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今はもうない
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今はもうないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 1~20 1/3ページ
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確かに現実は合理的でない考えも浮かぶだろうし、突発的に行動を起こした犯人の精神状態も普通じゃないだろうと思う。 ただ作中の人物にとっては現実でも我々にとっては小説な訳で、「いったいどんな理由があるのだろう」と頭を悩ませ解決編でわくわくした被害者の秘密が実は関係ない人物が気を利かせてやりましたというのはすっきりしない。 もう一つのトリックは「ふーん」って感じでした。 語り手の男は頭がおかしい。 | ||||
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ジョークって意味持っちゃうと、面白くなくなっちゃうと思うんですけど…。 大喜利ってそんな感じ。 違うのは…雰囲気? これ、ネタバレじゃないよね!? | ||||
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一番受けるのは高校生大学生くらいか。「インテリな少し変わった人」のキャラ付けのための哲学風な語りやピントのズレた笑いのセンス等が作者のナルシシズムを見せられているようでアレルギー反応が出かかったが、この作品の視点人物に代わって事件が始まるとそういう要素はほとんどなくなる。 一時クローズドサークル状態になり後から警察の捜査が入る系の密室殺人だが、「この作品限定の視点人物となる主人公の中年男性が、シリーズ登場人物の西之園嬢に接近し、感情移入的には応援したいがシリーズ通して考えると応援したくない」というジレンマによる緊張感を読者に感じさせるところが今作のストーリー的な読みどころだろう。仮にこの作品だけ読んだとしてもキャラが確立されているので十分入っていける。 密室の方は、確かにアイデアはあるものの、半分はある意味成立してないようなものなのであまり期待はしない方が良い。主人公と共に推理するのも一興だとは思うが。密室以外にもミステリ要素はあるのだが、総じて少し冗長と感じる部分がなくはない。 森博嗣ファンの人気の中心にあるのはキャラクター描写だと思っているが、そういう意味でこの作品がかなり人気があるのも頷ける。 ただ自分のようにトリックとサプライズの巧みさを求めるなら、ノンシリーズものの「そして二人だけになった」の方が上だと思う。そしてこちらはファンには酷評が目立つっぽいが、それはキャラ描写に関しての不満が多い模様で、まさかそこにこだわるとは、と意外に思った。 「今はもうない」の方の主人公男性のアプローチが裏目裏目に出たり、推理力に圧倒されてプライドをくすぐられる辺りは、経験があるなら(皆?)即座に感情移入出来るので、この辺りは流石。 | ||||
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コロナで図書館まで休みになったので、読みたくて買いました。前に読んだことがありましたが、まあいいです。本はきれいだったし、助かりました。 | ||||
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話自体は面白いです。ただ好き嫌いが分かれそうな雰囲気ではあるので私にはあまり合いませんでした。 | ||||
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西野園萌絵が犀川に語った興味深い事件。 とある別荘での出来事。 1夜にして発見された2つの密室と死体。 語り手の立ち位置が 探偵の助手から容疑者としてまでブレていく。 且つ事件と同時進行する西野園嬢との ロマンスの行方にも揺らされる。 2つの波で読者を一定にハラハラさせながら エレガントな着地をする。 森ミステリの最高傑作。 | ||||
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前作1番好きと書いたけど、 それを上回る面白さ‼︎ 主人公のことが好きすぎる故に途中までムカムカしてたけど、まさかの事実…‼︎ 大好きな睦子叔母様の過去を知れてとても嬉しい一読者です。 | ||||
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その瞬間は、意味が分かりませんでした。 え⁉︎ と一瞬固まった後、直ぐに理解しましたが、出て来たのは「そんなのアリかよ〜」という脱力にも似た思いと、その言葉とは真反対などうしようもなく嬉しい気持ち。そしてバカバカしくもしてやられたという可笑しみ。 マジかよ森先生、、、と呟きながら暫く一人で泣き笑っていました。 いやー、私は本当にこのシリーズにどっぷり浸かり、その世界を愛していたんですね。それが実感出来て嬉しかったです。 本当に久々に気持ち良く騙されました。ありがとうございます。今回も脱帽です。 さて今回、語り口が第三者に委ねられているのですが、そこから私はいくつかの古典的名作を連想していました。(ミステリ入門者でも手に取るような海外作品のアレとアレとアレです) 不可能犯罪のトリックとしてアレ、語りのギミックとして、アレとアレです。 有名作品のトリックを片隅にイメージしながら読み進めていた訳ですね。 (ネタバレ防止の為アレ表記スミマセン) 結果はまあ、いいでしょう。(詳らかにしなくても良いとかって本編にも書いてありましたし。笑) ただやはり、特筆しておきたいのは密室のトリック。本編にも各人の色々な推理が出てきますが、この作品の凄いのは密室トリックの解答を二つも出しちゃうってところです。こっちだって散々頭使って考えているのに全然分からないってのに、鮮やかな解答が二つも出て来るのだから畏れ入るしかありません。(このトリックは本格です。念の為) そう言えば、最後の一文の衝撃は日本の新本格の端緒となったある作品を彷彿とさせますね。あの作品がオマージュしている作品を考えると、、、この作品の根底には、あの大家 への意識があった様に私には感じられるのですが、皆さんは如何でしょうか? | ||||
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S&Mシリーズを順番に読んでいる人であればかなり楽しめる作品です。というか、シリーズ通して読んでいないと楽しくないと思います。 この作品には大きく2つの謎があります。1つの謎については途中で答えがわかりました。我ながらちょうどいいタイミング(作者の意図したタイミング⁉︎)で答えがわかり、そこからは「これであってるよね⁉︎」と答え合わせが楽しみで一気にラストまで読んでしまいました。 もう1つの謎については、答えだけは正解できたけど、そこに至るまではプロセスまでは当てられませんでした。あと少しだったので残念です。 | ||||
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森博嗣作品は全て読んでいますけど、これがナンバーワンですね。 本当、気持よく騙されたという感じ。読んだあと、とても嬉しかったです。 ここまで気持ちよく騙されたのは、これを除くと島田荘司の異邦の騎士くらいかな。 そして、強調したいのがただのワン・トリックなら星5つは与えないということです。 特に最後の1行。森博嗣の清冽な文章力があればこそ、最後の1行の美しさが映えるのだなと思います。 | ||||
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今まで私が読んできた小説で、一番好きです。 トリックとしては特筆すべきものではなく、 このジャンルとしては目新しいものではありません。 しかし、色な意味でシンプルで 詩的で 印象に残る一冊です。 評価は好みで大きく分かれるでしょう。 どうか、シリーズの途中から読むような無粋な真似はされませんよう。 | ||||
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あえてミステリとして読まない方が良いかもしれません。 同シリーズ愛読者ならニヤリとしてしまう結末です。 私は全く気付けず、完全に騙されました。 読後感はたまらなくすがすがしかったです。 | ||||
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この作品は前作の夏のレプリカと同じように一人称が 探偵ではないのです。 読者の知らない初登場の人物 2作続けてアンフェアはないだろう?と思ってました。 密室の謎もさっぱりわかりません。 しかもこのシリーズ では極めて異例ですが警察の情報が入ってこないのです。 こういう洋館ものはどんどん人が殺されるべきなのに それもなし。 物語の最後で強烈なアッパーカットをくらいました。 思ってもいない方向からの攻撃になす術なし。 脱帽です。 ただミステリーと呼べるのかどうか? ま 面白かったからいいんだけど。 でも文句言いたい。 先生呼ぶ必要がまったくないじゃん。 | ||||
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全10冊シリーズの8冊目です。 本書に関しては、必ず前作を読んでから!、お読みになることをお薦めします。 事件のトリックに不満を持たれる方もいるようですが、今作までに7冊もこのシリーズを読んだ方には、あまり気になることではないかと思います。 きっと他の部分にも魅力を見出しているはずなので。 | ||||
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森先生にやられましたー、でもとーっても面白かったです。 読み始めから「なんか変だ、なんか変だ」と思って読み進め、いつしかその違和感を感じないほど、ストーリーに夢中になりました。 毎度のように「動機」という意味では?????ですが、それを抜きにしても楽しめたのは間違いありません。 シリーズの中の一服の清涼剤、というところでしょうか。。。 それにしても主のあの人とあの人が、その後結婚って・・・その二人をその後結婚させることにする意味ってあるんですかね? | ||||
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S&Mシリーズを読み始めたら、最後までいくしかない。まだ登山途中の方も、腹をくくって全巻買っちゃって良いと思います。どうせ買うことになるもの… | ||||
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S&Mシリーズで 私は今は わりと今は 一番好きです。最初のトリックは 後半の静かな流れ。最後のトリック??とは 言い難い言葉です。が 、シリーズの中で 何を手元に残すと考えたら この一冊だろう。 静かに…穏やかに 文章の流れ ミステリーに…部類されるからは 読み手次第と感じました。 | ||||
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別荘での二つの密室での自殺に見せかけた殺人の謎がメインかと思わせて進行していき、実は物語自体に大きなトリックが仕掛けられているのが特徴である。しかしこの構成は初めて森作品を読んだ人にはあまり効果的ではない。ミステリー的なトリックというより、登場人物メインのトリックだからである。 が、相変わらず密室のトリックの真相のありきたりさは落胆せざるを得ない。どう考えてもこのトリックも短編で披露する程度のものである。それでまた長編にするのがある意味凄い。 このシリーズに思い入れのある人には印象深い作品だろうが、単体のミステリー作品として読めばどうにも凡作である。 | ||||
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いつものことを思うと謎解きは単純だったけど、趣向が違っていて、これはこれで面白い。 | ||||
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森氏も好きだ、S&Mシリーズも好きだ。 これまで彼の著作をそれなりに(20作品くらいは)読んできた。 ただし、本作はどうも好きになれない。 密室のトリックも拍子抜けしたし、もうひとつのトリックも面白いと思えるものではない。 両者ともにあまりに簡単すぎる、予想の範囲内なのだ。そしてその予想の範囲内によるカタルシスもない。 マンネリ打破のためなのか、「変化」という手段が目的化しすぎていると感じる。 | ||||
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