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神とさざなみの密室
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神とさざなみの密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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前半の、政治的な議論がアレコレかわされている間にも、伏線がきちんと敷かれている。 じっさい私は、ある記述から、前半で犯人の見当がついた。 だがそれは「誰が」だけであったので、「どうやって」が解明されていく後半も、十分に面白く読めた。 「 “謎の探偵"の正体」についても、伏線をきちんと回収している。 登場人物たちの政治的発言は、伏線に対する煙幕だと思えば良いのだ。 たとえばハリイ・ケメルマンのラビ・シリーズにおいて、ユダヤ教の教義をめぐる議論や、ユダヤ教信者のコミュニティにおける日常的トラブルのあれこれの中に、事件の真相を示唆する伏線が巧みに敷かれているのと、同じなのだ。 そう考えれば、これはハリイ・ケメルマンの作品と同じように、真っ当な本格ミステリだと言い得るのである。 | ||||
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?という印象でしょう。ミステリーというより作者の政治論という作品です。 | ||||
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まず、本格推理小説には珍しいテーマを選んだ作者の挑戦的な姿勢を評価したい。 主人公二人が政治的活動をしている部分は最初はあまり盛り上がれなかったが、その部分に伏線がきっちり仕込まれていたので納得だった。謎の探偵役が現れてからぐっと面白くなる。 スマホが主人公たちの手に残される展開なので、通報をしない理由の説明が苦しいのが惜しいところ。次作品にも期待。 | ||||
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ハワード・ヘイクラフトが80年近く前(第二次世界大戦の真っ最中)に著した言葉を捧げます。 「探偵行為と探偵小説は、民主的な伝統の強さと国家の本質的な寛大さに比例して栄えるということである。また逆に、政府が法的に公認のギャング主義と力による支配に近づくにしたがい、良心的な犯罪捜査やすぐれた探偵小説などはさがしうべくもなくなるということである」 | ||||
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