■スポンサードリンク


今昔百鬼拾遺 天狗



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)

今昔百鬼拾遺 天狗の評価: 3.71/5点 レビュー 24件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

昭和に舞台を借りた今の話

3作の中ではやや冗長。現代的なテーマと昭和29年という時代がうまくマッチしていない。
今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)より
4101353530
No.6:
(3pt)

政治臭強めのミステリ

トランプ批判なのかな、頭の固いおじいちゃんが出てきますがリアリティーラインがずれるほど漫画的。百合っぽい美少女に退治される老害たちというシチュエーションを楽しむのが吉。ミステリとしても、京極妖怪蘊蓄としても今一つでした。
今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)より
4101353530
No.5:
(3pt)

おもしろいです。

文章がながいがおもしろいです。
今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)より
4101353530
No.4:
(3pt)

河童の方が面白かった。

タイトルのとおりです。核心に向かう感が弱くて飽きてしまいました。河童は面白かったんだけど。
今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)より
4101353530
No.3:
(3pt)

まさかの三部目…/話の展開を書いております※ネタバレ注意

天狗が一番最初だと思って読んだのですが。
ほかの方のレビューで三作目と知ってショーック……そして今、河童を読んでいるのでダブルショーック……しっかり逆走しております。
いや、読めました。別にこの本からでも読めました。ちょっと、「ん??」と思ったところもあったのですが、それはおそらく前の二部で触れられているのでしょう。
とはいえ、自分も百鬼夜行系は、記憶がごちゃごちゃで読んでるのか否かも不明な部分がありますから、きっと読んでも忘れたのだろう、で納得してしまったので問題なかったです…。でもかなしい……。

読みやすいのは流石でした。
登場するキャストが「え?」という感じだったので、楽しめないかなーと思ったのですが、そんなこともなく。
事件そのものも、毎度のことながらさーっぱり先読みできない自分としては、面白かったです。面白かった、と言ってしまうには、だいぶ酷なお話でしたが。
個人の価値観と身勝手さがぐいぐいと詰め込まれたお話でした。

が、15歳の少女があれやこれや考えるには、全体的にくどすぎるように思います。思考が廻る中学生はもちろんいるでしょう。けども、これはちょっと詰め込みすぎでは……。
お嬢様も同じく。彼女自身、「傲慢」と言っていましたが、あまりにも考えをぐいぐい出して、押し付けすぎかな、と。

性別のお話だったので、もちろん差別はいけないと思いますが、それってそんなに突き詰めないといけないことなのかな、という違和感がすごかったです。
美由紀嬢も言ってましたが、「そんなに気にしなくてよくない?」という。
どちらかというと、同性同士の恋情について、ちょっとでも反発を覚えるのならそれは悪、滅びの道である、とものすーっごく押し付けられているように感じました。
本来は差別をするべくものではない、と言いたいのだろうなぁ、とは思ったのですが、ちょっと目をそらすのは悪、という感じ。
個人的には、お嬢様と金ちゃんが最初に登場した際、榎木津さんが言っていたことでいいんじゃないかな、と思います。

天狗の話も、中禅寺さんのうんちくですと、なるほろー…という感じてなんの疑問も覚えずそのまま受け入れてしまうのですが(思考の停止…)、女性二人があなぐらでああだこうだと言っているのは、本当に雑談ぽくて、よくわからないものを適当に練り上げている感じ、というイメージが強く(そんなことないのでしょうが)、ちょっと面倒でした。

どうでもよくない?
と言いたくなってしまう……。

さらーっと読めましたし、あっちゃんが主にくる、ということでちょっと警戒をしていましたが、思っていた以上に読みやすかったです。
ただとにかく思想の押し付け感がすごかったのが残念。うんざりしてしまったので、そのあたりがマイナスでした。

昭和の戦後設定で、こんなに物分かりよくはいかないでしょうよ…。
同性が好きなら恋人はそうしておいて、子孫が必要なら別の相手を持てばいい、と言ったお嬢様にはぶったまげました。
悪とはいわないまでも、わざわざさらけ出すものでもないと思います。
今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)より
4101353530
No.2:
(3pt)

鵺(ry

「オカマに惚れられちゃ、私もおしまいね!」の名言で、ファンの心を鷲掴みにした、篠村美弥子御令嬢の登場です。因みに、金ちゃんとはその後もご交流があったようで、ちょっとだけ出てきます。そして美弥子嬢、相変わらずの「お転婆がすぎる」(by金ちゃん)感じで、これも又、京極作品愛読者としては嬉しい限りです。が、しかし。話がくどい!判りますよ?彼女や敦子さんの言ってる事は正論ですし、概ね同意ですし、加えてLGBT、男女平等だの時流な感じの話ってのは理解します。しかしくどい!これ、こんなに一生懸命書くところでしょうか?他の京極ファンの方々はともあれ、少なくとも私は京極作品では妖怪について語って頂きたかったです。そも妖怪とは、「境界のぼんやりとした存在」ではないのでしょうか?今回くどく語られている各種の「差」というものは、その境界がしっかりしているからこその「差」だと思います。これを京極堂シリーズで書く必要があったのでしょうか?他作品、ルーガルーシリーズとかでも良かったのでは?後、悪役(あえてこう書かせて頂きますがw)がテンプレすぎてうああああとなります。判りやすすぎ。悪い奴が胸糞悪すぎ。救いがなさすぎ。その中で、今回三冊通しての狂言回し的役割(主人公?)だった呉美由紀ちゃんの青さ、お転婆が過ぎる美弥子嬢の悲しさがが光ります。でも主義主張がくどい!(三回目)京極堂スピンオフものでは(京極堂が脇役なので)あまり妖怪、風習等について語られる事は少ないのがパターンですが、やはり私は京極堂のあの長広舌が聞きたい、読みたい!!・・・と言う訳で、☆三つ、タイトルは「鵺はまだか!」となりました。
今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)より
4101353530
No.1:
(3pt)

○○を殺すくらいなら、××を座敷牢に押し込めたらよろしかろう…

と思わず突っ込みを入れたくなるような、しょうもない謎解きである。
本作は『小説新潮』での連載時に読んでいて、「謎ばっかりで、さっぱり話が進まんなぁ」と思っていたら、最終章でいきなりばたっばたっと中禅寺敦子が飛躍した推理を披露し、犯人もまたあっさりと畏れ入ってしまうという結末に唖然とした覚えがある。「男尊女卑」や「家制度」といった旧弊の問題が相次いで判明する女性失踪事件の伏線になっているのだが(その辺を、説明調にならずに篠村美弥子と呉美由紀の会話で処理するところは相変わらず巧み)、だからってそれで人殺しまでするのか? となると、かなり無理筋だろうと思う。第一、中禅寺敦子以下の婦女子3名が確たる証拠もないままに、犯人宅に乗り込んで一方的に推理を開陳するのは、流石にリアリティに欠けるのではないか。
生意気を承知で中禅寺敦子×呉美由紀シリーズの全3作を読んだ感想を云うなら、『鬼』はよい出来、『河童』はぎりぎり及第点、『天狗』は些か酷い…かな。あくまでも個人的な印象です。
今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)より
4101353530

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!