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夏のレプリカ
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夏のレプリカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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犀川ファンにとっては、少々、物足りない作品。 でも、悪くない(あえて、犀川先生の言い方で)。 | ||||
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シリーズで1,2番目に好き。 個人的意見ですけども、犀川先生や西之園さんがあまり出てこない方が面白い。 | ||||
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このシリーズの中で1番好きです。 萌絵と睦子のやりとりをはじめ、 その他登場人物たちの言葉の選び方や、文字で読んでいるのに会話の間が映像を見ているかのように伝わってくる表現が魅力的で、毎回どんどん読み進められてしまいますね。 | ||||
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何故かこの本だけ読み飛ばしてしまっていて、S&Mシリーズで最後に読んだ本です。 人間関係が深く関わるストーリーですので、結果的には最後で正解だったんじゃないかなと思います。 特に萌絵の人間性がよく分かってから読むのがオススメです。 この本では犀川先生や萌絵ではなく、簑沢杜萌という萌絵の元同級生の視点で話が進みます。 名前、境遇、頭の良さ、外見の良さ、、、そっくりな杜萌と萌絵ですが最終的に「二人は似て非なる」ということがわかります。 話のトリック自体はシリーズの中でも驚きが少ないほうだと思いますが、メインの謎は「二人はどうしてここまで違うのか」という情緒的な部分ではないでしょうか。 萌絵にとって自分より頭の良い人=犀川先生が幼少期よりそばにいたことが幸運だった。 でも杜萌にとって萌絵はそういう存在にならなかった、、、それに尽きます。 Wikipediaによると当初「いつか問われる Fatal Question」という題名だったそうですがこっちの方がこの話に合っていると思います。 | ||||
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ラストにビックリしました。ただ、 素生に関する大きな謎が残ってしまったように思います。 続編があるのかなぁ? | ||||
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SMシリーズ7作目で初レビューです。 これまでの6作と比べると色々な意味で異色。 小説としてはこれまで読んだSMシリーズで今のところ一番好きな作風です。 前作の「幻惑の死と使途」で、萌絵と犀川は事件に対し若干異なった解を導き出します。 犀川がその解を導いた一つの要因・・・、前作中でなぜそれについて触れなかったのか不思議でしたが 本作でしっかりと触れられていました。 逆に言うと、前作を読んでいないと何を言っているのか意味不明なオチみたいなものがあります。 また、先に触れたようにこれまでのS&Mシリーズとは作風が異なる・・・ ということで森作品を読んだことがなく、一発目でこちらを読んでしまうとあっけなくトリックに気づいてしまうかもしれません。 まだ森作品を読まれたことのない方は、数冊読んでからのほうが 本作品で ”良い意味での” やられた感を味あわせてもらうことができると思います。 | ||||
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読み終えた後の喪失感が半端じゃないです。 他の作品をある程度読んで、愛着が湧いてきた頃に読むと感情の落差を味わえるのでは。 | ||||
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科学トリックで無茶する印象のあるSMシリーズの中で、これは割とマジメに推理小説していてよかったです。別の事件や人物がレプリカになっているというアイデアが面白かった。本格推理としては、屋敷の構造とかいろいろ、手がかりが足りないっちゃ足りないかもですが、早見え天才型の謎解きを楽しむものと割り切ったほうがいいのではないでしょうか。読後感はいいと思います。 | ||||
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全く問題なく面白いし楽しめるが、話の展開というか物語のキーになる部分がリアルではなく「お話」の範疇を出ていない。 | ||||
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事件そのものは同時期に発生したものに比べればそれこそチープなものに感じるかもしれない。 しかし、殺人事件とは本来、面白さを求めたりするものではない。 同時期に発生した事件も今作においても、何かを 守りたい という犯人のエゴがきっかけで起きた事件であり、今作の方がどことなく悲しく感じてしまうのは萌絵を通した感情に寄るものであろうか…。 | ||||
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「幻惑の死と使途」と同じ時系列で語られるストーリー. 面白い趣向だとは思うが,物語自体は完全に独立していて相関する要素は皆無である. 率直に言ってこんなギミックの必然性はまったく感じられない. 叙述トリックめいたものを使っている点が作者にしては新しい. 「理系」ミステリーを謳うならこういうテクニックに手を出して欲しくないところだが こちらはまあまあ機能している. もっとも,事件の真相は透けて見える部分が多くあまり意外性はない. 一方で,説明が不十分なところも目に付き,不完全燃焼な読後感である. しかしながら,萌絵が真相に気づくシーンがよく描けていて このシーンから思いついて作品を書いたのではないかという気さえする. また,今回,出番の少ない犀川助教授も強い印象を残していて キャラの造形という点ではシリーズの形が完成した作品といえるかもしれない. ストーリーで星3つ,キャラクターの魅力に5つで,4つにします. | ||||
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西之園萌絵の高校時代の友人である簑沢杜萌は、二年ぶりに帰省する。しかし、実家には両親も、姉もいない。ただ一人、兄は自室にいるようだが、鍵がかかっていて会うことは出来なかった。翌朝、まだ誰も帰宅しない家の中で、仮面をかぶった男に監禁される。両親と姉は別の場所に監禁されているらしい。 その後に殺害される二人の監禁者と、逃亡した一人。一体誰が殺したのか。そして兄はどこへ消えてしまったのか。 「幻惑の死と使途」と同時期に発生した事件。前作では西之園萌絵の内情が分かるのに対して、こちらは同時期の犀川創平の思考を追跡することが出来る。それぞれは全く関係しない事件なのだけれど、二人の思考の跡に、それぞれの事件の影響を見ることが出来るので面白い。 | ||||
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珍しく複雑なトリックも密室も出てこない話。 犀川が最初に登場するのが200ページ目で、いつもは警察や現場に 足を運ぶ萌絵が現場に行くのがたった一度という珍しいパターン。 ミステリーとしてシンプルでありながらかなりうまいと思った。またまた犯人も意外な人物で、 わかった後にまた最初から読んで確認したくなってくる。 長野県警の西畑はこれまでに登場した警察関係者の中でも最も頭の切れる人物として描かれており、 彼のスピンオフ作品でもあれば、と思わなくもない。 | ||||
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読んだ後になんともいえない懐かしい気持ちと哀しい気持ちが入り混じった。 犀川先生はあんまり出てこないので、S&Mシリーズではかなり異色かも。 でも、個人的にかなり好き。 森博嗣っぽい作品だと思います。 | ||||
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前作の「幻惑の死と使途」との関連性は他の方が述べられているので触れません。 森作品のS&Mシリーズ10作の中で異色な感じを受けます。読んでいて、「千と千尋の神隠し」のように別世界に迷い込んでしまったようにさえ感じられました。たぶん、それはものすごく心理描写が出てくるから。その感情の流れに少しでも寄り添うことができたら、すごく面白く読めると思います。逆に、純粋にミステリーを求めている人には訴えかけるものは少ないかもしれません。 本当の密室は部屋じゃなくて心の中にあるのかもしれない。 | ||||
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前作『幻惑の死と使途』と並行して起きていた別の事件を描いた作品です。前作は奇数章しかなく、今作は偶数章しかないという構成になっており、実際には交互に読むのが時系列的には正しいということのようです。ただ、そのことが推理小説な面白さを高めるのに役立っているかというとそんなことはなく、作者のホームページを読むと作者自身にもそういう意図はなかったようです(但し、完全にそうとは言い切れない面もあります)。 誘拐と言うと、普通はサスペンス小説に使われる題材であり、本格推理の題材にはなりにくいのですが、今作では犯人グループの不可解な行動の謎を解くという趣向によって見事に本格推理に成り得ています。尚、シリーズものの場合、順番に読んだ方が面白いことは確かですが、一作だけで読んでも意味が通じるように配慮するのが殆どで、このシリーズも基本的にはそうなっているのですが、今作は前作を読んでいないと意味が通じない点が若干あるので未読の方は前作を先にどうぞ。 | ||||
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今まで理論然とした理系ミステリなるものを書いてきた、それに慣れた人はびっくりすること請け合い。 シリーズの中でもかなり好き。 切ないですな。 | ||||
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1998年リリース。S&Mシリーズの第7作。前作『幻惑の死と使途』と同時期に起こった事件として本作は偶数章しかないという設定になっている。ここまでS&Mシリーズを読んできて思うのは森氏の魅力というのは『理系』であることより、むしろ『浪漫系』とも言えそうなストーリー・テラーな部分にある気がする。主人公だけでなく登場してくる人物の描き切り方やストーリー展開に感心するフレーズがしばしば出てきて、その場所で読書を一時停止することがままある(●^o^●)。それは『理系』だからでは決してない。本作の人物の心理描写などかなり秀逸でそれがこの作品の生命線とも言える。閑話休題。森氏のホームページなど拝見すると、森ワールドの成長する全体像が分かり、その視点からこの作品を見るとより面白いかもしれない。ネタバレのないページになっているから安心だ(●^o^●)。是非ともオススメしたい。 | ||||
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森先生の作品、特にMシリーズは大好きなのですが、その中でもNo.1です。何を書いてもネタばれになりそうなので難しいです…。この話は萌絵中心ですね。犀川先生の印象はあまり強くありません。ラストの切なさが読み返すたび心を痛くさせます。理系トリックと評されることが多いですが、この作品に限っては活字の特性を利用したミステリです。結末を知って読み返してみると、見過ごしていたものが見えてきて、そこが魅力と言えます。 | ||||
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犀川、萌絵シリーズを読むのに当たって、一番最初に手にしてしまった作品。なので最初は一人称が誰のことなのかさっぱり分からなかったという……。私の読み方のせいか、途中までずっと騙されていて、最後の方でようやく真相に気付いたという感じです。怪しい人間が出てきていて、その人物を疑うのは正しいのですが、真相はもっとちゃんとしたものが出てくるのでシリーズ中ではかなり好きだと思います。タイトル、描写が綺麗ですし。 | ||||
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