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今はもうない
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今はもうないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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森 博嗣の書いているシリーズ物のひとつである、 S&M(犀川&萌絵)シリーズを最低2冊くらいは読んでいることが前提。 叙述トリックっていうんでしょうか? 犯人など問題ではないのです。 | ||||
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そうかぁ…と納得すること請け合い! 見事に騙されました。ただ、騙されたのも楽しい。読後感のいい作品だと思います(ミステリなのにね)。 ただ、騙されるためには、同著のS&Mシリーズを最低2冊は読んでおきたい所です。 浅見光彦殺人事件も大分笑ったが、この手のお茶目なノリは楽しいです。 この本を読んで、この感覚にはまってしまった方には、内田康夫氏の浅見光彦シリーズを最低3冊は読んでから「浅見光彦殺人事件」もオススメです。 | ||||
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今回も今までのシリーズと同じく、ただの密室トリックだけじゃない+αがある。 「シリーズを最初から読んでる人限定」のトリックと、「一人称」 である。 シリーズを最初から読んでる人は途中で違和感を抱くはず。私もその一人で、違和感の正体は 最後の方で気づいた。これはミステリなれしてる人なら結構わかるのではないか? しかし密室のトリックは結局わからなかったし、一人称の理由については「やられた!」と思った。 シリーズ最高傑作かどうかは人それぞれの評価だが、少なくとも他の作品に比べて遜色はない。 ただいつもの理系色が薄いのは残念かな。 | ||||
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十分警戒して読んだつもりだったのに、 まんまと騙されてしまいました。。。 でも、それが気持ち良いんですよね。 これからS&Mシリーズを読破してきます。 やはりこのシリーズは最初から読まないと絶対に損しますね。 | ||||
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はい、あなた!忠告を無視するな!これはミステリなんだから、ちょっとでも解ってしまっちゃ勿体ないやん。本当に良い本というのはなかなか出会う事が出来ないものです。特にミステリは、基本的には1回きりのものです。でも、ひとつだけ言わせてもらえるなら、シリーズ初めから読んで欲しいです。このシリーズ、ホントに好きです。貴方にもこの本が素敵な出会いでありますように。 | ||||
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余計な先入観なしに読むことで、本当に楽しめる仕掛けがされている。 とはいえ、そのためにはシリーズを読んでいることが必須条件。 この仕掛けは、よく考えるとありがちなのだが、不意打ちを食らったので思わず拍手したくなった。 ぜひ、1作目から順番に読んでから、これに挑戦してください。 | ||||
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シリーズ8作目はかなりの異色作です。もはや森博嗣は本シリーズの熱心なファンしか相手にしていないようです。この作品の最大のトリックは、このシリーズを1作目から7作目まで全て読んで、犀川や萌絵(特に後者)に相当な思い入れを持ち、かつ森ミステリというものはこういうトリックを使うものだという先入観を持っている読者でないと、驚かすことが難しい性質のものです。推理小説のトリックには「密室トリック」「アリバイ・トリック」などの分類名が付いていますが、本作でどんなトリックを使っているかはここに書くことはできません。それを書いた時点でこれから読む人は前半を読んだだけでオチがわかってしまうでしょう。 本作は珍しく一人称で書かれています。語り手は犀川でも萌絵でもなく、事件が起きた別荘にたまたま招かれていた笹木という人物です。彼が比較的“普通の”発想の持ち主である為に、本シリーズ特有の“理系っぽさ”はかなり中和されているようです。それにしても、あの人とあの人ってやっぱり似てるんですねえ。 | ||||
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S&Mシリーズでは通常,第三者的な客観的な叙述で物語が語られる。 しかし,本作は犀川や萌絵とはあまり深い関わりのなさそうな人物が第一人称となって叙述されている部分が多い。 そういう意味で,シリーズ内でも珍しい作品であり,また,そのため,読んでいて退屈することもあるかもしれない。 そしてもちろん,そのような趣向になっていることにも意味があるのだが,それはがんばって根気よく読破した者だけに用意されたごほうびかもしれない。 なお,余計な記述は多いものの,ミステリとして一応ちゃんと読める内容にはなっているので,その点はご心配なく。 | ||||
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講談社から出版されている森博嗣先生の作品は、『τになるまで待って』まではすべて読みましたが、 それらの中でも特に好きなのが、この『すべてがFになる』からはじまる犀川&萌絵シリーズの8作目、 『今はもうない』です。ミステリーであると同時に、恋愛小説でもあるように感じた今作、 読み終えた後は清々しく、とてもすっきりとした気持ちになれました。綺麗な物語です。 | ||||
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素直に面白かった。 時々、こうゆう異色ものが不意打ちでがーんと入ってくるからびっくりする。 とにかく、展開といい、オチといいとても面白かった。 | ||||
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1998年リリース。S&Mシリーズの第8作。今回の構成は何となくエラリー・クイーンの様に『古典風』である。『理系』というより『浪漫系』とも言えそうなストーリー・テラーぶりは本作で最も冗舌である。森氏の作品は主人公だけでなく登場してくる人物の描き切り方やストーリー展開に感心するフレーズがしばしば出てきて、その場所で読書を一時停止することがままあるのだが、本作では一時停止→瞑想→沈思→読書→一時停止の繰り返しに一番なった(●^o^●)。読後感は島田荘司の『異邦の騎士』を読了した時に似ていた。そうかそういうことなんだ、という気持ちで一杯になる(●^o^●)。おそらく秀逸な構成力とレトリック、登場人物の見事なまでの表現力からして本作はS&Mシリーズの最高傑作だと思う。でも『すべてがFになる』から通して読むほうがより感動は大きいし、その方が楽しい(●^o^●)。 | ||||
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犀川&西之園のシリーズものです。他をを読んでなくても差し支えはありませんが、以前の話を読み、事情を知っているとさらに良しです。私は他にも3冊ほどこのシリーズを読んでいますが、今までの中で一番好きかも知れません。ちょっとそれはないんじゃない?と言うようなキャラの登場人物が多々おりますが、それもまた愛嬌。っていうか、こういう人っているかもなぁという、妙な説得力があったりして。いろんな人たちのいろんな感情が見え隠れしてハラハラします。最後の展開にはこれまた違った意味でハラハラさせられます。ちょっと反則技かな?とも思いますが、読者を楽しませると言う観点から見ればそれも十分ありな手法ではないでしょうか?いろんな意味で「こんなのありぃ~?」と思った作品です。賛否両論かな??? | ||||
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読み始めから何かおかしいと違和感があり、途中のひっかけにまんまとのったあとのどんでん返し。シリーズの中で1.2争うくらい好きな作品です。S&Mシリーズは比較的読みやすい本であると思います。是非最後まで読み通してください。すべて計算されたシシリーズなのでしょうか・・ | ||||
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本のオビにある「結末は決して他人には語らないでください。」これの示すように、終止ウラのある、仕掛けのある一冊です。結末を知ってもう一度読みたくなるような、そんな気持ちにさせられます。S&M(犀川&萌絵)シリ-ズのこの本までのを読んでいる人にはオススメです。個人的には、シリーズ中では2番目のお気に入り。(当然1番は「すべてがFになる」ですが)※注意※S&Mシリーズを読んでない人が読んだら、おもしろさは半減です。是非過去の作品を読んでからにして下さい。 | ||||
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いきなり本作品でこのシリーズを読まれた方には「はぁ?」としか言えないでしょうが、ファンには堪りませんね!!一言「やられたぁ!!」と言う感じです。何とも言えない凛とした読後感が素敵です。但し、くれぐれも以前の「S&M」シリーズを(全部とは申しませんが、少なくとも3作品は)読まれてから手にされます様に。シリーズ中、一番「好き」な作品です。 | ||||
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面白かった。いわゆるミステリー小説と言えるかどうかは分からないが、謎解きにとらわれない形態の小説は私にとっては新鮮であったし、好きでもある。只、事件の部分はあまりにあっけない気もするが。 | ||||
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森博嗣の「犀川&萌絵シリーズ」の人気はキャラクタ設定にあったと思う。単なる推理小説としてだけではなく、2人の恋の行方も読者の興味をそそる。新シリーズよりも昔の作品の方が人気があるのは疎の為だと思う。「今はもうない」は、小説の中の小説という入れ子構造の作品でミステリィ部分よりもむしろ、小説の構造に重きを置いているという感がある。それが、このシリーズの中でも浮き立つ点であり、読み終わるまでのすべてが読み終わった後のすべてに吸収される不思議なmise en abymeを形成している。 | ||||
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