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(短編集)
最後にして最初のアイドル
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最後にして最初のアイドルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全84件 21~40 2/5ページ
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なんなんだろうねーこれ、と思いながらも途中から笑って読んでました。 楽しめる人には楽しい、読めない人には(たぶん一生)読めない、そんな代物。 オタクとハードSFというところで壁があり、すっ飛ばしの文章が「オレの読んでた小説じゃない!」になり。 冒頭で「途中から笑って」と書いたけど、そこに至るまでには結構ツラかったです、わたしも。 くすぐられてる、マニアに。 どこかの時点でそう感じたんですね。 その後は難しい説明部分も「ま、いいか」とテキトーに流して、突っ込めるとこはそれなりに叩いて読めるようになりました。 好きな人は好きだろうなー、こういうの。 好きでない人は読まなくていいよ、くらいの潔さがある。 気にしておかないと、いつの間にか「好きでない人もムリに面白がってしまう」小説家になっているかもしれないので、要注意だな。 | ||||
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Kindle版のほうは以下3作の合本版です。上の2つはバラ売りもあります。 下端は書き下ろしなので他では読めないようです。 ・最後にして最初のアイドル ・エヴォリューションがーるず ・暗黒声優 アイドルとかゲームとか声優とかはSFに潜るきっかけでしかないので、 アイドルとかゲームとか声優についての小説だと思うとものすごくびっくりすることになります。 | ||||
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主人公古月みかのアイドル活動を読む中で、私もアイドルになりたいと思いました。 | ||||
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読み終わった後に思ったのは「すごいものを読んでしまった」という一言。 あまり理系では無い自分ではついていけないような、濃い知識の波や、常識を飛び越えた発想力にとても刺激を受けました。 難しい言葉のオンパレードに自分が読み進められないんじゃ無いかと思いましたが、 それを身近なアイドル、ソシャゲ、声優という要素が巧みに入ることにより一気に読み進められてしまう作品になっていて (文体もとても勢いがあり読みやすかったです)最後は感動して目が潤みました。 あまりSF小説は読んだことが無かったのですが、SFのイメージを変える作品だと思いました。 これは短編三つが入った本ですが、作家さんのページから「エボリューションがーるず」「最後にして最初のアイドル」の二つは単品購入できると思いますので失敗したく無い方はそちらからどうぞ! | ||||
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センスオブワンダーがないと感じた。長さ、テンポはよく、アイドルへの拘りも好感が持てた。これからに期待したい | ||||
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作中のアイドル概念が理解できず感情移入できないまま読み終わってしまった。論評では「スタート地点からは予想もできない飛距離がある」ということであり、それは見事に達成された。しかし、それ以外は冗長で露悪的であり好感を抱ける内容ではなかった。青春の尊さ「高校生活3年間は宇宙の一生よりも長い」という気持ちは分からなくもない。 | ||||
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オタク的感性を極北まで突き詰めて書かれた傑作、そうそうオタクって90年代後半~00年代初頭ってこういう「ぶっ飛んだ」感じだったよなと己には刺さりました グイグイ文字で世界を紡ぎ上げ読んでて脳汁が出る感覚は正しくSF、短編とは思えないほど展開が凄まじくこんなに密度ある物語は中々書けない、読んでてとても楽しかった 注意としてはグロ描写かなり多め&登場人物の倫理観ぶっ飛び過ぎだがそこイケる人は寧ろプラス点だと思う 個人的には「暗黒声優」をもう少し結末まで書いて欲しかったから星4か悩んだけどデビュー作だし面白さ文句無しだし著者の写真が面白過ぎるので星5 | ||||
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SF小説の醍醐味「物語の突然の飛躍」を迎えた瞬間とんでもない方向へ物語は浮遊を始める。 語り口もクセになる。 | ||||
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星雲賞(SFコンテスト?)の最終選考で、神林長平をして「なぜこれがここにあるのか分からない」と言わしめた怪作。言葉で世界を作り続けた巨匠が、脅威を感じたのか、微妙に違う最悪の不協和音と感じたのか、単に理解できなかったのか。 上品で優しい作品が好きな向きには推薦しかねる。凶暴で残酷で最悪な、利己的で悪趣味で暴力的な、言語ドライブでどこまでもトリップしていく感覚。読めばそこに言葉のパワーで世界が創造される。想像も付かない世界が。 | ||||
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よくこんなアイディアが思いつくなと頭の堅い俺が感心してしまった。SFなんだろうけど、筒井康隆の作品に近いかな、奇抜な設定でところどころユーモアがきいている感じ。この作品はポルノ惑星サルモネラみたいでかなりグロテスク。想像しただけで気色わるい。 読みやすいし3編とも個人的にははずれなしだった。 1 最初にして最後のアイドル アイドルものから読み進むにしたがって、グロテスクになっていくのはびっくり。 超展開で狂っている。 2 エヴォリューションがーるず これもグロ。だけど、ラストがとにかくよかった!?狂気だけど愛を感じる。 3 暗黒声優 これは上の2編と違って、グロくはない。ユーモアがあって良い。 っと女の子をつかってよく変なさくひんがつくれるな。 | ||||
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三篇収録の短編集だ。デビュー作で星雲賞に輝いたのは、山田正紀の「神狩り」以来42年ぶりだとか。 あの当時の山田正紀と並べるなんて、僭越にもほどがある。と思ったが、読んで見るとたしかに斬新だ。 そしてかなり問題がある。ハヤカワSFコンテストで賛否両論が渦巻いたのも無理はない。 表題作は、アニメ「ラブライブ」の二次創作だったらしい。アイドルを夢見る少女が主人公だ。 発端からは想像もできない展開になる。中盤以降のアイドル活動は凄まじい。終盤で無理やり説得されてしまう。 SFとはホラ話をまことしやかに語って楽しませるジャンルだ。その意味では、破格ながらSFらしいSFといえる。 『エヴォリューションがーるず』テーマはソシャゲだ。「けものフレンズ」である。 ガチャを回して擬人化した古代生物を進化させる。緊迫感抜群のユニークなアクションが楽しい。ぶっ飛び方が壮大だ。 だが、結末が表題作と同工異曲なのが気になる。そして両方とも超有名なあのアニメに似ている。 『暗黒声優』声優のスキルはエーテルに満ちた海を渡ることができる。 三作に共通していることは、主人公がまったくためらいなく人を殺すこと。 世界観があまりにバカバカしいので、マイナスにはならない。嫌悪どころか痛快で笑える。 こういう小説を百合スクリーンバロックというそうだ。 作者が上記の有名アニメを「自分の理想とするSFに最も近い」と評価しているだけに、三作すべてに影響が伺われる。 ここまで消化しきっていれば、パロディではなく立派な創作だとは思う。 しかし、この人は今後も新作が書けるのだろうか。三篇に精力を使い果たした感じがする。 一冊で燃え尽きたとしても、時代を映すSFとして価値はあるだろうけど。 | ||||
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流石プロ。すんなりと文字を読ませてくるスキルは見習いたい。キャラ設定も秀逸だし舞台設定も秀逸だし、何より展開がぶっ飛んでいる。これは凄い。本当に凄い。 | ||||
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これは凄い。表題作は「ラブライブ」二次創作だったそうだけど、陳腐なあの話をハードSFにするなんて考え付く事自体キチガイの発想。が、それを徹底して作り込むとこうなってしまうとは。私は軟弱なSFファンなので科学的な裏付けがどこまであるかなんてそもそも気にしないけど、何となくウソ八百でない感じはするのでそれで十分。キチガイと紙一重の才能を感じた。他2作も似たような作風だが、とにかく希有壮大なバカSFで、極めてSFマインドに溢れている。ただ残念なのはいわゆる「オタク」文化が濃厚な題材のため、それだけで黙殺されたり、面白さが十分に伝わらない危険性がある事。実際私は50歳代のオタク人間で「ラブライブ」は良くわかるんだけど、ソシャゲとかガチャ、課金などについてはニュースで字面を見た事があるだけなので、2作目は辛かった。又ギャップ萌えの狙いもあるのだろうけど、グロテスクさやカニバリズムの要素などが容赦なく、とても万人向けとは思えない。 まとめれば、読む人を選ぶ猛毒要注意の凄まじい怪作と言う評価。この作家が今後どのように進化していくのか要注目と思った。 | ||||
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SFっぽい単語を適当に並べてハヤカワから出せばSFなんでしょうか? 悲しいというかSF読者っていつこんなにヌルくなってしまったのか。 いかんでしょ。と言いたい。 | ||||
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百合って付いていたので紙版になったタイミングで読んでみた この作品がどうのような物かと言えば 3作品とも短編ながら濃厚なSFに隠し味的に百合を混ぜてみたといえる、異質で毒気も多く表紙だけで飛びついたら危険 百合が隠し味なのは短編であることもあるでしょうがSFの部分にページが多く使われているためにそちらに焦点はあたりにくいこと そして百合とは人型(女性)に女性の精神が宿されたものから生まれたものであるから、そこからあまりにも離れていくとあまり感じ取れなくなること ちなみに3作品のうちで一番百合かなと思ったのはエヴォリューションがーるずでした SFとしてよくあのページ数でこれだけのものが書けたものだと驚く、奇才と言いましょうか この才能で長編を書いたらどんな作品がうまれることになるか | ||||
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現代オタクの三種の神器、「アイドル、声優、ソシャゲ」をBLAME×ラブライブのエッセンスを 入れてごった鍋にぶち込み、ハードSFのダシで約一週間煮込んでみたら、こんなん出来ました!という感じの作品です。 いわゆる伊藤計劃以後と括られている中では今のところ一番飛びぬけた才能を感じます。 残念なのは伊藤計劃伊藤計劃ほどメッセージ性が無い事でしょうか… 伊藤計劃がジョージルーカスなら、この人はクリストファーノーランって感じでしょうか 上手いし、面白いんだけど今一歩、メジャーになれないというか…。 初作品でこれだけの才能なので、期待しています。このままB級路線でいくのかどうか、気になる所です。 | ||||
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いい意味と悪い意味,両方でカバー絵とタイトルに騙されたというのが偽らざる感想. かわいらしいツインテ少女はすぐに消え,得体の知れないヌルグチョや血肉が飛び散り, 内容もかなりハード,見た目とは大きく違い『SF地頭』のようなものが必要に感じました. おかげでアイドルやソシャゲ,そして声優など,いわゆるオタク文化と呼ばれるものに, 生命の進化に魂や意識の存在,さらには物理法則まで落とし込み…と考えてはみたものの, この解釈すら自信が持てず,どの篇もまとめに入る終盤では完全に置いてきぼりの状態に…. とはいえ,まさかの組み合わせに想像が膨らみ,楽しめる部分もそれなりにはあり, 粗さも覗きますが,ラノベっぽいクセのある文章もテンポ良く回っていくという印象. 解説の『オタクの大喜利の延長』には納得で,中級者以上への一冊ではないでしょうか. | ||||
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※ネタバレ有り 夢に破れて挫折した女の子が自殺する。後に地球が滅んだ頃に肉体を捨ててよみがえり、様々に姿形を変えながら、本当の「アイドル」を探求する話。 この本は見ての通りたったの52ページしか無く、人物の描写等を楽しむ小説ではない。発想を楽しむものだと思う。 | ||||
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感想がそれしか出て来ない アイドルに巻き込まれて、アイドルに飲まれて、アイドルにひたって、アイドルに溺れて、やがてアイドルになる そんな話 | ||||
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ああ、なるほど確かにアイドルだ。 自分の中で一度読んで終わる作品になると思う。 この作品に出会えて良かった。一期一会の作品だ。 『あぁこんな作品あったなぁ』とふと思い出させる力をもっている気がする。 決して二度と読まない。一度しか読まないからこそ、この作品を読んだことを覚えてやる。 | ||||
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