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メインテーマは殺人
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メインテーマは殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1~20 1/2ページ
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メインテーマは殺人 ロケーション★★★ 動機★★ 犯人★★ サブ謎★★★★ ロジック★★★★ サスペンス★★★★★♾️ アンソニー不遇度★★★★★ このシリーズは順番通りに読むべき! | ||||
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まず「バスのタイヤはクルクル」の歌を聴いてから読もう。英国の幼児教育用の単純な曲だが知って読んでいくと不気味さが倍加する。登場人物は少なめで犯人当てという面ではとても困難な作品だが架空の人物と現実にいる人物が出てくるのが実に映像的で面白い。ホロヴィッツがロンドンでスピルバーグに会って脚本依頼されようとしているところをホーソーンがやってきてぶち壊しにされるところなどは最高です。当然スピルバーグ監督にも許可をもらっているわけでほかにも多くの大物業界人が登場の許可を出しているそしてギャラもそんなに取っていない雰囲気だ、ここらがホロヴィッツならではの実力と人脈と信頼の大きさであり他の作家ではこんな芸当はしたくてもできない。昔コロンボにハリウッドの大物俳優や有名スポーツ選手が快く出演していたのを彷彿とさせて懐かしさまでおぼえた。刑事フォイルが尋問しないのは主役男優のマイケルキッチンの提案で脚本を書き換えてみると新たな表現の発見につながったという舞台裏も知ることができたりと自伝エッセイの要素もふんだんに盛り込まれていてホロヴィッツマニアにとってはこたえられない作品になっている。 | ||||
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早く来た本 | ||||
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ホーソーンという探偵が活躍するシリーズはすでに何作か出ているが、本書はその第1作目、つまり登場作である。僕は買ったまま長いあいだ本棚に放置していたのだが、やっと読んでみた。 とても面白かった。おそらくもともとの文章が達者なのだと思うが、翻訳も優れているのだろう、すごく読みやすかった。創元推理文庫は字が小さいのが難点(それも放置していた理由)だが、それでもページを繰る手が止まらなかった。 惜しむらくは、ホーソーンという探偵にあまり魅力が感じられなかったことだ。同性愛者に対して嫌悪感を持っているという設定も、何か意味があるのだろうか。シリーズ展開するうえで重要な伏線のようなものになっているのかもしれないけれど…。 解説で徹底したフェアプレイが絶賛されており、まあ確かにそれもあるが、この作家は何よりもストーリーテラーとして優れていることが多くの読者を獲得している主な理由だろう。きっと脚本家出身というのが大きな強みなのだと思う。 | ||||
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ミステリーはエンタテイメント小説である以上、金を払ったぶんだけ面白くあってもらいたい。そう思うのは当然で、ホロヴィッツはその期待に完璧に答えている。 ひとつネタバラしをご容赦願いたい。ま、ミステリーの謎とは関係ない部分なので。 作中、ワトソン役のホロヴィッツは名探偵役のホーソン(これまでの日本語訳ならば、この表記にしたはず。ホーソーンでは発音しにくい)の人間性に嫌気がさして、決別を決意する。 そこにスピルバーグ(言わずとしれた映画の皇帝)とピーター・ジャクソン(ロードオブリングの監督)が現れる。いずれも実在の人物だ。 この2人によって、半ば無理やりにホーソンとのコンビを継続されられる、という展開になるのだ。 実在の人物を登場させて、キーパーソンとして使うとは、思わず笑ってしまったシーンだった。ホロヴィッツは、こういうエンタメ小説らしい仕掛けをあちこちにしている。 名探偵役ホーソンのキャラ設定もいい。 最初は実に嫌味で魅力の無いキャラなのだが、しだいに謎めいたその性格、隠された彼の背景が提示され、ホーソンはどういう人物なのか、これも謎の一つになっていく。その興味から小説を読まされてしまう。 この一作だけでも、ホロヴィッツは手練れの作家であることは明らかだ。 ホーソン・ホロヴィッツ・シリーズは10作以上書かれる予定とかで、ホーソンの謎はシリーズが進むにつれて、解明されていくことになるのだろう。 こりゃ全部読まされるな。時間あるかな・・・ | ||||
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この作家の作品は2作目です。 一作目はカササギでしたが、構成は面白いもののトリックや謎解きはやや無理があり、いまいちな印象でした。 やや失望したものの、もう一作くらい読んでみようと思って読んだのがこちらですが、こちらはとても面白かったです。 犯人の正体はある程度のところでわかってしまいましたし、トリックというトリックもありませんが、語り手も探偵役も魅力的でテンポ良く読めました。 翻訳も小気味よく、読みやすいです。 | ||||
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すでにこれだけのレビューが届いている本に、今更私が何か言うこともないでしょうけど…やっぱり一言言いたい。 作者本人をワトソン役にして、しかも一人称で語るのって、すごく難しいと思うのですよね。本人は作中でアガサ・クリスティを尊敬していると言っていますが、そのクリスティにしてからが、ご本人の分身としてオリヴァー夫人なるおばさん作家を登場させた数篇は、三人称という客観視点で語っているにも関わらず、お世話にも成功しているとは言い難い出来ですからね。 ところがこの本は、見事に成功しています。一人称で自分の仕事や作品について、面白おかしくも自慢たらしく語りながら、読者がうんざりし始める寸前でさっと引いて、客観的な語りに切り替える、そのタイミングが凄い! 絶妙! しかも仕事については饒舌なのに、私生活についてはチラッとしか見せない、それでいて、そのチラッだけで奥さんの性格も二人の関係も分かって、二人に好感さえ抱かせられてしまう。その奥さんが実際に登場するのは、事件が解決した後のワンシーンのみで、名前も明かされないままだというのに、です! 全く非凡な才能の成せる術としか言いようがありませんね。 ついでに言えば、山田さんの翻訳も天才的に素晴らしい! 評判になっているようだから一作だけ、のつもりでしたが、これは次作も読まずにはいられないでしょう。 | ||||
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元刑事のホーソーンと、作家のアンソニーが組んで、タイトルの通り『殺人』を調査し、解決に向かいます。 人間付き合いがド下手でひねくれ者のホーソーンが何故アンソニーを選んだのか。 何故彼は人前では食事をしないのか。 何故とある嗜好を仇の様に嫌悪するのか。 家族は?住まいは?生活は? ホーソーンという人物の謎に魅力されました。 2022初秋発売シリーズ3作目『殺しへのライン』に向けて、この始まりの1冊『メインテーマは殺人』と、次作『その裁きは死』を是非読んで下さい。 毎度ピンチに陥るアンソニーが、おもしろい(苦笑) 推理小説だとは思いますが、ヒントはあちらこちらに散りばめられています。トリック(と言うのか)は単純ですが、やはり分からない。 感を働かせながら読んでも良し、 気にせずガンガン読んでも良し! | ||||
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カササギ殺人事件、メインテーマは殺人に続いて読むのは3冊目だが、面白く読める大きな要因の一つに翻訳の上手さがあると思う。スムーズにストレスなく話の中に入り、登場人物と一緒にハラハラしたり悩んだりできるのは物語そのものの面白さに加えて、自然なリズムのある日本語になっているという翻訳の上手さがあると思う。ホロヴィッツの他の作品も読みたいと同時に、この翻訳者の翻訳本をもっと読みたいなと思いました。 | ||||
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元刑事ホーソーンとこの本の作者である「わたし」ことホロヴィッツがコンビで事件を解決するシリーズ一作目である。 とはいえ、このホーソーンという男は飛び切り変わり者で、自分のことを曝け出さないくせに、二人で追う事件を 本にせよとホロヴィッツに要求することで、物語は始まる。ホーソーンは、変わり者で嫌われ者ではあるが、刑事 としてはずば抜けて優秀だ。相棒と呼びながら、ホロヴィッツに相談することは一切なく、どんどん事件を 解決していく。ただ、それをだまって本に書くだけにせよという勝手な要求をしているのだ。彼らが取り組んだ 最初の事件は、裕福な女性の絞殺事件である。彼女は自分で葬儀屋を訪れ、自分の葬儀の準備をした その日に殺されるという設定で物語は始まる。私は、間違ってこのシリーズの第二作になる「その裁きは死」 を先に読んでしまったが、これも本書も英国的な本格的な推理ものとして優れた作品になっている。起きた 事件の推移を登場人物の一人であるホロヴィッツが作品に仕上げていくというユニークな設定にはなっているが、 作品の筋やトリックはある意味オーソドックスでかつ意外性たっぷりである。作者はこのシリーズを10作ほど書き 上げるつもりらしい。全く期待を裏切らないシリーズになると思う。 | ||||
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多くのミステリー小説が現実的にありえないトリックや専門家でなければわからないような知識に基づいて推理不能な結末を出している一方で、本書は、現実的かつ専門家でなくてもわかるようなトリックで、読者でも与えられたパーツを見落とさず賢明な努力をすれば真相にたどり着けるようなシンプルなものとなっている。あとから、「そんな非現実なオチは無いだろ~・・・」と思ってしまうことは全くなかった。 その点で言えば、間違いなくミステリー本編のレベルは高い。 ただ、個人的に読んでいてう~んと思ってしまったのがミステリー本編と関係ない部分だ。 ホーソーンとのやりとりは別としても、スピルバーグ監督たちとのやりとりだったり、自分の本の話だったりと、このあたりはミステリー本編とはあまり関係がなく、読んでいて特段ワクワクするような部分でもなかったので、文庫本約450ページのうち50ページ分ぐらいは削れたのではと考えてしまった。 300ページぐらいまで読むまでは正直ミステリー本編からすると蛇足と思える箇所が多い上、展開もなんだか…という印象。ラストに向かっての展開、すべての種明かしは流石という感じだったが。。 | ||||
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メタフィクションが推理小説をここまで面白くするとは! センスの塊 | ||||
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作家であるアンソニー・ホロビッツが探偵助手役(いわゆるワトソン役)であり、 物語を自分の視点で語っていきます。 そこで登場する探偵役である「ホーソーン」がとにかく性格が悪く、とにかく頭が切れる、 という魅力的なキャラクターで、シャーロックホームズを彷彿させるような見事な推理を繰り出してきます。 小説の構造は、作家が本を書く過程を書いている、というメタフィクションであり、 具体的には文中に「書いている本のタイトルはどうしよう」とか「印税の割合はどうしよう」 なんて文言が入ってきます。 この構造がとにかく面白く、上述の通り魅力的な事件が起きつつも、その事件をどのように本にしていくか、 というのも語られるという魅惑の二重構造となっています。 作家自身が何を考えて小説を書いているかが面白いですし、とにかく謎と推理が印象的なので、 物語にグイグイと引き込まれますね。 また、この小説が上手いのは登場人物が少ないところですね。 それに加えて、助手(アンソニー・ホロビッツ)自体、人の名前を覚えるのが下手という設定となっており、 丁寧に何度も人物の紹介をしてくれます。 これにより、海外小説あるあるの「あれ?この人って誰だっけ?」と思う瞬間が殆ど無いのが見事です。 登場人物が少ないと、独特な意外性のある犯人像が作れないのでは?と思いきや、 犯人の造形も見事ですし、途中に埋め込まれている伏線も本当に巧みで、 最後にその伏線が一気に回収されるのがとても鮮やかです。 「お見事!」と言いたくなるような読了感がありましたね。 | ||||
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何を言ってもネタバレになりそうだが、中期のクリスティを思わせる、事件の構図を騙し絵のように反転させる手並は鮮やか。巷間絶賛されている伏線回収は少し丁寧過ぎるほどで、返ってわざとらしく感じるのが残念。とはいえメタフィクション的な批評性の高さ、楽屋落ちを交えたサーヴィス精神の豊かさ、愉快なユーモアに包まれた辛辣な人間描写など、前作と遜色ない傑作であることは間違いなく、今後のシリーズの展開も大いに気になる。 | ||||
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作者が登場人物としてでいて、シャーロック・ホームズのようでけっこう好きてした。 | ||||
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ホームズ役がダニエル・ホーソン、ワトソン役が作者のホロヴィッツで二つの殺人事件を解決する本格推理小説である。作者はTVで放映された刑事物の脚本家で、作品中にも実在の人物が登場し実在感を与えているが、本格推理モノにありがちな人為的な設定が目につく。前作「カササギ殺人事件」ほどのスケールの大きさと構想力の大きさは感じられなかった。 | ||||
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よくできている話。「カササギ・・・」より良い。 | ||||
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「カササギ殺人事件」も、みごとにやられましたが 続く本作「メインテーマは殺人」も見事な出来栄え。 ワトソン役として「アンソニー・ホロビッツ」という小説家が登場。 きちんきちんと、読者に提示はされていますが 残念ながら凡庸な読者である私は、作中ホロビッツ氏と同様にみどとに騙されました。 英国ドラマ「刑事フォイル」の脚本も書いているホロビッツ氏 「絹の家」という小説も実際に書いているホロビッツ氏。 自作の小説にカメオ出演するという、仕掛けにもやられました。 ドラマ「刑事フォイル」、私大好きです。 | ||||
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カササギを読む前に読みました。プロットが込み入ってて細かい。風景描写もイギリスのミステリーならでわ。十分楽しめました。カササギ、これから読みます。 | ||||
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後から考えると、それしかないよねぇ~という点で秀逸。読み安いし、テンポも良いし、実はちゃんと諸侯提示されているし、非常によくできてます。お勧めです。 | ||||
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