■スポンサードリンク


黒い睡蓮



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
黒い睡蓮 (集英社文庫)

黒い睡蓮の評価: 3.58/5点 レビュー 12件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(4pt)

のんびりとミステリー。

モネの周辺を画像で確認しながら、観光気分で物語を楽しめました。できれば事件のジヴェルニー周辺地図が欲しいとこでしたが、残酷な猟奇的ものが多い中、久しぶりに味わって読む事ができました!!
黒い睡蓮 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い睡蓮 (集英社文庫)より
4087607402
No.6:
(4pt)

フランスの推理小説の実力がわかる力作

絵画で有名な町で殺人が起こり・・・というお話。

フランスの推理小説ですが、絵画等のアートの盛んな国という事で、ここでも睡蓮の絵で著名なモネの絵画にまつわる事件を中心に、人間関係や過去の事件を絡めて、あまり複雑にならず読み応えのある推理小説となっております。

使われているネタは推理小説ではよくあるタイプの物で、私みたいに結構推理小説を読み慣れた人間にはあまり衝撃的ではありませんが、構成はよく出来ているので、素直に楽しめました。

また、作中にルイ・アラゴンの「オーレリアン」という小説がでてきますが、だいぶ前に図書館から借りて読んでとても面白かったので、どこかの出版社から新訳で出してくれないかなぁとか思いました。

フランスの推理小説の実力が判る力作。機会があったら是非ご一読を。
黒い睡蓮 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い睡蓮 (集英社文庫)より
4087607402
No.5:
(4pt)

モネの睡蓮は黒かった?

ジヴェルニーはモネがその後半生を「睡蓮」に費やした村。

物語はこの村での女の一生。
冒頭でその説明がなされていて、
読みながら常に頭の中で???と思いながら最後はそうなんだ! 

時間軸を読み解くというのがポイントにあり、
その意味で2部構成になっているところもうまい。

私的にはセレナック警部の行動に疑問も残るし、
文章の構成の巧みさもいいが、ミステリーとしては正統派? 

「彼女のいない飛行機」は二者択一という単純な謎を追いかける設定ではあったがより面白かった。
それにしてもジヴェルニーのイメージが黒い睡蓮になってしまった。
黒い睡蓮 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い睡蓮 (集英社文庫)より
4087607402
No.4:
(5pt)

絵画にも興味をもちました。

モネの人物像もわかり、ちょうど、ご当地の美術館で、印象派絵画展もやっているタイミング。
ミステリーなんだけど「水連」の誕生秘話を読んでいるようないわば一粒で二度おいしいと
いうのはいいすぎでしょうか。
黒い睡蓮 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い睡蓮 (集英社文庫)より
4087607402
No.3:
(5pt)

素直に、読んで満足

えぇっ、、あぁ~、・・・・そうなんー?!

終盤にきてからの、それが私の感想。

少々の疑念は持ちつつ読んでいたものの、
こうまでやってくれるとは、とニンマリしました。
面白かったですよ。素直に楽しみました。

一人称の部分が何とも読み辛くて、戸惑ったり、
章立てになっている部分のラストがいつも、
盛り上げたままで、次に移るので、そこでいったい
何があったんだー?という消化不良感を何度も
持つのですが、中盤以降、けっこう面白くなり、
ラストは一気読みでした。

いつもより読むのに時間がかかりましたが、
(途中で何日も放置、時間も取れなかったので・・)
最初でダレずに読み進めば、結果満足できると
思います。

でも、その、捜査中に恋愛って、これぞフランス?
黒い睡蓮 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い睡蓮 (集英社文庫)より
4087607402
No.2:
(4pt)

モネファンなら楽しめること請け合いだが、ミスリードには賛否あるかもしれない

クロード・モネが後半生を送ったフランス・ノルマンディー地方の小村ジヴェルニーを舞台にした仏製ミステリーと聞けば、読まないわけにいかない。
睡蓮の池近くで村の眼科医の男が水死体で見つかる場面から始まり、3世代、3人の女性の話が並行して叙述される。未発見の「睡蓮」の絵、過去の子供の水死事件などもからみ、話がどんどんややこしくなっていく。
バラ色をしたモネの家、晩年ひたすら描き続けた睡蓮の池、黄色いタイルの食堂、家に置かれたルノワールの絵…。一昨年7月にパリからの小旅行でジヴェルニーを訪れた時の風景が次々に登場するので、それらを思い出しながら読み進めるのも楽しかった。モネをめぐる話は詳細でほぼ事実に沿っているらしい。「死の床のカミーユ」の考察を含め、モネ論もちりばめられている。
最後はあっと驚くとともに、フランスの小説らしからぬロマンを感じさせる終わり方(というのも、仏小説は意外に残酷、冷酷なので)。
人物造形はよくできていて、小説として面白いと思う。トリックにしっかり騙された感もあってミステリーとしても上々、と思ったのだが、騙された要因を探るべくぱらぱらと読み返すと、アンフェアとも思えるミスリードがあり、本格的なミステリーファンだと怒っちゃうかもね。その一方で、あからさまな(特にフランス人にとって)謎解きの伏線が仕掛けられているので、結局、見抜けなかった私がバカ、とも言える。
モネの時代のジヴェルニーの風光が今に残ることが、ミステリーを成立させる要素となっている、と言い添えておきたい。
黒い睡蓮 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い睡蓮 (集英社文庫)より
4087607402
No.1:
(5pt)

傑作です!

傑作。ネタバレ厳禁なので内容には触れませんが、まさにミステリを読むことの醍醐味を味わわせてくれる作品です。前作『彼女のいない飛行機』も傑作でしたが、本作もそれに負けず劣らずの出来。オススメです!!
黒い睡蓮 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:黒い睡蓮 (集英社文庫)より
4087607402

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!