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鬼人幻燈抄 葛野編 水泡の日
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鬼人幻燈抄 葛野編 水泡の日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 41~46 3/3ページ
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web版から読んでいますが、webからさらにブラッシュアップされています。 読むのに体力を使う内容ではありますが、それでも読むのをやめられない小説です。 葛野編は全体の内容で言えば序章です。 江戸編は10月発売という事で、これからが楽しみです。 | ||||
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悔恨と復讐心を胸に生きる主人公が江戸から平成までの170年を長い時を経ても変わらぬ想いを貫き鬼と戦いながらも、人々の出会いにより少しずつ変わりゆく想いを受け入れていくようになる、そんな男の心の変化を描いた和風ファンタジーです。 WEBで完結済みの長編物語ですが、肌で感じる時代ごとの風景や移ろいゆく心の機敏が感じ取れる圧倒的な筆力と、後の時代にて回収される数多の伏線を描き切る一切の無駄がない綿密な構成力に支えられているため、一息で読ませ切るほどのパワーに満ち溢れています。 また鬼との剣劇や異能バトルもずっしりとした重量感や鉄の匂いを漂わせており、和風伝奇ものとして秀逸です。 主人公は人の寿命、時代の激動、鬼による殺戮など様々な形で家族や友人たちと別離を繰り返すため、涙を誘う場面も多いですが、思わぬ形での再会や遺された想いの欠片を見つける度に、嬉しい涙も誘うのが私が感じた本作の一番の魅力だと思います。 この巻は170年間にわたる壮大な時の旅が始まる前のほんのプロローグでしかありませんが、時代を超えて主人公を突き動かすに相応しいほどの濃厚な想いの熱量が詰まった旅の原点です。 「この作品が売れなかったら編集を辞めてもいいと」担当編集に言い切らせたほどの作品であり、それだけの熱意、愛をこめてこのシリーズ一冊目が刊行されたことに対し、私は感謝しかありません。 平成の完結編まで刊行して欲しい。誰もが知る物語になって欲しいと、私に初めてレビューを書かせたこの作品の重厚さを是非皆さんにも感じて欲しいです。「絶対」と私も言い切ります。絶対にこの物語は面白いので読んで下さい! | ||||
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※ネタバレにご注意願います まず、本作に光を当てて下さった双葉社様と、そして何より、鬼人幻燈抄を練り上げて、完成にまで漕ぎ着けて下さった中西モトオさんに深く感謝を申し上げます。 さて、本巻は記念すべき鬼人幻燈抄の第一巻となっております。時代は江戸時代後期、製鉄を生業とする村・葛野でのお話になります。 本巻葛野編では、主人公甚太とその家族の日常が描かれ、しかしそれぞれの想いはすれ違い、また、村を思う村長や、同胞の未来を憂い暗躍する鬼達の存在が絡み合い、葛野の地に惨劇がもたらされます。 その内容は陰鬱としており、作品全体に漂う雰囲気は美しくも暗さを感じます。そう『初読の一周目』ならば。 鬼人幻燈抄は、作品の構成上、初読の一周目では理解し得ない登場人物の『想い』というものがあります。真の意味で鬼人幻燈抄という物語を味わうには、物語の終わりまで一読しなければなりません。 一周りしてそうして初めて、初読では理解し得なかった彼や彼女達の想いが見えてきます。鬼人幻燈抄は何度も読み返して楽しめる、その様な構成になっているのです。 170年もの間に、巡り巡って、繋がり伝わる想い。或いは、途切れ、繋がらない、理解しあえなかった心。これら等の『愛憎』が、本作を彩る最大の魅力であり、読み終えた読者達が絶大な賛辞を送ってやまない理由なのです。 本作は葛野編は序章の序章。 甚夜がまだ甚太で、白夜が白雪、マガツメが鈴音だった頃の、原初の風景。 読み返せば、著者の仕掛けに気がつき新たな発見に驚く事もあれば、 『清正は自分でも本を書いているんだって』 繋がっていた彼の想いが万感胸に迫り、 『この書に記された始まりを、そんなこともあったと笑える優しい日々が、君へ訪れますように。』 そして彼女の思いの深さに涙するでしょう。 『愛しています、いつまでも』 ………が、それはあくまでも2週目以降の『ご褒美』。 作品の構成上、評価するに難しい葛野編、色々悩みましたが、私はこの素晴らしくも儚い作品が大好きなので、星5個にしておきます。 もし、葛野編単体に魅力を感じなかった人は、先にweb版を読み進める事をオススメします。 個人的には 江戸編・幸福の庭 幕末編・剣に至る 明治編・林檎飴天女抄、一人静 大正編・夏雲の唄 昭和編・復讐の果てに は何れも傑作で、最終章の平成編では、これまでの全てが収束されていきます。 是非あなたも、江戸時代から平成に至るまでの長き時を、彼等と一緒に歩んでみてはいかがでしょうか。きっとあなたの胸に残るエピソードが見つかると思います。 | ||||
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江戸時代から現代にかけて、 老齢では死なない主人公が世代を超えて色々な人と繋がりを持ち、 とある目的を果たすために強くなっていく、というお話です。 一ミリでもご興味を持たれた方は、ぜひ手に取ってみてください。 帯に偽りなし、という思いが得られるかもしれません。 | ||||
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ファンタジー小説はあまり読んだことがありませんでしたが、この作品は面白いと思います。お気に入りの本が一つ増えました。 | ||||
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説明で記載されている「何度読んでも号泣必至」「人生観が変わった」の通りの作品だと思います。曲げられぬ己の生き方による違わぬ選択の先の悲劇。憎しみから鬼となり、何を斬るべきか定まらぬまま、遠い未来に起きる悲劇の産物を止める為に途方もない時間を生きる人と鬼の狭間で揺れる鬼人の主人公と人の世が織り成す物語です。 心に残るような主人公の生き様、想いとその移り変わりはきっと読む人の心を豊かにすると私は強く思います。 | ||||
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