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(短編集)
常設展示室: Permanent Collection
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常設展示室: Permanent Collectionの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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全てではないが、打率五割って云うところかな。「群青」「デルフトの眺望」「道」はとても感動させらた。 後の三作は、ちょっと期待はずれの作品でした。枕とキッカケ、オチが良いのに中身がちょっと! | ||||
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最後の道、は感動でした。 | ||||
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中古本の店で売っていた物より、より安く、綺麗な状態でした。良かったです。 | ||||
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とても良い本。評判が良いのも分かる。 しかし上野や六本木のモネ展やマティス展のような大規模美術館展は海外のスポンサーに日本のスポンサーや新聞社、企業からのお金が多く流れるシステムになっている。これは一部の人の大きな利権が絡む。一部の人気画家の画集はそれを助長する。 モネやマティスの作品も多く展示されてきた練馬区立美術館、目黒区美術館、町田市立国際版画美術館は今国策絡みの大規模再開発の計画で取り壊しが進んでいる。日本の国は大金で海外からの名画鑑賞を勧めるのも良いが日本国内の区立美術館保存や街の歴史や芸術文化継承を守ることも大切だとこの本を見て考えた。 | ||||
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読めた本は久しぶり!おススメです!! | ||||
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キャリアウーマンが主役のアートにまつわる6作品が収められた作品集。 仕事に邁進する30代・40代の女性たちが、ふと立ち止まった時に、アートによって原点に立ち返る、という展開である。美術が分からなくとも、迷いの中で、例えば、音楽、映画がきっかけで自分を取り戻したことがあるなら、共感することしきりだろう。 メトロポリタン美術館の日本人スタッフが取り組むワークショップ「群青」は、過酷な運命に立ち向かう姿に勇気をもらえる。 父の介護をする無職の弟に複雑な思いを抱くアートディレクター「デルフトの眺望」は、家族の再生の物語として清々しさを感じる。 年齢とともに弱くなった母親に苛立ちを隠せないアートディレクター「マドンナ」は、自分の親のことが重ね合わされアツいものが込み上げる。 パスポートを申請しにきた紳士に恋心を抱く職員「薔薇色の人生」は、展開はできすぎの感があるがオチかが良い。 若き成功者の愛人となった元アートギャラリーのスタッフ「豪奢」は、自分を取り戻すラストは想像がつくが、その過程に読み応えがある。 名声を手にした美術評論家が心を惹かれた無名の作家の絵「道」は、本作品集のとりに相応しい感動作。家族の絆をここで念押しされて、ぐっときてしまった。 | ||||
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このお話で出てくるような記憶に刻まれる絵画やアートに巡り会いたいと思える本です。 仕事がうまくいっている人の話が多く、多少のやっかみも感じますが、自分の知らない世界を知ることができたところもか良かったです。 | ||||
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私にとっては、デルフトの眺望 が、一番心に響いた。私の父親も、病院で手足を縛られてた。実体験があるから、我がことのように感じられる。元気になるよう治療してるというより、看護師にとって、手間をかけたくないからそうしてる。結局、父親はその病院で亡くなった。 私が入院した国立病院でも、一人の患者が手足を縛られてた。よく、大声でわめいていた。寝返りも打てず、辛いだろう。水も飲めないし、食事はどうしてるのだろう。胃ろうにすると、生きる気力がなくなり、いずれ死に至る。 この本では、「あじさいの家」に入居でき、心安らかな生活ができるようになって、よかった。 次の マドンナ も、身につまされる話。腰痛で入退院を繰り返してる私にとって、これまた他人事じゃない。元気だったころの母の思い出と、「太公の聖母」の絵が一つになってる。一人ぼっちの母が、寂しさを紛らわすため、ハーモニカを吹いてる。母の頼み、ハーモニカの調子が悪いので直してちょうだい。母の再入院で、忘れてた頼みを思い出す。いつか母と同居したいと思いつつ、できなかった娘。母のたった一つの頼みをきいてあげねば…。 最後の 道 については、ほかのレビューでも取り上げられてるので、お勧めというにとどめます。 | ||||
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最後の小説、道、泣きました。兄妹の強い繋がりと絵画を通じて繋が二人に絵画と人の思いの強さを感じました。 | ||||
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この小説は、6つの短編集から成り立っており、六篇に関連性はない。気軽に読めて 読後感も良いが、他の原田マハ氐の作品と比べると、多少の物足りなさを感じる。長編では気がつかなかったある種のスキがどことなく見えてしまうのである。一枚の絵から発想を飛ばした短編は確かにアイディアとしては多いに買うことができる。でも 1篇、1篇読んでみると小さく纏めるといった点で、短編集としてはある種の物足りなさを感じてしまうのである。 でもコンセプト自体は面白いし、原田マハ氐の入門書としては読みやすいし、面白いのではないか⁉️特に最後の道は、なかなかの出来であるし、想像の幅を広げてくれる 是非とも、1度読んでみる価値は十分にあると思う。少し辛口のレビューとなってしまった。次の出会いに期待したい。 | ||||
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絵画をモチーフにした小説は、原田マハさんが先駆者なのでは、と思ってしまいます。 圧倒的な知識に基づいています。 この主人公たちのように励まされた人たちはたくさんいるのではないでしょうか。 | ||||
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原田さんの作品のお陰で、初めて絵に興味を持つことができました。どのお話も素敵ですし、感動し心から癒されます。 素晴らしいです。オススメです。 | ||||
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この一冊で原田マハさんにどハマりし、美術館に出かけるのがとても楽しくなりました。 | ||||
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原田マハさんの絵画に対する造詣の深さが随所に盛り込まれ、読み応えがあります。 良い本に出会えて嬉しいです。 ありがとうございます! | ||||
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六作の短編、すべての主人公を決して小さくはない闇が覆っている。 ところが、どの作品も最後には主人公が光に向かう。例えば問題の解決が出来たわけでも、今後の見通しが立ったわけでもないのに、みなどこか吹っ切れる。 『道 La strada』これだけは本当に一回読んでみてほしい。 | ||||
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何かのインタビューで芦田愛菜ちゃんの押しでした。よく知っている、教科書にも載っているような名画から展開されるストーリーで読みやすかったです。 | ||||
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一流のアート作品はどれも驚くほど高額だ。フィンセント・ファン・ゴッホやパブロ・ピカソなどの作品は、普通の人々には手が出ない値段を付けられる。当然、アート市場で活躍するのは、高額所得者やギャラリー関係者、そして、有名美術館のキュレーターたちだ。 が、しかし、それらのアート作品が美術館に収蔵されているものならば、我々庶民でも実物を見ることができる。しかも、公立の美術館で常設展示されているのであれば、様々な割引を利用して何度でも見学できる。そのいい例が第六の短編「道 La Strada」であろう。 路上で自作のポストカードを1枚200円で売っている鈴木青年は、客としてやってきた若くて裕福な女性に国立近代美術館の入場券を渡される。金曜の夜に一緒に見に行こうと誘われたのだ。戸惑いながらも、約束通り美術館で待ち合わせ、常設展示を見て回る。そして、東山魁夷の絵に引きつけられる。ファンならば「ああ、あの絵ね。」とわかる作品だ。貧しい青年であっても、裕福な留学生であっても、優れたアート作品はその人の心に大きな足跡を残す。もしかすると、その後のその人の人生を左右してしまうかもしれないほど大きなインパクトを与える。 おそらく、美術館の地元の人間にとっては、常設展示作品はなじみがありすぎて、あまり印象に残らないのかもしれない。それがわかるのが、二つ目の短編「デルフトの眺望 A View of Delft」だろう。オランダ・マウリッツハイス美術館所蔵のこの名画は、ヨハネス・ファン・フェルメールの傑作といって良いだろう。光を自由に操る、フェルメールの魔法の一端がこの絵には見て取れる。(残念ながら本物は見たことがないが)入館者(観光客が多い)は同じ部屋の『青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)』に群がる。確かに「フェルメール・ブルー」と呼ばれる、ラピスラズリをふんだんに使ったこの絵も名画でありフェルメールの代表作でもある。でも、「デルフトの眺望」の前が閑散としているとは!常設展示を軽く見ていないだろうか。 と、いうことで、私も地元の美術館の常設展示をもう一度よく見てくることにしよう。たしか、藤田嗣治や岸田劉生なんかもあったはずだ。そういえば見学者は少なかったように思う。もったいない。 | ||||
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テレビで「泣ける」と紹介された本で、原田マハなら外れはないと思い購入。親が老いることをしみじみ感じさせられる作品。 | ||||
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仲間たち印象派の絵を買い集めた功績は大きい。 自身の絵も僕は好きです。絵画を楽しむ入門書としても良い本だと思います。 美術教師はこんなこと教えてくれませんからね。 公務員は楽やと思います。努力なくお金もらえてええ仕事ですわ。 | ||||
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本書は、190ページに6つの短編が収められています。なので、1話はそれぞれごく短いもの。 登場する6人それぞれの人生の1シーンを鮮やかに切り取ったような話で、そこに1作品ずつ絵画作品が関係したストーリーです。 私は、本書を読んで、「常設展示室」というタイトルのとおり、まるで美術館の常設展示室で色合いの異なる6作品を一つずつ鑑賞して、そしてそれらが響きあって静かな興奮と感慨が盛り上がってくる、というような本と思いました。全体としては、静謐な穏やかなタッチのストーリーですが、読み終えてみると、作品が発酵して、静かに心ゆさぶられる話という印象です。 じんわりと心にしみる話が多いので、誰が読んでも高評価されるのかどうか心もとないですが、お薦めしたい良い本と思います。 なお、6つの作品は、いずれも小説新潮が初出ですが、(どの作品かはあえて書きませんが)4作品と2作品の発表時期には相当の年月の開きがあります。それを踏まえて読後に振り返ると、両者の間には微妙なタッチの差があるように思えてきます。読後にそんな楽しみもある、興味深い本です。 | ||||
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