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(短編集)
最後にして最初のアイドル
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最後にして最初のアイドルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 1~20 1/4ページ
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文章下手すぎ。 でも、それも勢いを出すための戦略なのかと思うほどのテンポ良い展開。 テンポと、、グロさ。 筒井康隆の小説に異常なグロさの小説が何本かあるけど、あれに近い感触がある。 これはこれでありですね。 面白い。 | ||||
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予想を裏切りまくるぶっ飛びにぶっ飛んだスケールのアイドル成長物語。頭を空っぽにしてただただこの狂気の沙汰を愉しむのが良い。こんなん思いついて描き切ってしまう作者すげえなあ〜。 | ||||
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タイトルがアイドルだからと。騙された。まんまと。 これは、アイドルになるためのお話で、人類全てがアイドルで偶像だという話。突飛すぎて何回も読んでしまった。これは、SF好き、ラノベ好きは一度は読んでおかないと損する歴史的な作品集だと思う。 エヴォリューションがーるず、暗黒声優と、サブカル的な題材を持って描かれているが、そのどれもが深すぎて自分の価値観が崩壊してしまうような作品だった。 SF小説だというが、実は文はそこまで難しくない。 一度、手に取り読んでみて欲しい。 | ||||
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小林泰三がオマージュされてて嬉しかった。 気持ち悪い描写もとても良い。 | ||||
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一気に読めた。 デビュー作と思って読むと前半文章荒削り?これでいいのか?不安に思うほどシンプルかつハイテンポだけど、用語が難しいけどロジカルに書いてあるので、ぐいぐい読めた。 描写がややグロありだけど自分には耐えられるレベルでした。 | ||||
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素晴らしい。これはジャンルである。それでいい。どんどんやっていこう。 | ||||
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まさかこれほどの展開になるとは。 アイドルという身近なものと宇宙の変革という遠大なものを融合させた手腕はスゴイ。 | ||||
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「エヴォリューションがーるず」途中までと解説を読んでの感想。 アイドル、ネトゲという若者文化をスタート地点としてSF世界へ読者を半ば強引に誘うやりかた。 書き手のハイテンションについてさえいければ楽しめるはず。 1作目はエヴァンゲリオンの行く果て、豪華な人類崩壊のさらにその先をすら描いている。 2作目は筒井康隆「幻想の未来」を思わせる幻想っぷりが小気味よかった。 ヴァーユ、ディヤウス、ガナパテ...ネーミングセンスがイイ! そして、この作品に眉をしかめつつSF大賞を受賞させたSF界の重鎮たちの柔軟さ。 なお、自分はこうしたアイドルやゲーム文化隆盛の時代にあっても全く面白みを感じることなくスルーし続けてきたいわば「川向こうの」人種だが、この小説は大いに楽しんだことを報告差し上げたい。 | ||||
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"これは一人の少女が最高のアイドルになるまでを描いた小説である。"2018年発刊の本書はラブライブの2次創作リライトにして【42年ぶりのデビュー作での星雲賞受賞】でも話題となった表題作他、アイドルや声優、ソシャゲといったオタク文化を容赦なく取り込んだ新感覚"実存主義的ワイドスクリーン百合バロックプロレタリアートアイドルハードSF"短編集。 まず未読な方に最初に言っておきたいのは"にっこにっこにー"と某ラブライブの矢澤を彷彿とさせる【ライトノベル風の表紙に騙されてはいけない】という事に尽きます。先入観なく手にとってほしい。 ええ、本書は確かにアイドルや声優、ソシャゲを題材にしてます。なのですが【予想の斜め上をいく(多少人を選ぶ)倫理観なきグッチャグッチャ展開】にしながらも、確かに『銀河を股にかける兎に角壮大なスケール』難解な単語で畳み掛けてくる正統派ワイドスクリーン・バロックSFとして"気持ちよく"収録の3作全て【頭をシェイクして終結させてくれて】とても驚かされると思います。 また、そんな本作内容とは別に集中と緩和のアップダウンを織り交ぜた独特のリズミカルな文体には文書が先にあって対象を視覚的に描写する。というよりは、まるでニコニコ動画の様に【映像が先に存在して、それを著者の流れる弾幕解説で共有している様な感覚があって】こちらも紙の本離れと言われつつも子供の時からyoutubeやSNSで動画ネイティブな世代らしい表現なのかなあ。と個人的には思ったりしました。 『ラブライブ!』や『アイカツ!』そして『けもフレ』や『まどマギ』に反応する誰か、あるいはオタク文化がメジャー化した結果としての日本独自SF展開に興味ある人にもオススメ。 | ||||
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読了です。ハード SF と百合の融合作。読後感は「パワーワードが多すぎて、ちょっと何言ってるのか分かんない」でした。ハヤカワ文庫らしくSF 描写は硬派ですが、商業作品としてやって良い枠を3光年くらい飛び越えてる印象です。 読ませる文章ですごい仕上がりだと思うものの、この作品は人類には早すぎます。事態のスケール感と心理描写のミスマッチから、過度な感情移入は自己同一性の危機を招きますし、それを面白いと感じることを脳が徹底的に拒絶して気持ち悪くもなります。この作品は、心臓の強い人にだけ、オススメします。ほんと、とんでもない作品を読んでしまったものです。 ※すべて誉め言葉です。星が一つ少ないのは、私自身の読者としての感受性の不足によるものです。 | ||||
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表題作はもともとはラブライブの同人誌に紀行された作品で、キャラクター名を変えた程度で賞に応募したというのが信じられない超宇宙レベルのほら話です。何故ラブライブでやろうとしたのか……。経緯や見た目とは全く異なるワイドスクリーン・バロック小説として大変に楽しむことができました。残り2篇も非常に優れたSF的発想に基づいた作品です。文芸的には優れていないとSFコンテストの選考で指摘されたようですが、拙さを覆す気相は優れたものだと思います。 | ||||
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面白い視座で楽しませてもらいました。ありがとうございます! 軽やかな作者の感覚がすごく良い形で作品に出ているのかなと思いました。 本書に現れているような価値観の味わい方は見習いたいですし、こういったものを作品にまとめ上げるということは著者の目の付け所・才能だなと思いますね。 | ||||
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なんなんだろうねーこれ、と思いながらも途中から笑って読んでました。 楽しめる人には楽しい、読めない人には(たぶん一生)読めない、そんな代物。 オタクとハードSFというところで壁があり、すっ飛ばしの文章が「オレの読んでた小説じゃない!」になり。 冒頭で「途中から笑って」と書いたけど、そこに至るまでには結構ツラかったです、わたしも。 くすぐられてる、マニアに。 どこかの時点でそう感じたんですね。 その後は難しい説明部分も「ま、いいか」とテキトーに流して、突っ込めるとこはそれなりに叩いて読めるようになりました。 好きな人は好きだろうなー、こういうの。 好きでない人は読まなくていいよ、くらいの潔さがある。 気にしておかないと、いつの間にか「好きでない人もムリに面白がってしまう」小説家になっているかもしれないので、要注意だな。 | ||||
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主人公古月みかのアイドル活動を読む中で、私もアイドルになりたいと思いました。 | ||||
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読み終わった後に思ったのは「すごいものを読んでしまった」という一言。 あまり理系では無い自分ではついていけないような、濃い知識の波や、常識を飛び越えた発想力にとても刺激を受けました。 難しい言葉のオンパレードに自分が読み進められないんじゃ無いかと思いましたが、 それを身近なアイドル、ソシャゲ、声優という要素が巧みに入ることにより一気に読み進められてしまう作品になっていて (文体もとても勢いがあり読みやすかったです)最後は感動して目が潤みました。 あまりSF小説は読んだことが無かったのですが、SFのイメージを変える作品だと思いました。 これは短編三つが入った本ですが、作家さんのページから「エボリューションがーるず」「最後にして最初のアイドル」の二つは単品購入できると思いますので失敗したく無い方はそちらからどうぞ! | ||||
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オタク的感性を極北まで突き詰めて書かれた傑作、そうそうオタクって90年代後半~00年代初頭ってこういう「ぶっ飛んだ」感じだったよなと己には刺さりました グイグイ文字で世界を紡ぎ上げ読んでて脳汁が出る感覚は正しくSF、短編とは思えないほど展開が凄まじくこんなに密度ある物語は中々書けない、読んでてとても楽しかった 注意としてはグロ描写かなり多め&登場人物の倫理観ぶっ飛び過ぎだがそこイケる人は寧ろプラス点だと思う 個人的には「暗黒声優」をもう少し結末まで書いて欲しかったから星4か悩んだけどデビュー作だし面白さ文句無しだし著者の写真が面白過ぎるので星5 | ||||
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SF小説の醍醐味「物語の突然の飛躍」を迎えた瞬間とんでもない方向へ物語は浮遊を始める。 語り口もクセになる。 | ||||
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星雲賞(SFコンテスト?)の最終選考で、神林長平をして「なぜこれがここにあるのか分からない」と言わしめた怪作。言葉で世界を作り続けた巨匠が、脅威を感じたのか、微妙に違う最悪の不協和音と感じたのか、単に理解できなかったのか。 上品で優しい作品が好きな向きには推薦しかねる。凶暴で残酷で最悪な、利己的で悪趣味で暴力的な、言語ドライブでどこまでもトリップしていく感覚。読めばそこに言葉のパワーで世界が創造される。想像も付かない世界が。 | ||||
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よくこんなアイディアが思いつくなと頭の堅い俺が感心してしまった。SFなんだろうけど、筒井康隆の作品に近いかな、奇抜な設定でところどころユーモアがきいている感じ。この作品はポルノ惑星サルモネラみたいでかなりグロテスク。想像しただけで気色わるい。 読みやすいし3編とも個人的にははずれなしだった。 1 最初にして最後のアイドル アイドルものから読み進むにしたがって、グロテスクになっていくのはびっくり。 超展開で狂っている。 2 エヴォリューションがーるず これもグロ。だけど、ラストがとにかくよかった!?狂気だけど愛を感じる。 3 暗黒声優 これは上の2編と違って、グロくはない。ユーモアがあって良い。 っと女の子をつかってよく変なさくひんがつくれるな。 | ||||
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三篇収録の短編集だ。デビュー作で星雲賞に輝いたのは、山田正紀の「神狩り」以来42年ぶりだとか。 あの当時の山田正紀と並べるなんて、僭越にもほどがある。と思ったが、読んで見るとたしかに斬新だ。 そしてかなり問題がある。ハヤカワSFコンテストで賛否両論が渦巻いたのも無理はない。 表題作は、アニメ「ラブライブ」の二次創作だったらしい。アイドルを夢見る少女が主人公だ。 発端からは想像もできない展開になる。中盤以降のアイドル活動は凄まじい。終盤で無理やり説得されてしまう。 SFとはホラ話をまことしやかに語って楽しませるジャンルだ。その意味では、破格ながらSFらしいSFといえる。 『エヴォリューションがーるず』テーマはソシャゲだ。「けものフレンズ」である。 ガチャを回して擬人化した古代生物を進化させる。緊迫感抜群のユニークなアクションが楽しい。ぶっ飛び方が壮大だ。 だが、結末が表題作と同工異曲なのが気になる。そして両方とも超有名なあのアニメに似ている。 『暗黒声優』声優のスキルはエーテルに満ちた海を渡ることができる。 三作に共通していることは、主人公がまったくためらいなく人を殺すこと。 世界観があまりにバカバカしいので、マイナスにはならない。嫌悪どころか痛快で笑える。 こういう小説を百合スクリーンバロックというそうだ。 作者が上記の有名アニメを「自分の理想とするSFに最も近い」と評価しているだけに、三作すべてに影響が伺われる。 ここまで消化しきっていれば、パロディではなく立派な創作だとは思う。 しかし、この人は今後も新作が書けるのだろうか。三篇に精力を使い果たした感じがする。 一冊で燃え尽きたとしても、時代を映すSFとして価値はあるだろうけど。 | ||||
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