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(アンソロジー)
謎の館へようこそ 黒
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謎の館へようこそ 黒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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書き下ろしのアンソロジー。 「黒」に収録されているのは、はやみねかおる「思い出の館のショウシツ」、恩田陸「麦の海に浮かぶ檻」、高田崇史「QED-ortus-鬼神の社」、綾崎隼「時の館のエトワール」、白井智之「首無館の殺人」、井上真偽「囚人館の惨劇」。 メタ的なミステリが多い。縛りのない書き下ろしということで、実験的なミステリに大胆に挑戦したのだろうか。その意味ではおもしろい。ただ、ミステリとしてはイマイチ。 また、各著者のシリーズものの1話として書かれており、本書を読んで興味を覚えたら、ほかのものにも手を出すといいだろう。 | ||||
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面白かったかもしれないしがっかりしたかもしれない 読了後そんな印象が残りました 目当ての作家がいたので読んでみましたが、贔屓目なしにしてそれ以外の作家のお話は残念なものでした 確かに、割り当てられた文量はごく僅かで、その中でひとつの独立した物語を完結させないといけない、そしてその中で面白いものを作るというのは簡単ではないかもしれません 今回は、その条件で面白いものを作っている作家となにも努力が見られない作家に二分されていると思います ミステリーによる謎解きのくだり以外の描写は作家の一番の腕の見せ所だと思います 何を見せて、それをどうやって繋げていくのか、それが完璧にはまった時こそミステリーは読者に素晴らしいカタルシスを与えるのです それなのに、私ががっかりしたお話では無駄な情報や無駄な会話の描写に終始していました 中には主人公の選択からしてありえないお話もありました ミステリーとは論理性に満ちた根拠というピースをラストに行くまでにひとつひとつ繋ぎ合わせていくものです それが、限られた文量の中で意味の無い描写を綴ってしまっているというのはありえません やたらと引用したところでキャラクターの知性は光りません 無関係で意欲も無く、考える力も持っていない主人公には誰も没入しません もちろん全体的に見ればまあよかったなという感じです 作家のバランスが悪いのは、寧ろそのギャップを感じられるのである意味楽しかったですし ただ、それなら好きな作家の一冊を選べばよかったかなという感じです | ||||
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ちょっと白より微妙かな? 館は館だけれど... はやみね先生の話は懐かしい所に繋がっていて、感慨深かったと言うのはありますが... 館は館でも...謎かな?と言うのもあったり。 うーん...?微妙? でも最後まで読めれば、得るものは... | ||||
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アンソロジーはどうしても当たり外れがありますが、今回は 恩田さんの麦の海シリーズが入っている、というだけで購入に踏み切りました。 が、正直、お目当てのその作品「麦の海に浮かぶ檻」はかなり いまいちでした。おなじシリーズの短編、水晶の夜・翡翠の朝ぐらいのを期待してたんですが その(多く見積もっても)10分の1ぐらいの感動レベルで、 なまタイトルに麦の海いれたのずるいんじゃない、と思うほど(まあ、恩田先生好きだしいいですけども...) で、他も一応読みましたが、正直途中までは失敗したかと思いました。 短編で光る作品にするのはただでさえ難しいとこもあるかと思いますが、 どれもこれもまあ無難というか、ミステリーを読んだという高揚感にはほど遠いもので.. また、好みがあるとは思いますが、私は『首無館』に至ってはほんとに受け付けなくて トリック云々より表現で挫折してしまいました。ので、最後の作品はもうその余波で 読むのやめようかと思ったぐらいです。 が、そうしなくてよかったです。私的には最後が一番当たりでした。 「囚人館の惨劇」井上真偽さん。かなり最終段階まで実は このような感想にはいたらず、ああこの本買ったのは総合失敗だった、まで思ってたんですが 最後の最後にやられました。清々しいです(?)他の作品も読んでみようかと思います。 こういう結果になるとアンソロジーもまあいいよね、と思わされるので総合星3で。 | ||||
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