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シャイニング
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シャイニングの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全74件 61~74 4/4ページ
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| 私事ですが、インフルエンザを患いまして病床で読んでいました。 以前にテレビドラマで前後編に分かれて放送されていて(悪評高い映画版とは別ですよ)、原作を読んでみたいと思いながらなかなか読む機会がなかったのでこれを機に読みました。 深い雪に閉ざされた山の中にそびえるシーズンオフの由緒あるリゾートホテルが舞台です。 ここに元教師の主人公が妻、不思議な直観力(この作品では「かがやき」と表現されます)を持つ幼い子供と一緒に一冬だけの管理人としてやってきます。 外界との接触を絶たれたこのホテルをほとんど自分たちの好きなように使っていいというのは一見、「大きな森の小さな家」のように暖炉を囲んで家族団欒楽しく・・・というイメージが湧きますが、キングの小説ではこれもまたホラーです。 先ずこの「由緒あるホテル」がこわい!長い歴史を通して建物自体が息づいています。エレベーターや帳簿の山などの目に見えるものだけでなく、何か別のモノも存在しているのです。 そしてホテルにやってきた一家が少しずつ崩壊していく過程、これもこわい!アルコール依存症の過去を持つ主人公が正気を失っていく様子、「かがやき」を持つ子供が体験する恐怖、2人を見守る妻の精神状態。 派手さはない、じんわりとした恐怖の描写についついページをめくってしまいました。 腰を落ち着けて、誰にも邪魔されずに読みたい作品です。 そういった意味で病床で読めたことは幸せだったかもしれません。 下巻も、上巻を超える面白さです。というよりも最初から最後までページの飛ばし読みなんてしなくていい贅沢な作品でした。 | ||||
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| S.キングは現在の"ホラー小説"というジャンルを一人で創ってしまった人で、後進の同業者に多大の貢献をした。私は元々本格志向なので、ホラー小説の類はあまり読まないのだが、さすがにS.キングのものはある程度目を通していた。本作は映画(鬼才キューブリックにしては、J.ニコルソンの怪演が目立つだけの凡作)も観た。本作は国内外で評価が高く、作者の最高傑作という人も多い。 作者の出世作「キャリー」も映画では観ているが、後の作品同様、宗教に関する知識がないと真の理解は難しい気がした(作者はキャリーの初潮の様子をどうやって書いて良いのか分からず、奥さんに尋ねたというのは有名な話)。 本作は売れない作家が執筆に専念するため、冬の間閉鎖されるホテルの管理人として妻と息子と一緒に住み込むところから始まる。題名の「シャイニング」は近未来を予知する能力のことで、息子はこの能力を持つ。しかし、そのホテルは昔惨劇があったらしい呪いのホテルで、作家は次第にホテルの魔力に取り憑かれ、狂気の世界に引きずり込まれる。 そして、妻と息子の命を奪おうとするのだが...。 こうして書くとゴシック・ホラーの域を一歩も出ていないことが分かる。最後で少し捻りがあるのだが、どうということもない。本作を「ゴシック・ホラー」を現代風にアレンジした傑作という人がいる(多い)が、私はそれに与しない。確かにS.キングの筆力はたいしたもので、読者を引っ張る力は凄いし、「書けない作家」というのは作者自身にも身につまされる(読者にとっては面白い)話題であろう。だが、それだけなのである。 もう一つの不満は、何故息子が「シャイニング」の力を持っている必要性があったかという点だ。私は呪いのホテルに対抗して、息子の能力が増大し、逆にホテルを崩壊させるというような展開を期待していた(「ドラゴンボール」のようだが)。「シャイング」に関わるエピソードは最後に申し訳程度に出てくるだけで、存在理由が不可解である。 ゴシックの様式美と、書けない作家の狂気とが交錯し損ねた作品。 | ||||
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| 後にスタンリー・キューブリックによって映画化されたスティーヴン・キングの3作目です。暴力事件を起こして学校をクビになった教師が、家族と共に冬の間休業するホテルの住み込み管理人になります。ところがそのホテルには幽霊(らしきもの)が取り憑いていて・・・・という物語です。いわゆる幽霊屋敷ものに分類されるプロットなのですが、幽霊そのもの、あるいは屋敷そのものが襲ってくるというよりは(そういう面もちょっとはありますが)、幽霊が主人公側のある人物に取り憑くことによって、それまでは味方として描かれたその人物が敵方になってしまうという、ある意味で掟破りの方法論を採っているところが興味深いと感じました。それによって、この物語は主人公は誰なのかということが特定しにくいという特徴を持つに至っています。 キングがここで真のテーマとして描きたがったのはアルコール中毒と家庭内暴力なのでしょう。本作が発表された1977年時点でアメリカではこれらの問題が私たち日本人が考えるよりも深刻だったと想像されます。ここに出てくる幽霊に姿形がないのも、そうした人間の弱さの象徴として幽霊が使われていることを端的に示しています。 | ||||
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| 映画のほうは閉鎖的環境で狂っていくお父さんの描写が主でしたが、こちらの原作はホテルに就職するまでの家族の生きてきた軌跡を描いて家族三人の人間性に深みをもたせています。ホテルについてからは、父親ひとりの崩壊というよりホテルそのものの自主性(魔力?)のようなものが描かれます。そこが映画と違うところと思います。この上巻ではホテルの動きはあまり出てこず、一家の生活の軌跡とそれぞれの心理描写が主です。すごくすらすらと読めるのでおすすめ。 | ||||
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| だいぶ寒くなってきたね。 もう「デッドゾーン」は読み終わったかな?いかにも「夏の終わりから秋に読むべき小説」って感じだっただろ? さて、これからの季節。空がどんよりと曇って風花が舞いそうになったら、この本を読んでごらん。できれば一人で、自分の部屋で。 この話は、父親と息子の親子愛の話だよ。それが、どうしてこんなに悲しくなってしまうんだろう。どうしてこんなに恐ろしい話になってしまうんだろう。 あまりにも怖くなったら、いつもの喫茶店に行って、いつものミルクティーを飲むといいよ。その頃には僕も行けると思うから。 では、お楽しみを! | ||||
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| スティ-ブンキングが酷評した映画版が好きなので原作はどうだろうと思いましたがよかったです。確かに映画は小説を短くまとめたというよりは基もとの描こうと思っている観点が違うなという感じです。映画では非現実的な恐怖を小説では人間の弱さを感じる、変に現実的な恐怖を感じました。 | ||||
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| キングがスタンリーキューブリックの映画「シャイニング」を酷評したことで有名になった作品と紹介しても良いかもしれない。 映画の方のレビューでは スタンリーキューブリックを擁護した。あの映画をけなす人は 敬愛するキングであろうとも 不逞の輩であるというのが 小生の「ぶれない」信念である。 一方 原作はどうかというと これはキングの一大傑作であることは明白である。あのスタンリーキューブリックが原作に選んだ事自体が その証拠である。(よく考えると映画化された1980年の段階では キューブリックは既に伝説化された映画監督であったのに対し キングは駆け出しのホラー作家だったと思う。その段階でキューブリックに噛み付いたキングも偉かったのでは?) 映画では(時間もなくて)書き込みようも無い細部が素晴らしい。また 映画はホラーだが この作品はそれ以上に「親子の愛情」をじっくり描いている点がなにより優れている。 まあ 映画と原作は別物である。但し両方傑作という稀有の作品の好例が この「シャイニング」なのでしょう。 | ||||
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| 映画と言うのは、スタンリー・キュブリック&ジャック・ニコルソンによる作品です。映画界の異才であったキュブリックが、このKingのmasiterpieceに取り組んだのは、もう20年以上も前の事です。ジャック・ニコルソンが重要な登場人物であるJackをこれ以上演じ切れないと言うほどの迫真の演技で最後まで見るものを呪縛しつづけます。もちろんキュブリックが、何が起こるのか、と観る者を冒頭から魅惑している事も否定できません。 けれどもKingはこの映画を気に入らず、自分で改めて別の映画を制作していますが、映画に関しては、命を削るようにして映画を撮影してしてきたキュブリックの方に軍配が上がるように思えます。 けれども、映画では表現できないものがこの小説にはあります。それはきっと、小説に登場する人物の末路と言う表面だけではなくて、映画にするには長過ぎるので、キュブリックが省かなくてはいけなかった何か、ではないかと考えられます。小説で描かれていて、映画で述べられなかった内容、それはJackが友人に言われている言葉など、登場人物の心理に影響する部分ではないかと思うのです。この部分を映画で表現するならば、必ず冗長な映画作品になってしまっていたでしょう。言い換えれば、2時間と言う限定された時間の中では描き切れないものを小説の中では表現する事が出来るのです。小説はゆっくり読んでも良いし、速読しても良いし、その選択は読者に委ねられています。Kingの描いた小説は十分にいずれの読み方にも耐え得る内容となっていると思います。 小説を先に読むか、それとも映画を先に見るか、それも作品を鑑賞する側の自由です。望むらくは、両者が互いに冒しがたいmasterpiecesである事を発見してくれる事です。 | ||||
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| スティーブン・キングの中でも最も恐いと思う。古典的な幽霊屋敷をモチーフとして、そこに家族を配置した。ホテルの霊が襲ってくるのではなく、父親が取り憑かれて常軌を逸していく。このあたりの徐々に狂っていく描写が凄まじい。霊が見えてしまう息子は、映画「シックスセンス」の子役に例えると分かりやすい。父親は霊にそそのかされ家族を邪魔なものだと思い始め、妻と息子は信頼している父親が変わっていくさまを、どうしようもなく眺める。父親を信じれなくなり、家族が崩壊していく所がモダンホラーなのだろう。 | ||||
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| 映画から入ったんですが、映画は映画の、原作は原作の魅力たっぷりです。なかなか上下を読むのは時間がかかるけど、読み始めたら夢中になっちゃいますよ。 | ||||
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| 映画って急にデカイ音とかでびっくりしたり、怖いじゃないですか。お化け屋敷とかも、急になんか出てきたりとか。文章だけで、怖い思いなんて出来るのか懐疑的だったんですよね。コレ読むまでは。ホント怖い。くわばらくわばら。 | ||||
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| 個人的にキング作品で最高だと思っているのが本作品。「恐怖」(と「笑い」)は、ひどく個々の感性に根差しているものであるがゆえに、なかなか「お奨め」が難しい。だから、これを「怖い本」としては奨められないと思う。けれども私的には、とても「怖い本」だとそう思える。じわじわと地の底から滲む地虫のように伝わってくる、這い登ってくる狂気と「不確かさ」。「安定した現実」というものに懸命に縋り、爪を立てそこに留まろうとする小さな一家族を、残虐な運命が引き裂いてゆく。そんなスリルと恐怖が、ゆっくり、ゆっくりと読み手を襲ってゆく。文章としてもとても油が乗っていて、巧みであると思う。もしこの本が読み手の感性にしっくりと合ってくれさえすれば、眠い目を擦りながらでも息もつかずラストまでぐいぐいと引き込まれていってしまうことになるだろう。他のどの作品を読まなくてもいいから、これだけは読んで欲しい。そう思えるキング作品はこの「シャイニング」である。 | ||||
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| キューブリックにより映画化された「シャイニング」を見たときスティーブン・キングは激怒したという。この原作を読めばその理由は容易に想像がつく。原作とは全くの別物といってよいほど内容が大きく変更されていたのだ。映画は監督のものであり、作品を自由に解釈する権利がある。それがキューブリックほどの天才であれば尚更だ。しかし、あの映画はこの原作の持つ恐怖や感動を全く伝えることが出来なかった。(特にエンディングはひどかった)映画は見たけど原作は読んでいないという人がいれば是非読んでみてください。びっくりするくらい違いますよ。 | ||||
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| スティーブン・キングのもっとも有名なホラー小説は「子供」について想像力をかき立ててくれる。映画『シックス・センス』でも“ひらめき”を持つのはやはり子供だった。 子供は不思議な力を持っているということか。 Shine:ひらめき、輝き、目立つ、いたずら、靴磨き、愛着と騒ぎ、金貨『シャイニング』は俗語で「いたずら」。子供名が変形したいたずらを小説にしていたとすれば、この話しはすべて納得できる。子供の心に不思議な力が宿る。大人になって始めてわかることだ。キングは奥の測れる大人の心理よりも、底の知れない子供の心理に最初に気づき、一貫したテーマとして創作に励んでいる。『スタンド・バイ・ミー』『IT』『とうもろこし畑の子供たち』。彼の作品に子供が出ると恐ろしくなる。『シャイニング』は独特の力を持った少年をジョーカーにして、あの世と現実を行き来させた。同じ傾向の作品に『シックス・センス』があるが、創造性の豊かさでは『シャイニング』に一日の理があるようだ。しかしこの小説は、単純にホラーとして読むほうが面白い。何よりキングの創造性豊かな文体を楽しめるのだから。 | ||||
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