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(リレー小説)
9の扉
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9の扉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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面白くない、ただただ読んだだけ。おーとか、なるほどそうくるのかなどの楽しさが全くなかった。 わたしはお勧めしません。 | ||||
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1冊読むまでに飽きてしまうとかありますけど、短編であれば作家さんの多様な文章を読めるのでいいなと思ってます。 | ||||
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勘違いしそうになりますが、1つの話を複数の筆者で書き連ねていくリレー小説ではなく、 あくまで、おのおのは独立した短編で、次の筆者とテーマを指定して連ねていく、という 独特の枠組みです。 とはいえ、うち数篇はリレー小説形式になっていたりするので、余計紛らわしい感じに なっています。 この9人が特に何かの「くくり」というわけでもないようで、この仕組みを取る意味が いまひとつわかりませんでした。 しいていえば、「あとがき」パートが、著者同士の会話を垣間見るようで面白いかも。 | ||||
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リレーアンソロジー?!凄く楽しそう!ってワクワクして読みました。リレー式だと、本当に書き手の性質が色濃く現れますね。普通のアンソロジーよりもずっと美味しかったです。眠気を奪われ不眠になるのでミステリー小説は避けてい、知らない作家さんばかりでした。最後の「サクラ」の解釈に感嘆し、最初の話へとまた繋げたのか!と舌を巻きました。 想像する楽しさがなくなるので、前の話は前の話で続きとしては書かないで欲しいという作品が2つありましたので、星4にしました。 | ||||
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2009年にマガジンハウスから出た単行本の文庫化。 北村薫「くしゅん」、法月綸太郎「まよい猫」、殊能将之「キラキラコウモリ」、鳥飼否宇「ブラックジョーク」、麻耶雄高「バッド・テイスト」、竹本健治「依存のお茶会」、貫井徳郎「帳尻」、歌野晶午「母ちゃん、おれだよ、おれおれ」、辻村深月「さくら日和」の9篇が収められている。 ある種のリレー小説であり、前の書き手が次の書き手にお題を示して、書いてもらっている。たとえば、北村さんが法月さんに「猫」、竹本さんが貫井さんに「飛び石」といつた具合だ。それだけでなく、登場人物や出来事もリンクしているものがあり、楽しい一冊となっている。 独立した短編としても読める。 歌野晶午「母ちゃん、おれだよ、おれおれ」に二重三重の仕掛けがあり、よかった。 | ||||
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故殊能先生が書いた作品があったので購入 前作の作者サンが其々のお題を出して次の作品を書いて行く形だった割りに、 前作から微妙に繋がっていたのに、最後のサクラで全く関係ない話になってしまい面白味が激減してしまったのが残念 | ||||
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未読の作者が多く、楽しんだ。本作品集をきっかけに、少し読んでみようかと思わせる作者も。 | ||||
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法月綸太郎、歌野晶午というお気に入り作家が入っていたので購入。 通勤の電車内で読むには短編が、ちょうどいいので、そこも気に入って購入。 それぞれの作家が一つの言葉から、短編を作りり出す。 予想とは全然違う話が多く、楽しめました。 特に、貫井氏と歌野氏の連作(的?)な短編は、とても面白かった。 いろいろな味わいのそろった短編集です。 | ||||
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リレー短編集って読んだ記憶があんまりなくて、 ほぼ初体験で読みました。 なかなか面白い化学反応ですね 次の作家さんにお題を伝えて、それを小説にする。 こんなことが出来る作家さんたちはすごいです。 4人目鳥飼否宇「ブラックジョーク」に 2人目法月綸太郎「まよい猫」の登場人物がちらりと出てきたり、 その「ブラックジョーク」と 5人目麻耶雄嵩「バッド・テイスト」は 完全に続きのお話ですし、 しかも続きの話だと最後のほうまで気づかなかった。 脱帽でした。 7人目貫井徳郎「帳尻」と 8人目歌野晶午「母ちゃん、おれだよ、おれおれ」も 完全に続いてます。 こんなんアリなんだぁ!とニコニコしてた。 1人目北村薫「くしゅん」だけちょっと話が違うかなぁと感じつつ読んでると、最後辻村深月「さくら日和」でものの見事に繋がっており、 満足度が増しました。 あとがきは今度は最後の辻村深月から戻るやり方で それはそれでどういう趣向で書いたかがわかり さらに満足です。 リレー短編集なので、 どれが良かったとはなかなか言いがたいのですが、 まあ見事にバトンを繋いだ麻耶雄嵩と歌野晶午とが良かったかな。 最後の辻村深月の小学生の気持ちの表現の仕方には いちいち納得できて脱帽でした。 本当に小学生が書いているのでは?と思うほどです。 そして題名にふさわしく少しお母さんの行動がサクラ日和でした。 | ||||
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辻村深月の取りが秀逸だが、それ以外はうーん。。。冒頭の北村薫もいまいちよく分からなかった。 もっと言えば、お題の理由がよく分からないところがいまいち全体が引き締まらない要因になったのではないでしょうか。 | ||||
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北村薫先生から始まり、辻村深月さんで終わる本作。 「リレー短編集」とはなんぞやと思いながら、この本を手に取りました。 一つの作品終了後に、その先生から「お題」が出され、 それをテーマにした作品が書かれるという手法です。 「密室」など、ひとつのテーマをもった短編集はよくありますが、 お題に沿って作品が書かれること、そして前作者の作品も読んだうえで、 次の作家さんは書き始めるという点が、画期的でした。 決して全てつながっているわけではないので、 時折繋がりが垣間見えるところが、 盗み見しているようでより面白く感じるのでは、と思いました。 ベテランの作家さんが続いた後、新人の部類に入る辻村深月さんが締めたのですが、 この作品がとてもみずみずしくかわいらしい作品で、 一冊の本としての読後感がとても良かったです。 この9人全ての作品を読んだことがある方は少ないと思うので、 それこそ”新しい扉”を開くために、オススメしたいです。 | ||||
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執筆者が次の執筆者を指名し、“お題”を手渡すリレー形式が採られた短編集。 一番手の北村氏、それに続く法月氏の短編は、落語を下敷きにした、ほのぼの猫話 なのですが、三番手となる殊能氏の短編は、一転、酷薄なブラックテイストになります。 殊能氏が〈先輩に営業を押しつけられ、「俺の芸風じゃウケないだろうなあ」と 思いつつネタをやったピン芸人の心境〉という自嘲的かつ確信犯的なコメントを 記したことをを受けて、鳥飼・麻耶の両氏は「ある天才芸人の秘密」とでも称す べき短編を繋げ、三部作とします。 お茶会を題材にした竹本氏の短編で文字通りティーブレイクした後は、たった 一個の「飛び石」のために、坂道を転がるように人生から転落していくサラリー マンの悲喜劇を描いた、社会派風味の貫井・歌野両氏の二部作に続きます。 そして掉尾を飾るのは、ダブル・ミーニングを効かせ、切ない初恋 に揺れる少女の心の機微をあざやかに描出した、辻村氏の短編。 辻村氏の短編の幕切れは、北村氏の短編に、あたかも円環が閉じるかのように繋げられており、 それによって本書を長編として締めくくるという伝統の〈東京創元社方式(?)〉が採られています。 要するに、作風がそれぞれ異なる実力派作家たちの短編を、温かく愛らしい北村・辻村両氏 の短編で挟むことによって、ひとつの作品としての統一感が与えられている、というわけです。 各人の持ち味は存分に発揮されつつも、随所で共鳴反応が起こり、しかも 全体としての調和も失われなかったという、完成度の高いリレー小説です。 | ||||
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