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横道世之介
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横道世之介の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全177件 21~40 2/9ページ
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吉田修一は最も好きな作家のひとり。 腕が有りすぎて、あらゆるジャンルに対応(笑)出来るから時として注意が必要。 これは本当につまらなかった! つまらな過ぎて途中で断念。 「怒り」、「悪人」等が好きな者にとっては真逆のジャンル。 お気楽青春コメディ。 | ||||
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芥川賞の『パークライフ』読んで、雰囲気と一個一個のエピソードを楽しむ不思議な本だなあと、感じたくらいで面白くはなかった。この本の評判が良く、再挑戦。エピソードはこちらの方がキレが良く、一気に読んでしまう。後半出てくる主人公の結末はずるいなあ。留学生も肩透かしで読後に不完全燃焼感が残りました。 | ||||
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青春小説ですね。 すらすら読めました。 | ||||
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世之介がみんなの心を温かくしてくれます。本の中の登場人物だけでなく、私たち読者もです。 | ||||
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読みやすいし、面白いが、最後が尻すぼみ感がある。 でも『続』があるので、そっちに書かれてるのかな | ||||
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代表作『悪人』や『怒り』とはだいぶ趣きが違う。 主人公は横道世之介といってとても変わった名前だ。しかし、実際の人物像はどこにでもいそうな普通の男だ。大学進学を切っ掛けに田舎から上京し、東京での学生生活の一年間を綴った青春ドラマだ。世之介と出会う仲間たちがユニークなのが特徴だ。 それから17年が過ぎ、世之介に凄惨な事件が襲う。世之介の仲間たちが日常生活を送りながら、ふとしたことから世之介を思いだし回顧しながらラストを結んでいる。世之介への思いは誰もが心温かい。そして思わず笑みが溢れてしまう、ほのぼのしたストーリーになっている。 フィクションと云うよりも、実際にあった出来事のようにリアリティーさがある。身近に起こったかなようなストーリーは素直に頷ける部分が多い。たまにはこの手の小説もいいかも知れない。 | ||||
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目下、読んでいます | ||||
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映画版をテレビで見て興味がありました ストーリーはほぼ映画と同じですが十分に楽しめました | ||||
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18歳の横道世之介の大学生活の1年間と、彼の友人達の今後を描いた物語。 大変な事件が続いても、世之介の愛されるキャラクターと行動に、"のほほん"とまとまってしまう青春小説。 「世之介と出会った人生と出会わなかった人生で何かが変わるだろうかと、ふと思う。たぶん何も変わりはない。ただ青春時代に世之介と出会わなかった人がこの世の中には大勢いるのかと思うと、なぜか自分がとても得をしたような気持ちになってくる。」 | ||||
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あの頃の自分とオーバーラップして街並みやヒトや世之助、切なくて暖かい。 | ||||
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映画を観て、高良さんと吉高さんの演ずる世之介と祥子がとても素敵に、そして切なく思えました。 原作ではどのように描かれていたのだろうと、本作を手にしたのですが… 映画の限られた時間(といっても2時間40分の長尺ですが)で省かれたエピソードや、伝えきれていない背景などがわかり、「映画の理解」をさらに深めることができました。 しかし、なんともいえない違和感を感じ、それは読了まで払拭することはできませんでした。小説で描かれる世之介に対し、映画の中の世之介に感じたような好意を抱けなかったというのが、正直な感想です。 映画では良い人寄りの人物造形だったのですが、小説の世之介はKY系のキャラクターのようでした。交際していた祥子はともかく、他の人たちに関しては、なんでこの程度の人望と関わり具合であるにも関わらず、あいつに会えて良かったと思われるほど皆の記憶に影響を及ぼしたのか、どうも説得力を感じません。 もし、原作から先に読んだのであれば、映画を観終わった後のような気持ちは抱かなかったと思います。 軽い文体で気軽に読める良作だとは思いますが、映画を先に観たせいか、映画の補完としてのおもしろさかなぁという感じです。 | ||||
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バブル絶頂期に、長崎県の田舎から東京の大学(位置からして法政大学と思われるw)に出てきた横道世之介くんの、青春を描いた小説である。 読み終えて、帯に「人生のダメな時期を温かく照らす青春小説の金字塔」とあることに気づいたが、まさに至言である。 小説では、リーマンショック以後の現代と20年前の世界が往還しつつ描かれているのだが、現代においてカメラマンとなった世之介が代々木駅でホームから転落した人を救おうとして、はねられて死ぬ。 そして小説の最後に、学生時代に世之介の恋人だった女性が、世之介の母から手紙をもらう。 そこに、はこうある。 「祥子さん、最近おばさんはね、世之介が自分の息子でほんとによかったと思うことがあるの。実の母親がこんな風に言うのは少しおかしいかもしれないけれど、世之介に出会えたことが自分にとって一番の幸せではなかったかって」 これを読んで、鮮烈に思い出した言葉があった。 今からもう4年近く前、年若き友人が突然、クルマに追突されて亡くなった。 その葬儀の後の納棺のときに、最後に彼のおかあさんが「しんちゃん、ありがとう。本当にありがとう」と語りかけた言葉を、である。 ぼくは今でも、その言葉はぼくが人生の中で聞いた最も美しい言葉だと思っている。 | ||||
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主人公はごく普通の大学生で、その普通の大学生が、普通に友達に出会い、サークルに入り、バイトをし、恋をするという物語なのですが(時々、ちょっとびっくりすることが起こりますけど)、そういう普通の大学生の普通の生活がどんなに貴重なものなのかということが感じられる小説だと思います。そして、自分もかつては普通の大学生であったわけですが、そうした自分の大学生活(しいては、自分の人生)というものが、普通ではあったけれどもとても貴重な時間であったことを改めてしみじみと実感しましたし、特に、友人(人と人とのつながり)というものの大切さを考えさせられる小説でもありました。 | ||||
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新聞の図書紹介のコーナーで知り、書店で手に取ってみました。 周りに流されながらも人を肯定していける強さを持った主人公の世之介。 共感しながらもこんなツレがいたらいいなーと思います。 | ||||
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自分の学生時代は、かなりいい加減で、卒業発表を見に行ったら自分の番号が無くて・・・留年。就職も決まってなかったから「まっ、いいか」って感じでした。横道君の話を読んでいると何となく、あの頃の香りがするんですよね。今、50代半ばになって何だかもう一度戻りたい気がします、昔に。 | ||||
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世之介のように、 本人はどこかふわりとしているのに、 ふと心の中で思い出されたり、あのときあの人がいてくれたからありがたかったな、と思える人の存在は、 自分にはいるのかな…と思ったりしました。 善良な人は、そこに「いる」ということがすでに「出来事」として奇跡なのかもしれないですが、 そういう人(世之介はカメラマンですが)が世に残す作品は、一体どんなものなのか、 実際に見てみたい気もしました。 | ||||
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大学時代を思い出しながら、懐かしい気持ちで読みました。 主人公、世之介君の素朴な感性がとてもイイです。 現代版三四郎と評価されいるそうです。納得です。 | ||||
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地方の高校生が東京の大学に入って生活するって話です。 時代がバブル前とリーマン・ショック後に 話が飛び飛びになって うん?となりますがまあ許容の範囲。 特に事件らしい事件もなく若者の青春小説と思ってたら いきなり政治的主張が入って来ます。 ここから読むのがキツくなりました。 毎日新聞連載らしい嫌な感じでした。 政治的主張がなければまあまあの及第点ですが これを入れることでとても評価出来ない。 | ||||
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発売当初読んだ時より面白かったです。自分がアラフォーになったからかもしれません。 横道世之介という名前以外は平々凡々とした男の子が、九州から上京して、バイトに学業にたまにサークルや恋愛にと忙しく一年間を過ごすというストーリーです。 大きな事件や深みのある描写はほぼなく、軽快なコメディタッチで物語は進みます。でも文章がきれいで描写もユーモラスなので「ふふっ」と笑いながらアッという間に読めます。 この物語が面白いのは、ところどころに二十年後の登場人物が現れて、横道世之介を回想する部分です。 バブル期の浮ついた大学時代と、大人になった登場人物達が暮らすのバブル崩壊後の現在のコントラストが絶妙です。 大人達が「青春時代の象徴」のように世之介を振り返る距離感。仕事や子供、パートナーなど自分の人生を賭して守りたいものを得た大人たちが、「あんな奴いたなあ」と青春時代を振り返る距離感がとてもリアルで共感できました。(主人公は私より十歳以上年上ですし性別も違うので完全に共感できるわけではありませんが) あと終盤、主人公がカメラで数々の写真を撮るシーンもいいですね。何を撮影するかという感性に人柄が出ます。 吉田修一の長編には主に田舎を舞台としたウェットで泥臭い作品と、主に東京を舞台としたドライでスタイリッシュな作品があると思うのですが、田舎で生活したことがないせいか東京を舞台にした作品のほうが共感できて好きです。 キャラクターはカタログ的で物語は平坦ですが、状況や感覚がとてもリアル。例えば祥子ちゃん自身は漫画の登場人物のようですが、大学時代だからこそ勢いだけでチグハグな相手と付き合っちゃうあの感じ。加藤の家に図々しく入りびたる学生特有の距離感。大学デビューした小沢の描写。有り余る時間と退屈な日常に、突然起こる非現実のような歴史的事件。(でも自分は傍観者)人や変化が多すぎて感情がマヒして、バイトの合間にエレベーターから夜明けを見る時の孤独にホッと息をつくような感覚。 物語は軽快なのに読んでいると忘れていた学生時代の感覚を思い出し、没頭しているうちに学生時代を追体験できるので、読後感はとても爽やかでした。 ただ、私が田舎の閉塞感を知らないから泥臭い作風の方の良さが分かりにくいように、大学に進学しなかったり、東京で生活したことが一度もない人には、この物語の面白さはわかりにくいのでは? とも感じました。 「悪人」のように大きな事件が起こるわけでも、普遍的で深淵なテーマがあるわけでもないので、単に軽快でユーモラスなだけの話になりそう……。だから私にとってこの小説はとても面白かったですが、アマゾンでも評価なのは少し意外でした。 | ||||
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同世代だけど、違う世界の話。 のようで、自分の話でもあるような不思議な感覚になりました。 忘れていた何かがふっとよみがえってくるような。 これが映画どのように映像化されているのか、見るのが楽しみです。 | ||||
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