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バッテリー
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バッテリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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★3.3/累計2151冊目/2024年106冊目/8月8冊目/『バッテリー (5)』(角川文庫/角川書店)/あさの あつこ/P.256/2006年/520円+税 #読書 #読書2024 #読了 #読了2024 5巻は面白さが中弛み、テンポが悪い印象だった。特に、豪はイジイジして内向的になるし、巧は冗談を言ったり浮ついた空気を出したり、お互い空回りしている。もっと直裁的に会話して物事を進めてほしいが、なぜそうしないのか、その心理描写が足りないと思った。横手二中の瑞垣も「姫さん」ばかり連発し過ぎて鬱陶しかった。ーー「ある意味、全然、原田らしくないんじゃねえの。キャラが違う。あいつが素直に謝るなんてキモイ。原田、捻くれてるのが売りなんじゃから、そこんとこ間違えてほしくないね、俺は」p133、吉貞 | ||||
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★3.3/累計2146冊目/2024年101冊目/8月3冊目/『バッテリー (4)』(角川文庫/角川書店)/あさの あつこ/P.240/2005年/476円+税 #読書 #読書2024 #読了 #読了2024 『バッテリー』で何度もクスクス笑うとは思わなかった。特に吉貞がいい味を出している。巧は吉貞の冗談を全て無視と思いきや、そこは中学一年生、意外にも応じて初めて関西弁も出てきた。戸村真監督の厳しさの裏側に優しさも出てきた。各人に人間的な変化も随所に垣間見れる。ただ、このペースだと6巻で中学卒業もできないのでは…?ーー「おまえが言わんとあかんのじゃ。ばーか。何も言わんと、こんなとこにぼけっと座って、空見ててどうする。…ボール投げることより他のこと、何にもできんわけ?それで、いいわけ?」吉貞 | ||||
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★3.4/累計2136冊目/2024年91冊目/7月9冊目/『バッテリー (2)』(角川文庫/角川書店)/あさの あつこ/P.352/2004年/552円+税 #読書 #読書2024 #読了 #読了2024 1巻では特別良いとは思わなかったけれど、2巻で急に面白くなり、ページを捲る手が止まらなかった。原田巧の学校などの体制側に対する素直な気持ちはとても共感できる(髪型の件など)。学生の頃なら素直に従ったかもしれないが、大人になると子供を取り巻く環境の理不尽さがよく分かる。巧は今までストレートな物言いと実力で進められてきたものの、中学校でのチームとしての動き方ではそうは行かない。辛い経験もする中で、今後、どのように技を磨き、心も成長していくのかが楽しみだ。矢島繭とは恋仲になるのだろうか? | ||||
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一挙に読んだ。ただ全体的に冗長。 | ||||
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好みがあると思いますが、国語の苦手な息子はあまり面白くなかったようです。途中で飽きてしまい、残念でした。国語力のあるおこさんお子さんなら楽しめるのかも? | ||||
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ヒリヒリにとんがった個人主義の天才系ピッチャー原田巧、 面倒見のいい慕われキャラ、兄貴肌のキャッチャー永倉豪、 虚弱な体質だが、澄んだ感性の持ち主、青波(巧の弟)、 など、キャラが明確で、それぞれ個性が光っている。 ただ、セリフや心の声の主語が誰なのか、文章的に迷子になることがある。 他のレビュアの方も同じような指摘をされている方がいる。 自分は長編小説でも論文でも、文章を読むのは苦手ではないので、自分の読解力のせいではないと思う。 セリフの内容的に、この子が言ったんだな、とワンテンポ考えれば理解はできる。 が、違和感のある文章作法といいますか。 主語のねじれ、とまではいわないが、それに似た感じが時々あった。 叙述トリックをたのしむミステリー本ではないはずなので、もっと丁寧に校正されていたらよかったのにな、、と思う。 | ||||
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自分の感じたことを自らの言葉で真っ直ぐに表現することも、自分の表現や言葉を自らが引き受けて生きることも、この国では歓迎されない。むしろ、忌み嫌われる。それが「子ども」と呼ばれる領域にいて、協調のみを尊び、個よりも集団をはるかに重視する学校体育という制度内に生きねばならない者ならなおさらだ。わたしは、運動能力に恵まれず、他の資質にも乏しく、強靭な意志も屈せざる精神も持たず、ささやかな抵抗と挫折と服従の繰り返しの中で、思春期と呼ばれる時を生きてしまった。押し付けられた少女の定型から抜け出せず、苦しくて堪らなかったのに、抜け出すことが怖くて定型の枠にしがみついていたのだ。いつか飛んでやると飛翔の夢を抱きつつ、自らの翼の力を信じきることができなかったのだ。 P253 | ||||
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『ラストイニング』まで含めた全巻通してのレビューです。 三巻くらいまでは,主人公の巧とはまったく異なりつつも,なんらかの大きな可能性と希望を感じさせる青波というキャラクターが効いていたため,物語が浅薄なものにならずに読むに堪えました。 しかし,その後は冗長な言葉の掛け合いが作品のほとんどを占めるようになり,最終巻の『ラストイニング』にいたっては使用する日本語の単語が不自然なものに突然変わってしまい,なんだか表面的な言葉のお遊びに作者は心を奪われてしまったようで,残念でなりません。 内容的には,「天才(たち?)」の一瞬を追ったストーリーとして面白く読めましたが,やはり特に主人公の人物造形に深みがない点が最後まで残念でした。 とここまで書いておいてなんですが,私も最後まで読んでしまったのは事実ですし(仕事で読んだだけですが),中高生対象の本としては非常に魅力的だと思います。 | ||||
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六巻まで全部読み終えて、「野球の小説」ではなく「バッテリーの小説」なんだな、なるほどこのタイトル。と、思いました。 1〜3巻まではテンポよく進みました。おもしろかったです。 未来のバッテリーの出会い、中学野球部への入部、先輩とのもめごと、他校との関わり。 それ以後は読むのがしんどかった。私が編集者なら書き直し依頼。 ある出来事に対し、ひとりの心理描写が終わるとまた巻き戻しして同じ場面から別の人の心理描写、終わるとまた同じ場面にもどり更に別な人の心理描写・・・ 1つのできごとは、たしかに関わる人によって捉え方も感じ方も違う。それを読者に伝えるために・・・なのかもしれないが ひとつのシーンに何度も戻って何人もの人の心理描写を描こうとしすぎた。 もしそれを試みるならば、最も大事な1つの出来事に絞れば効果だったかもしれない。 それと、バッテリーが本当に試されるのは試合中。 試合も試合中の心理も駆引きもはほとんど描かれていない。 後半、残念。 | ||||
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レビューが良いので読んでみた。児童書である。読むのに苦労しないかわりに心が激しく揺さぶられることもほぼない。それでも6巻まで一気に買ったので最後まで読むつもりだ。 実はスラムダンクのような感動を期待していたが、まだ1巻目で味わうことはできなかった。この状態でいつ盛り上がるのか、不安だが少しは期待している。主人公の巧の性格は好感が持てない。一芸に秀でているのだから、もっと自己重要感が満たされていて家族とも良好な関係を構築できないものかと歯がゆくなる。もしかして、それが本書の魅力のひとつなのか、いまのところ充分に理解できていない。豪の頼もしさや青波の可愛らしさはとても好感が持てる。 大人が読んでもそれなりに楽しめるがやはり小中学生向きのようだ。小中学生に特にお薦めする。 | ||||
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いわゆるスポ根小説ではない。 女性が書いたとは思えない、見事な少年の心理描写。 読み進むにつれ、少年時代にトリップできる。 | ||||
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野球とあまり関わりのない人は素直に感動できるかもしれません。でも、実際に野球をやっている少年たちが共感できるかどうかは、はなはだ疑問。原田巧みたいな絶対的な天才ピッチャーなんて、小学生あがりでいるわけがない。いたとしたら思い上がりでしょう。それにこういう威圧的で大人びたピッチャーがいたら、周囲の子供たちが野球を楽しめない。中年女性が思春期の少年への思い入れを書いたら、こんなふうになるんだろうなあっていうようなお話だと思いました。 | ||||
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小学卒業後の春休み、岡山の田舎に転校した天才ピッチャーの卵の巧の精神的成長を中心に、病弱ながら天才的閃きを見せる弟の青波、巧と「バッテリー」を組む豪等を中心に若者の群像を描いた作品。この時点では、シリーズ化は考えていなかったろう。 巧は自信家で傲岸不遜。己の力だけで夢を叶えられると思っている。一方、豪は篤実な性格で、巧の実力を認め、巧の弱点である自己中心型性格を解きほぐそうとする。また、青波は自分と異なる強い巧に憧れているが、記述の中に巧を上回る天才的才能がある事が仄めかされる。また、巧達の祖父が元甲子園優勝監督と言うのはご都合主義だが、この祖父のアドバイスで、病弱な青波が野球を楽しもうとしたり、豪を初めとするチームのメンバが純粋に野球を楽しんでいる様に、巧も仲間との協調の大切さを自覚して行くと言う清新なストーリー。 私の印象では、登場人物の年齢設定が二年は低いと感じるが如何か。小学六年生でこの心理描写はないだろう。また、作者が野球に関して詳しくないのは明らかだが、如何にも野球のシーンが少なくかつ限定された場面しか描かれていない点に不満が残る。つまり、作者は野球にも少年心理にも詳しくないのだが、大人の女性が想像する少年像を映して見たら、偶々当たったという感じではないか。また、ドラマツルギーとして、受験に絡み豪の母親等が悪役になるのだが、顔を合わせて見ると結局は良い人で、良い人ばかりの物語になっているのである。「バッテリー」と言う題名からは外れるが、私は青波がもっと活躍を見せると思っていた。 その後のブームからして、荒廃した世相に対する一服の清涼剤となったのであろう。 | ||||
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わかりやすく読みやすいですね! あの朝日新聞や福島中央テレビで特集紹介された図書館のすぐれちゃん、真珠書院、あがさクリスマスも推薦していました。 | ||||
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初めの1-2巻までは面白く読めました。 10代の若者が持つ大人に対する反感、確かに共感できます。 私が嫌悪感を感じたのは、若い青年の登場人物がそれぞれに“女々しい”ということでしょうか。 うじうじして、ねっとりと相手に執着している主人公2人。 性格がどこか女性向けの漫画気味で、4巻あたりで読むのがつらくなってきました。 青々しさも、青春の香りもなんだか別の風味を帯びてきて そういったものを受け付けない自分には正直なところキモチワルかったです。 野球として読むとなると、別に野球じゃなくてもいいんじゃない? というくらい薄いかなという印象。 汗臭いというより、女々しい。 そんな感じです。 読み応えはあり、文章は読みやすく台詞回しも面白いので一度読んでみてください。 | ||||
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ここまで読んだら最後まで読むしかないのだが、 いったい、いくつの子たちの話なのか、 もうわけわからん。 たった一年を描いただけなのに・・・。 | ||||
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話題作という事で野球に興味はないが読んでみた。 期間的に中学入学前の春休みと短い時間の中で数人の登場人物が登場する。主人公とその家族、永倉以外あまり話にかかわらずキャラクターが弱い印象を受けた。また突出した主人公の実力が小学生上がりというリアルさを殺してしまっていた。シリーズものなので読み続ければまた違った感想を受けるかもしれないが続編を読む気は今の所ない。ただ小中学生のうちにこういった青臭い青春小説を読んでおく事は非常に大きな宝になるのではないかとも思う。淡いなつかしい「ずっこけシリーズ」のようなゆるさと時折垣間見る暗い側面もこの作品の魅力かもしれない。 | ||||
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内容は確かにとても面白いと思いました。 野球をやる理由なんて大抵の人は楽しいからという理由なのに対して 巧は自分の存在を示すかのような野球の仕方をしているのがとても印象に残ります。 しかし、年齢設定がおかしい どうにも小学生or中学生とは思えない。 この辺だけはあまりにも無理があるとしか言えないです。 肉体的、精神的にすでに大人になる前の段階にまで差し掛かっている状態の子が多すぎです。 小説は字を見て頭の中で風景作り出すものだと思うので、この作品ではどうイメージしても高校生にしか思えないような登場人物ばかり。 幅広い世代にも読みやすいように主人公が子供であることは小説では多いと思うのですが、 それならそれ相応のキャラクターにすべきだと思いましたね。 ということなので星は中間の3つで | ||||
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期待度が高かったせいか、ちょっと拍子抜け。 バッテリーの魅力は、巧と豪くんの絆や 全編をとおしたさわやかさだと思っているので、 そういった一面が1〜4に比べて少ない 『バッテリー5』は、ちょっと残念だった。 とはいえ、それもこれも、5は、途中経過の ストーリーであるから、読後に不完全燃焼が 残ったのかもしれない。 6では、さわやかなバッテリー、 さわやかな青波を期待! | ||||
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自分の気持ちをもてあましてしまった経験はないだろうか。 はっきりと言葉にあらわすことができなくて でも自分の中に閉じ込めておくには大きすぎる何か。 このへんのイラつく少年達の心理描写は、いつもながら うまいと思う。かなり書き込まれているせいで、つい納得させられて しまうのだが、本当に中学生がこんなこと考えてんのか? とか突っ込んでしまう部分がなきにしもあらず。 目を逸らし、気を紛らわせる方法を身につけることが 大人になることじゃない。 嘘はいつまでたっても本当にはならない。 嘘を嘘でコーティングしていくうちに いつか本当のことは見えなくなっていく。 | ||||
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