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弥栄の烏
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弥栄の烏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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前作『玉依姫』が姫サイドの物語であることに対し、今作は烏と猿サイドの物語である。 作品自体は面白かった。 ただ、第1部とは?(山内の終わり?山神の終わり?)という疑問が残った。 また、シリーズ物の常として、前作後と思って読むとマジで混乱する。せめて、地の文でいつか書けよ、と | ||||
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はっきり言って、ひどい内容だと思う。玉依姫から全てが散漫でまとまりもなく、筋も通ってなきゃ、締めも下手くそ過ぎる。作者はよくこれを納得して本にしたなと思う。 シリーズを通して雪哉と若宮が主人公というか物語の中心なんだけど、子供だった雪哉が訓練や勉強や諸先輩、先生などの影響によって立派に成長したんだろうなと想像してたけど、ぜんぜん成長してない。また若宮も1,2巻の登場時にはミステリアスだし、なんか異能の存在だし、人間界も知っていて遊学してたくらいだから、どんだけすごい英知があるとか、あるいは雪哉たち若者を導くのかと思っていたら、玉依姫で「あれっ?」と思い、この巻で彼もまた成長していない無知の青年だったことが判明した。 もしかすると第二部から成長するのかなと思う反面、このガッカリ感に第二部を読むことに躊躇している。 玉依姫の巻にしても、この巻にしても核がないように思う。一体どの方向に向かっているのだろう。作者自身もよくわかっていない若宮のような人なのだろう。 | ||||
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いゃあ~、ジコチュ―だねぇ! 他所から新しい神を連れて来て、僕ちゃんは神の下僕になるから、あんたも共に神の座を譲りなはれって。 挙げ句に、旗色が悪うなったら、神さんほったらかして引きこもり、勝手に記憶の上書きと。 かつての相方に暴動起こさせて、やられたらやり返す、倍返しだぁ~!って、病んでるわぁ~。 共存の道より、何処までも我が身可愛いってか。 過去はきれいさっぱり忘却し、これからの未来を夢見て、みんなで頑張って行こうかよ! 私は誰? 私の人生の目的は? 私が本当に欲しいものは何? 最後まで、忘れたままかい。 しっかし、いつの時代も、女は・・・強く逞しく。 男は・・・おバカで弱しかかな? | ||||
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5巻から一気に物語の方向性が変わり、面食らった読者も多かった八咫烏シリーズ。 本巻で遂に完結です(第2部がいつ刊行されるか等の情報は、今のところ一切公開されてません)。 シリーズ全体としては、2巻~4巻が面白すぎて、5巻6巻で内容が落ちてしまったかなという印象でした。 ただ、きちんと最後まで読めば、作者の阿部さんが「物語の大枠および着地点を考えてから小説を書いてくれた」のではないかと思うだけの構成はしていました。 少なくとも、行き当たりばったりに話を進めて気づいたら物語が崩壊していました……という、ラノベや残念ファンタジーにありがちな小説とは一線を画しています。 本作の最高に勿体なかった点は、以下の通りです。 ・6巻が5巻の焼き直しでしかなかった ⇒シーンが被りすぎて再構成にすらなっていません。5巻と6巻纏めて1.5冊に出来たであろう内容です。 ・結局主役は誰やねん状態 ⇒若宮なのか雪哉なのか……我々読者は誰に感情移入すれば良いのでしょう。5巻まではちゃんと主人公を絞っていたのに、最終巻で急激に視点が散見してしまったのは残念でした。 ・後出しミステリーはそろそろ止めよう ⇒金烏の名前を探す部分ですが、読者には『考察するためのパーツ』が一切開示されないまま、急激に解説モードに入ります。1巻の頃からの作者お得意パターンですが、私的にはあまり良い構成だと思いません。 他にも、外界の設定を現代じゃなくて『明治』や『江戸』にすれば読者側の違和感が薄まったとか、キャラクターがシリーズ全体通してぶれているとか、細かいところはいっぱい突っ込みたいのですが……。まぁ、設定や世界観等については作者の趣味もあるでしょうし、あまり辛口を言う気はないです。 シリーズ全体としては十分楽しませていただいたため、星3つです。 話の組み方は上手いと思うので、後は魅せ方です。第二部もしくは新作シリーズがあるならば、もう1ランク上になっていることを期待しています。 | ||||
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やっと読めました、最新刊。 玉依姫をよんで次作はどうなるのだろうと思っていたのですが、烏目線のお話でしたね。 相変わらず舌を巻く世界観で引き込まれました。 しかし、若宮視線だったり雪哉視線だったりと所々入り乱れ、その割にはあまり感情面が描かれていない気がして、グッ!と入り込むことがなかなか難しかったです。読んでいて、あーここが見せ場なんだろうな。と客観的に見てしまいました。そこに、その世界観に引き込まれたかった! 私の読み方が浅かったのかもしれませんが。笑 また一作目から読み直したいと思います。 次回作も楽しみにしております! | ||||
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前作の玉依姫と同じ時間軸を、烏たちの視点から描いた作品です。 なので、大まかなストーリーの流れのうち、想像がつく部分がどうしても出てきてしまいました。 このシリーズは、ファンタジーでありながら、ストーリーにミステリー的な要素があり、個人的には、そこも魅力の一つだったのですが、その減少分を補うほどの新たな謎の提示や人物の掘り下げはなく、淡々とストーリーがすすんでいき、その分興がそがれた格好です。 文章や、構成は相変わらず達者なので、面白いことは面白いんです。 が、作者の技量があれば、登場人物の描き方、ストーリー展開等、もうひとひねりできたはずと思うため、今後への期待をこめて、この評価です。 | ||||
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第2,3,4巻の山内の世界があまりにおもしろく素晴らしかったので、期待していたのですが、玉依姫とこの弥栄の烏は、文章も流れもあらくそこまで完成度は高くなかったように思われました。天狗や猿や玉依姫や山神が魅力的に書かれていないからであろうか? 何年か後に玉依姫と弥栄の烏の編がもう一度練り直されて発表されるといいなと思っています。それでも、誕卵→啐啄→成人など、この作者ならではの八咫烏世界の踏み込んだ描き方は相変わらず魅力的。八咫烏の世界を何も現代文明と照らし合わせなくてもよかったのでは・・とつい、思ってしまいます。 全巻を通じて一番好きなところは、第一巻終章の「春たけなわの・・」から始って、「お前はいつだって、一番強くてすてきだった、と」で終わる奈月彦の独白です。紫苑の宮の誕生をすべての救いと希望としたい作者の意図はよく分かりました。 | ||||
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一作目から三作目で感じた、まるで山内が存在しているかのような描写が好きで追いかけてきたシリーズです。 今作は、前作の八咫烏視点となっています。 前作にハマりきれずもやもやが残った自分は、今作も前作同様の感想を持ちました。 神や眷属といったものに知見がないため、登場人物への感情移入が難しく感じた部分が多かった点が原因だと思います。 作り出される世界観は好きです。 次回作に期待しています。 | ||||
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