■スポンサードリンク
シンドローム
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
シンドロームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.49pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻、下巻があり長編大作です。 上巻はすでに多数の書籍や映像で描かれているものに準じた内容のように思え、すでにそれらをいくつも見ていた私にはちょっと残念な印象を持った。 しかし下巻に写ると様変わりする。政府、官僚、電力会社を交えて戦うスピード感はさすがハゲタカ!次の展開が全く読めなかった。 あらゆるルートから収集した情報を鷲津の頭脳を使い周りを圧倒する姿には感服するしかない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
電力会社のトップとの交渉はさすが。ただ被災した場面はどこかで聞いたような話だった。ストーリー上はずせない中身だが他の読み物や映画で原発被災のリアルストーリーを知っているひとには、少し中だるみ。 でも久しぶりのハゲタカはおもしろい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
相変わらずの鷲津節。いつもながら痛快です。今回のターゲットは電力会社。たまたまでしょうが、電気代の値上げ等が話題になることも多く、非常に関心を持って楽しむことができました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作も鷲津さんの圧勝でした もはや敵無しになってきました 個人的には本作のエンターテイメント的な面白さはピカイチだと思います。しかしあたりに強い鷲津さんは、ドキドキやハラハラが少なくなってきたかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく本シリーズは1,2作目が面白く何度も読み直しているくらいです。 その後3,4作目では、話の展開が大きくなり過ぎた感があり、登場人物も多くその関係も複雑になったため、ややスピード感が落ちその分緊迫感が薄くなってしまった印象でした。 またスピンオフ作品も今一つ楽しめなかったので、本作もどうかなと思い読み始めました。 …が、ある程度範囲と対象を絞ったこともあり、大震災に際しての某企業と政府関係者の駆け引きをベースに以前の緊張感をみごとに復活させたストーリーになっていました。終盤から最後にかけてはやややっつけ感も無きにしも非ずでしたが、これだけの話を着地させるためにはこうなのだろうなと納得でした。 上下巻1000ページ以上でしたが、じっくり楽しめました。次回もまた期待します! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
福島第一原子力発電所事故から10年たち、未だ廃炉に向けた道のりが不明確で、東京電力の対応もまどろっこしく、忘れさせてはいけないというお気持ちで書かれたのでしょうか。確かに、作中の総理大臣は実際以上に酷すぎるし、リンハットフォードと鷲津の絡みや飯島さんマンネリではあります。が、読者サービスの一つかなと。新たなキャラクターの郷浦君の恥ずかしくなるほどの正義感。濱尾や東海林といった妖怪のような政治家。これで会えなくなるのは寂しすぎるキャラクター。真山仁ファンなら満足するでしょう。また、真山仁さんのノンフィクション作も期待したいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
首都電の株を集め経営権を奪取する鷲津の狙いを阻む首都電会長、それに政府、事故調などが絡み合い先行き不透明の中、ついに首都電にTOBをかける。 政府筋、首都電社長らの合意を取り付けついに首都電を手に入れた。 こんな国策電力会社を見事な展開で手に入れる手腕は面白かった。 一般文学通算2524作品目の感想。2021/04/25 20:35 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台は東日本大震災。 電力会社の賠償に絡み経営危機に陥る懸念に付け込み鷲津が電力会社買収に動き出す。 果たして国策会社を買収し賠償問題を解決できるかが見ものだ。 一般文学通算2524作品目の感想。2021/04/23 17:00 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容に関しては文句ないです。 青春期の青年の鬱陶しく自意識過剰で独善的な内面がネタ的に面白いです。 この文庫版を購入してとても残念だったのは、単行本にはあると思われる西村ツチカさんによる挿絵が全て無くなってしまったことです。 ただ、その為に単行本買いなおすのもなあ。と思っていたのですが、文庫版には編集かわら版というピラ紙が挟まれておりそこに文庫化するにあたって単行本時の原稿と1か所大きな変更がある(一文が消された)と書かれています。 お話のほぼ終盤でのキャラの心情描写に大きな意味をもつ一文だけにこれは単行本を読まざるを得ないという気にさせられます。 ということで、個人的には単行本を買ったほうがスッキリするかなと思います。 もちろんその一文を消すことで生まれる読者の想像こそが作者の意図だとは思うので、両方買って私のように文庫から読んでみるとその一文がさらに楽しめるのかもしれません。※単行本も文庫本と同じ内容でした。 私もこれから単行本を買ってみようと思います。安い中古で。 追記10/5 単行本が届きました。 挿絵が大量に入っていて驚きました。 見開きだったり1ページ使ってたり小さかったり、表面に凸凹加工された表紙を外すと背表紙、裏表紙にも挿絵が施されていて、もはや小説+挿絵がお互いを補完しているとても楽しいアートブック的作品という趣でした。 単行本の出来を見てから文庫本を見ると残念な感じになるのは否めないと思います。 文庫版は文庫版としてあるべき姿をしていますがそれだけ単行本の出来が良かったということです。 絵なんて関係ないという人以外には絶対に単行本を購入することをお勧めします。 消えた一文については残念ながら単行本も文庫版と同じ内容でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鷲津が本当に首都電力を買収できるか、ハラハラしたが結局手にいれた。政治家、検察、財界総理との騙しあい。メディアの利用、情報収集能力の高さ、どれをとっても先を読む能力には脱帽する。ハゲタカの本領発揮といったところか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原発事故を契機に露見する政権の危機管理の酷さ、いっこうに原発事故のその後の情報を出さない電力会社、日本を救う名目で電力会社を買収を目論むハゲタカ、それぞれの思惑はどう展開していくのか下巻がすぐ読みたくなる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
3.11から7年の歳月を経て刊行された。この年月が、この国が負った深すぎる傷を象徴している。混迷の現代に放たれる一撃で、何人の平和ボケの目が覚めるか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ついに施川ユウキ「バーナード嬢曰く」神林のお薦め本に手を出してしまいました(笑)。 漫画の中での紹介され方で内容の予想はしていましたが、いやはや、ここまで徹底しているとは! 漱石の高等遊民も真っ青の自意識を振りかざす主人公。そして世界がどうなるか、これは宇宙戦争では?という状況にありながら、漱石の高等遊民のような意識の変革はついぞこの主人公には訪れません。 読みながら疑問に思ったのは、この小説は本当にYAなのだろうか、ということ。「ボクラノSF」という叢書タイトルなので、YA世代を狙っているのだろうし、ド嬢の面々もそう楽しんでいたようだし... でも今時の普通の中高校生は、この主人公に共感できるのかなあ... 実際には、こんな時期を過ぎてしまった大人のほうが、自虐混じりの共感を持って楽しく読めるのではないか、と思うのです。 コーニィ「ハローサマー・グッドバイ」の主人公よりはるかに拗らせている主人公の青春模様を読んでみたい大人になら、諸手を挙げてお薦めの作品です。ある意味、YA向けSFの極北に位置していると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本一きれいな文章を書く方だと思っています。 たぶん全作読みました。 『イラハイ』の面白さには衝撃を受けた。 寓意のない寓話集『異国伝』は抑制の効いた笑いが絶妙な逸品だった。 今回も味わい深かった。 新作出ているの知らずに読むのが遅れましたが。 描かれているのは非現実なできごとですが、未曽有の大災害に遭ったときはこんな感じになるんだろうかと、ふと思ったりしました。 万人にお薦めとは言いません。 ただ才能と作品の完成度にふさわしい知名度を得ていない気がします。 私も伊坂幸太郎さんが絶賛していなければ出会っていなかったですし。 上の『異国伝』が電子書籍サービス「パブー」で『アニシカ王』として無料公開されていますので、興味を持った方はぜひ読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
真山仁の真骨頂なのかな。 フィクションに近い 原発のメルトダウンの 総理大臣、原子力専門家、電力会社首脳部、の混乱に満ちた対応。 メルトダウンを止めることが可能だったことが、わかる。 それにしても、総理の判断能力のなさ。全くアホだ。 あぁ。こんな人が、総理になっちゃいけない。 ここまで、しっかり描くことができたことは、素晴らしい。 とにかく、アホ総理の言動を定着させることが必要だ。 鷲津、芝野、松平貴子、飯島という ハゲタカの人々が 登場する。 なんか、懐かしい。鷲津の活躍を期待したい。 鷲津が、震災の復興支援するって、いまにも胡散臭い。 芝野の扱いが、ちょっと ご都合主義なのかな。 でも、電力会社って、魑魅魍魎の世界だね。 濱尾という CIAから、特捜まで動かすことができる権力って、 鷲津が、その仲間に入ったら、どんな世界ができるのかが 面白そうだけど、結局は 権力に与しないというのが 信条だね。 アンソニーの「オヤブン」がナイス。アンソニーの成長度合いがいい。 毀損された電力会社の再建に、鷲津はどう戦うのか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サムライファンドの変わらないメンバーでテンポよく進む。原発事故の話が少し長いが、ハゲタカシリーズの期待を裏切ることはない。 時系列では「ハゲタカ4.5 スパイラル」が先の出来事なので、ハゲタカファンは先に読むことをおすすめする。 まだ下巻を読んでないので、最終評価はできないが星4つはつけたい。ハゲタカシリーズが好きなので! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
”なんだと”というワードに引っ張られるようにして、一気に読んでしまいました。 内容は、多くの方が指摘されている通り、原発事故の(フェイク)ドキュメントだと思います。 リーマンショックを題材にした前作と同じ流れですね。まあ、いかにも元新聞記者らしいといえばらしいです。でも、よく調査されていますし、それを分かりやすく伝える腕は見事だと思います。なんとなく京極夏彦化しているような気もしないでもありませんが。 個人的には、叙述トリックに近いような手法で無理やりオチをつけた感のある前作よりも、一気呵成に走り抜いた本作の方がスッキリ読めました。カタルシスというより東電の利用明細を確認したくなる読後感ですが、普通に経済小説として面白かったと思います。単に、物語な面白さを求めるなら、初期作や「ハーディ」あたりがよろしいかと思います。個人的には、最後には悪い人間をやり込めることでわかりやすいカタルシスを求める陰険な某半沢よりこのシリーズが好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原発に関する知見が豊富であること、同時進行の手法により多角的な見方がなされ臨場感溢れる展開は素晴らしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハゲタカシリーズ最新作。相変わらず面白い!少し中だるみはありますがやはり面白い! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
企業買収というよりは、原発事故についての描写が多いので いつものハゲタカを期待すると、期待はずれかもしれません。 鷲津さんの腹心たちも出番が少なく、いつものえげつないくらいの勢いは感じにくいです。 どちらかというと、ハゲタカ以外の作品と似ています。 ただ、原子炉建屋内での描写などは下調べが丁寧なのか、 リアルでわかりやすく、緊張感があります。 それなりに面白いですが、やや期待値に届かなかったので★4で。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!