鬼人幻燈抄 幕末編 天邪鬼の理
- 幕末 (129)
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奥が深い。読んだ後、余韻に浸ってしまいます。 | ||||
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アクションシーンにはしっかりとしたスピードを想像できる文、切なさや温かさを感じられる内容と、時代背景や史実、地方の伝説などを絡めた世界観、伏線回収がキレイな所がとても気に入っています。続きが楽しみです。 | ||||
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幕末動乱期の妖刀、『夜刀守兼臣』を追い夕凪に出会い、鬼を使役する会津藩士の苦悩の目的を使役鬼との死闘の末に明らかに・・・ モノトーンの幕末に“合貝の愛”は・・・ | ||||
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鬼人幻燈抄幕末編・天邪鬼の理は、鬼人幻燈抄の第4巻に当たる物語です。前巻の江戸編・残雪酔夢から6年が経過し、時代はいよいよ幕末に差し掛かります。甚夜達もまた否応なしに時代の動乱に巻き込まれ、そして数々の出会いと別れが訪れます。それは、彼の強さに余分を齎すと共に、心に安らぎを与える最愛の娘・野茉莉との出会い。或いは、譲れぬ想い故に闘い、己の生き方を見つめ直すきっかけとなった鬼達との激突。そしてどうしようもなく訪れる、恩人や友との別離。其々の物語が胸に迫ります。 そんな中でも、私が好きな物語は『余談・剣に至る』です。平成と幕末が交差するこの物語は、この先甚夜が辿る途方もない道程を思うと、その成熟した姿がとても眩しく映ります。「いずれ、再び相見えようぞ。その時には濁った剣の答え、改めて見せてもらうとしよう」交わされた約束、果たされる時は未だ遠く。剣に至ろうと足掻き平成の世を生きる二匹の鬼は、また別の時代の別の物語で、それぞれの答えを胸に火花を散らすことになります。 本巻に収録されるエピソードは、何れも過去に、或いは未来へ繋がる重要な物語ばかりです。その意味で第4巻・幕末編は要注目の一冊となるでしょう。そして、本巻を語る上で外す事ができ無い、秀逸の一言に尽きる終章『いつかどこかの街角で/雀一羽』は何度読み返しても胸に来ます。温かさと切なさが入り乱れた幕末編の締めは、明治という新時代の幕開けと、これまで過ごした江戸との別れにて表現され、私は江戸に残された雀を想い、静かに涙しました。 鬼人幻燈抄文庫版も本巻で序盤を終え、いよいよ次巻から中盤の明治編に突入します。 書籍版を先にお読み頂いている方は気が付かれるかもしれませんが、本作は初読時とはまた違った印象で読み返すことができるため、文庫版も異なる視点で楽しむことができます。それを可能とさせるのは、作者中西モトオさんが長年に渡り推敲と微調整を重ね、そして担当編集さんがブラッシュアップさせた本作の完成度だからこそ、為せる技なのかもしれません。 いつまでも楽しく読ませていただいております。 | ||||
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人と鬼ではあるが、元は人。そのころから引きずられる後悔や想い。心の知れた仲間。優しさが寂しくもあり、温かくもある。出会いや別れ。最高傑作。 | ||||
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