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シンドローム
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シンドロームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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原発事故小説と金融小説を無理やりくっつけたのではないかと思うくらい、金融の話はありません。著者は原発事故小説を書きたかったのではないかと思います。原発事故や、その後の政府の対応などはおもしろくよく書かれています。 しかし、ハゲタカとしてのファンドの話はあまりありません。電力会社を買うのです。とってつけたような感じです。初期作品のような濃密な金融ディールはありません。電力会社を買うそれだけの話です。 原発事故小説を書きたかった。原発事故小説では売れない。ハゲタカにした。ハゲタカってつけば売れるから。そんな感じで書いたんじゃないの。などと邪推してしまいます。 それと場面転換がおおすぎます。ころころ話がかわります。突然原発、突然サムライキャピタル、突然ミカドホテルなど、あれ、これどうなってんだっけと戸惑います。わからなくなります。落ち着きのない小説です。 ハゲタカを期待しないで小説として読めばおもしろいので☆3です。 | ||||
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1つの小説としては普通に面白いですが、過去のハゲタカ作品ほどのキレはありません。 伏線を引っ張ったり、主人公がピンチに陥ったりして最後の最後で逆転するような、ハラハラドキドキ感は(過去の作品と比べると)あまりなく、淡々とストーリーが進んで行く感じ。 登場人物も沢山出てくるが故にひとりひとりに対する掘り下げがあまりなく、あれ、この人誰だっけ?と何回も戻って読み替えしながら進んだため、あまりストーリーに没頭できませんでした。 ハゲタカ1、2は何回も読み返したい!と思いましたが(電子書籍派ですが紙の本をわざわざ保存してあるくらい好きです)、本作は1回読めば十分かな、という手応えでした。 文庫で700円くらいならいいですが、(過去作品からの期待度が高いが故に余計)1000円以上払って単行本を買うほどではなかったかな。 過去作品のワクワク感を期待して買う人は肩透かしになると思います。 | ||||
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鷲津が、老獪になったというか、 あまり ギラギラしていない感じを受けた。 有り余る資金と調達能力。 4兆円も、首都電力の株を買いまくる。 なぜ買うのか?「欲しいから」 ハゲタカとしての経済合理性が、ないなぁ。 ちょっと、ノイズが多い 仕事ぶり。 芝野の猿回し的な役割と芝野の使い捨て。 実直なのがいいが、あまりにもアホにされているのでは。 いつも、鷲津の補完的な存在。 アンソニーが、結局 生きてこない。 郷浦秀樹の松永安左エ門に信奉するのはいいが、 ちょっと、時代とマッチしないと思う。 それより、サッカーのあかねに影響された方がいいのでは。 あかねの存在は、とても面白いが 活かしきれない。 若者の価値観が、うまく反映しない。 濱尾の財界総理が、そんなに力がないのだね。 特捜を動かすだけだが、特捜も尻切れとんぼ。 宮永国務大臣が、結構 光っていたなぁ。 よく、先まで見通す力があり、結局鷲津のサポーターになった。 原発の危機管理が、日本では全くできていなかった。 東芝、日立、三菱という日本のビッグネームも頼りないですね。 そして、メルトダウンだけ原子力村の遺産となった。 技術的な進展が、幸福にならないという日本人の不信をうんだ。 広島ー福島の 原子力の脅威にさらされている。 | ||||
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見当違いかも知れないが、本作を読んでいて一番に思い出したのは「シン・ゴジラ」だった。未曾有の大災害に対して、他者・他国の思惑や後先の立場を考えず、目の前の破滅的な状況に対応することを最優先にして意思決定を行い、即行動に移すことができるかのか。鷲津の活躍よりも、そちらの方の興味が行ってしまった。 本筋は、首都電と政府トップに対する読者の怒りを駆り立て、彼らをやっつけることでカタルシスを得るような物語になっている。面白かったが、最後のご都合主義的な速攻の幕引きは「あらららら」という感じで、多くの登場人物は大変な状況の中に置いてきぼり。読者ももやもや感が拭えない。 ハゲタカ・シリーズは「レッド・ゾーン」を読んで以来で、「グリード」も「積ん読」状態だが、特に読んでいて不便は感じなかった。 しかし、野上さんが下巻の途中で出てきたのには、苦笑してしまった(全く、本筋と関係なし)。今後、「マグマ」と「ハゲタカ」をクロスするのだろうか?それとも、真山ファンに対する読者サービスだろうか?映画などで、自分の過去の作品のキャラクターをサービスで登場させるようなことがあるが、これと同じであまりいい印象はない。 | ||||
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電力会社買収!というフレーズに惹かれ手に取りましたが、ハゲタカの部分よりも震災対応のボリュームが多い。 原発事故を書かれているが、フィクションが混ざりすぎてて、これって真実なの?それとも作り話?と気になってしまった。 | ||||
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とても興味深く読む事が出来ました。 ハゲタカシリーズですが、初見でも楽しめるものかと思います。 | ||||
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今回のディールの敵役が鷲津の部下の一族の長と付き合いがあるような描写があって、その部下を敵が取り込んで鷲津にピンチが訪れるのか?なんて思ってたんですが、敵は全くその部下に接触しないまま。 敵役がスゲーんだかショボいんだかよく判らん展開。(序盤、鷲津を退けた勢いは何処へ?) 結局、上巻での敗北はなんだったんだ?レベルで危なげなく鷲津が美味しいところ総獲りでエンディング。 どうでもいいけど、芝野雑魚キャラ化しすぎだろ。 出世してるっちゃしてるんだけど鷲津を筆頭に権力者にいいようにこき使われて、貧乏くじ引きまくり。 あと、他の人も似たような事書いてるけど本作はハゲタカシリーズなんだけど本題は企業買収じゃなくて大震災に伴う原発事故絡みの物語が主だったし。 グリードの後スパイラル、ハーディーと外伝的な話が続いてからの本作。 ボチボチネタ切れなんだったら作品を手じまいするのも一手では? | ||||
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序盤、敵からの脅迫に屈し買収撤退する等マンネリ打破を狙ったようなストーリー展開だったのですが。。。 レッドゾーンで敵役だった賀一華も登場するのですが、鷲津と直接絡むシーンは電話で手持ちの株を高値で売るよ~んって商談(即却下)するシーンだけ。 貴子は例のごとくフライフィッシングして、あとはストーリーの本筋から離れたところでのみ登場。 ただ太刀打ちできない大きな相手や物事に対峙しても、アタフタしなくなったのは成長の証なんでしょう。 一方で成長する兆しが一向に見えない芝野はまたしても鷲津を筆頭に権力者にいい様に翻弄されつづける。 鷲津の心の声も完全に使い勝手のいい格下の手駒扱いです。 他の新旧サブキャラ達の背景やらなんやらを撒き餌のように丁寧に描きつつ、下巻へつづきます。 | ||||
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他の人も書かれていますが、いつものハゲタカシリーズではないです。 電力会社の買収の話なので震災との関連は必要かと思いますが、ここまでの描写が必要なのかと。 何より冒頭部分でいきなり強敵が出てきますが、前作よりも小粒な相手になぜ負けるのか、疑問は消えないまま。 一気読みで非常に読みやすいのは間違い無いです。 | ||||
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企業買収を二の次にした作品。 グリードよりは読み応えがあるが、正直期待外れの感が否めない。 このところの氏の作品を見れば、まぁ、こんなものか、 というところかな ハゲタカも真山仁も、もういいかな | ||||
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福島で何が起こっていたのか、が中心。企業買収はあくまでおまけ。東電は悪、と言う単純化した世論に一石を投じている点は評価。ただ、福島の件もどこまで事実でどこからフィクションかわかりづらいので、いっそドキュメンタリーにした方が良かったんじゃないかと思う。 鷲津さんはもうスーパーキャラになりすぎてしまって笑 魅力ないし展開が単純。 | ||||
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