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(短編集)

図書館の子



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【この小説が収録されている参考書籍】
図書館の子

図書館の子の評価: 4.00/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

短編向きの作家ではないような

タイムスリップモノの短編集。
どの話も纏まって入るものの、どれもラストを除きどれもラストが拍子抜けとうかだから何?というエンディング。
せめて、どれか長編ものにすれば、背景や心理描写もじっくり描けて読み応えある題材ではあると思うけど。
色々挑戦しているのかもしれないけど、下手に手を広げないでやっぱり道警ものが一番面白い作家だと思う。
図書館の子Amazon書評・レビュー:図書館の子より
4334913555
No.1:
(2pt)

佐々木譲グルーピーとして

2019/12月に読んだ同作者によるオルタネート・ヒストリーの秀作「抵抗都市」以来になります。「図書館の子」(佐々木譲 光文社)を読むことになりました。6つの短編が収録された連作(?)短編集。そして、初出が不明ですが、すべての主題に「時間旅行」が取り上げられています。作者にしては、珍しい。

 「遭難者」・・・・・隅田川。照明弾のような光源。病院に意識不明者が運び込まれます。東京大空襲。
 「地下廃駅」・・・・戦災を免れた谷中。二人の少年の冒険。防空壕。廃駅。
 「図書館の子」・・・路面電車。市立図書館。母親の迎えを待つ一人の少女。そして、吹雪。
 「錬金術師の卵」・・フィレンツェの伝説。天体図。カララの石切場。錬金術師。
 「追秦ホテル」・・・満州。大連。クラシック・ホテル。ユダヤ人ピアニスト。
 「傷心列車」・・・・同じく満州。大連からハルピンまでの傷心列車。今回の6作の中では、これが一番好きです。

 6作ともすべて綺麗に、或るまとまりを持って描かれていると思います。でも、コンビニで買った「角ハイボール」ぐらいの味わいは、すべての著作を読もうとしている"佐々木譲グルーピー"にとって、少し物足りなかったと言わざるを得ません。
図書館の子Amazon書評・レビュー:図書館の子より
4334913555

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