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インド倶楽部の謎



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インド倶楽部の謎の評価: 3.68/5点 レビュー 34件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.68pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(5pt)

殺人事件の顛末も、火村とアリスの掛け合いも、神戸の街もすべて楽しめました

他の方のレビューを拝見しているとすっぱり好みが分かれている感じです。いつも思っていましたが、トリック重視の新本格志向の人は人間性や情緒には重きを置かない、逆に人間ドラマが好きな人はトリック重視には味気なさを感じる、と。この作品はどちらかというと後者の方ではないかと思います。個人的にはとても好みでした。

有栖川氏があとがきでまさにこのことを書いていらっしゃいますが、
「謎解きを興味の中心とし、物語が人工的になるのを忌避しない本格ミステリは、幅が狭くて窮屈な小説と言えそうだが、それでも多様な書き方読み方ができる」
「読者の書評コメントをみかける機会が多くなった。(中略)”ああ、この人は本格ミステリのタイプJとMだけを熱愛して、タイプAとCとRには戸惑い、それ以外は嫌っているな”などと思う。本格から少し踏み出していると”これはミステリではない”と言い切る人もいる」
それらを承知の上で「もっと多様な楽しみ方がある」「作品ごとに本格ミステリとしてのスタイルを変えることを意識している」と書かれています。

で、この作品について。
神戸にはインドクラブという在日インド人のための社団法人が実在していて、併設しているレンタルホールやレストランは誰でも利用できます。タイトルを見た時てっきりそこで殺人事件を起こすのかと思ったのですが、このインド倶楽部は架空のもので、インドに興味がある人たち数人が集まった異業種交流会のようなものという設定です。
話の中心となる「アガスティアの葉」、漠然と内容は知っていましたが、1990年代に日本でブームになったものです。1999年7月に人類が滅亡すると書かれたノストラダムスの大予言などオカルト・ブームの頃ですね。インド倶楽部で、その「アガスティアの葉」に従って前世や運命をみてくれる人物をインドから招聘し話を聞くのですが、後日メンバー2人が連続して殺されてしまうという始まりです。

自分は関西人なので神戸には土地勘があり、頭の中に地図を思い浮かべながら、動き回る火村とアリスのあとを追うのが楽しかったです。横溝正史生誕の地碑のトリビアなども出てきてちょっとした観光案内にもなっています。2人がおいしそうな飲茶やカレーを食べながらいつも通りのコミカルなやり取りをするのもよかったです。
また、野上刑事が奈良の十津川温泉のさらに奥地へ聞き込み捜査に出かけるのですが、交通機関好き、旅好きの作者が思わず顔を出したような描写に親しみを感じました(このあたりも新本格派には不評なのかもしれませんが)。
前世を信じない、捜査の参考になどできるわけがない警察や火村たちが、犯人の心理に立ってその心の動きと殺人の動機を探らねばならない、このあたりが異色の作品でした。こんな話をよく思いついたと思います。最初から最後までとても楽しめました。
インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)より
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No.17:
(4pt)

ホワイとフーの両輪

・・・二つのダニットを見事に成立させましたね本作。それ故にあまりにも現実離れしすぎた真相であり、些かめまいを覚えたのも事実(作中の警察関係者らに同情を禁じ得ません)。
数多い火村シリーズ中でも、ここまでファンタジックだった作品は稀でしょう。何せ冷徹極める猟犬である火村英生が、作中数度パ二くっていますから…異例中の異例。
それでいて地に足が着いた小説として安心して読めるのは、現実の有栖川有栖が関西都市小説家としての側面があるからではないでしょうか?
個人的に大阪市生まれの大阪市育ちで、現在は兵庫県西宮市在住なんですが、当然のこと神戸の都市描写そのものが日常的風景(背景)に他ならないんですよ、関西の一ミステリファンとしては(京都は門外漢)。
あとがきも異例でしたよね。よく言えば目覚めた、悪く言えば開き直ったみたいな。
ヒンドゥ―教や仏教に由来する輪廻転生なる概念には、部分的に賛同します。昨日・今日・明日のうち今日が全てなる思想は、武士道の葉隠に通じるものがありますしね。
些かうやむやなラストも、作者が「これ以上哲学・宗教に陥ったらヤバイ」と判断した故の冷静な判断だったのではないでしょうか?

・・・嗚呼、面白かった、10数年ぶりの国名シリーズ。生業としてのミステリ、趣味としての文学。両立させるのは胃に穴が穿きかない仕事なんでしょうね、我らが現実の有栖川有栖
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No.16:
(5pt)

さすが

読み応えがあります。
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No.15:
(5pt)

占星術や前世など、スピリチュアル好きの方なら絶対楽しめる!

普段、ミステリなど含めて小説のジャンルはまったく読まないのですが、本書の出だしを少し覗いたところ、読みやすい文章とアガスティアの葉などの題材に惹かれて購入しました。

読み出すと、内容にグングン引かれて一気に読了してしまいました。あまり内容を書くとこれから読まれる方へのネタバレになってしまうので、内容は記載しませんが、「なるほど!これがミステリ小説なのか!」と唸らせる予想外の展開の話で、読後に満足感で満たされました。読みやすい文章で神戸のきれいな街が再現されており、とっても良かったです。

主にスピリチュアルが題材になっているので、小説好きの方だけでなく、そういった方面に興味ある方にもお薦めです!
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No.14:
(5pt)

読後感が素晴らしい推理小説

異国情緒あふれる神戸を舞台に、探偵作家の有栖川と火村が飯屋で飯を食いながら、
ダべりまくりながら、オシドリ漫談をしながら、殺人事件を解決していくミステリー推理小説。

この殺人事件のベースにある「アガスティアの葉」の前世予言と、実際の殺人事件のからみが絶妙で、
最後まで飽きることなく読めました。

この作品を読むと、神戸へ行きたくなります。
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No.13:
(4pt)

佐分利信

第四章「糸を手繰る」の『佐分利心療クリニック』って、
佐分利信からでしょうか? それはともかく、これだけ
多くのレビューがあって、168ページ下段13行目で、
「佐分利」が「佐利」になっているのを、誰一人指摘無しとは……。
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No.12:
(5pt)

後味の良いミステリ

よかったです。
ネタバレになるかな…
トリック中心ではなく、動機に重きを置いていてなかなか新鮮でした。
私はどちらかというとトリックを楽しみたい派ですが( どんでん返しや、読者に挑戦が大好き )とてもすんなり楽しんで読めました。

相変わらず登場人物が生きているように書かれているところが好みです。駅で買ったペットボトルだったり、トイレだったり、ご飯だったり。
登場人物が表題について話していたりと、会話を読むのがとても楽しくなりますね。

ボリュームも、久々に2段になってるページ構成( なんていうのかしら? )でたっぷりあり、2日間読書を楽しめました。

難点を一つ挙げるなら、私が関西の地理に詳しくないこと。
関西に住んでいる方ならもっと楽しめるのかな。そこが火村シリーズの良いところでもあるけど。
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No.11:
(4pt)

待望の国名シリーズ 前世系

結論から言えば過去作に比べると決め手にかけます。 前世、というテーマからストーリーが進み、警察では理解できない展開で物語が進むのは良かったです。 作中で火村准教授が言っていますがこの事件の本質は何か、を探らないといけない動機探しが重要点です。 一気読みできるくらい面白かったのは確かですが過去作に比べるとやはり弱いです。
先生にはそろそろ殺意の理由の物語に筆を走らせてほしいと思います。 狩人の悪夢は大変良かったです。
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No.10:
(4pt)

限りなく3に近い評価

3寄りの4ですね。
物語そのものは面白いのではありますが
いかんせん、結末部分に不満は残るところです。
まあ、いわゆる犯罪というのは不可解なことが理由だったりする場合は
ままあるのですが、これに関しては奇怪ですからね。

参加者の過去、未来を予言するリーディングの儀式を終えた後に
事件は起こることになるのです。
それを招致した人と、メンバーの一人が何者かによって
殺されてしまうのです。

何やらそこには、メンバーの一人が経験した
ある出来事が関わっているようですが…

結構その出来事は物語を盛り上げてくれます。
が、犯行理由はハァ?になること請け合いです。
いろいろひどい。

このシリーズは好きですが
期待はずれの感が否めませんでした。
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No.9:
(4pt)

ありえる

前世の記憶という事に違和感を感じる人は多いのかもしれないが、ありうると思った。

何かの本で読んだが、繰り返しイメージしながら聞かされた話は、偽なのにありありとした記憶として定着してしまうことがあるそうだ。
嘘の記憶を植え付ける事は、比較的容易だそうだ。

例会で何度も接触している彼らの中で、だんだん前世の物語が大きな意味を持ってくるのも十分ありえるし、
作中人物が誰にも理解されないと思いながらもそのような動機で犯行に及ぶことも十分にありえると思う。
論理的で面白かった。
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No.8:
(5pt)

前世からの繋がりなのか、くされ縁なのか

待ちに待った国名シリーズ最新刊だったので楽しく読ませてもらいました。有栖川有栖先生の作品はどれも読みやすくて好きですがこのインド倶楽部の謎は全面に神秘的な雰囲気が漂っていました。
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No.7:
(5pt)

久しぶりの国名シリーズ!

おもしろかった!
国名シリーズなのでまた短編かなと思ったら長編で、買ってから家に帰るまでわくわくしっぱなし。
今回の一番の見所は野上でしょう! 兵庫県警が好き(いや、大阪府警も好きか)で、特に野上が好きなので出てきたときには「今回も野上がいい味出すんだろうな」と思っていたが、まさか、まさか、彼にあんなにスポットライトが当たるとは! 彼の家族の話なんかも出て、満足です。やっぱりかっこいい、叩き上げの部長刑事。
インド倶楽部という名前を見ると秘密結社めいていて妖しい雰囲気を感じる。実際結構怪しげな絆で結びついていたわけだけど、それらや犯行動機なんかを考えてもぴったりのタイトルだと思う。あとがきではインド倶楽部というタイトルから内容を考えたようで、さすが! という感じ。
インド倶楽部の絆に対して懐疑的、批判的姿勢の火村と有栖川にこちらは共感したのでその点でも気持ちよかった。
容疑者ではないが、花蓮の存在がとてもよかった。ラストの火村同様、彼女の言葉はじんと響いた。
あとは、過去作が多く出てきて、つい最近まで有栖川有栖祭りを開催していたのにまた最初から全部読み返したくなってしまった。
人名がやや覚えにくい字面だったのがイマイチ。土地柄なのか?

この作品には関係ないが一言。あとがきで出てきたが、私は「屍人荘の殺人」は絶対に認めないぞ(発想云々でなく文章力という点で)!
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No.6:
(5pt)

よかったです。

個人的には久々にアリスと火村のドタバタ推理劇っぽくて楽しかったです。
国名シリーズはどれも面白い。
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No.5:
(5pt)

野上刑事

野上さんのくだりが良かったです。いかにも、昭和の刑事さんらしい、仕事一筋な感じでした。奥様への想いも聞けたし、火村先生の事をどう思っているのかもわかって、ああなるほど、と納得しました。
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No.4:
(4pt)

名コンビによる本格ミステリの定番

出たばかりの新作だ。『モロッコ水晶』以来13年ぶりの国名シリーズだ。
そんなに経ってるのか。年をとるはずだな。
作中の火村さんは助教授から准教授へと肩書は変われど、相変わらずの活躍ぶりで永遠の三十代だ。
相方のアリスとの与太話が、まことに楽しい。
このコンビのおかげで、普通なら退屈する長編ミステリの中盤がダレない。

神戸の屋敷にインド趣味の人たちが集まって、「アガスティアの葉」によるリーディングを体験した。
その後、イベントに参加したメンバーたちが殺される。
関係者の誰にもアリバイはないが、利益を得る者もいない。茫洋とした事件の真相は何か。

発端で受ける印象ほど大時代でも怪奇趣味でもない。
むしろきわめて現代的で、ある意味で社会派ミステリとも呼べる。
どこがそうかは、ネタバレになるから書けないけど。
テンポの良いストーリーに大小の謎がちりばめられ、あっという間に読み終わった。
動機の意外さに唖然とした。でも無茶ではない。ありうる。
火村が真相にたどり着く道筋は、ちゃんと伏線が張ってあって、論理として美しい。
欲を言えば、後半にもう少し派手な展開があると完璧に嬉しかったな。
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No.3:
(5pt)

カレーが食べたくなる

とてもよかったです。精緻なミステリー。いつも通りのフェアなミステリーながらファンが喜ぶポイントもたくさん。
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No.2:
(5pt)

久しぶりの国名シリーズも長編で嬉しい

このシリーズは昔の方がいい!という人の話も聞いたことありますし、たしかにトリックのキレは昔の作品の方がハッとさせられるものが多かったと思うのですが、私はこのシリーズ、菩提樹荘の殺人以降のお話が特に好きなんです。文章が特に深みが出てきていて、読んでいて心地よい。キャラクターも、火村は昔の性格より少し丸くなって落ち着いてきてしまった感はありますが、逆にアリスは最近の方が感受性が豊かで味が出てきててとても素敵。この作品では特にそう感じました。
有栖川先生は長編が好きなのですが、最近は沢山書いてくださるので嬉しいです。これからも楽しみにしています。
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No.1:
(4pt)

考え方のバランスが良い小説(ただし長い。レビューも長い)

タイトルや前世、予言といったキーワードから、「ムー系?」と避ける人がいるかもしれません。でも読まず嫌いで済ませるには勿体ないです。
登場人物のオカルトへのスタンスが様々なので、自分と同じ考えの登場人物もいるだろうし「自分のまわりにもこういう人いるわー」と思える。オカルトネタの面白さを出しつつ、普通の人たちの話に持ち込むバランス感覚がよい。途中、オカルトから徐々にカルトに変わっていくのも、薄っすらと気味の悪さを感じるスパイスになっています。

【謎解き】
神からの預言がなければ思いつかないような奇想天外なものではありません。第1章で今後の捜査に向けて視点のヒントが提示されるし、読み終わったあとに一つ一つ逆から辿っていけば納得できる。
なお中盤で作中のアリスと火村の会話から「犯人はこの人たちの中に必ずいる」という読者への約束がなされます。まだ疑わしい人物が他にもいる段階で容疑者の範囲を限定してしまうことに、作者の自信を感じました。
ただ容疑者の資格はあるのに最初からノーマークな人物がいます。個人的には犯人に一番近いと感じていたので、その人物の扱いは公平性に欠けるかもしれません(火村救済キャンペーン要員としての登場だったのでしょうか)。

【話の長さ】
第1章は緩急ついた秀逸な物語の幕開けだったのに、第2章はいきなりのペースダウン。まさかの牛歩戦術か。
第3章以降は軽妙な文章で最後までストレスは感じなかったのですが、読み終わったときに「面白かった!けどガッツリこない」というのが本音でした。初読は1日で一気読みするタイプなので、長編であっても全体の締りやテンポがほしかったです。
ただしこの作品、もとは連載だったそうなので、何度かに分けて読むことを想定した書き方なのでしょう。1日数ページずつじっくり読む方なら、物語を長く楽しめる分、プラス評価になると思います。

【火村とアリス】
唐突に明かされる、まさかの設定。火村も驚いてるけど、こっちはもっとびっくりだよ。このシリーズを読み続けてきたファンは、この部分だけで星5つ!となるかもしれません。菩提樹荘も含め、過去の事件をアリスが客観的に消化できているのだとしたら、彼のトラウマはもう…、とか色々と考えてしまいます。
また初登場時はディナーの最中にメロンの汁を袖口でぬぐっていた(忘れられない強烈描写)野生児なのか変人なのかわからなかった火村先生も、今ではネイビーのオータムコートを着こなす立派な紳士に成長しました。アリスだけでなく、彼の中でもトラウマは以前と形を変えているのでは、と思わずにはいられません。
インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)より
4065131383

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