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その裁きは死
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その裁きは死の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1~20 1/2ページ
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話をあっちに振って、今度はこっちに振って、著者の思い通りに 誘導されている感じ。でも、ミステリーを読んでいる感じが全く しない。 前作「メインテーマは殺人」でもそうであったが、後からポロリ と真実が出て来る展開で、伏線との答え合わせをしている感じ! 緊迫感のある展開もなく、読後も、まあ~そうだよね!と思えて しまう。 「カササギ殺人事件」の圧倒的な構成の面白さに比べると、 ホーソーン探偵シリーズは、切れ味がイマイチで、登場人物の 魅力も薄いのが残念。みんな、褒め過ぎ!!! | ||||
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ほんまにおもろいな! 謎が重なりつつもしっかりヒントが散りばめられて、それでいて全く解らない、真正面からの美麗な本格ミステリーでした | ||||
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その裁きは死 ロケーション★★★★ 動機★★★★★ 犯人★★★★★♾️ サブ謎★★★★ ロジック★★★★★ サスペンス★★★ アンソニー不遇度★★★★ このシリーズは順番通りに読むべき! | ||||
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前作(『メインテーマは殺人』)のレビューでちょっと褒め過ぎたかなあ? いえいえ、すっごく上手いと思ったのは本当ですし、今作も上手いし面白いです。本格謎解き物ファンの方々にはオススメの作家だと思います。 でも前作は、最後まで謎の部分が結構あって…ホーソンの私生活とかホロヴィッツの奥さんの名前とか…それが良い余韻を醸し出していたんですよね。 ところが今回はのっけから奥さんが登場してきて、しかも名前も職業も丸出し! 息子がいることまで分かってしまった! しかもホロヴィッツは事件だけ追っかけてればいいのに、ホーソンの自宅に押し掛けたり、ホーソンの友達にまで余計なことを言ったり…デリカシー無さすぎで、何かがっかりでした。 ホロヴィッツが尊敬するクリスティーは、もうちょっとデリカシーあったよねぇ? | ||||
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ホロヴィッツほどになっても仕事がなくなったり病気で仕事ができなくなるのが怖いようで作品内にも書かれていて出版社の方針でシリーズ物にして3作同時に発売する運びに物語の中でしてしまっている。コナンドイル、アガサクリスティーのオマージュはもちろんのことロンドンの街案内で字数稼ぐところはローラリップマンのテスモナハンシリーズのボルティモア案内の手法を思わせるし自虐的そしてブラックなユーモアはロアルドダール(チャーリーとチョコレート工場、007ロシアより愛をこめての脚本ほか)の影響も感じる。また刑事フォイルのロケでの苦労話も織り交ぜてこの作品をドラマ化してもほぼ現在なので背景セットに予算がかからないようにしているのも脚本家としての玄人感を感じさせる(そもそも彼のどの作品も登場人物は割と少なめでギャラの総額も意識しているような気がする)。「その裁きは死」 はこのホーソーン、ホロヴィッツシリーズのなかでもそしてカササギ、ヨルガオ含めた中でも一番の傑作だと思う。少し悪ノリしすぎじゃないかと思う瞬間もあるけどすべて綿密に計算されていて白人の登場人物は言いたい放題に表現するが有色人種、マイノリティーに関しては糾弾されないよう細心の注意をはらっているところはまさに商業作家の面目躍如で作中でもアキラアンノという日本人作家に「この商業文士が」と揶揄させているのが最高。この数年ドラマなどの脚本が途切れているが水面下では何かとてつもない企画が進行していると期待している。 | ||||
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前作にも増して面白かった。ハヤカワ・ミステリ文庫に比べると創元推理文庫は字が小さくてつらいのだが、読めば読むほどそんなことが気にならなくなっていく圧倒的な面白さである。翻訳も相変わらず素晴らしい。 二転三転する結末にも唸るけれど、ホロヴィッツはやっぱりストーリーテラーとして優れているのだと思う。早く続きが読みたくて仕方がなくなる本を指す「ページターナー」という表現が、まさにぴったりだ。小説としてのタイプは違うが、僕にはどことなく『ミレニアム』のときの興奮がよみがえる。 しかもこの人は、玄人好みというか通好みというか、つまり評論家受けのする作風なのである。ピーター・ウィムジイ卿という名前や、「ふたりで探偵を?」という章題など、わかってくれる人に向けてウインクしているような単語やエピソードが満載なのである。 今回はとりわけコナン・ドイルへのリスペクトがすごい。最後の「補遺」の部分については、控えめながら構成的に『緋色の研究』『四人の署名』『恐怖の谷』と同趣向だ。ちなみに作中の俳句はお世辞にもうまいとはいえない出来だが、それを補って余りあるほどミステリとしてのクオリティーは高い。 | ||||
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Audibleは声がくどくて、耳読はアレクサちゃんまかせが続いています 最近は、俳優ではなく声優が読まれる事が増え、一気に利用が増えました。 ホロヴィッツもカササギの4作は佐々木望さんで気持ちよく完読しました。 が、こちらのシリーズは読み手が代わり、かなりげっそり。 声色を使い、男のおばさん風声が苦手です。これを達者と思う人もいるでしょうが。(思わない) やっぱりアレクサにしようかな。 内容は、作者の実名登場で、本人ノリノリで書いているのでしょうが、楽しくないです。 イギリスミステリードラマファンには堪らないエピソード満載なので、ガマンガマン | ||||
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この作家の作品はこれで三作目ですが カササギは構成オチみたいな印象 メインテーマは面白いと思いました。 この2作はどちらも割と早い段階で犯人も謎の大筋もわかっていました。 本作も「これが伏線でこういうことなんだろうな」というのは割とわかりました。 奇想天外どんでん返し…ではありません。 注意深く読んでいればわかります。 それが自分の場合は真面目に読む気になる面白い要素です。 文章も軽妙で楽しいです。登場するキャラもイキイキしてて読んでて楽しいし、所々の表現のユーモアにはにっこりします。 追跡シーンは声をあげて笑いました。 | ||||
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此の小説には何時ものように何人か「憎まれ役」が登場します。 その中の最たるモノが「日本人女性文学者」なのですが、容姿と言い、言動と言い、「何を考えているか分らない、直ぐにキレるサイコ」的人物として描写されています。 明らかな「差別」です。 イギリス人にとって日本人のイメージというのは、ディビッド・リーンの『戦場にかける橋』から全く変っていないのです。 此れを読んだイギリス人は所謂「捕虜虐待」や所謂「バタアン」等の「戦勝国」に依って書かれた「歴史」に於ける日本人の負のイメージが、また「上書き」された事でしょう。 彼らは香港やシンガポールで負けた事、戦艦プリンス・オブ・ウェールズ、レパルスが沈没させられた事が余程「悔しい」のでしょう。 LGBTQには必要以上に「気を使う」癖に、日本人差別には悪意すら感じます。 もっと許せないのは、ホロヴィッツが「俳句」と「川柳」の違いも分っていない事。 ネットで調べれば「俳句の定義」など直ぐに分るだろうに。 「作家」として失格です。 ミステリーなんだから、等と言わないで欲しい。 「知的怠惰」は「道徳的怠惰」に通じるのです。 最もダメな点は、此の小説が「ミステリー」になっていない事。 ホロヴィッツは「ホーソーン・シリース」を続ける積もり満々で、日本語訳も出るらしいですが、私は二度と此の「差別野郎」の駄本は読みません。 買おうと思っているあなた、1,210円は「ドブに捨てる」事になりますよ。 運悪く買ってしまったあなた、Amazonなら「返品・交換」出来ますし、書店で購入されたのなら「レシート」を添えて、多のミステリーに交換される事をお勧め致します。 | ||||
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どういう楽しみ方をするかによって評価が、というか好き嫌いがはっきり分かれる作品なのかなーと思います。 イギリスのテレビドラマが大好きで、ホロヴィッツ脚本のドラマを多数見ていて、ホームズものもクリスティも好きな私は、マニアックな喜びと共に非常に面白く、すべてにワクワク・ニヤニヤしながらすっかり楽しみました。 一方で謎解きや冒険など(私にとっては馴染みのない分野)を求める読者にはご不満なのかもしれません。 それも仕方がないかなと思います。 こちらもシリーズで10冊まで行くということなので、まぁーったく、もうって感じですが、楽しみに待ち、そして読み続けます。 | ||||
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謎解きがあって、なあんだと思ってたら、更なる謎解きが。 一度目の謎解きもなるほどとは思ったが、物事は角度や、他の事象も併せて考えると また違う側面が見えてくる。 時間あれば、前の2冊も読んでみようと思う。という読後感。 魅力的な登場人物がいなかったからかな。 | ||||
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はじめてのミステリーで前作の「メインテーマは殺人」を読み、衝撃を受けました。 綿密に組まれた伏線が最後にはすっきり回収され、すぐにこの「その裁きは死」も買い求めました。 正直なところ、前作ほと壮大なストーリー展開ではなかったものの、最後に「なるほど〜!」と思える内容でした。 ストーリそのものももちろん、キャラクターの秘密が少しずつ明かされ、シリーズを追いかけたいと思わせられます。 巻末の大矢博子さんの解説も読み応えがありました。 作中でも有名なミステリー作品に触れられており、次回作を待つ間に勉強しておこうと思います。 | ||||
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ポアロシリーズの脚本家であり、期待に違わずの作品であった。原則、彼の作品は購入している。 | ||||
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『カササギ殺人事件』はまずまずの面白さだったが、前作『メインテーマは殺人』からの「ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ」にはがっかり。で、今作もまたがっかり。このシリーズ、今後10作目まで続く旨の予告が文中に組み込まれているが、いやいや、これ以上がっかりしたくないから、もう読みません。でも、どうしてこれが年間ミステリーランキングで圧倒的トップを占めるんでしょうか。納得できない。もうミステリーランキングも信用しない。 | ||||
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アンソニー・ホロヴィッツ初読なのでフラットに読めたと思うが、驚愕必至は間違いなく言い過ぎで、特殊な変化球など一切無く、悪く言えば地味。良く言えば保守的で読みやすい。 犯人当てを試みる能動的な読み方をするかで評価に差が出る。 探偵役のホーソーンはおそらくエラリー・クイーンの片割れエドワード・D・ホックの作品の探偵サム・ホーソーンから取っていると思うが、微に入り細を穿った手がかり/伏線から一挙に真相に行き着く展開はミステリ黄金期を彷彿させる探偵小説で、保守的な分読みやすいのだが現代ミステリから見ればインパクトに欠ける。 そのフォローをするのがワトソン役と現実の作者が同名のメタ構造になっている点で、この作者は現実でドラマの脚本等でも活動しているらしく、そっち方面からもリンクする効果で他作品に比べメタ度が高い。 けれどもそれは諸刃の剣でもあり、そのメタ構造を活かした何らかの仕掛けが提示されなければ、ただの私生活の切り売りを事件捜査の合間に語られても作者のファンでもなければただの楽屋落ちの自己満足で邪魔なだけになるが、信じがたいことにこのシリーズは館シリーズと同じく全十巻を予定しているらしく、一応そこの解決もプランがあるらしいのだが、この作品単体ではそのような仕掛けは(おそらく)明示はされていない。 | ||||
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シチュエーションは、風変わりな探偵役(元刑事)とそれを記録する小説家、と言うホームズをオマージュした設定で、ミステリーの好きな人には入り込みやすい話だと思います。 限られた関係者の中の誰が犯人なのか、真犯人は意外な・・・ と、内容は面白いのですが、なぜかコナン・ドイルやエラリー・クイーンがチラついてしまい、独創性と言った点は少し少ないのかな?と思います。 もちろん、お話は現代なのでその点では今読むにはマッチしているとは思います。 | ||||
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実直さが評判の離婚専門弁護士が殺害される。元刑事の探偵ホーソーンによってふたたび事件の捜査に引きずりこまれる著者であるアンソニー・ホロヴィッツ。果たして今回はホーソーンより先に犯人を見つけることができるのか。 高価なワインのボトルで殴り殺され、壁にはペンキで182の数字が書かれている。被害者の弁護士に恨みを抱く著名な女流作家や、被害者の学生時代の仲間のひとりが駅のホームから転落死するなど、謎はどんどん深まり先へ先へと読ませる力はさすがだ。今回はそれに加えてホーソーンのプライベートが語られる。同性愛者に対する偏見(被害者は同性愛者である)、家族と離れて一人暮らしをするアパートを訪れたホロヴィッツが見たもの。読書会に参加する意外な一面など、相変わらず謎に満ちたホーソーンの姿が少しずつ明らかになっていくのも見どころだ。 細かな事実にとらわれて混乱する著者にホーソーンがアドバイスをする。 「あんたは事件全体の形を見る必要がある。それは本を書く時と同じじゃないのか。」 これを聞いた著者は愕然となる。ホーソーンの指摘が完璧に的を射ているからだ。 読者もここから大きく方向転換されるかもしれない。現に私はここから読み方が変わり容疑者を2人まで絞ることができた。あとは細かな人物像の描写からプロファイルすれば犯人は当てられる。 読者を文章で導きながら想像されるものはまさに刑事フォイルのように映像化されて浮かぶのがホロヴィッツの作品の醍醐味だろう。加えて英国の出版業界の裏側、普通に生活に浸透している読書会、都市部と地方の景色の違いなど、英国好きなら興味深く読める内容が盛りだくさんだ。 クリスティー作品のように最後まで犯人がわからないのとは違って、著者の目線で事件を追い、ホーソーンからヒントをもらいながら、犯人を当てられる楽しみがあるのが本著のシリーズだ。少しずつ色付けされるホーソーンという人物に興味を持ちながら次回作を待ちたい。 | ||||
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作者の著作を読むのは今作で3作目。前作「メインテーマは殺人」を読了後、何もかもがしっくりくる爽快感にはまり、すぐに読み始めました。 今作も現在の2つの事件と、その被害者たちが絡んだ過去の1つ事件が露わになり、3つの事件の謎解きにホーソーンとアンソニーが挑みます。 やはり読了後、また読み直した時のやられた感が半端ありません。その宣伝文句通り、圧倒的フェアプレーです。 続編を楽しみています! | ||||
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このジャンルの素人です。書評を見て読みましたが、看板に偽りなしかと。 登場人物の偏屈ぶりとか、ロンドンやヨークシャーの地名とか、滔々とした謎解きとか、最後まで一気読みです。 | ||||
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推理小説は、謎解きやトリック中心に描かれる本格推理小説と、社会的背景や人物描写を主眼にした 社会派推理小説に大別されるが、私は明らかに後者のファンである。どうも本格推理ものは、小手先の 謎解きに走って、筋運びに無理があるように常に思ってきた。その私が、本格的な犯人当て推理小説 である本書を手に取ったのは、年末恒例のミステリーランキングで圧倒的支持を受けていたことに他ならない。 ということで、余り期待せずに読み始めたが、結論から言うと私の「予想」は大きく外れた。すごく面白い のだ。最後まで犯人当てに私自身が魅了された。後刻知ったことだが、ホロヴィッツのこのシリーズは2作目と なる。設定も凝っている。作者ホロヴィッツ自身がそのまま作品で登場し、元刑事のホーソーンと一緒に事件を 解決するというパターンになっている。シャーロック・ホームズにおけるホームズとワトソンのコンビと同じだ。まず、この ホーソーンと言う人物が些かいけ好かない人間で描かれ、オロヴィッツが振り回されるというパターンは作品の 最後まで貫かれる。登場人物の描写も無駄がなく巧い。かつストーリーに妙なこじつけがなく、シンプルに 仕立てている。だから、最後まで面白く読めるのだ。犯人当て小説にこれ以上とやかく述べることは 礼儀を失することになるだろう。とにかく、推理小説に少しでも興味のある方は是非、是非。私は、早速 このシリーズの第一作である「メインテーマは殺人」を購入するつもりだ。 | ||||
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