高い窓

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高い窓の評価:

4.44/5点 レビュー 41件。 B ランク

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平均点4.44pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 1〜20 1/3ページ
No.56
(5pt)

今のところ、一番好きかも

チャンドラーの長編を村上春樹訳で、長いお別れ、さよなら愛しい人、大いなる眠り、そして4作目として本作、という順番で読みました。すでに、リトルシスター、湖中の女、プレイバックも購入済みで今から読みます。
今のところ、私は本作が一番好きだと思います。
理由は、プロットに破綻が無いこと、暴力シーンが少ないこと、そしてなんといっても、人物描写が上手く、その人のことを知っているような気になるくらいに理解できる点です。
富豪の依頼人、その出来の悪い子ども、裏社会のボス的な人物とその大柄な用心棒、そしておなじみの警察とのやり取り。また、ブラッシャーダブルーンという偽造硬貨を巡る話でもあり、スリリングで続きが気になります。ああ、これがハードボイルドよなあ、と感じます。
他の作品もはやく読みたくなりました。
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704651
No.55
(5pt)

今のところ、一番好きかも

チャンドラーの長編を村上春樹訳で、長いお別れ、さよなら愛しい人、大いなる眠り、そして4作目として本作、という順番で読みました。すでに、リトルシスター、湖中の女、プレイバックも購入済みで今から読みます。
今のところ、私は本作が一番好きだと思います。
理由は、プロットに破綻が無いこと、暴力シーンが少ないこと、そしてなんといっても、人物描写が上手く、その人のことを知っているような気になるくらいに理解できる点です。
富豪の依頼人、その出来の悪い子ども、裏社会のボス的な人物とその大柄な用心棒、そしておなじみの警察とのやり取り。また、ブラッシャーダブルーンという偽造硬貨を巡る話でもあり、スリリングで続きが気になります。ああ、これがハードボイルドよなあ、と感じます。
他の作品もはやく読みたくなりました。
高い窓 Amazon書評・レビュー: 高い窓より
4152095067
No.54
(5pt)

きれきれのダンス

ヒースクリフという名の大型コッカー・スパニエルが不気味。高い窓からの転落事故がある家族のその後にどんな影響を与えたか。三軒の殺人事件の捜査からそれが解明される。見事なダンス、レイモン・チャンドラー! 歯科技工士がレア金貨の偽造を行うくだり、もっとちゃんと調べて翻訳して欲しかった。原文不確かに見えるが、作者がここで手抜きをしているとは考えられない。あるいは現実の事件があったか?
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704651
No.53
(5pt)

きれきれのダンス

ヒースクリフという名の大型コッカー・スパニエルが不気味。高い窓からの転落事故がある家族のその後にどんな影響を与えたか。三軒の殺人事件の捜査からそれが解明される。見事なダンス、レイモン・チャンドラー! 歯科技工士がレア金貨の偽造を行うくだり、もっとちゃんと調べて翻訳して欲しかった。原文不確かに見えるが、作者がここで手抜きをしているとは考えられない。あるいは現実の事件があったか?
高い窓 Amazon書評・レビュー: 高い窓より
4152095067
No.52
(2pt)

ここからいろいろまねた作品を見たことがある これが原典か

もう何で読んだのか、テレビで見たのか思い出せないけれど
こういう話をいくつか見た覚えがある
これが原典かと感心した
現代の感覚だと職場のハラスメントで病むまで追い込んだ連中を許すまじってなるんだろうけれど
職場で殴る蹴るが普通にあった時代のこと、むしろ弱者に対して男前なところをみせたあたり
人気の所以で現代まで語り継がれているのだろう
ホームズが植民地で財をなした悪人が因果応報のパターンが多かったけれど
マーロウも依頼者の身内のナニってのが多いのかも
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704651
No.51
(2pt)

ここからいろいろまねた作品を見たことがある これが原典か

もう何で読んだのか、テレビで見たのか思い出せないけれど
こういう話をいくつか見た覚えがある
これが原典かと感心した
現代の感覚だと職場のハラスメントで病むまで追い込んだ連中を許すまじってなるんだろうけれど
職場で殴る蹴るが普通にあった時代のこと、むしろ弱者に対して男前なところをみせたあたり
人気の所以で現代まで語り継がれているのだろう
ホームズが植民地で財をなした悪人が因果応報のパターンが多かったけれど
マーロウも依頼者の身内のナニってのが多いのかも
高い窓 Amazon書評・レビュー: 高い窓より
4152095067
No.50
(5pt)

たった2日でよくもこれだけ

自分に火の粉が降りかかってくるのがわかっているのに首を突っ込んでしまう。ほっときゃいいのに世話を焼いてしまう、私立探偵フィリップ・マーロウ。今回は時系列に沿って話が進むので分かりやすい。それにしても、依頼の当日に殺人が2件起きて、翌日には3人めの殺人と事件解決、という超人的な仕事っぷり。
高い窓 Amazon書評・レビュー: 高い窓より
4152095067
No.49
(5pt)

たった2日でよくもこれだけ

自分に火の粉が降りかかってくるのがわかっているのに首を突っ込んでしまう。ほっときゃいいのに世話を焼いてしまう、私立探偵フィリップ・マーロウ。今回は時系列に沿って話が進むので分かりやすい。それにしても、依頼の当日に殺人が2件起きて、翌日には3人めの殺人と事件解決、という超人的な仕事っぷり。
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704651
No.48
(5pt)

チャンドラー長編三作目は意外にウェット?

本書は、レイモンド・チャンドラーの三作目の長編である。『さらば愛しき女よ』に続く流れで、これも何十年か振りに再読したが、非常に楽しく読めた。

同じく、私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とし、彼は或る依頼事に関わるうちに、例によって立て続けに殺人事件に出くわしていく。
と、書くと、伝統芸の様な決まりきったパターン物の印象を与えるかもしれないが、本書については読み始めて暫くすると、他の作品とはやや異なる雰囲気を感じた。
一作目『大いなる眠り』、二作目『さらば愛しき女よ』に比べて、暴力性は随分と鳴りを潜め、マーロウが殴られる事も無い。それよりも、シャープな会話劇が多く繰り広げられ、そしてその為に、洒落た比喩表現と各登場人物の心理が汲み取れる様な描写が細かく書かれており、ドライさが抑えられているところが新鮮だ。
また、この作品に於いては、冷静な態度を保ちつつも、マーロウが若干いつもに比べて感情的、感傷的になっている様だし、物語の締めについても甚だ個人的な範囲というか、社会的な正義などとはまったく関係なく終わらせており、真実などどうでも良いこととしているのはなかなかユニークだ。

ユニークと言えば、伏線らしいものを幾つか散りばめながら、結局なんでもなかったり、余計な登場人物がいたりもするが、これもチャンドラーの試験的な試みなのか、それとも自らの作風に飽きて変化を加えてみたかったのか、そこのところは分からない。
元々、登場人物の動作などについて細かく筆を費やすチャンドラーのことだから、より映画的な作品にすることを意識した結果なのかもしれない。

なお、今回取り上げた1988年版は、チャンドラーとの名コンビを見せてくれていた清水俊二氏が、改めて過去の作品にまで遡って翻訳を行なった最後の一作である。死の間際まで取り掛かり、あと一息のところで未完となってしまい、戸田奈津子氏が引き続いで完成した。
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704554
No.47
(5pt)

チャンドラー長編三作目は意外にウェット?

本書は、レイモンド・チャンドラーの三作目の長編である。『さらば愛しき女よ』に続く流れで、これも何十年か振りに再読したが、非常に楽しく読めた。

同じく、私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とし、彼は或る依頼事に関わるうちに、例によって立て続けに殺人事件に出くわしていく。
と、書くと、伝統芸の様な決まりきったパターン物の印象を与えるかもしれないが、本書については読み始めて暫くすると、他の作品とはやや異なる雰囲気を感じた。
一作目『大いなる眠り』、二作目『さらば愛しき女よ』に比べて、暴力性は随分と鳴りを潜め、マーロウが殴られる事も無い。それよりも、シャープな会話劇が多く繰り広げられ、そしてその為に、洒落た比喩表現と各登場人物の心理が汲み取れる様な描写が細かく書かれており、ドライさが抑えられているところが新鮮だ。
また、この作品に於いては、冷静な態度を保ちつつも、マーロウが若干いつもに比べて感情的、感傷的になっている様だし、物語の締めについても甚だ個人的な範囲というか、社会的な正義などとはまったく関係なく終わらせており、真実などどうでも良いこととしているのはなかなかユニークだ。

ユニークと言えば、伏線らしいものを幾つか散りばめながら、結局なんでもなかったり、余計な登場人物がいたりもするが、これもチャンドラーの試験的な試みなのか、それとも自らの作風に飽きて変化を加えてみたかったのか、そこのところは分からない。
元々、登場人物の動作などについて細かく筆を費やすチャンドラーのことだから、より映画的な作品にすることを意識した結果なのかもしれない。

なお、今回取り上げた1988年版は、チャンドラーとの名コンビを見せてくれていた清水俊二氏が、改めて過去の作品にまで遡って翻訳を行なった最後の一作である。死の間際まで取り掛かり、あと一息のところで未完となってしまい、戸田奈津子氏が引き続いで完成した。
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ 513) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ 513)より
4150005133
No.46
(4pt)

原点回帰

ハードボイルドを堪能した。しかしやっぱり古さはいなめない・・・。
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704554
No.45
(4pt)

原点回帰

ハードボイルドを堪能した。しかしやっぱり古さはいなめない・・・。
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ 513) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ 513)より
4150005133
No.44
(5pt)

粋なマーロウに今夜も乾杯。

レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズを読む時は、行儀悪いとお叱りを受けそうですが、いつも炭酸割を飲むことにしています。この『高い窓』を読み終えた後は、実に心地よい酩酊感に浸る事ができました。
 裕福で抑圧的な家庭に端を発した盗難事件に絡む殺人事件が、マーロウの大胆にして慎重な推理と行動力で解きほぐされていく様が、村上春樹氏の妙訳で味読できる心地よさは格別です。
 マーロウの粋な言葉と配慮に脱帽。
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704651
No.43
(5pt)

粋なマーロウに今夜も乾杯。

レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズを読む時は、行儀悪いとお叱りを受けそうですが、いつも炭酸割を飲むことにしています。この『高い窓』を読み終えた後は、実に心地よい酩酊感に浸る事ができました。
 裕福で抑圧的な家庭に端を発した盗難事件に絡む殺人事件が、マーロウの大胆にして慎重な推理と行動力で解きほぐされていく様が、村上春樹氏の妙訳で味読できる心地よさは格別です。
 マーロウの粋な言葉と配慮に脱帽。
高い窓 Amazon書評・レビュー: 高い窓より
4152095067
No.42
(5pt)

楽しんだ、少しキレが足りないか

「詩 を ひとつ 書き上げ、 とても 出来 の 良い 詩 だっ た の だ が、 それ を なくし て しまい、 思い出そ う として も まるで 思い出せ ない とき の よう な 気持ち」最終章より引用
高い窓 Amazon書評・レビュー: 高い窓より
4152095067
No.41
(5pt)

楽しんだ、少しキレが足りないか

「詩 を ひとつ 書き上げ、 とても 出来 の 良い 詩 だっ た の だ が、 それ を なくし て しまい、 思い出そ う として も まるで 思い出せ ない とき の よう な 気持ち」最終章より引用
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704651
No.40
(5pt)

一連のマーロウの中ではこれが好き

マーロウは村上春樹翻訳で初めて読みました
他の翻訳は読んでいません
長編7冊読んでこれが一番の好みになりました
ただ、村上春樹はそうでもないご様子ですし、チャンドラーもそう思っているらしい
さよなら、愛しい人よりずっと面白いと思うんだけどなあ
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704651
No.39
(5pt)

一連のマーロウの中ではこれが好き

マーロウは村上春樹翻訳で初めて読みました
他の翻訳は読んでいません
長編7冊読んでこれが一番の好みになりました
ただ、村上春樹はそうでもないご様子ですし、チャンドラーもそう思っているらしい
さよなら、愛しい人よりずっと面白いと思うんだけどなあ
高い窓 Amazon書評・レビュー: 高い窓より
4152095067
No.38
(5pt)

英語文は読みやすい!

生活感のある処理がしてあり、満足!内容もダイナミックで、高3程度の人なら辞書なしでも読める?
高い窓 Amazon書評・レビュー: 高い窓より
4152095067
No.37
(5pt)

清水俊二氏最後の翻訳を感慨深く読み終えました。

先日読み終えたレイモンド・チャンドラーの遺作『プレイバック』を読み終え、このさい大昔に読んだチャンドラーの全作を読んでみようと思い『高い窓』(1942年)を入手して読むことにした。
 この『高い窓』の奥付を見ると昭和63年9月15日発行と記してあり、「『訳者あとがき』に代えて」で戸田奈津子氏が清水俊二氏が闘病中に翻訳しながら、あと少しを残して亡くなり、そのあとを戸田奈津子氏が受け継ぎ完訳して刊行されたことを知った。
 清水俊二氏は、2000本にも及ぶ映画の字幕の仕事といい、映画人の評伝やミステリを主とする翻訳など多く、すばらしい仕事をされてきたが、この『高い窓』が最後の仕事となってしまった。
 フィレンツェの大聖堂にあるミケジジェロにある未完の「ピェタ」の像を思い出した戸田奈津子氏は、八十歳でミケランジェロが世を去り、未完の部分を弟子が完成させたのだが、同じ石を刻みながら、その像は「ここからここ」と、誰でも線を引けるほど歴然たる違いを見せていた。
 弟子はさぞ自分の腕の未熟さを恥じ、歯ぎしりしたであろう。
 私もまさにその気持ちである、と述べていたが、清水俊二氏も戸田奈津子氏も同じ映画字幕で活躍してきたからなのか、本書のどこから戸田奈津子氏が引き継いだのかページを戻して読み返してみたが見つけることはできなかった。
 マーロウがマードック夫人秘書のマール・デイビスを、ウィチタの実家まで送るくだりの描写を、戸田訳と清水訳と比較して読みたいとは思ってしまったですが・・・。 
 原書英語の隠喩や意訳の誤りを指摘する読者もあるかも知れないが、評者など高邁な文学作品を読むつもりでチャンドラーを読む気などさらさらないから、清水俊二氏の描くマーロウが最高だと思いながら、チャンドラー三作目の『高い窓』を楽しみながら読み終えたのです。
高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704554