食刻



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    初公開日(参考)2025年03月
    分類

    長編小説

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    食刻

    2025年03月19日 食刻

    軽蔑してくれ、悪意を向けてくれ、人間が人間にしかできない感情をむき出してくれ。 早乙女真琴(さおとめまこと)は新進気鋭のアーティスト。高校在学中に美術評論家・影塚孝志(かげづかたかし)の薫陶を受け、日本最高峰の美術大学の絵画科で銅版画を学び頭角を現した。影塚は画壇に君臨し、評価した作品は軒並み価格が高騰、作者は時代の寵児となることが確約されるほどの力を持っていた。影塚の援助とその代償を払い早乙女はさらなる高みを目指すが……。(「BOOK」データベースより)




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    食刻の総合評価:10.00/10点レビュー 3件。-ランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.3:
    (5pt)

    おぞましくも美しい物語

    ふだん読後感のいいポジティブな小説を読むことが多い。その反動か、そうでないものを読みたくなり、チャレンジする気持ちでこの本を手にした。期待を裏切らないおぞましくて苦しくてやりきれない物語。なのに、とても美しかった。文もストーリーも主人公も、なんて美しく清廉なんだろう。ラスト、ミステリーじゃないのにこの衝撃。しばし呆然。私の日常とは対局の、これぞ究極の読書体験だった。
    食刻Amazon書評・レビュー:食刻より
    4065387000
    No.2:
    (5pt)

    ラスト二ページの衝撃

    いわゆる二度読み必須のタイプの話で、描いていた絵が全く違う絵に変貌するラストにはとても驚かされました。でもそこだけで語られるのはもったいない作品のように思います。重苦しい展開の中で連ねられる過激で繊細な数々の言葉は、いつのまにか心に入ってきてまとわりつくような魅力があり、二度とは言わず何度も読み返したくなります。読み返すと伏線がたくさん隠されていたことにも気付きます。読後は食刻というタイトルが重く響いてくると同時に、カバーデザインの秀逸さにも気付かされます。
    食刻Amazon書評・レビュー:食刻より
    4065387000
    No.1:
    (5pt)

    名作。異常なまでに端正な筆致で描かれる腐蝕の物語

    「他のお客様が知っておくべきことは何ですか?」
    上記はAmazonのレビュー書き込み中に表示される一文だが、この作品について、未読の読み手が知っておくべきことはそう多くない。というか、むしろあまり知らない状態のまま本書を読み初めて見てほしい。

    読書とは時に旅に例えられるが、今作を読み始めたとき、私は仄暗いトンネルを想起した。片田舎にある車通りの少ないトンネルだ。山をくりぬいたような場所にあり、つたは生い茂って灯は乏しい。
    だがその暗闇を分け入って進んでいる途中、不思議な熱を私は感じる。白熱電球の熱にじりじりと肌を焼かれているような熱を。そして現れる湿度、底知れぬ怯え、恐怖にハッと気づく事になる。トンネルだと思っていたそれは、巨大な蛇の口腔だったのだ。
    しかし気付いたときには既に遅い。物語に呑み込まれた今、引き返すことなど出来るはずもなく、その物語を読み進めざるを得なくなる。その暗闇に満ちた胃液に徐々に全身を腐蝕されながら。
    そしてこの本を閉じるとき、どろどろに溶けきった身で今一度道を振り返ると、今しがた読み終えた作品の異常なまでの熱と暗闇、そしてそれに溶かされてしまうことの心地良さに気付くことだろう。
    本書はジャンルの垣根を、もっと言えば娯楽の垣根を遥かに超えた名作である。
    本書が多くの人の目に触れ、語り継がれることを強く望む。
    食刻Amazon書評・レビュー:食刻より
    4065387000



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