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六月の雪
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六月の雪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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台南にて日本の足跡を辿る。 台湾の歴史、文化と共に、そこに故郷を感じさせる情景が広がっていく。 だが記憶は失われていこうとしている。 淡く白い雪のような花、欖李花(ランリーファ)はふるさとにつながっている。 心の中に生き続け、未来につながることを求めて。 | ||||
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乃南アサさんの作品は殆ど読んで来ました。再読したのもあります。2度と読まないのは、朝鮮アサガオを媚薬とした一族の話しと、人形師の話しです。この本は…って感じで、もしかしたら台湾ゆかりの人たちには深まる理解があるかも知れません。日本が台湾を日本国として、同じ日本人として一国だった事が詳しく描かれてる事と、何故 中国と韓国が嫌日本なのかが教育である事が描かれてるので、こんな本を書いてしまった乃南さんが心配になりました | ||||
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人の勧めで読みましたがよい本です | ||||
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素晴らしかった! 読みながら、頭の中で映画のように映像化されていった。 台南に行ったことがある人なら、ブワーっと絵が浮かぶはず。読みやすい文体も良かったです。 | ||||
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片言の日本語が読みにくい。 長編だと一部歴史の資料を見ている気がしてくるので軽く読み飛ばしながら、最後まで読むのが苦痛なわりに落ちがなく。 読後本当に台南の地震があり胸が傷みました。 | ||||
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台湾には仕事で何度も行きました。主に台中・台北でしたが、台南にも足を運びました。 台湾に行ったことで「自分が日本人である」ことに気づきました。おかげで台湾と日本の 関係や、 台湾と大陸の関係も勉強する機会となりました。「6月の雪」は台湾人と日本 人の関係性を分かりやすく教えてくれる良い小説です。 | ||||
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台湾に住んだことがあるので、物語の景色を懐かしい気持ちで読みました。 また、主人公と歳が似ていることもあり、 自分も未来に向けて進もうという気持ちになりました。 | ||||
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・気に入ったところ 台湾の日本の歴史について、日本が台湾に対して行ってきた悲しいこと、良くないことも隠さず小説な背景として使っているところ。もっと台日の歴史を知りたい、勉強したい、日本人として学ぶべきという気持ちになりました。親日と言われる所以についても、悲しいけど複雑な気持ちで読みました。 ・気に入らないところ 結末。ハッピーエンドで終わらせて欲しかった。なぜこの終わり方?!と疑問に思いました。 | ||||
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声優の夢を破れた32歳の主人公は、ある日、祖母が台南で生まれ育ったことを知ります。 祖母が人生を振り返ったとき、「台南に住んでいた頃に戻りたい」と言ったため、祖母に代わり、単身台湾へ渡ることを決意。祖母の生まれ育ったふるさと・台南で、祖母の過ごした家や思い出の景色を探す7日間の旅の行方は…というのがあらすじです。 主人公は、祖母と話して初めて台湾が50年もの間日本に統治されていたことを知ります。また、旅を通じて出会う人たちの話から、台湾の戦後史、すなわち、日本の後にやってきた蒋介石の国民軍の残虐非道な統治時代があったこと、密告の横行で40年弱もの間恐怖政治を経験し、感情をあらわにするのを躊躇う人が多いということなどを学びます。 台湾が日本だった時代があったこと、台湾が親日国であったことを知っている人は現代の日本人にもわりと広く知られていることだと思います。 一方で、日本統治時代の台湾で住む台湾人や、その後の時代がどうだったのかまで詳細を知る人はそんなに多くないかもしれません。 私も台湾を旅行したことはありましたが、知らないことばかりで、第二次対戦中から戦後の台湾を知るのにとても興味深い1冊でした。 その分、台湾の歴史に重点を置いたせいか、主人公がとても幼く自分勝手に見えることが多々ありちょっと残念。32歳じゃなくて、20代後半までなら許せるかな…なんて思っていたら、少し前に読んだ「自転しながら公転する」の主人公も30代に入ったアラサーの自分探しの設定だったことを思い出しました。 もしかして、少し前は仕事や恋愛など人生に悩める女性って28歳ぐらいがしっくりくる設定が多かったのだけど、その年齢が少し上がっているのかな、なんてことも考えました。 いずれにせよ、台湾のことを知りたい人にはおすすめです! 台南へ旅行に行きたくなります! | ||||
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複雑な歴史のある国、台湾のことがよくわかる、青春旅行記のような本。少しくどいが、面白かった。 | ||||
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久しぶりにこの著者の本を読んでみましたが、やっぱり上手いと思わせられます。 声優になるという夢をあきらめ契約社員として働いていた主人公、未来が、体調を壊した祖母が昔住んでいたという台湾の地をおとずれ、そこで様々な人と出会い……というもの。 台湾というのは、近くて案外遠い国で、私はその歴史にも疎かったので、読んで勉強になりました。 作中、祖母が住んでいた家に現在住んでいる老女やその娘と出会うシーンがあるのですが、老女の娘は逆にかつて日本に住んでいたことがあり、やや強引に彼女たち母娘の身の上話を聞かされることになります。そのあたりは、異国の地で偶然見かけた家で女の幻にひきこまれ、その家にまつわる因果を知るという、佐藤春夫の小説を思わせます。多分、作者もそれを意識してその名を作品中で出しているのでしょう。 不幸で悲しい女の物語なのですが、それがよくある東洋の身世打鈴や秋風泣女の類にならないのは、ガイドの洪春霞の独特の語りです。彼女の日本語は理解のレベルは高いのですが、口調がかなりちゃらんぽらんです。ですが、それがかえってとても魅力的で、彼女を通して語られる女たちの歴史に引き込まれます。外国の文学や小説を読むときは、訳者のセンスによって作品の雰囲気が違うように、彼女を通しての語りであるからこそ、女たちの物語は興味深く、苦しく辛くはあっても、あまり暗くならなかったです。なにより、たんなる不幸話、お涙ちょうだいの話にならないのは、作者の冷静かつ巧妙な視点や筆致です。作者自身が、鋭い観察眼で女たちの物語を見てきたように思わせられます。 結局、いつの時代もどこの国でも人間の幸せの原点は親子関係であり、家族の問題は人間が背負う永遠の重荷と学びなのかもしれません。 面白い作品でしたが、できれば洪春霞の物語や事情などを、もう少し知りたかったです。あと、最後のてんまつが、ちょっと……。未来といっしょに叫びたくなりました。 | ||||
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台南には何度も訪れましたが、歴史についてはよく知らなかったので読みました。この本に出ているところに訪れてみたい。また台南に行きたくなりました。 | ||||
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この本読了後、台湾旅行に行ってしまった | ||||
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台湾の台南市にある祖母の生家を探しに旅立つ主人公の物語。決して良い側面だけとは言えない日本との関わりやその歴史に触れつつ、現地でサポートしてくれる台湾の人々との交流が描かれていく。著者の視点はあくまで今の、そして当時の市井の人々のものであり、国家の善悪をテーマにはしていないところに留意したい。(それは個々人があらためて学び考えればよい。) この作品を読むと、やはり重要なのは(国というくくりよりも)個人対個人の繋がりに思える。結局、我々は時代や生まれなどからの影響は免れないとしても、人と(そして自分とも)真摯に向き合って生きていくしかないのだろう。ラストエピソードは賛否あるだろうが、読後感はあくまでさわやか。良い意味でのノスタルジックな感覚にも浸れ、読んで良かったと心から思える一冊だった。 | ||||
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日本と台湾の歴史を背景に、入院した祖母のために『祖母がかつて暮らしていた台湾の住まいを突き止めるべく』台湾に向かったヒロインが、様々な人との縁を紡いでいく作品です(^-^*)/ 個人的には戦争が絡んでくる台湾の歴史を知れたり、過酷な環境で懸命に生きる人たちの痛みを知れたり、 様々な縁の大切さを感じる事が出来て、素晴らしい作品でした! 人生の歩み方や縁を紡ぐ大切さを改めて見直させてくれました! 歴史という背景が加わると、より広い視点で物事を捉えていけるなとも感じた次第であり、 歴史を背景に描いた作品や、台湾との交流が気になる方にはオススメです(^-^*)/ | ||||
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久しぶりに読んだ乃南アサは、最後まで安定感あり。 淡々とした筆致で、台湾のこと、老いと向き合う祖母のこと、家族関係、を丁寧に描き切っていた。 無常観もあるが、主人公を未來と名付けたことにも意味があるのか、 未来ある若者へのエールで締めくくっての完結は見事だった。 | ||||
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東日本大震災が起きた時、台湾全土から送られた義援金の総額は250億円にものぼると言うニュースを知り 何故そこまで良くしてくれるのかと疑問に思いつつそのままになっていました。 本作は入院した祖母を元気づけるため、祖母の生地である台湾の古都、台南を訪れた杉山未來が主人公。 7日間、未來が祖母の人生を辿りながら台南で過ごす中 戦前の日本人の涙と無念、台湾人を襲った悲劇などを知る事になります。 フィクションでありながら実際にあった事実が盛り込まれているので ノンフィクションの様に錯覚しながら読み進める事になりました。 アーケードの様になっている亭仔脚(ていしきゃく)や所狭しと走り回るバイク ごちゃついた街の様子などが脳内映像に絶えず浮かんで来ます。 未來の7日間をサポートする覚束ない日本語を話す人達。 早口で話し、意思疎通が難しい中にも思い遣りと温かさを感じます。 未來の立場で読み進めて行くうちに、今まで全く知らなかった台湾の事を少しですが知れて 家族の在り方、国同士の在り方、死生観など様々な事に思いが巡りました。 そして涙が溢れて来るエピローグ 丁寧に描かれた重厚感ある作品です。 読後、欖李花(ランリーファ)を検索したのは言うまでもありません。 | ||||
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ふいに思いつき、祖母の生まれ故郷台南を訪ねた主人公未来。 案内してくれる台湾の人々。 探り当てた祖母の故郷に暮らしている一家の話。 祖母に認知症の疑いが生じ、日本でも新たな家族の問題が。 ほんの一週間ほどの滞在で、未来本人も変わっていく。 台湾の持つ様々な姿。 家族との関わり方。 語り方は決して重くないが、重厚な1冊だった。 著者の熱さに、読み手もすっかり呑みこまれた。 | ||||
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今まで見えていなかった台湾の地理・歴史・文化などを詳細に知ることができた。そのため、読み進めていくうちに、台湾に誘われる、台湾に行ってみたくなる、そんな気分をそそられ、読者を本から離さない、魔力あふれる良本だと思う。でも、親切にしてくれた台湾人の外見や食事にケチをつけたり根に持つ主人公の態度は腹立たしいが。 | ||||
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台湾のことを考えていた私にとって、いろいろ知ることができてよかったです。 | ||||
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