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カムパネルラ
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カムパネルラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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宮沢賢治の”銀河鉄道の夜”が好きで、購入した。”雨ニモマケズ”に通じるものがあるカンパネルラの人物像は、私達にその生き方を考えさせられる。 | ||||
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普通のミステリーものかと思いきや、どんでん返しに次ぐどんでん返しの連続が凄まじい作品です。ディストピアならではの、殺伐とした終盤の雰囲気がまた魅力的です。そこから来る、終盤の展開には鳥肌がたちました。 | ||||
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「何度も改稿される『銀河鉄道の夜』の世界に僕は迷い込んだ」という文庫本の帯の文句が私の眼に飛び込んで来た。それだけで、私は購入を決めた。 山田正紀のSFによる宮沢賢治論のようなので、かなり難解になることは目に見えているのだけど、それもまた良し、48年に渡る賢治ファンとしては、山田正紀の「神狩り」を読んで44年、そんな簡単には負けないぞ!という気分だった。 賢治ファンならば知っていると思うが、『銀河鉄道の夜』は未完の作品である。しかも、第4次改稿まであり、3次から4次にかけて何故か大きな改稿がされている。謎はいくつもある。 (1)最も大切な場面のひとつ、ジョバンニが銀河鉄道に乗る場面の原稿が5枚も抜けている。 (2)物語の鍵を握ると思われる「天気輪の柱」の具体的な姿は、遂に明らかにされていない。 (3)3次稿において登場したブルカニロ博士も「黒い大きな帽子をかぶった青白い顔の痩せた大人」も、4次稿では何故かばっさりと削られた。 (4)4次稿において、カムパネルラのお父さんは「もう駄目です。落ちてから45分たちましたから」と言ったが、45分の根拠は何なのか?それと関連して、ジョバンニは何故かお母さんに「1時間半で帰ってくるよ」と告げている。それは何故か? (5)物語とは関係ないが、賢治の亡くなる前日に見知らぬ人が来て肥料の相談を長々とした。これが病状が急変した原因と言われているが、何故賢治はその人に応対したのか? 今や決して決定説は出てこない、これらの謎に対して、山田正紀は、メディア庁に支配されているパラレルワールド軍国未来社会から賢治を考える、という「補助線」を引いて取り組んだ。のだと思う。それは成功したか?私はしていないと思う。補助線が一本だったならば、お見事!となるのだが、もう時空が行ったり来たりで、全然スッキリしなかった。明かさないけれども、瑕疵が幾つもある。でも、山田正紀がそのように「推理をする根拠」には共感する。面白かった。 | ||||
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『銀河鉄道の夜』が好きな人なら、一読の価値あり。いわゆる「読み物」としては、驚くほどよくできていると思います。ただし、結末は個人的には不完全燃焼。よって星4つ。ただし、これは単に個人的な趣向の問題であり、この作品にケチをつけたいわけではありません。 | ||||
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「屍人の時代」が凄く面白かったので、 期待して読み始めましたが、いやぁ期待以上でしたね。 銀河鉄道の夜は好きな作品ですが、読む度、何となく居心地悪いと云うか、違和感があったのですが、この作品を読んで原因が腑に落ちた気がします。 出来れば、銀河鉄道の夜読んでからの方がより楽しめるかも。 山田正紀作品に馴染みのない方は面喰らうかもしれませんが、ファンには堪らない作品になってます。 しかし、こんな社会、現実になったら嫌だな。 | ||||
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読んでいて、ますむらひろし絵の映画や「銀河鉄道の夜」は完成稿が無かった事を思い出した。 宮沢賢治は昔、青空文庫にある物をほぼダウンしてPalm(SONYのCLIEだけど)で読んだ記憶があるが、 「風野又三郎」は記憶になかった。 まあ、新仮名/旧仮名の2つ有ると新仮名を選んでいたからかもしれない。 で、旧字と新字の使い分けとか、四十五分の拘りとか面白いな。 | ||||
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殺されるのはクラムボンではなくてカムパネルラ。殺人事件と謎解きがメインストーリー。幻想第四次の四次元軸とは、時間軸ではなくて幻想軸。タイムスリップは幻想軸上の座標移動。不完全なる未完成幻想小説「銀河鉄道の夜」を、キャストはそのままに、新たな不完全にして完全なる幻想SF小説として祖立て直した作品。ラノベとは一線を画す。ゲストは風野又三郎とでくの坊。クラムボンは出てこない。 | ||||
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正直ラノベの延長とたかをくくって購入したのでした。期待を裏切り、ガツンときました。第3稿と4稿の違い、こないだ賢治記念館でみてきたばかりなのに忘れかけてました。もうだめです、今から東北新幹線に乗車せずにいられません。ありがとうございました。 | ||||
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