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復讐の協奏曲
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復讐の協奏曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 21~40 2/3ページ
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このシリーズを読み始めた時は実際の事件がモデルになっており犯した犯罪の内容があまりにも酷すぎて御子柴弁護士に感情移入できませんでした。エンターテインメントとして話が面白いため続けて購入していましたが、やはり犯した罪が罪なので反省してもちょっとなぁというような思いがいつも拭えませんでした。ですが話が続くにつれて徐々に御子柴弁護士が変わろうとしていること、以前とは違う自分になろうと必死で足掻いていることが分かるようになってきて、応援しようと言う気持ちになりました。読み続けてよかったです。 40歳を過ぎて中年と言われる歳になってもまだ変わろう、贖罪しようと必死になる御子柴弁護士は立派だと思いますし、登場人物の中で御子柴弁護士を応援する人がいるのがよくわかってきました。少年犯罪の刑罰については常に議論がありますが、この作品で一つの例としての答えが提示されたように思います。もちろん現実は小説のようにはうまくいかず、シリーズの中で何度も言及しているように被害者の家族は永久に苦しみ世間に与えた影響も大きい。どんな事があっても許されない罪があるという気持ちは強いです。私もまだ迷いがありますが、御子柴弁護士がどのように生きていくのかこれからも見たいです。 | ||||
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無事届きました。ありがとうございます。御子柴シリーズはこれが最新刊ということで、あっという間に読み終わり、これで御子柴シリーズは読破しました。次が出るのが楽しみです。 | ||||
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ラストまで結末が分からず、それでいてだれることなく引っ張る手腕は御子柴シリーズにおいては際立つ。 登場人物もすべてうまくストーリーに組み込まれていて、無駄な展開がない。 事務員洋子にスポットを当てるという着眼点も良いし、過去の出来事に絡めているのも興味が沸く。 かっては対立した弁護士を引きこむのも今後に関係するかは分からないが、良い登場人物である。 ラストまでの惹きこまれ方に比べると、結末はちょっとアッサリ気味ではありが全体を損なうものではない。 正直最近はやっつけ仕事的な本もあるけど、御子柴弁護士シリーズはやっぱり面白い。 | ||||
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御子柴シリーズは好きなのですが、裁判部分の裁判文書のダラダラしたくだりが苦手なのですが、それがなく、読みやすくなってました。 他の方の言っている通り、凶器については納得できなかったです。 身の回りの人間、事件が固められて来たので、そろそろ外を向いた話になるのかな?次作も期待してます | ||||
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次は不破検事との対決かな? そんなの読みたいですね 自分は御子柴の方が面白いんだけど、ネタ的には不破との対決して欲しいし、そうなっていくんだろうな | ||||
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次は?どんなストーリーのメロディを奏でてくれるのか作者に期待したい。 | ||||
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これまでシリーズものよりもややあっけない結末でしたが、相変わらずテンポ良く読み応えがありました。次作にも期待します。 | ||||
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児戯とか、廷吏とか、普段聞かない難しい言葉が多く出てきて読みにくい。 あと、登場人物のやりとりも心理描写がなかなか高度で感情移入しにくい。 中山七里さんの本はちょっと大人向け、インテリ向けですね。 | ||||
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中山七里さんの多彩なテーマ設定にいつも関心を持って読んでいます。本作も社会派のミステリの一つでしょう。御子柴礼司弁護士に突き付けられた「懲戒請求書」という現実社会に起こり得る事象を本線とは別のテーマとして中山さんの視点の新しさでしょう。 ただし、本作はミステリという意味合いでは少し物足りない展開でした。なにより凶器にまつわる「謎」はミステリ好きならすぐに脳裏に浮かぶわけですから。それは少し興味が外れた瞬間です。 身近な洋子さんの身にふりかかった冤罪のような流れでした。犯人への足掛かりが少ないという描写など、最後の法廷まで明かされないというご都合主義ともいえる展開で、このあたりはもう少し丁寧な描写でも良かったのでは思いました。動機の点でも弱いですし、それにつながる伏線への解明もまた無理があります。 一方で、テーマ設定については、読者にある現状の問題点を考えさせる深い内容でした。SNS全盛の今日、世論に流されるとそれ自体が自分の身に降りかかることもあり、その怖さもまた丁寧に描いていました。 中山さんの小説はそういう社会の課題をテーマにして書かれていることがあり、ミステリとは別の面白さがありました。ある種の社会派小説かもしれません。読者一人一人の心の中で、このSNSの怖さというテーマが根付けば出版の意味があると言えるでしょう。 | ||||
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中山七里の御子柴物件とあればスルーはできないが、内容があまりに薄い。 いい加減すぎるお話の連続。自身の事務所員が、御子柴殺人の被害者と関わっていたという大技まで使ってのストーリー展開だが、結局、この大技は生かされていない。 御子柴憎しの起訴との伏線を置いているつもりのようだが、ありえへん起訴内容と裁判の描写。 そればかりが御子柴テクストの華である罵倒雑言にキレもなければ熱量もなく、ついでに言えば、何が”協奏曲”なのかも解らない。 体制側(検察・警察)鉄壁の主張を暴力的な論理を用いてぶっ壊す。のが御子柴。 最後のオチを読者の想定外にセットして締めくくるのが中山七里。 読者の期待を大きくハズスという意味では、本作も中山シチリだが、外し方が愚昧。 本作は中山七里として上梓すべきではなかった一冊。 | ||||
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このシリーズ、大好きです。ただし今回のオチは“?”が付きますね〜。序盤は盛り上がる展開にワクワクしましたが、途中は淡々と進み、最後は、「アレッ、もう終わり?」 という感じでした。今までこのシリーズは、伏線の繋ぎが見事なうえ、ストーリーの途中で1、2回予想を外す種明かしがあり、そこが逆に一気読みを強いられる魅力になっていたと思います。今回は種明かしを最後まで引っ張りほんの数ページで語りますが、そこまでの深さがない。どうしても違和感を覚えるのが凶器の入手法で、検察や警察がここに目を留めないハズがない。また、洋子の主人公に近づいた理由が、冒頭の期待を大きく外す凡庸なものであったこともガッカリでした。この理由であるならば、その生い立ちや戸籍が無いことをあんなに丁寧に説明する必要があったでしょうか。そして何と言っても黒幕がほぼ30年前の事件に対して今復讐を始める説得感のなさに尽きます。何れにしても、主人公の周辺人物は一通り語られたと思います。次は誰に視点を当てるのか。今回のイマイチ分を含めて挽回してくれることを期待します。 | ||||
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今作も、キッチリひっくり返ります。 シリーズを読んでからだと、十二分に楽しめます。 | ||||
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御子柴シリーズファンとして楽しく読みました。ただ読み進めるうちに、不安になったのが犯人がわからないのに、あと分量がこれだけしかないのか、ということ。 どんでん返しがこんなボリュームでできるのかと心配していたところ案の定御子柴シリーズにしてはあまりにお粗末な、多分おそらく色々な人がそんな簡単すぎることあるか?と予想をあえて外していた凶器に指紋がついていたトリック、自分を襲ってきた犯人がわかった唐突な理由、いつものどんでん返しを楽しみにしている読者向けにかやっつけの黒幕。 中山先生12ヶ月連続刊行とかしなくていいから、もう少し人間激以外のミステリー面に力入れて欲しかったです。 ただ御子柴の成長譚や事務員にのみ、あ、甘いよ、あんた、と純粋なファンがたのしめる仕掛けは全体とおしてしっかりあるので星1にはしないでおきまふ。 | ||||
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洋子が真っ先に気にするのが「せいぜい着手金しか払えません」だという事に好感。次に懸念するのが「一生タダ働きですか」であるのも好きだなあ。「身内(従業員)なんだから、助けてくれるよね?」「従業員なんだから、タダだよね?」の発想が自発的には出て来ないキャラって真っ当で良いなあ 御子柴の調査も法廷逮捕劇も大変面白く小気味良かったが… たかちゃんが知原の女衒役をしてた理由も、成美に「金で雇われた」のも少々ピンと来なかった。知原を操ってたとして、部下が「優秀」なら自分の業績や出世に繋がるから?幾ら部下とはいえ、従うかあ?「諸経費」掛かり過ぎるだろうし、会社が精算してくれるとは思えないし、そうすると持ち出し多過ぎるし… 知原と「特別な関係」だったとして、契約取る為の必要経費のせいで金に汲々してたとして…そうするとそういう事をするメリットどこにあるんだ? 「出世」したくて、↑を止められなくて、金を捻出する為に成美に雇われたとして、ブログ煽動までは分かるんだが… 自身が悪事に手を染めながら、幼馴染の為の復讐に執着して、ハンマーもって襲撃する律義さってあるのかなあ どっちかとういうと、自分の身は「安全地帯」に置いといて実行役は他にやらせるタイプの感じだが …と、思ってしまい、最後の最後で腑に落ちないのが少々不消化だった 留置所描写を読んでいて、留置所って「自力で動けない入院生活に似てる」と、思った そんでもって、手錠の似合わない人間を、手錠の似合う人間にするのが拘置所や留置所の役で、そうされなかった洋子が強靭だった。と。どうも自分は洋子が大変気に入ったらしいです | ||||
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弁護士・御子柴シリーズの新作。 今回は御子柴法律事務所の事務員である日下部洋子が逮捕されるとともに、洋子の過去が明らかになっていく。 「君が殺人を犯していようがいまいが、必ずそこから出してやる」 こんな言葉を言えるくらい、敵に回すと厄介極まりないが、味方になればこれほど頼もしい弁護士はいないと思う。ただ、徹底的に調べるため、知られたくない過去も明らかになっていき、洋子と御子柴の過去がどう繋がるのか楽しめた。 前回に続いて、自分の過去の罪と向き合うことになった御子柴の心情がどう変化するのか、興味深く読んだ。 中盤までの展開は文句なしでおもしろかったのだが、終盤は駆け足の展開であっという間の解決だったのが物足りなく感じてしまった。 今後の御子柴シリーズも楽しみに待ちたい。 | ||||
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①本書は間違いなく、著者の傑作と呼べる作品である。 ②御子柴と事務員日下部洋子の関係を巡る謎が鍵である。 なぜ日下部洋子は殺人鬼御子柴の事務員になったのか? ③もちろん、幼なじみを殺され、家庭崩壊の原因をつくった御子柴への復讐である。しかし、反れば徐々にに御子柴への信頼へと変わった。殺された幼なじみの母親に接近し、用意周到に復讐劇を演じるはずたった洋子の「改心」の理由。 それは弁護士御子柴との関係性の変化にある。 ④読み終わった今もこの謎は解けていない。 でも、それで良いと思う。 謎は未解決のままで残し、後は、読者に委ねればよい。 お勧めの一冊だ。 | ||||
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御子柴シリーズは、中山七里の中でも最高ですが、今回だけは、いつもと比べると凡庸。次回に期待。 サイドストーリーでの御子柴の活躍も楽しみです。 | ||||
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御子柴への脅威に新ネタは無く焼き回しとなり法廷シーンも少なく、1冊の魅力はシリーズの過去作に劣るので、単行本価格の価値が感じられない方もいるとは思いますが、 シリーズのファンとしては浮世離れした事務員・洋子の過去と秘密が解って嬉しくラストの流れも良く、 個人的には困難な生き様を歩む御子柴への御褒美的な位置付けにも感じました! | ||||
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これは素晴らしい。 御子柴シリーズはどれも面白いが、今作はその中でもトップクラス。 今回はプロローグから衝撃が始まり、それ故、意外性には欠ける部分がありましたが、 トリッキーなことはせずとも、秀逸な一冊でした。 | ||||
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ずっと楽しみにしていた御子柴シリーズ第5弾は御子柴の事務所のパラリーガルの洋子!考えてみれば御子柴と同じ事務所で唯一サポートしている彼女、でも彼女にスポットが当たった事はない。1番の理解者?と思ったり御子柴の過去を知っても動じない彼女は御子柴に恋愛感情を持っているのか?などいろいろと疑問に思うところはシリーズを増すごとにふと考えるが、特には気にならなかったが今回は洋子が殺人事件の犯人として逮捕される、つまり依頼人は洋子!御子柴自身も彼女の私生活や過去をほぼ知らない、つまり読者の私と同じ視点である。今、話題の匿名での誹謗中傷、モラルや正義の代弁者のようにネットに御子柴がターゲットになるのは、この作者の時代の背景の取り入れ方にいつも感心させられるが、最初は何だかスピード感にかけるし、随分、御子柴丸くなったような気がしないでもないが、洋子の過去、出自が解明されていく頃には、私も御子柴同様、洋子に疑心暗鬼になったりと飲み込まれて一気読みである。ネタバレしてはいけないので詳細は記載しないが倫子の存在は心温まる。ぜひご一読をお勧めします。 | ||||
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