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(アンソロジー)
ヤオと七つの時空の謎
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ヤオと七つの時空の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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一人の少女が様々な時代を巡って遭遇する七つの謎を七人の作家が描く歴史ミステリーアンソロジー。この本では現代、飛鳥、平安、戦国、江戸、明治、そして・・ と主人公の少女が各時代に飛んで一つ一つの事件に関わっていく。出だしはファンタジーのような出だしで、でも各時代の話はそれぞれの担当作家が紡いでいく。なかなか面白い構成の本であります。 こういう連作シリーズは一つの約束事というかレギュレーションを作ってそれを各作家が守って書くことで本一冊の統一感を出すものだと思うが中にはまったくレギュレーションを守らない作家もいるそうだ。確かに七人の作家が書いた物語の中には主人公の少女がほんの少し影で出てきてほとんど話に絡んでこないようなものもあり、読者としては正直「あれ? なんだこれ」という話もあった。こういうのは編者としてもたいそう困るものだそうだ。プロなら約束事は守れよ!と思ってしまう。 個人的には本格探偵もののような飛鳥、二重に時間差を利用した展開の戦国、コミカルタッチな江戸、息苦しい時代の元となった明治、そしてファンタジーを思わせるプロローグ・エピローグが面白かった。そして最後まで読んで「あ、この本自体そういう仕掛け?」と思わず唸ってしまった。 | ||||
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7人の作家が同一主人公で各時代を描いているがそのせいで主人公像にブレがありいまいち統一感がない。 また作家の力量差が激しく物語に没入しづらいし全体的に浅い作りなのも気になる。 なによりプロローグとエピローグを担当した作家の力量に問題があるのか薄っぺらで作品に掲載しないほうがましだったとさえ思われるいらないエピソードだ。 なかには趣ある作品もあったので☆は2にしておいた。 個人的には『聖徳太子の探偵』はなかなか面白かった。『天狗火起請』『色里探偵控』は佳作。 因みに贔屓の作家がこの作品にいたのではなく全員初めて読む作家である。 | ||||
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