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黒い睡蓮
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黒い睡蓮の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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ん〜 禁じ手ではないかな〜ん〜 | ||||
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今大阪でモネ展を開催中。 ちょうど良いタイミングで、読んでいます。モネの睡蓮を楽しみながら読める。 | ||||
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モネの周辺を画像で確認しながら、観光気分で物語を楽しめました。できれば事件のジヴェルニー周辺地図が欲しいとこでしたが、残酷な猟奇的ものが多い中、久しぶりに味わって読む事ができました!! | ||||
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絵画で有名な町で殺人が起こり・・・というお話。 フランスの推理小説ですが、絵画等のアートの盛んな国という事で、ここでも睡蓮の絵で著名なモネの絵画にまつわる事件を中心に、人間関係や過去の事件を絡めて、あまり複雑にならず読み応えのある推理小説となっております。 使われているネタは推理小説ではよくあるタイプの物で、私みたいに結構推理小説を読み慣れた人間にはあまり衝撃的ではありませんが、構成はよく出来ているので、素直に楽しめました。 また、作中にルイ・アラゴンの「オーレリアン」という小説がでてきますが、だいぶ前に図書館から借りて読んでとても面白かったので、どこかの出版社から新訳で出してくれないかなぁとか思いました。 フランスの推理小説の実力が判る力作。機会があったら是非ご一読を。 | ||||
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2度読みして、面白さが。 モネの風景をはっきり描写できる作品でした。 | ||||
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ジヴェルニーはモネがその後半生を「睡蓮」に費やした村。 物語はこの村での女の一生。 冒頭でその説明がなされていて、 読みながら常に頭の中で???と思いながら最後はそうなんだ! 時間軸を読み解くというのがポイントにあり、 その意味で2部構成になっているところもうまい。 私的にはセレナック警部の行動に疑問も残るし、 文章の構成の巧みさもいいが、ミステリーとしては正統派? 「彼女のいない飛行機」は二者択一という単純な謎を追いかける設定ではあったがより面白かった。 それにしてもジヴェルニーのイメージが黒い睡蓮になってしまった。 | ||||
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モネの「睡蓮」で有名な村で起きた殺人事件。 3人の女が代わる代わる登場し、そのうちの1人、老婆の独白で物語は進んでいく。 最初から読者を惑わす手法なので、気をつけながら読むことで、かえって読み疲れてしまい、途中何度も寝落ちした。 ミステリー小説、とくに海外ものは大好きなのでかなり読み慣れているつもりだが、これに関しては読むのがしんどかった。 作者の大技?と訳者の方が書いているので、これはこれで楽しめる方もいるのだろう。 モネに関する美術面での話しも、美術の好きな人ならひと通り知っているような内容である。 それでもジヴェルニーの美しい風景を背景に起こる殺人事件という設定は面白いと思うし、人物描写もよく出来ている。 最後は個人的には受けいれがたかった。それならもっと早く来て欲しかった。そこまで恐れる必要が感じられなかったのは読みが浅いのだろうか。 | ||||
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モネの人物像もわかり、ちょうど、ご当地の美術館で、印象派絵画展もやっているタイミング。 ミステリーなんだけど「水連」の誕生秘話を読んでいるようないわば一粒で二度おいしいと いうのはいいすぎでしょうか。 | ||||
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えぇっ、、あぁ~、・・・・そうなんー?! 終盤にきてからの、それが私の感想。 少々の疑念は持ちつつ読んでいたものの、 こうまでやってくれるとは、とニンマリしました。 面白かったですよ。素直に楽しみました。 一人称の部分が何とも読み辛くて、戸惑ったり、 章立てになっている部分のラストがいつも、 盛り上げたままで、次に移るので、そこでいったい 何があったんだー?という消化不良感を何度も 持つのですが、中盤以降、けっこう面白くなり、 ラストは一気読みでした。 いつもより読むのに時間がかかりましたが、 (途中で何日も放置、時間も取れなかったので・・) 最初でダレずに読み進めば、結果満足できると 思います。 でも、その、捜査中に恋愛って、これぞフランス? | ||||
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クロード・モネが後半生を送ったフランス・ノルマンディー地方の小村ジヴェルニーを舞台にした仏製ミステリーと聞けば、読まないわけにいかない。 睡蓮の池近くで村の眼科医の男が水死体で見つかる場面から始まり、3世代、3人の女性の話が並行して叙述される。未発見の「睡蓮」の絵、過去の子供の水死事件などもからみ、話がどんどんややこしくなっていく。 バラ色をしたモネの家、晩年ひたすら描き続けた睡蓮の池、黄色いタイルの食堂、家に置かれたルノワールの絵…。一昨年7月にパリからの小旅行でジヴェルニーを訪れた時の風景が次々に登場するので、それらを思い出しながら読み進めるのも楽しかった。モネをめぐる話は詳細でほぼ事実に沿っているらしい。「死の床のカミーユ」の考察を含め、モネ論もちりばめられている。 最後はあっと驚くとともに、フランスの小説らしからぬロマンを感じさせる終わり方(というのも、仏小説は意外に残酷、冷酷なので)。 人物造形はよくできていて、小説として面白いと思う。トリックにしっかり騙された感もあってミステリーとしても上々、と思ったのだが、騙された要因を探るべくぱらぱらと読み返すと、アンフェアとも思えるミスリードがあり、本格的なミステリーファンだと怒っちゃうかもね。その一方で、あからさまな(特にフランス人にとって)謎解きの伏線が仕掛けられているので、結局、見抜けなかった私がバカ、とも言える。 モネの時代のジヴェルニーの風光が今に残ることが、ミステリーを成立させる要素となっている、と言い添えておきたい。 | ||||
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傑作。ネタバレ厳禁なので内容には触れませんが、まさにミステリを読むことの醍醐味を味わわせてくれる作品です。前作『彼女のいない飛行機』も傑作でしたが、本作もそれに負けず劣らずの出来。オススメです!! | ||||
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モネが「睡蓮」を描いたとされるジヴェルニー村で起こった殺人事件を扱った大作だが、そのミステリ的アイデアのお粗末さ(イイ加減さ)には呆れ果てた。トンデモナイ駄作である。冒頭で、魔女を想起させる村の老婆の思わせ振りの独白があり、結局、この老婆を一人称の語り手として物語が進行するのだが、まあ、よくある<叙述トリック>の一種と予想していた。その予想通りになってしまう点がまずお粗末なのだが、幾ら<叙述トリック>とは言っても、ミステリであるからには自ずと制約があると考えるのが普通だろう。その制約破りがデタラメ極まりないのである。訳者はこれを作者の"大技"と称しているが、技巧とデタラメとでは雲泥の差である。 まず、各章の題名が「2010年**月**日」となっている点がフェイクである。私は疑り深いので、この中に、老婆の回想と三人称的記述とが混在しているのではないかと予め注意深く読み進めた(11歳の少年が殺された最初の事件からの年代計算もしていた)のだが、老婆の回想と三人称的記述とが、こうも"境目なく"提示されていては判別の付け様がない。加えて、私(読者)の年代計算をも無駄にする下らないアイデア(訳者の言う"大技")が使われているので脱力した(日本でも、新本格派と呼ばれている連中が良く使っているダサイもの)。しかも、このデタラメなアイデアを容認したとしてさえも、尚、その記述には矛盾があるのだだら救い様がない。 モネに興味を持っている方にとっては、ジヴェルニー村や「モネの庭(池)」の書込みが良く成されている(その結果がこの大部)ので、ある程度の満足感を得られるのかも知れないが、ミステリ的には収穫ゼロの愚作だと思った。 | ||||
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