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バッテリー
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バッテリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全253件 161~180 9/13ページ
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一巻を何気なく手に取った日から、一気に2、3日で全巻手に入れて読破しました。 登場人物がそれぞれ魅力的です。 文章や、話の展開に時々少し拙さを感じましたが、それ以上に魅力があるので最後まで読めたんだと思います。 そして最終章の続きが読みたい・・ | ||||
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NHKラジオの<青春アドベンチャー>という番組で 初めてこの作品を知りました。 原田 巧は、「野球は 9人でやるもの」とは 思っていない。 ただ 「自分が最高の球を 投げられればいい」という とんでもなく 自己チューなヤツ。 しかし 父の転勤で 昔名監督だった じいちゃんちに引っ越してきて 豪という キャッチャーにあい、 自分が 全力で投げても取ってくれる キャッチャーに出会えたことに喜ぶ。 体が弱い 弟の青波(せいは)や、中学校の監督(じいちゃんの教え子・ちなみに2からの出演)などが 絡んできて、巧の世界が広がっていく。 超生意気で 自己チューの 巧が 魅力的なのは、少年らしいみずみずしさや 弱さが 感じられるからかな?と思います。 児童文学なんだけど、大人でも充分 楽しめます。 | ||||
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谷底の川を見おろして、黙っていた。嫌いな風景ではなかった。花も葉もつけない枝々も生き物の気配を感じさせず流れる川も、余分なものを一切拒否しているようで好ましくさえ感じた。 しかし、自分の感じたことを父にむかって言葉にする気はない。誰に対しても自分の内にあるものを言葉にして語りたいとは思わない。だから口をとじ黙って、谷間の風景を見ていた。 そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。 関係ないこと全部捨てて、おれの球だけを見ろよ。 血で繋がる家族を、関わりのない他人を、移ろう季節を、様々な感情や、情念を、自分を取り巻く数多のものを、みな余分だと感じ、切り捨てる。自分の中に蠢く衝動や想いでさえもわずらわしく感じてしまう。 何もかも全て削ぎ落とし、研ぎ澄まされたその力を、その才だけを、まっすぐに正しく見つめてほしい。 そう願うことを、若さゆえの稚拙で性急な苛立ちだと片付けてしまうことは簡単だ。無知な少年ゆえの傲慢だと一笑に付されるかもしれない。 だが、全てを捨ててまで、自分と真正面から向き合う存在を欲する、凶暴なまでの激しさを、焼けつくような渇望を、はたしてどれだけの人間が感じ、そして覚えているだろう。 読み終えたとき、この本に出会わずに過ごした7年を、心から悔いた。 彼らと同じ時間を共有してから、大人になりたかったと思わされた。 願わくば、その余分なものも、少しずつ知り、どうか、受け入れてゆけますように。 最後にそう感じさせられました。 | ||||
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こんな方にお薦めです。自分と共感できると思います。 ・あまり長い小説は読めない(もしくは読んでもあきる) ・タッチが好きな人(好きだったでも) ・野球が好きな人 ・体育会の部活に所属し、青春の経験がある人 ・妄想の中でエースとしてマウンドに立っている自分を描いた人 ・投手はやっぱり速球派だという人 ・小学生で140キロという言葉に真実味を感じれる人 ・青春時代にちょい生意気を演じていた人 ・最近本を読んでおらず、本を読んでいる知人・友人・彼女彼氏との会話にこまっている人。または読んで人に「これいいぜ、オススメ」と言いたい人 ・本でも漫画でも、「続きを読みたい!」という興奮にかられたい人 非常に読みやすく2日もあれば読みきれます。 | ||||
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大人には物足りないし、児童書としても、子供にはあんまり読ませたくないな。功は少なくとも正義じゃないし。こんな子供欲しくないし。 豪が主人公の方が、よっぽど良い作品に仕上がると思うけど。。。 | ||||
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この本の良い点は、簡単に読めるというところと、野球のルールがあんまり理解できていない人でも読めるというところではないでしょうか?この本で出てくる野球のポジションはピッチャーとキャッチャーがほぼメインだから、野球が分からない人でもこの2つは簡単に理解できるはずです。内容的には、児童書とはいえ、結構ウルッっとくるところもあったりします。この本を買うかどうか迷っている人はまずこの一巻を買って、読んでみてから続きを買うのをお勧めしますね。 | ||||
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ピッチャーとして十分すぎるほどの才能をもった原田巧。そしてまたこの少年は十分すぎるほどの自信を持っている。永倉豪とバッテリーを組むが、この自信が時には災いを生むことも…。思わず続きを読みたくなってしまう、そんな1冊です。 | ||||
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私も巧と一緒の中学生です!けど全然考え方が違って巧たちの考え方に、野球(部活)に対するひたむきさに、あの自分自身の信念を突き通す姿にめッちゃ感動してそれ以上に新鮮でした☆ 巧の友達関係とかには、ドギマギさせられてはっきり言うと、なんて憎たらしい奴だ!と思うときもあるけど何故か憎めなくて・・・ ホンマにいい本なんで是非★★ | ||||
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私にとって、主人公である原田巧は 「なんてわがままで自分勝手な奴なんだ!」というのが第一印象です。(笑) 実際チームメイトもそう思っているはず。 けれど読み進めていくうちに巧はいい意味でも悪い意味でも大きな影響を周りに与えてるんです。 友情や親友、友達などの関係ではなく、むしろそういったものとは無縁の作品なのでは? バッテリーは少年の成長とかを書いてるのではなく、 むしろぜんぜん成長しません。 巧は最後まで巧ですし、相方の永倉豪も、巧の弟の青波も皆そのまんまです。 ただ、今まで知らなかった相手の一面があったりしてとまどうなど、 そこらへんの描写がとても現実的だと思います。 ほら、友達と会話していてよくありませんか?そういうこと。 「十三歳だから、どうだというんだ。十三歳だって、自分の将来を夢見れる。」 この台詞はとても共感しました。 私自身まだ中学生の身なんで大人にあっさり意見を否定された時の苛立たしさはよくわかります。 巧の考えは多分誰でも一つは共感できるものがあると思います。 そういった人間関係や心理描写がたくさん詰め込まれたお話ですので野球の話としてとらえるのではなく、 中学生なりの考えやぶつかり合いをえがいた作品として読むのもいいかもしれません。 | ||||
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私は、子供の頃スポーツオンチで、友達と一緒に野球を楽しんだ経験がありません。 よって、野球の醍醐味やピッチャー・キャッチャーの楽しさ・苦労など知るよしもありません。 こんな私ですが、”バッテリー”は、普段スポーツ物など一切興味ない私を夢中にさせてくれて 1巻を読み終えたあとに、素晴らしい映画を見た後のような興奮状態にさせてくれました。 野球を知らなくても、物語そのものが持つ魅力に引き付けられ、主人公たちがこれからどうなっていくのか 気になってしょうがなく、つい2巻3巻と読み進んでます。 うまく表現できませんが、児童文学・スポ根物、などの先入観を持たずに、一つの物語として読めば 楽しめるのではないかと思います。 | ||||
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小さな虫が入ってきた。スタンドのかさに当たり、ノートの上に落ちる。黒いちっぽけな虫だった。句読点ほどの体で、単語の上をはいずりまわっている。指の先ではらうと、どこかに消えてしまった。 虫は人間の指先にかなわない。ふっとそんなことを考えて、考えた自分がおかしかった。笑うつもりだったのにため息が出た。 ―――おまえは、信じてないのか。 信じること。自分を、その力を、輝きを信じること。 幾多のしがらみや規制、権力、現実。そうした呪縛など関りなしに、嘘偽りない己の真だけを貫き通そうとすること。埋もれず立ち続けようとすること。先を目指すこと。 それは自惚れであり傲慢であるかもしれない。 けど自分を信じきれなくなってしまったとき、本当の意味で、人は崩れずにいられるだろうか。 変化と成長が同義ではないように、現実を見ることと己を信じることは違う。 自分を信じること、そして誰かを信じるということ。信じようとすること。その重みを理解しなければならないと、そう感じさせられる。 | ||||
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野球が分からない人でも関係なく読める!そう聞いて読んだこの作品。確かに、野球に全く興味のない私が読んでも分かりやすい作品だった。裏表紙に“大人も子供も夢中にさせたあの話題作”とあり、文章全体が安定していて幅広い層にも好かれる作品だということはうなずけた。内容自体も、あまり上下がないが、さらさらと読んでいける。 ただ、私は読んだあとに何が残ったのか、と言われるとただ、話題作を読んだ、という感想しか持てなかった。個人の感受性の問題もあると思うが、あまりにも登場人物が小学生にしては・・・怖い。圧倒されてしまった。自分がそのように考え育ってきていなかったため、共感が出来なかった。 前の人のレビューにもあるとおり、心理描写の分かりやすさと多さは、確かに瞠目した。しかし、児童文学としては難しすぎるのでは?一・二学年の子供たちが理解できるかは疑問であり、心理描写が多いゆえに話自体が暗い影を漂わせているのも否めないと思う。 | ||||
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個人的には好きな作品。野球に興味はなかったが、この作品によって少しは興味を持てたと感じている。 どこがそんなに良かったか。それは、心理描写である。 とにかく凄いとしか言いようがない。中学生の、少年の、ベースボールプレーヤーとしての心情が、しっかりと描かれている作品だ。それは主人公・巧にしてもそうだし、彼のキャッチャーである豪にしても同じである。私たちが中学生の時に感じたであろう、不安や些細な出来事に対する気持ちなど細かく書いてあり、非常に共感する部分が多かった。 私はこのように思うが、中にはBL的だとか野球小説ではないと考える人もいるだろう。 しかし、これから成長していく子供達にとって、こういう小説こそ読まれるべきだと思う。いろいろな世界、考えを知ることにより、豊かで自分なりの思考を持つことができるのではないのだろうか。 これからも、是非この作者に注目していきたい。 | ||||
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色々小説読んでるけどほんとにこの小説のどこが面白いのかわからない。 共感も出来ない。 キャラがキャラしすぎててなんか受け入れにくい。 一巻はまだましだけど二巻なんてひどい。面白いと聞いたので二冊同時に購入してほんとにがっくりしました。 野球青春小説というより少年ラブ小説って感じでひく。 | ||||
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この巻の見所はなんと言っても瑞垣の存在である。彼は、圧倒的なまでの存在感を放っている。天才・門脇の“親友”であり、名門横手の5番を務める彼。しかし、彼は自分の限界を見極めている。いくら努力しても門脇(=天才)にはなれないことに苦しみ、彼を羨望するとともに憎悪する。偽悪者を装って本心を覆い隠す彼の姿に、野球に対する他の誰よりも熱いラブコールを私は見る。 彼の物語は決してサイド・ストーリーではない。言うなれば、彼は豪の影なのである。天才・巧を相手に葛藤する豪が、なり得たかもしれないもう一人の彼がすなわち瑞垣なのである。かつて自分を動揺させた瑞垣の言葉を思い出し、豪は語っている。「瑞垣さんに言われたことを思い出して……なんか、すごいこと、言われたんだなって」。豪を潰そうとすると同時に、激励する瑞垣。「お前は俺になるな」彼はそう言っているのである。 私はこの巻を、シリーズ中一・二を争う傑作として推薦することを躊躇しない。 | ||||
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一人の天才少年の存在が、家族のみならず周囲の人々の人生をも変えてしまう。 主人公は、ともすれば自己中心的な人物にも受け取れるが、13歳にして大人にさえ真似のできない強い意志と理想を持ち、ストイックなまでにそれを貫き通す。 その姿が、『あきらめること』を覚えてしまった私達大人には、眩しくもあり羨ましくもある。負けるなと心から声援を送りたくなってしまうのだ。 誰をも感動させてしまう程の彼の才能は、本人の知らない所で確実に人々に影響を及ぼしていく。 それが、彼と彼等にとって幸せなのか、不幸なのか?答えはわからないが、作者はそうして私達に、様々なことを問いかけてくる。 人生の中で選択に迷う時、大切なことは何か?そんなことを考えさせられる小説だ。 一人一人の人物設定と心理描写が素晴しく、誰に対しても自己投影できてしまう。つまり、それぞれの立場というものが哀しいくらい理解できるのだ。 それほど、作者は登場人物の全てに愛を注いでいるのだろう。 それが、読後温かい気持ちになれる理由だと思う。 現在、学校生活や進路に悩んでいる子供の世代はもちろん、そういう年頃の子を持つ親の世代が読んでも、充分面白く感動できる作品だ。 「児童書」というジャンルからは、確かにはみ出している傑作。 「野球物」「スポ根物」を読みたい人にはお勧めできない。 私は一気に続編まで読んでしまったが、『バッテリー』は、少年時代の様々な葛藤・家族愛・友情の裏に、時々ちょっとした社会批判・教育制度批判を織り交ぜながらも夢を見させてくれる、そんな愛のある作品だと思う。 できれば、大人になった巧や豪にも会いたい。 | ||||
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感動しました。感動といっても、涙が止まらなくなるようなかんじではなくて、どちらかというと「静かな感動」というカンジ。 皆さんのレビューを読んでみると、結構星1つとかつけてる人もいますね。きっとそういう方はいわゆるスポ根系の青春小説みたいなものを期待していたのでしょうね。本の趣味は人それぞれですからそれは仕方ないと思いますが、私はむしろ、もしこの本が野球だけを描いたものだとしたら、多分面白いと感じはしても、はまる事はなかったと思います。野球だけでなく、巧みな心理描写、個性的な登場人物。全て揃っているからこそ魅力を感じる。それが「バッテリー」という本なのではないでしょうか。 特に巧のキャラクターに惹かれました。かわいげも素直さも全くなくて、一緒にいたら憎たらしく感じるような人物なのに、なぜか惹かれてしまいます。豪や青波たち他の登場人物もただの引立て役でなく、この本に登場している全てのキャラクターが心から愛おしく感じられます。 「バッテリー」に出会えて良かった!! | ||||
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学校での読書タイムで読むために、適当に選んで買ったのですが、 これが大当り!!!で、結局、ためしに家で読んでみたものの、楽しくてその日じゅうに読みきってしまい、学校へはバッテリー2を持って行きました、、、(汗) 3巻までしか単行本で、出てないので持っていませんが、4、5、6巻が早く単行本で出ることを楽しみにしています。 | ||||
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バッテリーはものすごくいい作品だと思います。登場人物それぞれの特徴や感受性が、ものすごくうまく表現されているなと思いました。しかしながら、主人公が読んでいるとイライラしてくるような性格だったので、一度読んだきり読み返したいとは思いませんでした。なので星四つにさせていただきました。 | ||||
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学校の先輩に絶対面白いからといってすすめられた本ですが、がっかりしました。 作者の文章力のなさはもちろんですが、内容のなさにびっくり。 たとえば、主人公二人が運命的に出会うシーン、なんで野球と全く関係ないところで出会うのでしょうか?たとえば、ボールなりバットなりを介在させるとか考えなかったのでしょうか? こういった創作力のない文章が山のようにでてきます。あきれてものも言えません。 野球を知らない人が、想像で書くとこういった非道い小説になるいい例です。 この本で感動した人って、日頃、きちんと本よんでいますか?、猛省が必要です。 | ||||
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