未来図と蜘蛛の巣
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冒頭の短編「待ち合わせる」がものすごく好きで何回も読みました。ほぼなんでもない日常とも言えるような状況なのだけれど、薄氷を踏むような不安と緊張感と、すがりつくような必死な愛情を感じました。 中編「エンタ」は少女庭国にも似て、やはり実験装置の中のケーススタディのように受け取りました。ウマ娘のようなゲームの中で競わされるキャラクターをよく見てみれば、そこにはこんな生の泥臭さがあるはず、ということでしょうか。「昨日と今日が別のものだと嘘をつく」。「自分が間抜けだとわかっていたことにしたくなる」といったような表現が実に矢部的で好きです。 全体的には難しかったです。自分にとっては、確かに良い、好きだ、と思えるものと、正直よくわかんなかったなというものが混在します。著者のこれまでの作品でも、これはホラーなんでしたっけと私は感じていましたが、本作を読んでわかった気がしたことは、この著者の場合、生そのものが本質的にホラーである、というか、未来に進むということに不確実性や不安という以上に恐怖の要素があるよね、という感覚を持っているようだということです。でもその恐怖をまた愉快と感じているみたいなところもあるのが複雑な味なのかと思いました。 | ||||
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