〔少女庭国〕



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初公開日(参考)2014年03月
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長編小説

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〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)

2019年06月20日 〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)

卒業式会場に向かっていた中3の羊歯子は、気づくと暗い部屋で目覚めた。隣に続くドアには貼り紙が。“下記の通り卒業試験を実施する。ドアの開けられた部屋の数をnとし死んだ卒業生の人数をmとする時、n-m=1とせよ"。ドアを開けると同じく寝ていた女生徒が目覚め、やがて人数は13人に。不条理な試験に、彼女たちは…。中3女子は無限に目覚め、中3女子は無限に増えてゆく。これは、女子だけの果てしない物語。(「BOOK」データベースより)




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〔少女庭国〕の総合評価:7.72/10点レビュー 39件。Bランク


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(5pt)

n-m=1


 卒業式へ向かう途中、目が覚めると暗い部屋に貼り紙がありました。
“ドアの開けられた部屋の数をnとし死んだ卒業生の人数をmとする時、n-m=1とせよ”
ドアを開けるたびに卒業生が一人倒れています。無限に続くドアと無限に増え続ける少女達。残虐か繁栄か、少女たちの永遠なる建国史。

SFです。しかもかなり特殊かつ斬新な物語。なぜ卒業試験を行うかは分かりません。数式を満たした先は分かりません。どのような仕組みで部屋が続いているかも分かりません。調べることに意味は無いのです、生きるためにはドアを開けて卒業生という名の物資を手にしなければならないのですから。これは理不尽かつ残虐なるルールな中で少女たちが一から作り出す組織、街、国への進化とその過程。


りーり
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.38:
(4pt)

少女ってなんだっけ

タイトルには「少女」とあり帯には「衝撃の百合SF建国史」。そして美少女の並ぶ表紙。しかし、そこからなにかを期待して読むのはまったくお勧めできない。

この本はいわば単なる思考実験の類。単なると言っても本書の価値や面白さを貶めるつもりではなく、ある程度はお勧めしたいと思うのだけれど、著者によるメッセージ性やサービス的展開という付加価値があるかというと、ほぼない、と言えるのではないか。そのような意味で「単なる思考実験」と表現したい。この実験における徹底した対称性・公平性、そしてそれが積み重ねられていくさまには、前向きな性質がなにがしか感じられ、人間って尊いなという気にもさせられなくもない。

 「ただじぶんだけ喜ぶものを生んでは死滅するだけで世の中がよくなるなんてこんな愉快は他にはないよ」

というが、この地獄が人間世界と相似ならば、この真実も人間世界に成り立つと言えよう。
〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150313822
No.37:
(2pt)

魅力的な設定だが謎解き要素はなし。少女たちの繰り返しをひたすら読まされる

表紙絵とタイトルに惹かれて購入。表紙に女子が数名描かれておりますが本作は特定の人物やグループだけで話しが進行するわけではなく、それこそ無限に女子が登場するのであまりイメージに合ってないと感じました。タイトルから想像した百合的描写も無いです。

内容は、あらすじにもあるように非常に特殊な環境に置かれた中学3年生の女子たちが生きて(あるいは死んで)いくための人間模様を描いている、という作品ですが、とんでもない状況がどんどん進行していくので正直ストーリーについていけませんでした。物理的にあり得ない状況に置かれているのですが、楽しみだったそれらの謎解きも一切なし。そこは作者が描きたかったことではないのでしょうが、個人的にはガッカリでした。

また、設定上、ストーリーに定期的なリセットが入りますが、それで登場人物が刷新されたと思ったら、また以前の世代のグループの話しになったりと、いったいぜんたいどこまで進行したことになっているのか場面が想像できません。さらに作者の独特な文体(中学3年生が使う言葉とはとても思えないものが多々)あって、全体的に読みづらかったです。

結局、特殊な状況に置かれた少女たちがどんな結末を辿るのかをケースバイケースで延々と見せられるだけなので、ストーリーの発展性もなく、無意味に同じ話しが繰り返されているように感じてしまい、単に思考実験をやっているかのような無味乾燥な読後感しか残りませんでした(終盤でようやく町ができたところはよかったが、それも唐突にぶつ切りになってしまう)。もうちょっと登場人物に愛着が湧けば面白かったかもしれないのですが、そんなヒマも描写もありません。

こんなに何度も繰り返してまで作者が伝えたかったことは何だったのか。読了後、ネットで感想を漁ると本作を「傑作」と言っている方もたくさんいらっしゃったのですが、個人的には何が面白かったのか最後まで理解できないままでした。
〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150313822
No.36:
(4pt)

お薦めは出来きませんが…百合作品の傑作!

グロテスクなのですよ。
とてもお薦め出来ませんがある意味究極の百合作品だと思います。

クローズドサークル作品お好きですか。
密室や閉鎖空間の作品がお好きならお薦めですが、この作品には解答がありません。

定義される公式はとても独創的です。

しかし推理小説でもミステリーでもホラー小説でもありません。SF作品とありますがナンセンスなので特定のジャンルには該当しない独創的な作品です。

深いメッセージがあるように思えればとても印象に残る作品だと思います。
とてもお薦めは出来ませんが百合作品としては究極の愛なのかもしれませんね。

原作者さんは『紗央里ちゃんの家』で日本ホラー大賞を受賞しています。
『紗央里ちゃんの家』は大昔に読んで本当に酷い残念な作品でなんでホラー大賞なの?!と読んだ事を後悔しましたがこの『少女庭国』は傑作たと思います。

レビューを読んで頂きありがとうございました。
〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150313822
No.35:
(1pt)

駄作

試みは面白いが、逆に言うとそれ以外の文章力、人物描写、構成力、話の整合性(当然だが前提条件の試験内容や部屋の仕組み、黒幕はそういう不条理ものと受け入れてる、それ以外の部分)全部面白くなかった

不条理系の作品が結構すきで、色々読んだり見たりしてるのだが今作は不条理というより作品は稚拙な部分を「敢えてそうした、深読みしてくれ」の一言で黙らせようとしている感じがあった(被害妄想かもしれないが)

これを絶賛してる人にはアプローチの新しさや試み以外で純粋に「どこが面白かったのか」を聞きたい
〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)より
4150313822
No.34:
(2pt)

エッチはありません

あらすじを読んでも全く意味が分からず、
もしかしたらチョットえっちぃのかしら?
と思って読んでみたけど全然エッチくなかった(笑)

読み始めてすぐに映画『キューブ』(1997年、カナダ)を思い出しました。
あと文章が読み難いですね。
作者の癖なのか、センスがないのか、そもそも下手なのか・・・・
ゆっくり読んだり、少し前に戻って読み直したりしてましたが、
50ページあたりで何か駄作臭がしてきたので以後は流し読みで読了しました。

考え方とか面白く感じる部分もあったりはするのですが、
どこまで行っても結論、結果の出ない堂々巡りの物語ですね。
そういう謎めいたストーリーや設定が魅力なのかもしれませんけれど。

作中少女が生存の為に少女を食料とする描写がありますので
苦手な人はご注意を
〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)より
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