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バッテリー
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バッテリーの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全259件 221~240 12/13ページ
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| 色々な内容に関する評価はもうでているでしょう。小難しい理屈は、嫌いではないけれど、この本についてはなにも言わない、ただ、読め。文庫で買えば数千円でしょう。映画一本みた気になれば安すぎて悲しくなるくらいです。貧乏なら一食けずっても読む価値あり。せつなくて苦しくてもどかしくてでも力一杯応援したい。そんな人物達(父母教師らも含めてね)とそれらを描き出した作者に乾杯です。いやマジで読め。時間、金銭とも無駄にしたとは思わないでしょう | ||||
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| 1巻を読んで、2巻もすぐに読んでしまいました。 中学生になった巧が、校則や野球部の慣習にどう立ち向かうのか、巧は巧のままでいられるのか? 登場人物も増えますます面白くなってきました。巧でも恋愛に悩んだりするのかな。 文庫は3巻までだから、その後どうしようか早くも悩んでます。 | ||||
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| 大人になって、こんな時代がそういえばあったなーと思わせる小説です。 タイトルから想像する野球だけの話かと思うとそれだけでは無く、ちゃんと子供達とそれを取り巻く大人達がきちんと描かれています。 典型的なピッチャーの性格の巧が、どう変わっていくのか、豪は野球を続けられるのか、自立心の芽生えた青波は?と興味が尽きません。 2巻では、中学生なってからの話になるかと思いますが、恋に悩んだりもするのかな? これから、この子達がどんな風に成長していくのか非常に楽しみです。 | ||||
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| 以前から、児童書売り場で気になっていたのですが、子供向けということで避けてきました。が、文庫化したので手に取ると、びっくりしました。よく、良い児童書は大人が読んでも十分耐えうるものであるというが、まさにそのとおりである。 主人公・巧の微妙な気持ちの変化などが良く書かれていて、頷きながら読みました。人を寄せ付けなかった巧が、両親の故郷に引っ越してきたことで、弟・青波、キャッチャー・豪、祖父、いろんな人々との関わりの中で、どのように成長していくかが、今後の楽しみである。 | ||||
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| 野球、そして少年が主人公とくれば、よくあるハッピーエンドに導かれる成長物語を想起されがちだけど、何が凄いって、この巧少年が、なかなか鼻持ちならない「嫌な」やつとして描かれていて、多少の心情の変化はあるにせよ、最後まで都合で簡単に「いい子」にはならないところが、とても好ましくも思えた。 また、かといって物語が成立しないほどまで破綻しているわけではないのでーーもしかしたらこのあたりで評価は分かれるかもしれないけれどーーそれなりに彼に対しての心情移入も充分可能だ。 だから 「ーーほんの一瞬、豪が羨ましかった。他人を真正面から思いやることの出来る資質が、打算も嘘も衒いもなく、”かわいい”と慈しみの言葉を口にすることが出来る力が羨ましい。しかし、羨望は、一瞬の後、風にさらわれるように消えて、わずかないらだちだけが残る。ーー」こんな文章を目にすると、まるで巧の心情を著者が翻訳してくれているようにすら思えてくる。 とにかく、主人公とほぼ同じ息子を3人も(しかも年子で!)持つ父親として、この巧の行き場のない鬱積した思いのやるせなさは痛いほど伝わってきた。凡百の成長物語とは一線を画するとても自然な気持ちになる作品だ。 | ||||
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| 中学生の息子に勧めたつもりが、私がはまってしまいました。 早く3巻が読みたいです。 | ||||
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| こういう、登場人物を気持ちよく受け入れられる物語を読んで、こんなところに引っかかるのはへそ曲がりなんだろう。 しかしこれは、優れた登場人物の造型や情景描写を車輪の一方とするなら、もう一方には間違いなく「野球」がある作品だ。とことんリアルにする必要はないが、それでも押さえて欲しい基本はある。ましてやそれが、主人公の心理や性格にも関わってくるのなら、なおのこと。 生半可な知識があって、たまたまそこに引っかかってしまったために、作者の描く野球シーンがそのまま受け止められなかった。主人公も、彼が投げる球も、それを受ける捕手も、彼らがそれまでにやって来た野球も、イメージがぶれた。そのぶれを、喉に引っかかった小骨のように、最後まで違和感として引きずり続けてしまった。 脳裏に映像が浮かぶような的確な描写が各所にあって、脇役まで生き生きと動かしているのに、その些細なミス(断言する)のために、文中に描かれている情景をいちいち脳内で疑い、修正する作業をしてしまった。こんなに面白い作品なのに。 やはり私はへそ曲がりなんだろう。 だが、そんな細かいことを気にする方がおかしい、という話ではないと思う。テーマに直接影響するミスは、編集者がちゃんと気づいてやれよ、と口惜しい思いで指摘せずにはいられない。 少年野球に於いて、ピッチャー(巧)とキャッチャー(豪)との距離は、18.44メートルではないのだ。 | ||||
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| 物語の力もありますが、何よりキャラクターが魅力的。 季節は春で、物語は動き出している。けれど主人公の巧はその変化に気付けない。彼は誰かに何かを伝えようとはしないのです。慣れようとしない、ともいえます。 家族は少しぎくしゃくしますが、それでも誰の気持ちをもやわらかくする、弟の青波がいるから穏やかでいられる。小鳥を殺せるくらい鋭い巧の球。かわいそうだから、と枝を狙う青波。意外な目のよさとまっすぐに飛ぶ球。巧はそれだけに反応する。彼にとって大事なことは野球をすることで、それ以外のことにはほとんど意味がない。それは傲慢なほどに、潔かったです。 豊かで確かな文章で、描かれるのは天才少年です。軽いものじゃなくて、選ばれてしまったくるしさもそこにはあるのが、なんだかひどく切実でした。とても力のある作品です。 | ||||
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| 2時間半で一気に読みきり、読んだあと相方に「なかなか良かったよコレ」と言ったまではいいけど、「どこが良かったの?」と聞かれてうまく説明出来なかった。何故だろう。学生時代にスポーツをしなかった都会育ちの相方とは育った環境が違うので微妙なニュアンスを共有できないと思ったのか、そもそも微妙なニュアンス以前に物語の何が良かったのかを把握できていなかったのか。文庫の帯の「こんな傑作を読んでこなかったのかと猛烈に反省」が無ければ素直な感想(「野球したくなるね」とか「子供の時ってこーいう事考えとったかもしれんけど忘れちゃうもんかな」とか)が言えたかもしれないけど、妙に硬い話を言おうとして挫折しちゃったんだな。 イメージとしては、広島カープの前田。いや彼の性格がどーとかじゃなくて。「野球は好きじゃない、打つのが好きだ」みたいなコメントをしていた気がするんだけど、そんな感じ。ボクの野球の楽しみ方は「観客型」だなぁとも思った、これは余談。子育てって難しい。相手が年上だろうが年下だろうが公私問わずに「嫌いになったヒトとは絶対接触したくない」と思って実行している今のボクでは、子育ては本当に難しいだろうなぁって思った。自己嫌悪ー。 うーん、言いたい事はこーいう事とは違うんだけど、うまく外に出せないなー。刺激を受けたし、おもしろかったですよ。 | ||||
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| 男の子を持つ親なら、ぜひ読んでおきたい本ですね。 大人の言葉を寄せ付けない時期の彼らの気持ちを、 少しでも理解するためにも、とても良いです。 もちろん、シンプルに小説としても楽しめる作品で、大好きです。 早く、前作文庫化を望みます。 | ||||
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| 少年時代に誰もが抱く大人社会への矛盾と抵抗。それ少年の視点で、立場で描いている文句なしの秀作です。でも、それでけではありません。本書のテーマは‘距離感’だと思います。 バッテリーを組む2人が、多くの人と関わりながら、お互いの距離感を手加減なしには図ろうとします。探りあいなし、手加減なし、逃げることなしの人間関係が、そこには描かれています。彼らの間にあるのは、‘渇望’に似た何かだと思いました。そして、それらの過程を通して、自分自身のことを発見し理解していく。つまり、自分自身との距離をつきつめていく彼ら。それを成長というのだと思います。 彼らが、マウンド上での18,44mという2人の物理的な距離の間に、何を見出していくのか。それは読んだ人によって異なるものかもしれません。 | ||||
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| 文庫で1、2巻を読んだら、どうしても続きが読みたくなってしまい、児童文学のコーナーに行って単行本の3、4、5を買いました。行間は広いし、仮名はふってるし、さすが小学生でも読めるようにしてあり、大人が読むにはちょっと恥ずかしい。でもでも、文庫になるまで待ってられなかったのです。そして5巻も読み終えてしまったのがつらい。 もっとずっと読んでいたかった。早く続きを読みたい~~。でも終わっちゃうのはいやだ~~~!!! | ||||
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| 野球に興味のない私は、そのタイトルから読むのが遅くなってしまいました。もっと早く読んでいたらなあ、と思いました。 こんなに理屈抜きに楽しめた作品は久しぶりでした。 とにかく、登場人物が皆生き生きと描かれており、呼吸を感じるほどです。 迷いのない球を投げるためにも自分の心に正直でありたいがために、周囲の者との摩擦を避けて通れない巧。 そんな巧の投げる球に、そして巧自身に強く惹きつけられる豪。 そんな二人の距離は、次第に近付いてはいきますが、決して「友情物語」ではありません。 中学生が純粋さと一緒に併せ持つ傲慢さや脆さ、強さやあやうさ等が真摯に描かれていると思います。 「子供だから」で諦めたり甘えたりせずに、自分の心と向き合おうとする中学生たちと、周囲の大人との関わり合いも丁寧に描かれています。 色々な年代の方が楽しめる作品だと思います。 | ||||
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| 確かに児童書の範疇ではない本です。 話の展開も人をぐんぐん引き込んで,一気に読ませます。 買って損はなかったと思います。 しかし, 孤高の少年,がっしりしたいかにもキャッチャーな気のいい少年, 病弱な心の清らかな弟, というキャラクター設定は,どうしても女性からの少年への過剰な憧憬を感じさせられて,この本を少年たちは楽しんで読めるのかしらと少し心配になってしまいました。 児童書というよりも,一人の女性が表現を突き詰めて作り出した少年の造型を楽しむ本という印象です。 | ||||
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| この巻もまた2時間で読んでしまった…。 なんか、いい歳になって母親になっても「バッテリー」を読むと あの頃の、夕日の中の練習や部室の臭いや試合に負けた時の悔しさ なんかを一瞬で思い出す…。だけど、あさのさんのすごい所は 想い出ではなく現代の、進行形の少年達の気持ちを描いている所。 失礼だが、私よりもかなり先輩かと思われるのに、ちゃんと 「今」の言葉が入ってくる。そして巧や豪、彼らを取り巻く友人達の 中学生特有の危うさや、いい意味での「大人」の部分と5歳児のような感情 とのバランスが、もどかしいようで、実は彼らの成長を楽しみにしている 自分がいる。 巧が洋三を睨み、洋三がそれを一瞬恐がるシーンは、日々報道される 中学生のニュースを彷彿としてしまうが、本来中学生とはそういうもの なのかもしれないなと思った。 当時の自分も常に友人関係に悩んでいたし、学校も荒れていた。 ただ、このシーンのように大人が動じずに受け入れなければ いけない気がしたし、私もそういう親になりたいと思った。責任重大だな…(..)>"6巻が楽しみです! | ||||
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| 前作「バッテリー」に続く、この「バッテリーⅡ」は、 巧が中学入学を果たし、野球部に入ります。 そこに待っていたのは管理的な野球、それから・・・・・・ というものです。 巧は前作に引き続き、周囲の権力に、 自分自身で納得できないことに、抗い続けます。 そんな傲慢さ(あくまで作中の人物の視点から見て)は、周囲の人から反感を持たれます。 それでも巧は抗い、戦い、少しずつ成長していきます。 バッテリーの女房役である、豪とともに。 お互いの全てを、ぶつけながら。 前作バッテリーを読んだ方には、今回のバッテリーⅡも読んでもらいたいです。 一つの生き方から何かを感じると思いますから。 戦い、抗う。その先にあるものは、まだ見えません。 でもいつか、その先を見たいです。 | ||||
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| 新田市という町に引っ越してきた、 自らの力のみを信じ、他者と馴れ合うことを嫌う「巧」という少年。 そんな「巧」の前に、現れた「豪」という少年。 ピッチャーの「巧」とキャッチャーの「豪」はバッテリーを組むことに・・・・・・。 こうして物語は進行していきます。 上手く説明できそうにないんですが、 児童書という幅で収めて読まないでいるのはもったいない、そう思います。 自らの力のみを信じ、簡単に他者を切り捨てる人を、周囲は傲慢と見ます。 「巧」はそんな少年である以上、 大人や周りの人々から様々なものをぶつけられます。 その中で、「巧」は妥協して周りに従順するのではなく、 自らの信念を持って様々な壁と葛藤し、 少しずつ、少しずつ成長していきます。 「豪」というパートナーとともに。 「青波」という弟とともに。 自分の心と向き合いながら。 児童書の枠を超えた、文学作品です。 文庫という手に取りやすい形なので、 なるべく多くの人に読んでもらいたい作品です。 | ||||
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| 主人公の巧に共感しました。私も長女だからでしょうか。 6年生のころの狭い自分の周りの世界が、全てだったこと。 周りにかわいがられる弟への嫉妬。 やさしくしたいのに、素直になれなかったこと。 ついついひどい言葉を投げつけてしまったこと。 思い出して、泣いてしまいました。 | ||||
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| 中学へ入学し、待っているのは受動的な野球部だった!目が離せない展開に、主人公の自信の強さを活き活きと書いています。それに続く友人や、先生たちの動きが絶対目から離せません。次巻が楽しみです! | ||||
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| 小説や映画がII、IIIと続くとマンネリ化していってヤだな、と思ってはいたが、どうしても続き(というより「その後」)が読みたくなって、文庫版が出た早々に買ってしまいました。で、相変わらずのパターンが続くのだけれど、相変わらすなぜだかぐいぐい惹かれていってしまう。とても共感できない主人公なのに。やはり、何も終わってないのに小説は終わってしまって、でも感動を伴った読後感が残る。 強烈な自信家の巧にはとうてい感情移入できない。もしかしたら、周りの豪や青波が作り出す過剰なまでのやさしさとの間の、傍観者とし居る作者の位置に感情があるのだろうか? Iに比べて巧が少しまるくなっているような気がする。お父さんやおじいちゃんの性格(過去?)も明らかになってきてだんだん普通の小説のようになるのだろうか?Iの方がストレートなもの凄さが感じられたが、だからといってパワーダウンしたようにも思えない。 解説に完結した、と書いてましたが、文庫版でずっと待ってることにします(待てるだろうか?)。 | ||||
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