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(短編集)
本と鍵の季節
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本と鍵の季節の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 61~75 4/4ページ
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古典部シリーズをアニメから見始め、興味を持ちました。 どの話も1話完結だったので読みやすかったです。 こんな青春もありだなぁと、しかし高校生にしては博識すぎないですか笑 | ||||
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流石は米澤穂信先生と脱帽。 短編に関しては過去作品も素晴らしいものばかりでしたが。 全て読み進めて行く中で何が伏線で何が謎なのかが明確になっていき、鳥肌が立つ感覚になります。 最終章まで読み終えたあと、きっと読者は米澤穂信に騙され米澤穂信に感嘆する事と思います。 古典部シリーズの様にさわやかな青春ミステリーの様相が・・・!! この空気感こそが僕が大好きな米澤作品であるとかってながらに称賛してしまいました。 僕の拙い言葉のストックでは決して表現出来ない素晴らしい作品でした。 | ||||
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図書委員会に所属する男子高校生二人を主人公にした連絡短編ミステリー。 どの話もとてもよくできていて堪能した。謎と話運び、解決するロジックもさることながら、何より文章の切れ味が相変わらずお見事。実はかなり大袈裟な結末の話もあるのだけど、それに違和感を抱かせないのは、やはり描写がうまいゆえだと思う。氏の近著の中では、かなり読み口がライトなほうなので、構えずに読むことができると思う。 | ||||
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シニカルでわずかに苦みの残るお話が多いですが、だからこそラストの堀川が松倉へ言葉を尽くすあのシーンの良さがとても際立ってみえます。ダヴィンチ2月号の米澤先生のインタビューによると、このお話は元々の仲の良い友人である二人が、謎解きをきっかけにしてお互いの「こいつは本当はこんなやつだったのか」という面に気づいていく、変化の物語であるとのこと。 変化を重ねた先にどんな結末が待っているのか、想像しながら読みたくなる本です。 | ||||
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おおよそ納得できるトリックや伏線の張り方が分かりやすく、素晴らしかったです。 ぜひ続編を出して欲しいです。 | ||||
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ビターな青春時代のエピソードを書かせたらやはり作者の右に出る者はいないのでは無いでしょうか? 短編集のため、通勤の空き時間にサクサク読めました。 ただ一つ。kindle版はなんで表紙が無いんですかね?そこだけが気持ち悪いです。 | ||||
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高二男子図書委員2人の謎解き6編。 1編目からほろ苦い結末なので、この2人のシリーズ化は無いかもね。 語り手はごく普通の高校生に思えるが、相方の方は語り手から見た情報だけなのでちょっと不穏。 どこまで明確にしてどこを曖昧にするかの塩梅が良かった。 書下ろし「友よ知るなかれ」のラストからすると二人の関係がどうなるのか続きが読みたい。 学園ミステリーならもう少し明るいラノベ系の方が読後感は良いけどね。 | ||||
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何でもない事を何でもある事にする天才ですが、今回★5とは私の中でならず。 ここ最近の本が良すぎてそれを基準に考えてしまうのですね。 とはいえ、米澤さんファンは楽しめると思います。 私は推理して読まないですが、推理出来るくらいフェアに提示されるのでその手の人も良いかなと思います。 話は繋がっているが1話完結みたいな感じです。 | ||||
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この著者の作品は毎回外れなく安心して読めますね。 静謐な空気感や余韻を描くのが巧みで、ただの謎解き推理小説ではなく純粋に文学として楽しめます。 近いのはどうだろう、古典部というよりは犬はどこだかな? | ||||
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詳しくは書きませんが、読後の苦みがやはりこの著者らしい作品です。 | ||||
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古典部シリーズで馴染んだ方々には少しビターテイストの謎解きミステリです。米澤さんお得意の、流血無し、多感な高校生が主役です。米澤さんのミステリを読むと、身の回りにミステリは転がっているんだということを知らされます。しかも今回はふたりの高校生は図書委員という、普通すぎる設定です。なのに、だからこそ一気読み必死のおもしろさです。図書館分類がこういうかたちで役に立つとは・・・(ネタバレになるのでここで止めますが)というところもあります。もちろん、図書館分類を知らなくてもたのしめます。さすがです。 | ||||
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古典部シリーズ、小市民シリーズ、妖精シリーズはいずれも高校生が中心の物語だが、男女高校生が登場する。しかし、今回の作品も高校生の物語だが、従来のシリーズと異なり、男子学生2名の物語。その分、男同士の「友情」が基軸となっていて、読んでいて心地よい。各編の謎解きも鮮やか。最後の1編は結構重い終わり方であり、その後どうなる(なった)のかが気にかかる。 | ||||
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今作もライトミステリとして大変楽しめるものだと思います ただ古典部シリーズ、期間限定シリーズの主人公らと似た性質の人間が活躍します どちらかといえば期間限定の小鳩常悟郎寄り たとえ主人公が似ていても面白さのクオリティーは文句なしです 必要なヒントはほぼ全て与えられているのでいっしょに謎解きをしていくことも可能です。 (たまに見かけるマニアックな専門知識などは必要ありません) 発売日に買ってよかったと思える作品でした | ||||
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各短編、また一冊を通して、非常に伏線などの情報が整頓された作品。 簡潔でわかりやすく少し重々しい文章も、図書委員という設定とマッチしており、とても読んでいて楽しかったです。 表示通り、古典部シリーズとは違う、爽やかなほろ苦さです。 | ||||
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東京八王子近くの高校の2年生の図書委員の主人公(男)が、4月から図書委員になった同級生松倉詩門(男)と、3年生女子に頼まれて自宅のダイヤル式金庫の解錠番号を推理するのが「913」。探偵の位置は作者のデビュー作「氷菓」と似ていますが、恋愛模様はありません。主人公と松倉が髪をカットしてもらった美容室で接した謎を推理するのが「ロックオンロッカー」。1年生男子に頼まれて兄のアリバイを探るのが「金曜日に彼は何をしたのか」。自殺した3年生男子が最後に読んでいたと言われる本を探すのが「ない本」。 暗号解読をしながらそれを越える大きな謎を解いたり、店長の不可解な行動の意図を明かしながら次に起こることを予測したり、一筋縄ではいかない重層的な謎解きになっていて引き込まれます。 主人公と松倉が共に探偵役ですが、素直に人の言うことを深く聞き取る主人公と、性悪説ベースで常に裏を読む松倉の性格の違いから、それぞれの気づく不審点や推理の方向が異なり、謎解きの進む様子が一本調子にならないのも魅力です。 また、二人の洒脱な会話や、松倉にちょっとアウトローなところがあるのもアクセントになっています。 5話目の「昔話を聞かせておくれよ」は松倉の家族が抱え、松倉が解きあぐねた謎に主人公とともに再挑戦し、ここでも「本」を手掛かりに新たな「鍵」を見出すものです。だからこの本のタイトルが「本と鍵の季節」なのでしょうか。 ここまでは「小説すばる」に2012年から2018年秋までに散発的に掲載されたものですが、5話目の続編あるいは解決編とも言える「友よ知るなかれ」が書き下ろしで加えられています。ちょっとひねくれていたり、思いのほか真っ直ぐだったりの松倉の謎めいた言動はここから来ていたのかと納得しながらも、「あと1頁足りないぞ」と読者に叫ばせる造り方が憎い。 推理物としての謎解きの面白さもさることながら、主人公と松倉の二人の性格の違いとぶつかり合い、そこに生まれる一風変わった友情が、この本を人間の話にしています。 「謎解き証明」だけでは飽き足りずに加えて「ドラマ」を求める人にお薦めしたい。 | ||||
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