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(短編集)
図書館の子
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図書館の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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これが本物の「歴史修正主義」であったならどんなによいか。アジアの広い範囲に及ぼすことになったその後の惨禍を防ぐには「1941年の東京」ではなく、少なくとも「1931年の満州」に跳ばなくてはならないのだということか。 | ||||
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最近、この作家は時空を超えた架空の歴史を題材した作品にシフトしたようですねね。 読みやすさはそのままで、SFに抵抗がなければ引き込めれます。 面白かった。 | ||||
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一気に読み終えて、なぜ?どういうこと?読み返してもまた引き込まれてしまう。不思議な物語。 | ||||
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短編小説でしたが、どれも読み応えのある作品でした。 | ||||
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北海道警察を舞台にした作品を読んで、この作者の緻密な描き方に関心をもってきました。本作品に出会って、全く違う作風なのに戸惑いながらも、徐々に作品の世界に惹かれていく感覚を楽しみました。 タイムトラベルを扱った短編作品群でした。まさしく描かれた時代や作品の中に登場人物と一緒に掘り込まれていく感覚が伝わってきました。これが読書の醍醐味なのです。 ストーリーには触れませんが、満洲を舞台にした追奏ホテルも良かったのですが、同じく戦前の満洲を舞台にした傷心列車が良かったですね。展開もミステリアスですが、余韻もあり、読者もラストで救われた気分がしました。 大連のホテルとダンスホールやミルクホール、関東軍の軍人、そして哈爾濱までの列車という舞台設定は当方の好みでした。 満洲に関心を持ち続けてきたこともあり、小説でこの時代のこの国を描いてもらうだけで郷愁と哀愁が漂うでした。 短編集の場合、どうしてもストーリー展開に無理があったり、結末へのひき込み方が強引になるのは仕方がありませんが、余韻が生まれる作品は評価したいと思います。 直木賞をはじめ、数々の作品を生み出し、沢山の文学賞を受賞してこられた作者も70歳を迎えられました。古希を迎えてまた違った風合いの作品を描いてもらって、個人的には感心しながらも有りがたかったです。次作も期待しています。 | ||||
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何も問題有りません。満足しています。 | ||||
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タイムスリップモノの短編集。 どの話も纏まって入るものの、どれもラストを除きどれもラストが拍子抜けとうかだから何?というエンディング。 せめて、どれか長編ものにすれば、背景や心理描写もじっくり描けて読み応えある題材ではあると思うけど。 色々挑戦しているのかもしれないけど、下手に手を広げないでやっぱり道警ものが一番面白い作家だと思う。 | ||||
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佐々木譲の作品ではめずらしくタイムスリップをテーマにした短編集でしたが、一般的なSF小説ではなく、映画の一シーンを見るような味わい深い文学作品になっています。表題作の「図書館の子」は、一人図書館に取り残された子どもの、寂しさと母親への気遣いが心に染みました。短編なのに、物語が緻密に構成されていて、どの作品も読後に余韻の残るものばかりでした。 | ||||
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H.G.ウェルズが『タイムマシン』を書いて以来、時間旅行にはそれなりの装置が必要だということになっている。あるいは、映画『ファイナル・カウントダウン』のような超自然現象とか。残念ながら本書に収録されている6つの短編には、時間旅行をするための装置または現象のいずれも明記されていない。 ドラえもんなら机のひきだし。テレビ映画『タイム・トンネル』ならば地下の巨大な設備。こうした装置が描かれていれば少しは説得力が増したのではないだろうか。作者は警察ものでは有名な作家であるので、軍や警察関係の描写は見るところが多い。ただ、短編なので細かな描写ができないため、中途半端で終わってしまったという感は否めない。例えば表題作である「図書館の子」を1つの長編として仕上げることはできないのだろうか。映画『デイ・アフター・トゥモロー』のような緊張感が好きなのだけれど。 | ||||
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良い状態でした。 | ||||
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2019/12月に読んだ同作者によるオルタネート・ヒストリーの秀作「抵抗都市」以来になります。「図書館の子」(佐々木譲 光文社)を読むことになりました。6つの短編が収録された連作(?)短編集。そして、初出が不明ですが、すべての主題に「時間旅行」が取り上げられています。作者にしては、珍しい。 「遭難者」・・・・・隅田川。照明弾のような光源。病院に意識不明者が運び込まれます。東京大空襲。 「地下廃駅」・・・・戦災を免れた谷中。二人の少年の冒険。防空壕。廃駅。 「図書館の子」・・・路面電車。市立図書館。母親の迎えを待つ一人の少女。そして、吹雪。 「錬金術師の卵」・・フィレンツェの伝説。天体図。カララの石切場。錬金術師。 「追秦ホテル」・・・満州。大連。クラシック・ホテル。ユダヤ人ピアニスト。 「傷心列車」・・・・同じく満州。大連からハルピンまでの傷心列車。今回の6作の中では、これが一番好きです。 6作ともすべて綺麗に、或るまとまりを持って描かれていると思います。でも、コンビニで買った「角ハイボール」ぐらいの味わいは、すべての著作を読もうとしている"佐々木譲グルーピー"にとって、少し物足りなかったと言わざるを得ません。 | ||||
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