよ。 | ||||
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全く理解不能。「クスリやってるのかな?」と感じながら読んだが最後まで面白い展開には、ならなかった。昔のシックスセンスって映画思い出した。 | ||||
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