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祝山
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祝山の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全82件 61~80 4/5ページ
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軽いノリで心霊スポットに行くもんじゃないですね、それに何でも持ち帰っちゃだめ。 | ||||
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加門さんのフィクションの中では群を抜いて好きです。 あらすじはわかっているのに、何回読んでも面白い。 凄いです。 エピソードひとつひとつも興味深い。 映画化しないかなあ。。。 | ||||
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祝山 加門七海 入ってはいけない山がある。 行ってはいけない場所がある。 その禁を破り「肝試し」と称して、とある「場所」へ行ってしまった三人。その一人が突然死する。と同時にかれらの肉体、精神が崩壊していく。 相談を受けたホラー作家・鹿角南が知ってしまったその場所は、山奥の朽ち果てた家と腐臭を放つ製材所。その家は床から突き出た木々に覆われた「山」に侵食された家だった。 その「場所」とは。「祝山」のイワレは何なのか。 一級のホラー小説。 | ||||
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夏だし、怪談でも読もうかと思って、軽い気持ちで手に取った一冊。 結論から言うと、非常に濃密な2時間(集中すれば2時間程度で読めます)を過ごすことができました。 非常に満足、というか本当に怖かったです! 少々感情的な文体のせいか、小説(実体験をもとにしたリアル小説)を読んでいるはずなのに、 著者が自らの恐怖体験を声を震わせながら語りかけてくるような、生っぽい感覚がありました。 当分、山登りはしたくないと思いました。 | ||||
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加門さんの作品は初めて読み ました。 最初は ( 美しい家 ) の冒頭を読み、 おもしろそう だったので購入したのですが 読み始めると内容が違うので ビックリして表紙を見たら ( 祝山 ) だったので、 ちょっと怖かったのです。。 何か祝山という作品に 呼ばれた気がして。 って私が、どんくさくて単に 間違っちゃっただけなんです けどね。笑 とにかく人間の根幹にある 感覚、恐怖と いうものを記した 原点回帰とも言えるスゴい 作品だと思います。 人間は、いろんな道具を使い 万能になったような気がして 普段は生きていますが実は、 ちっぽけな存在で圧倒的な 怖さ、自分では、 どうにもできない、 取り返しがつかないことの 前では何もできず震えるしか ないというのを思い知らされ ました。 日本人にしか書けない、 そして、きっと加門さん だから書けた作品なの でしょうね。 加門さんの人脈、 登場人物との接し方、 面倒見の良さから 生まれた加門さんにしか書け ないホラ-。 私だったら始めのメ-ルから 無視すると思います。 無理ですもん(>_<) メルアド変えるかも。笑 全体的にヒステリックな 文章でしたが、 その憎悪が、 さらに実話だということを 彷彿とさせ恐怖を倍増させて います。怖いときって ヒステリックになります よね。私も何か嫌な気配が するとき怖くてたまらない から保身のために意味もなく 舌打ちしてみたり悪態を ついたりして、 そこにいるであろう何かに 向けて拒否感を アピールするときがあり ます。笑 個人的には主人公が受け取る メ-ルの内容が一番怖かった です。リアルです。 実話なんだなって改めて感じ ました。 | ||||
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怖かったです。本当に。 寝る前に読むと余計に、恐怖を感じました。 外には誰もいなく、近隣も寝静まり時計の音のみ。 そんな時、仏壇が見た見えていないの件を読んでいた・・・ 下の階で家族が動く音すらビクッと飛び上がりましたよ。 霊がでただのどうとか、さほど怖い話ではないにもかかわらず、 頭と体と心は正直なんですね、、恐怖に反応してるんですから。 ホラー大好きですが、実際にビクビクと恐怖を感じたのは この作品が初めてです。 何か恐怖させる何かがあるんでしょうね。 | ||||
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購入したのも、最初に読んだのもずいぶん前ですが、最近また読み返しました。 ここのレビューを読んだところ、意見は2つに別れるみたいですね。 普通に読んだら怖くないかもしれません。 でも、自分と主人公を重ねて読んだら? これは怖いと思います。 目に見えて変わっていく友人、送り付けられた鳥瞰写真、巻き込まれる自分… そういう怖さです。 とにかく淡々と話が進んでいきます。 派手な怖さ、わかりやすい怖さを求める人にはお勧めしません(笑) | ||||
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この小説、「怖かった」という人と、 「怖くなかった」という人とに、意見が、別れているようだ。 なんか、そんなこと言っている人が、心霊スポットに行ったりして、 拾ってきちゃうような気がして、やだなう。 ボクはこの小説、あの、「仏壇(ぶつだん)」の部分で、背筋が、ゾッとした。 だって、ウチの家にも、大きな仏壇があって、ひと一人が、うしろに隠れることが できるくらい。 「人間椅子」ならぬ、「人間仏壇」だったりして。 拝んでいたら、首がこちらに覗いていて、目があって・・・ ああ、やだやだやだ。 仏壇って、家の中にある心霊スポットだったんですね。 つまり、これは、心霊スポットの中の、心霊スポット。 | ||||
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加門七海さんの怖い話は人によって評価が割れます。 俗に言うスプラッタ的なおばけは出てきません。なんでもない日常に潜む本物のあちら側が忠実に描かれています。 そのために神秘、オカルト、呪術、魔術に造詣が深い人ほど怖いと感じるでしょう。 そこにはごまかしようの無い恐怖が潜んでいるからです。 この本はあらすじだけ言えば単純なよくある怖い話にまとめることも可能ですが、加門さんが書くと違います。 霊感に優れた加門さんならではの味わった恐怖や畏怖が読者に直接伝わってくるんです。 他の著書に203号室というフィクションがありますが、こちらには不思議と祝山のような怖さがありません。 このことから察するにこの『祝山』は本物でしょう。 冒頭のよくある心霊体験の出だしから、中盤への引き込み力、話のつながり方も秀逸でそんじょそこらのミステリーでは出来ない怖さです。 逆にフィクションでこの話が書けたら宮部みゆき以上の書き手だと思います。 | ||||
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文中で私と記されているのは、小説作品上での名前はあるが、事実上著者の事だ。 本書き下ろし作品は、著者の実体験を基にした創作らしい。 物語はじわじわと怖い。 著者は、心霊スポットに肝試しに行った男女四人から相談を受ける。 その、それぞれ四人の身に良くない事が起きる。 しかし、著者から見ると他人事であり、そんな心霊スポットに行く方が悪いのだ、なんて言っている。 ところが、良くない事は、著者の身体上にも生じる様になり、放置出来ない状況になってくる。 何か得体の知れないものが、災いをもたらせている様に感じる。 それは幽霊でもなく、ソンビでもなく、もっと雲を掴む様な、ある存在だ。 その存在が何なのかは、本書を中程まで読むと分かってくるが、その力強さが本当に怖い。 そのヒントは本書のタイトルなのだが、文献などによる裏付けも示されてあり、妙にリアルだ。 そして、終盤に向かう程、ゾッとする様な内容の連続だ。 本当に実話なのかどうかは、どちらでも良い。 こんなに怖いのなら、幽霊やゾンビの方がまだマシだ。 | ||||
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急いで読む。 読破したい。 応えを求めたくなる。 途中にはその応えはない。 いや、心の霧と時間の交差が、戦慄のグラデーション。 イヤな想いこそがつきまとい 求めたい安心という名の居場所を疎外する。 都会暮らしになれた、 凡庸な地方出身者を自覚するキャパを持つ人に 沁みるように降りてくるギリギリ、霧。 なぜこんな一度は逃げたいと思った本を また読みたいと思うんだろう。 今度はゆっくり 避けるように読んでみたい。 こんな霧を避けるように。 | ||||
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久々にゾクッとさせられました。 これは作者の実体験を元にした話なのでしょうか? よく怪異の果てにおかしくなってしまった人の話など聞きますが、この祝山にもそのような人が出てきます。 しかもおそらく本人は自分がおかしいと気がついていない。 もしかしたら、自分も気がついていないだけで、他人から見たら「おかしい人」なのではないか? そんな恐怖もよぎり、二重に怖かったです。 | ||||
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著者の実体験を下敷きにした、ホラー小説。 怪談的な部分とホラー小説的な部分との配分が絶妙。ひとえに、著者のオカルトに対する比較的ニュートラルな姿勢がそうさせるのか。変な言い方かもしれないが、主人公が自己の安全を優先させ合理的に行動するところに好感が持てる。 解釈しだいでは怪異は起きていないとも取れるが、この怖さは一級品です。 | ||||
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昨晩読みましたが、とにかく怖い・・・精神的に追い詰められます 同じ部屋に子供と夫と寝ていましたが、彼らの寝息が聞こえることが、こんなに心強いとは! でも、いきなり起きて変なこと言い出したらどうしよう・・とか、ちょっと怖かった(笑) 他の方のレビューにありましたが、加門さんの実体験を基にしているようで、体験談を読んでいる雰囲気(主人公も作家だし) ホラー小説等よく読みますが、最近はなかなか友達に勧めるほど怖いものに出会えませんでしたが、これは超おすすめです!ただし、怖すぎてホラー苦手な人にはトラウマになるかも・・・ | ||||
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これは間違いなく怖いです!読めばわかります! 物凄く怖いんです(汗) | ||||
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暇つぶし程度に読むつもりが、一気に読み切ってしまいました。 決して、おどろおどろしい異形の物や、怖ろしい幽霊が登場するわけではないのですが、日本人ならではの恐怖の感性を刺激する、肌にじっとりと纏わりつくような、目に見えぬ禍々しいものの恐怖に戦慄を覚えます。 物語の核となる廃墟や山の描写は、容易に場面を頭に描け、匂いまで伝わってくるほどのリアリティがあり、非常に秀逸です。日常的にある風景や小道具から滲み出てくる恐怖の描写も、異常なリアル感を伴っていて、さすがに豊富な恐怖体験を持つ加門七海さんならでは。 ストーリーのテンポも良く、なんでもない明るい日常の一コマがきっかけとなって始まる恐怖が、徐々にその度合いが重く増して行く様も、読んでていて少しも飽きること無く、知らず知らずのうちに話にのめりこんでしまいます。 ラスト部分のシーンは特に印象的で、表現しがたい異世界を垣間見たような気になり、映画化やドラマ化されたら、さぞ・・・と期待してしまいます。 フィクションとしても、かなり読みごたえのあるストーリーであるのに、作者の実体験がベースになっていることが、読み終えた後のなんとも言えない恐怖をさらに倍加させます。 軽い気持ちで心霊スポットに出かける人には、この上ない恐怖を感じる作品でしょう。 | ||||
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実話を基にしたホラー小説。視えちゃうホラー作家ならではの作品。 実話の話は知っていたのに、じわじわと追い詰められるような怖さがありました。 主人公がホラー作家なのも妙 すべてが仕組みこまれたような気がします。 加門先生の体験を読んでるような、小説を読んでるのかあいまいな世界だから身近で怖い・・・ 最後にはやられた、と思いました。 実話なの?小説なの?と、めまいを起こすような感覚 怖いです | ||||
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2時間ほどで読める、そんな厚くない文庫ですが、濃密な2時間を保証します! ■序盤の一見のんきな会話をすぎると、背筋が寒くなる感覚がずーっと続く。そんな感じで引き込まれました。 ■途中からは、もう読み終えるまで手放せなくなる。トイレ、ベッドの上、台所と、本持ったままうろうろします。部屋の隅の薄暗がりや、窓の外の街灯の影が風で揺れるのとかがいやーな感じで…。 ■中盤、「謎」が解けたとき、がーーんという衝撃を受けました。しかも、それこそがほんとの恐怖の始まりなのです。 ■あとはもう、終わりまで一気です。読み終えるとちょうど真夜中。朝が待ち遠しい。布団かぶって震えて眠りました。 ■作品の筋には触れたくないのですが、いわゆる怨霊とか幽霊とかそんな話ではありません。いかにもありそうな、それでいて説明不能な出来事が次々と。 ■いやな感じ、まがまがしい気配を、ここまでうまく描写した作品はなかなかないのでは。また、じつに読みやすい洗練された文体です。 ■フォークロアとか民俗学がベースにある? 諸星大二郎の「妖怪ハンター」を連想しました。もちろん、こちらには妖怪とか出てこないのですが。 著者の他の作品も好きなんですが、本作は屈指の出来だと思います。代表作でしょう。世界に向けて、日本には『祝山』という怖い小説があります、と胸張って言って良いかも。ぜひ手に取ってみてください。 | ||||
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古本で買って一気に読んでしまいました。 エッセイで読んだ事のある話だったのですが、こうして小説にすると恐怖が倍増した気がします。 夜に読んだ事を後悔します。 | ||||
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かなりの数のホラーを読んできましたが、本書ほど背筋から凍った作品はこれがはじめてです。 他の方のレビューにもあるように、特別盛り上がって話が進んでくわけでもないのに、妙な不気味さと恐怖が常についてまわる・・・・、そんな内容です。 読み終えてからもしばらく周囲の物音に怯えてしまう程、余韻まで含めて完璧なホラーです。 具体的に怖さを言葉にすると、本書の怖さを半減させてしまうので、是非読んでこの恐怖を味わって頂きたいです。 | ||||
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