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今昔百鬼拾遺 天狗
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今昔百鬼拾遺 天狗の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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「鬼」、「河童」に続くシリーズ3作目です。結論から言うと、残念ながら個人的にはこれが1番つまらなかったです。先の2つは気に入っていたのですが。 今回は榎木津も京極堂もまったく出てきません。呉美由紀、篠村美弥子、中禅寺敦子に青木刑事、そして鳥口君が少しです。 京極先生の小説は話がくどいのが特徴です。これはほめ言葉で、特に妖怪や民俗学的薀蓄が延々と続くのは大好きで、ユーモアラスな部分も楽しいです。 しかし今回は、特に美弥子が延々と古臭い体制や価値観を批判し、自由恋愛、女性の権利、LGBTについて語るのがあまりにも長すぎて投げ出しそうになりました。正論だし、私は女性なので共感はしますが、京極夏彦小説でそんなことを聞かされたくないと思ってしまいました。女性3人の会話もくどすぎです。 戦後すぐの時代の人たちがまるで現在のような会話をしているのもミスマッチで、違和感ありすぎでした。 死体が入れ替わるとか、服が入れ替わるというアイデアはおもしろかったです。けれど理屈の話で膨らませすぎで、本質だけだと半分の長さでいけたのでは。京極堂シリーズに現在の社会問題や倫理道徳はいりません。民俗学と猟奇に徹してほしかったです。 | ||||
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ワシは頭が悪いので、内容としては前作の「河童」の方が楽しく読めました。 「書楼弔堂」とかに近い感じの内容だと思いました。 ちょっとテーマにしてる部分がウザったい様に感じてしまいましたね。 | ||||
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昔京極堂シリーズを新刊が出るたびに徹夜で読み通すくらいに熱中したのに、なんだかそのシリーズの抜け殻を読まされたみたいだった。登場人物は、メインの京極堂、中禅寺(兄)、榎木津が出てこない以外は、ほぼお馴染みの面々だったが、読後感はまるで違う。小説の2/3は人権とか平等とかの概念をがなり立てるお嬢様の演説で面白くもおかしくもない。評者が変わったのかも知れないが、残念至極の3時間だった。短編を無理に引き伸ばしているだけで、長編小説を成立させるプロットではなかったようだ。天狗のうんちくもほとんどないし、内容にも無関係だった。”鉄鼠の檻”の面白さはどうなったのか。その後の京極作品はあまり読んでいなかったのだが、あの中禅寺の妹がメインキャラのシリーズがあったのかと思い書店で購入したのが間違いだった。 | ||||
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